モデルプレスのインタビューに応じた正源司陽子(C)モデルプレス

日向坂46正源司陽子、“相棒”藤嶌果歩の初センターで自身に大きな変化「大事な1日に」歩み寄りかけた言葉とは【「Kind of love」インタビュー】

2026.05.27 17:00

日向坂46が5月20日に17thシングル『Kind of love』をリリース。モデルプレスでは四期生の正源司陽子(しょうげんじ・ようこ/19)にインタビューを実施し、表題曲で意識したことや、センターを務める同期・藤嶌果歩への想いなどを聞いた。

  

正源司陽子、表題曲で意識した声色

正源司陽子、平岡海月(C)モデルプレス
― 最初に表題曲「Kind of love」を聴いた時の感想をお願いします。

正源司:かっこいい曲が来たなと思いました。MVの制作はすでに終わっているのですが、すごく色気があると言いますか、今までの日向坂46のMVは、王道的な明るさや水色、青空が映えるような楽曲が多かったと思うんです。ですが今回は、表題曲としてはかなり濃い楽曲が来たなというイメージでした。日向坂46は、まだこれほど濃い色が出せるのかとワクワクしたのを覚えています。

― いつもの雰囲気と違う楽曲ということで、表現するにあたって意識した違いはありますか?

正源司:普段、私は「子供っぽい」「小学生みたい」と言っていただくことが多いんです。ですが、後輩が入ってきてくれたり、成人した自分を改めて振り返ったりした時に、私もそろそろ少しは大人な印象を出してもいいのではないかなと思いました。今回は子供らしさを抑えて“お姉さん”に全振りしたといいますか、とてもかっこよく力強く、声も太めに歌ってみたりして。パフォーマンスだけでなく歌も含めて、全てにおいてかっこいいイメージを持っていただけるように努力しました。

― 声の変化はご自身から提案した?

正源司:そうです。同じ歌割りを持つ大野愛実は太めで芯のある声なのですが、私は軽く細い声になってしまうので、自分の中ですごく悔しいと感じていました。私の新しい一面をお見せしたいという意味も込めて、この楽曲に合う強めの声色で歌ってみました。

― MVをご覧になった感想も教えてください。

正源司:「Kind of love」のMVは少し毒っぽいと言いますか、ユリの花のようでした。ユリは球根に毒があると思うのですが、綺麗な花だけど知っていくとどんどん毒に侵されていってしまう、そんな感覚に近いMVだと感じています。わざとリップを塗らずに血色感をなくした闇っぽいシーンや、間奏で藤嶌にみんなが飛びついて魅力に惑わされていくような場面など、ロマンチックでありながら危うい表現がたくさんあるのが、すごく面白いなと思いました。

正源司陽子が語る“大事な1日”

正源司陽子(C)モデルプレス
― 同期の藤嶌果歩さんが初の単独センターを務めますが、どのような印象を受けましたか?

正源司:「来たな」と思いました。藤嶌とはポジションが近かったり、シンメトリーで披露させていただくことが多かったりした同期なので、お互いを良いライバルだと思って闘争心を燃やして活動してきました。私は藤嶌の笑顔が世界で一番好きなのですが、そんな彼女の笑顔だけではない、かっこいいところがたくさん見られる表題曲になるんだろうなというワクワクがあります。藤嶌に魅了されたい、吸い込まれたい期間にしたいという感覚が近いかもしれません。

― 今回は、藤嶌さんを隣から支えるポジションです。フォーメーション発表後に藤嶌さんと話したことはありますか?

正源司:フォーメーション発表の時は、みんな心の整理がつかなかったり、いろんな感情を持ったりしています。いつもは壁側に寄って、みんなが喋っているのをただ傍観しているのですが、そんな私が藤嶌のところに行って「おめでとう」と声をかけ、心から「すごく楽しみにしていた」と伝えることができました。それは私の中ですごく大きな変化でしたし、あの日が自分にとってすごく大事な1日になったのかなと思います。

― 前作「クリフハンガー」で藤嶌さんにインタビューをした際に、「私にとって陽子は自分が自分でいられる存在」「アイドル藤嶌果歩には陽子のシンメが必要」と話していました。正源司さんにとって藤嶌さんはどのような存在でしょうか?

正源司:パズルのピースのような感じです。藤嶌がいると、その絵が完成すると言いますか、私にとっては相棒に近い存在です。私は普段、あまり自分のことを話さないようにしているのですが、藤嶌にはたまにポロっと本音が出ることがあります。無意識に藤嶌には気を許しているんだなと感じますし、そういう存在がいてくれるのはとてもありがたいです。

正源司陽子、山口陽世は「実家のような安心感」

正源司陽子(C)モデルプレス
― 今作をもって、三期生の山口陽世さんが卒業されます。卒業のお話を聞いた時は、どのような心境でしたか?

