ソ・イングク(C)Soichiro Suizu

ソ・イングク「何百回もやめたいと考えた」それでも努力を続けた理由“夢を叶える秘訣”に迫る<モデルプレスインタビュー>

2023.10.31 19:00

10月11日に日本デビュー10周年を記念したシングル『THE X』を発売したソ・イングク(SEO IN GUK/36)俳優・アーティストとして活動の場を広げる彼に、日本活動への思いやソロ活動への思い、11月14・15日に行われるファンコンサート『IN THE X』への意気込みなどを語ってもらった。

ソ・イングク、日本デビュー10周年に意気込み

― 日本デビュー10周年おめでとうございます。今回発売する『THE X』は10周年を記念した特別なシングルになったと思うのですが、注目してほしいポイントや楽曲に込めた思い、10周年シングルならではの見どころがありましたら教えてください。

ソ・イングク:今回の楽曲は『We Can Dance Tonight』以来のリリースです。これまで僕はこれからどのような音楽にしていくかっていうのをすごく悩んでいて、まだ悩んでいるんですけれども、その悩みの回答に少し近いところの音楽になったんじゃないかと思います。そういった意味でもすごくいろんな思いを込めた作品になっています。それから『Thank You』という曲は感謝の思いを込めた曲になっています。

ソ・イングク(C)Soichiro Suizu
ソ・イングク(C)Soichiro Suizu
― これまで日本活動をする上で大切にしてきたことはありますか。

ソ・イングク:まず一番大事なことは、ファンの皆さんとのコミュニケーションですね。これまでも一番大事にしてきましたし、これからもそうです。

― 日本デビューからの10年を振り返って、印象に残っている出来事を教えてください。

ソ・イングク:やはりこれもファンの皆さんです。僕のファンの方の中には、家族で一緒にコンサートに来てくださる方、足があまり良くなくて、車椅子でいらっしゃる方もおります。こういった方々に僕は支えられている、応援していただいている。だからそういったファンの皆さんの為に、僕は何か報いたい、という風に思うんですね。もちろん僕も人間ですから、すごく辛い時もあります。でも、こういったファンの皆さんの姿を見るとそういった疲れも全部吹っ飛んでしまいます。

ソ・イングク(C)Soichiro Suizu
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― コロナ禍では、日本のファンの皆さんと会えない時期もあったと思います。当時はどんな思いで過ごされていましたか。

ソ・イングク:そうですね。これは、申し訳ないって言うとちょっと語弊があるかもしれませんが、これは自分のせいというわけではないですから。ただ本当に会えなかったっていうのがすごくもどかしくって、自分としてはこのコロナ禍の中、本当に早く僕の大事なファンの皆さんにお会いしたいと思っていました。

― 10周年は大きな区切りの年になると思います。これからの10年後も含め、長期的な目標はありますか。

ソ・イングク:そんなにすごく大きいことではないんですけれども、今やっていることにベストを尽くすことだと思っています。ドラマであったりが映画であったり、今回もそうなんですけれども、日本においても韓国においても、自分の音楽的な色をもっといっぱい見せてあげたいなと思います。

ソ・イングク(C)Soichiro Suizu
ソ・イングク(C)Soichiro Suizu
― 日本に訪れる機会もかなり多かったのではないでしょうか。日本に行ったら必ず行うことや食べるものはありますか。

ソ・イングク:ラーメンは絶対食べます。あと餃子はいっぱい食べます(笑)韓国にも日本のラーメン屋さんがあるんです。韓国でも食べているんですけど、やはり日本の本場で食べる味には敵わないです。

ソ・イングク、俳優業・歌手活動両立への思い

ソ・イングク(C)Soichiro Suizu
ソ・イングク(C)Soichiro Suizu
― 現在は俳優としても活躍されていますが、歌手として演技の世界に入ることへの躊躇や迷いはありましたか。

ソ・イングク:そうですね。僕がデビューしてから自分の活動領域っていうのがあまり広くなかったんです。自分がケーブルオーディションの出身なので、他の番組や他の局の方で出演というのがあまり叶わなかったんですね。

