BTS(防弾少年団)「時々とても憂鬱になる」切なすぎる新曲に込めた“暗黒面”語る
2018.05.18 20:43
韓国の7人組ボーイズグループ・BTS(防弾少年団)の新アルバム「LOVE YOURSELF 轉 ‘Tear’」が18日にリリースされ、タイトル曲「FAKE LOVE」のミュージックビデオ(以下MV)が公開された。今回のアルバムではダークで悲しげな内容が強調されているが、BTSは同日公開された米メディアのインタビューにて同作の意味を語った。
新曲「FAKE LOVE」のMV公開に “苦しみ”描く
昨年9月に発表したミニアルバム「LOVE YOURSELF 承 ‘Her’」につづき、「LOVE YOURSELF」シリーズの新章となる今作。「FAKE LOVE」のMVは、前作のタイトル曲「DNA」の明るく喜びに満ちた“愛”のイメージとは対照的に、“愛”の中で苦しみもがく7人の姿が描かれている。全員での力強いダンスパフォーマンスとともに、個人のシーンではそれぞれの苦悩や悲しみが、滝のように吹き出す大量の水や部屋を覆い尽くす炎などといった壮大な映像とともに表現される。歌詞もタイトルの通り、“愛が偽りであったこと”に葛藤し、自分自身が何者であるのか、その内面に深く切り込み悩み苦しむ様子を伝えている。
RMが語るアルバムに込めた思い
BTSはエンターテイメント・トゥナイト(Entertainment Tonight)のホストであるデニー・ディレクト(Denny Directo)のインタビューに応じ、今回のアルバムについてリーダーのRMは「悲しさや、愛の中での正直な気持ちについて」だと話した。RMは「恋愛や人生はおとぎ話のようなものではないので、時に状況から目を背けてしまうこともある。私たちはいつも暗黒面(ダークサイド)を持っています。だから、愛の暗黒面について話したいのです」と続ける。
彼によれば今作でBTSは、“自分自身を明確に理解していなければ、人を愛しても続かない”ということを振り付けや歌詞を通して見せるという。
さらにRMは「僕の人生の最終目標は、本当の意味で自分を愛すること」と自身に照らし合わせ、「それはいつも1番難しいことです。ときには自分と他人を比較することもあります。時々とても憂鬱になることもあります」と打ち明けた。そして「でも愛の中では、私たちは“仮面を外し”、自分が何者であるかに正直になるべきです」と語ったRM。
同曲MVのラストは、仮面を被った正体不明の人物とJUNGKOOKが対面する場面が印象的だ。また今アルバムのイントロ曲「Singularity」のMVでは、仮面を被ったVの姿も描かれている。
BTS(防弾少年団)、いよいよアメリカで新曲披露へ
20日(現地時間)開催の「ビルボード・ミュージック・アワード(以下:BBMAs)」出演のためアメリカを訪れているBTS。現地では多くのメディアによるインタビューに応じている。BBMAsはラスベガスにて20時(現地時間)より行われ、BTSは18日リリースの新アルバム「LOVE YOURSELF 轉 ‘Tear’」から新曲を披露する。
また同授賞式では「トップソーシャルアーティスト(Top Social Artist)」賞にノミネートされており、2年連続の受賞に期待がかかる。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】