『MONSTA X, JAPAN 1st LIVE TOUR 2018~PIECE~』(提供写真)

これぞMONSTA X!カリスマあふれるパフォーマンスと笑いのギャップで魅せた初全国ツアー完走<最終公演ライブレポート>

2018.05.19 18:00

韓国出身の7人組ボーイズグループMONSTA X(モンスタエックス)が5月18日、東京・東京国際フォーラム・ホールAで『MONSTA X, JAPAN 1st LIVE TOUR 2018~PIECE~』を開催した。日本1stアルバム『PIECE』のリリースと同時にスタートしたMONSTA Xにとって初の全国ツアーのファイナル公演で、福岡、名古屋、大阪、東京の4都市6公演で約20000人を動員した。

  

“腹筋チラ見せ”色気たっぷりのパフォーマンスで魅了

ライブは7人の元にパズルのピースが入った招待状が届けられるという映像から始まるが、持ち寄ったピースを合わせてみると、1つだけ足りないピースがあり、7人はそのピースを探すことに。映像が映し出されたスクリーンが左右に開くと、オープニング曲の「Ready or Not (Japanese ver.)」から、会場は早くもヒートアップ。続けて日本デビュー曲「HERO (Japanses ver.)」と、MONSTA Xの代名詞ともいえるハードな曲でさらに攻め立てると、ウォノが見事に鍛えられた腹筋をチラ見せしたかと思えば、ヒョンウォンもそれに続き、ひときわ大きな歓声を集める。

『MONSTA X, JAPAN 1st LIVE TOUR 2018~PIECE~』(提供写真)
MCパートでは、「僕たちの日本1stアルバムには、いい曲がたくさんある」と言うミニョクに、キヒョンがジュホンのビートボックスに乗せて、「KILLIN' ME」、「Aura」、「PUZZLE」、「#GFYL」と、次々とアルバムに収録されている4曲の日本オリジナルの新曲をファンと一緒に歌ってアルバムをアピール。そしてジュホンの先導で、アルバム『PIECE』が各チャートの上位を席巻したことをテンション高く報告し、ファンに感謝を伝えた。

中盤はメンバーの自作曲を中心に構成。ジュホンが作ったミドルテンポのバラード曲「In Time」では、韓国語の曲ながらI.Mが、「時が止まればいいのに。永遠にこの瞬間を一緒に過ごしたい」と、日本語のセリフを差し込み大きな歓声を受けかと思えば、「Because Of U」ではメンバーたちのかわいらしさが爆発。ウォノが愛嬌を見せたり、キヒョンがウィンクをしたり、ジュホンがI.Mのほっぺたを触ったり、それぞれが順番にキュートな仕草を見せてファンを大いに沸かせた。

『MONSTA X, JAPAN 1st LIVE TOUR 2018~PIECE~』(提供写真)
『MONSTA X, JAPAN 1st LIVE TOUR 2018~PIECE~』(提供写真)
ヒップホップの強烈なトラックとキャッチーな歌メロの対比が美しい「Aura」は、『PIECE』に収録されているジュホンが手掛けた新曲。ここから助走をつけ、韓国デビュー曲「Trespass(ROCK ver.)」ではファンコールの大きな声が上がる中、MONSTA Xらしい若さと勢いのあふれたステージを見せてくれた。

後半へ導く映像では、さまざまなミッションをクリアして、ついに最後のピースを手に入れた7人がパズルにはめてみると、そこに浮かび上がったのは、MONBEBEたちの姿。「一番大事な存在を見に行こう!」とメンバーたちがステージに集まると、アルバムのコンセプト曲「PUZZLE」で会場を楽しい雰囲気に包み込んだ。

I.M&ミニョク、ショヌの背中から「ひょっこりはん」 ユーモアたっぷりのトークに笑いがとまらない

『MONSTA X, JAPAN 1st LIVE TOUR 2018~PIECE~』(提供写真)
MCでは勉強中だという日本語の話題になると、ジュホンが覚えたという「すみません、餃子、ありますか?」を披露。ほかにもトーク中に身体の大きなショヌのうしろからI.Mとミニョクが「ひょっこりはん」と言って顔を出したり、ヒョンウォンが「MONBEBEが好き。だから付き合ってください」と告白をしたり、日本語を駆使したトークでファンを笑わせる。バラエティセンスのある彼らだけに、おもしろトークの連発にヒョンウォンの笑いが止まらなくなる場面も。

また、日本のドラマや映画を見て日本語の勉強をしているという話題では、メンバー全員で、韓国でも人気の日本のドラマ「孤独のグルメ」を再現したかと思えば、ジュホンが「昨日、ミニョクさんの部屋に行ったら、ファンのみなさんのための日本語を覚えていました」というエピソードを語ったり、日本のファンに寄り添う姿を見せてくれるのもうれしい。

思い切り笑った後は、韓国最新曲「Jealousy」、韓国の音楽番組で初の1位を獲得した「Dramarama」、そして初の日本オリジナル曲「SPOTLIGHT」というさきほどまで大爆笑していた彼らとはまったく違うセクシーさやカッコよさあふれる怒涛の構成に、ファンの盛り上がりも最高潮の中、本編は終了した。

『MONSTA X, JAPAN 1st LIVE TOUR 2018~PIECE~』(提供写真)
アンコールの「RUSH (ROCK ver.)」では、メンバーたちが客席から登場し、歌いながら会場を練り歩くと、ファンも大熱狂。日本オリジナル曲ならではのキュートな楽曲「#GFYL」では、前日17日に日本デビュー1周年を迎えたMONSTA Xにファンからのサプライズとして「#GFYL」のタイトルである「Gift For Your “LOVE”」と書かれたカードが掲げられた。また、ファイナルのこの日は、ダブルアンコールで「PUZZLE」を再び歌ったが、ここでもサプライズとしてMONSTA Xを応援するファンの映像が流されると、客席を背にして映像に見入るメンバーたちの姿が見られ、暖かな雰囲気でツアーが締めくくられた。

アンコールのMCで、ミニョクが完璧な日本語で「今日、一番強く感じたことは、みなさんと僕たちはひとつだということです。歌うとき、楽しいとき、盛り上がったときも、一緒にいてくれて、ひとつになってくれてありがとうございます。そして、みなさんが僕の側にいてくれて、応援してくれたおかげで、福岡から東京までずっと幸せでした。いつも、死ぬまで笑顔を忘れないミニョクになります」と真摯に語り、ほかのメンバーも韓国語と日本語を交え、思い思いに感謝を伝えてくれた。

『MONSTA X, JAPAN 1st LIVE TOUR 2018~PIECE~』(提供写真)
その中で必ず口にしていたのがMONBEBEへの愛。ストーリー映像が終わった後に「最後のピースは誰だと思いますか?」と問いかけると、「MONBEBE!」とファンも大きな声で答えたが、ファン思いで知られているMONSTA Xとファンとの相思相愛の空気が、ライブをより良いものにしてくれるのだろう。カッコいいパフォーマンスとバラエティセンスのギャップ。そしてファンを想う暖かい心を肌で感じると、彼らの魅力から抜け出せなくなる。

日本でのツアーを終えたばかりのMONSTA Xは、5月26日のソウルを皮切りに2度目のワールドツアーをスタートさせる。ますます大きくなって、再び日本に戻ってきてくれることを期待したい。(modelpress編集部)

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