だから自分としては自分を知ってもらうということ、それに対する渇望みたいなものがありました。そんな折に、『サランピ』、『ラブレイン』というドラマのオーディションがあったんですよ。そのオーディションの中で歌が上手な青年の役っていうのがあったので、僕はこの役に入り込んで、とにかく自分を知ってもらおうとしました。結果として、これに一つの光を見い出すことができたという風に思いました。

― 俳優業と歌手活動を行う中で、大変だと感じたことはありましたか。

ソ・イングク:つらいのはやはりスケジュール以外はないですね。僕自身は音楽の演技もすごく大好きなので、スケジュールが重ならなければ本当に全部やりたいです。

ソ・イングク(C)Soichiro Suizu
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― 俳優業をしていて歌手活動に生かされたことはありますか。

ソ・イングク:俳優の仕事が歌手として活動するにあたってすごく役に立ったと思うのは、まず感情の表現がすごく豊かになったことだと思います。例えば一つの単語や言葉は、こういうふうに表現すれば良いという様に、とても表現の幅が広がったと思います。

― では、逆に歌手活動での経験が俳優業に生かされたことはありますか。

ソ・イングク:それはもちろんありますね。僕がまず芸能の場に入ったのが歌手ですから、その歌手っていうのがなければ、この場にはいなかったっていう風に思います。それから歌手ということで、表現するということがある程度はできていたんじゃないかと思います。もちろん本職の俳優さんに比べるとまだまだ足りないところはあるのですが、多くの方に支えていただき、俳優としてもある程度スムーズに移行できたのではないかと思います。

ソ・イングク(C)Soichiro Suizu
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ソ・イングクの「夢を叶える秘訣」

ソ・イングク(C)Soichiro Suizu
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― 様々な挑戦をする過程で不安に感じることや壁にぶつかることもあると思います。悲しいことや落ち込んだ際、ソ・イングクさんはどのように乗り越えられますか。

ソ・イングク:まずは何もしないということです。好き勝手にする時間の様なそういった曖昧な意味なのですが、例えばプロジェクトの準備中だったりとか、ふとしたときに辛いなとか、何かがあったり落ち込んだりした時に、とりあえず1~2日間、何もしない時間を設けます。それが自分には一番良かったと思います。

― モデルプレス読者の中には、夢を追いかけている読者がたくさんいます。そういった読者に向けてソ・イングクさんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。

ソ・イングク:これはとても難しい話だと思います。僕は友達と一緒に音楽やいろんな活動をしながらここまで活動してきました。もちろん途中で辞めた音楽仲間もいます。でも、やっぱり諦めないで欲しかったと思います。僕も、今まで何百回もやめたいとか、色んなことを考えたことがあります。だからこそできない自分ではなく、夢を叶えた自分というのを信じて、走っていくということが大事だと思います。信じて頑張っていけば結果はついてくる。もちろんついてこないこともあるとは思います。でも、後で振り返ってみて本当に自分は一点の曇りなく、「一生懸命頑張った、夢に向かって頑張った」自分というのはすごく大事ですし、頑張った先に結果はついてくるのだと思います。

ソ・イングク(C)Soichiro Suizu
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― 最後に、11月にファンコンサートを開催するということで、意気込みやファンの皆さんの期待を膨らませるスポイラーがありましたら教えてください。

ソ・イングク:今回はコンサートだけというよりも、ファンの皆さんとコミュニケーションをとることが出来るイベントにしたいと考えています。もちろん歌も歌いますが、この二つを掛け合わせたような、そういったものになると思いますので、是非みなさん楽しみにしていてください。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)
ソ・イングク(C)Soichiro Suizu
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ソ・イングク(SEO IN GUK)プロフィール

ソ・イングク(C)Soichiro Suizu
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韓国のオーディション番組「SUPER STAR K」で72万人の応募者の中から優勝。韓国にて2009年に歌手デビューを果たした。チョン・ウンジとデュエットした『All for you』は、全米ビルボードK-POPチャートで2週連続1位を獲得。2013年には日本デビューを果たし、来日コンサートも積極的に行ってきた。音楽活動の傍ら俳優としても活躍し、2022年公開のNetflixシリーズ『美男堂の事件手帳』では主演を務めている。

「IN THE X」概要

<公演日程/会場>
2023年11月14日(火)東京国際フォーラムホールA
2023年11月15日(水)大阪オリックス劇場
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