工藤遥、先輩役・齊藤京子と「上下関係を超えた空気感」作る現場秘話「積み重ねが少しずつ実を結んできた」2024年経て掲げる目標【「いきなり婚」インタビュー】
2025.01.07 17:00
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1月7日スタートの日本テレビ系火曜プラチナイト「ドラマDEEP」枠「いきなり婚」(深夜24時24分~)にて、主人公・小柴真央(齊藤京子)の頼れる後輩・八木優花を演じる工藤遥(くどう・はるか/25)。モデルプレスのインタビューでは、齊藤との現場での会話や周囲の人に背中を押してもらった経験、さらに4つのドラマでレギュラーキャストを務めた2024年の活躍を振り返ってもらった。
齊藤京子主演「いきなり婚」
地味目OLの真央は、社内恋愛をしていた彼氏の浮気を知ってしまう。自暴自棄になり酒に溺れた翌朝、目覚めたのは見知らぬイケメンのベッドの中だった。そのイケメン、安藤創(城田優)は職場の新しい上司として現れ、衝撃の事実を口にする。「君はもう小柴真央じゃなくて、安藤真央になったんだよ」酔った勢いで結婚していたのだ。なぜか出会ったばかりの真央を溺愛してくる創、その創を狙うマウント女子の東美香(椛島光)、美香と浮気していたモラハラ彼氏の高田航太(藤堂日向)らが、平凡なはずだった真央の人生をかき乱す。秘密の溺愛“0日婚”。創が真央を愛する理由や、登場人物たちの隠された真実が次々と明らかになっていく。工藤演じる優花は、真央の後輩で心を許せる同僚。鋭い観察力で真央の変化にいち早く気づく心強い存在となっている。
工藤遥「いきなり婚」優花役の難しい部分とは
― 今回「いきなり婚」で主人公・小柴真央の後輩である八木優花役に決まった時の心境を教えてください。工藤:原作を読ませて頂いて、絶対にみんなが好きになる、こんな人が近くに居てくれたらな……と思うキャラクターだと感じました。これまでも近い役を演じる機会はありましたが、優花の難しさは、一切の負を感じない所でした。性格って基本的に裏返しだと思っていたので、新たな課題で挑戦だな、と思いました。
― 作品の中で優花はどんな存在だと考えていますか?また「ここは自分にはなくて羨ましい」と思う部分はありますか?
工藤:熱血とは違う、“あたたかさ”を持った子だと思います。寒い日の紅茶みたいな、ホッと一息つける憩いの場、みたいな雰囲気を感じますし、それでいて明るくて確信を持って話すので、バランス感がとても羨ましいです。
工藤遥、初共演・齊藤京子と現場で積極的に会話
― 今作で真央を演じる齊藤京子さんと初共演されています。優花は「真央が心を許せる同僚」ということで真央との信頼関係が大事な役柄だと思いますが、演じる上で意識されていることはございますか?また、現場で齊藤さんとお話ししたことなどはありますか?工藤:お芝居の事はもちろんですが、他愛もない会話も大事にしています。真央と優花の職場が食品会社なのもあり、劇中で食事のシーンがとても多いので、食に関する話題が多いです。お互い、麺類が好きだったり、美容に大切な食べ物の情報交換したり。そういうコミュニケーションのおかげで真央と優花の、上下関係を超えた空気感に近付いているように思います。
― 今作で真央が優花に相談するように、工藤さんご自身が何か悩みを相談したり、打ち明けたりすることはありますか?
工藤:私は悩みを相談するというより、「これってどう思う?」と意見を求める事が多い気がしてます。なので、親友には『もう答えは出てるんでしょ?』って言われて、ハッとすると言うか。そうやって背中を押してもらってます。
工藤遥、活躍の2024年は「これまでの積み重ねが少しずつ実を結んできた」
― 2024年は『95』『3000万』『D&D~医者と刑事の捜査線~』『若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―』『夫を社会的に抹殺する5つの方法 Season2』と5つのドラマでレギュラーキャストを務めるなど、数々のドラマで欠かせない役として存在感を放っていらっしゃいました。この1年のご活躍をご自身で振り返っていかがですか?工藤:沢山の方に見つけていただいた1年でした。これまでの積み重ねが少しずつ実を結んできたんだと思えて嬉しかったです。そして、今まで以上に学びも多かったです。それぞれの作品に第一線を走る同世代がいて、共にお芝居ができる嬉しさと尊敬、同時に焦りも悔しさも未熟さも感じました。まだまだ、私には足りないものが沢山あるんだと痛感しましたが、そう思えているだけ伸び代があると前向きに思ってます!!
― これまでの女優活動、もしくはこの1年のご活躍の裏で、ご自身が悲しい・辛いと感じたり、うまく行かない葛藤を抱えていたりといった経験はございましたか?
工藤:そういった状況や経験がなかったのか、正直自分でも分かりません。どちらかと言うと、そう思わないようにしていたのかもしれません。今が踏ん張り時だと分かっているから、ここで心が折れてはいけない、腐ってはいけないと、日々奮い立たせてた気がします。
工藤遥の夢を叶える秘訣
― 数々の作品で活躍されてきた工藤さんが思う「夢を叶える秘訣」(夢を叶えるために意識していること、努力していること)をお伺いしたいです。以前インタビューでお伺いした際には「夢を口に出すこと」とおっしゃっていましたが、さらなるご経験を経て新たに感じていることがありましたら教えてください。工藤:口に出す事が夢への第一歩だと、今も思っています。加えて、自分の選択を信じること。自分で決めた事は自分が一番信じて進まなければ、手を差し伸べてくれる周りの人達の優しさを踏み躙る事にもなるな、と。道標が明確でなければ目的地に辿り着けない。たとえそれが回り道でも直進でも、自分が一番に自分を信じていなくてはいけないな、と最近は強く思います。
― これからの女優としての目標や、次に挑戦してみたい役柄はありますか?
工藤:印象的な俳優になりたいです。年齢を重ねてもその時の100%を逃さないでいたいなと思います。挑戦したい役は、繊細で気弱なタイプや、深い心の傷を持つ人物も、やってみたいです。
― ありがとうございました!
(modelpress編集部)
工藤遥(くどう・はるか)プロフィール
1999年10月27日生まれ、埼玉県出身。2018年より俳優として本格的に活動をスタート。2020年には映画『のぼる小寺さん』で初主演を飾った。その後も、映画『君は放課後インソムニア』(2023年)、『逃げきれた夢』(2023年)、ドラマ『ロマンス暴風域』(2022年/MBS)、『95』(2024年/テレビ東京)など、多数の作品に出演。直近では、ドラマ『3000万』(2024年/NHK)、『若草物語 -恋する姉妹と恋せぬ私-』(2024年/日本テレビ)などに出演。1月7日より放送がスタートする日本テレビ系火曜プラチナイト枠「ドラマDEEP」第4弾の作品となる『いきなり婚』では八木優花役を務めている。
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