正源司:現実をすぐに受け止めるのが難しい性格なので、お世話になった山口さんがご卒業されることも、未だに信じられないという部分があります。発表があった時も、山口さんに何も話しに行けなかったのが心残りです。もっとグループに居てくださると勝手に期待してしまっていたので、山口さんが席を立たれた時は、何を喋っていいかわからなくなるほどでした。フォーメーション発表の時の自分の声が掠れていたのではないかと思うくらい、ショックは大きかったです。

― 正源司さんにとっても大きな存在だったんですね。

正源司:山口さんは、実家のような安心感があります。不安な時に山口さんのところへ行くと、抱きしめてくださるんです。私が東京に来た初日に、不安そうな私を見て「家においで」と言ってくださいました。“山口家連れ込み隊”という軍団があるのですが、多分同期の中で最初にお家に連れて行っていただけて(笑)。一緒にゲームをしたこともありますし、初めて素に近い自分を見せることができた先輩なので、感謝してもしきれないほど大好きな存在です。

― 残りの期間はどのように過ごしたいですか?

正源司:残りの期間で、また一緒にゲームをしたいです。私も本格的にゲーム機を買って楽しんでいるので、通信で繋げて遊びたいです。

正源司陽子、強く芽生えた自覚と責任

正源司陽子(C)モデルプレス
― 2025年は卒業された先輩も多く、キャプテンが佐々木久美さんから高橋未来虹さん(※「高」正しくは「はしごだか」)へ受け継がれるなど、変化の大きい1年だったと思います。グループの一員として、心境の面で変わったことはありますか?

正源司:責任感と自覚をしっかり持つようになりました。例えば個人のお仕事でも「自分は日向坂46の顔として、このお仕事に呼んでいただいているんだ」という強い気持ちを持って、一つひとつの現場に向き合っています。それと、自分が先輩にしていただいて嬉しかったことを、今後入ってくる六期生や七期生にも伝えてほしいという願いを込めて、日々後輩たちと接しています。もともと学生時代の部活動でも後輩という存在が大好きだったので、お仕事ではありますが、時にはそれくらいリラックスした気持ちで、楽しみながらグループを明るく引っ張っていけたらいいなと感じています

正源司陽子、平岡海月※取材は2人で実施(C)モデルプレス
― 四期生で話す内容は、加入当時と比べて変わりましたか?

正源司:どんどんくだらない話をしています(笑)。加入当初は、毎日顔を合わせるうちに会話が尽きたり、悩んで沈黙になったりするのかなと思っていたのですが、最近は様子がおかしくて(笑)。四期生11人のグループチャットがあるのですが、1週間に数回は誰かが何かしら送っています。

― 特に登場回数が多い方は?

正源司:最近だと藤嶌です。『トモダチコレクション』を始めたらしく、メンバー全員のMiiを作って面白い瞬間を共有してくれます(笑)。ほかにも、グループチャットに「全然見てね」という名前のアルバムがあるのですが、内輪で楽しめるくだらないことを送り合ったりしています。遠慮がなくなったというか、仲良しな家族や姉妹のような関係性になっているのが嬉しいですし、楽しいです!

正源司陽子の夢を叶える秘訣

正源司陽子(C)モデルプレス
― 最後に、夢を追いかけている読者へ「夢を叶える秘訣」を教えてください。正源司さんは24年9月のインタビューで「とにかく自分を信じること」と話していました。

正源司:私は周りに対して繊細で敏感だからこそ、あえて「鈍感になれ」というのが良いのかなと思っています。世間の声や目線に対して鈍感でいた方が、自分が本当にやりたいことをブレずに見据えられるはずです。失敗したり間違えたりしても、時間はかかっても意外となんとかなるものだと信じて、その時々のどうにもならない感情に目を向けるのではなく、あえて鈍感になって進んでいく方が、今は進みやすいのかなと感じています。

― 実際に鈍感になって良かったと感じるエピソードはありますか?

正源司:活動をしていると日々色々な感想をいただきますが、一つひとつに目を向けていた頃は、自分の性格や目指したいことがあちこちへ行ってしまい、しんどかった時期がありました。ですが、最近は「何も知らない!」という勢いでいるようにしています。無関心になりすぎると困ることもあるので、鈍感くらいがちょうどいい。自分のために、あえて鈍感でいたいなと感じています。

― ありがとうございました。

PHOTO:矢沢隆則

日向坂46、17thシングル「Kind of love」

日向坂46(提供写真)
タイトル曲は、四期生の藤嶌果歩がセンターを務める『Kind of love』。カップリングには四期生の平岡海月がセンターを務めるひなた坂46曲『Empty』のほか、各形態に新曲が収録される。(modelpress編集部)

正源司陽子(しょうげんじ・ようこ)プロフィール

正源司陽子、平岡海月(C)モデルプレス
生年月日:2007年2月14日/星座:みずがめ座/身長:158.4cm/出身地:兵庫県/血液型:B型
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