【Netflix「地獄に堕ちるわよ」インタビュー前編】戸田恵梨香、細木数子役は「まさか自分が」 年代別の演じ分け・自ら提案した“癖”…徹底した役作りに伊藤沙莉「説得力がすごかった」
【Netflixシリーズ「地獄に堕ちるわよ」(4月27日より世界独占配信)戸田恵梨香×伊藤沙莉インタビュー前編】
「まさか細木数子を自分が演じるとは夢にも思わず、本当に驚きました」
そして、この物語のもう一人の主人公とも言えるのが、伊藤沙莉(いとう・さいり/31)演じる作家・魚澄美乃里だ。細木から自伝小説の執筆を依頼された美乃里は、その圧倒的な弁舌と虚飾に満ちた言葉の裏に隠された、剥き出しの素顔を暴こうと彼女の懐に飛び込んでいく。今作の核心に迫る舞台裏を語ってもらった。
戸田恵梨香、細木数子役を演じると決意した決め手「挑戦してみたいという勇気が湧きました」
― 最初に今作品の企画を聞いて、オファーを受けたときの心境を教えてください。戸田:まさか細木数子さんを自分が演じるとは夢にも思わず、本当に驚きました。細木さんのことをほとんど知らなかったので何を描くのか疑問も沸いたのですが、いただいた台本にはあまりにも壮絶な人生が描かれていました。最初は不安もあり、「私じゃない方が良いのでは?」というお話はさせていただきましたが、「モノマネはしなくていい。容姿や喋り方も、脚本から感じる細木数子像を作ってくれたらいい」というプロデューサーのお話を受けて、気持ちが軽くなり、挑戦してみたいという勇気が湧きました。実際に芝居をしてみると楽しかったですし、挑戦して良かったなと思っています。
伊藤:最初に聞いたときは、「作品を作る人っていろんなことを考えるんだな」と思いましたね(笑)やっぱり作品になるような壮絶さが細木さんの人生の中にあるから作品になるんだと思いますし、脚本がすごく面白かったのでスイスイ読めました。この仕事をしておいてあれなんですが、私は読み物が本当に苦手で普段脚本を読むのも時間がかかるんです。なので気になって一気に読めたものは自分の感覚として信じていて。あとはやっぱり戸田さんが細木数子さんを演じることに対しての興味というか、間近で見たいし、喰らいたいし、自分がそこに対峙できる役だったので、「それはぜひやりたいです」と言わせていただきました。
戸田恵梨香&伊藤沙莉、月9「大切なことはすべて君が教えてくれた」以来の共演
― 戸田さんは伊藤さんの出演が決まったとき、どんな心境でしたか?戸田:とても安心感がありました。細木数子と対峙する若い女性なら相当強くないといけないし、作家という言葉を扱っている人間だからこそ出てくる説得力も必要だと思ったので、存在感が重要だろうなと思っていました。伊藤さんと聞いて本当に安心しましたし、対峙するときが楽しみで、早く会いたかったです。
― お2人は月9「大切なことはすべて君が教えてくれた」以来の共演ですよね。
戸田:先生と生徒役でしたが、撮影ではほとんど絡みがなく、1回だけ話したことがあるくらいだったので、今回がほぼ初対面のような感じでした。
伊藤:私は生徒役で、本当に廊下で一瞬冷やかしたり、食堂で「こんにちは」と挨拶したりするぐらいの共演シーンだったので、やっと(役柄で)会話できる機会に恵まれたという気持ちでした。
戸田恵梨香、細木数子の役作りとは 印象的な“癖”の秘話
― 役作りは膨大にあると思うんですけれども、どういう人物だと捉えて、どのように役作りを始めましたか?戸田:役作りとしては、実際の細木数子さんの動画を拝見しつつ、話し方をモノマネしないにしても真髄にあるものは持っておかなくてはいけないと思い、そこの意識は強く持っていました。瀧本監督がしっかり演出してくださる方だったので、監督と一緒に細木数子を作ることができた感覚があります。もちろん脚本を読んで自分が思い描く数子像を作りましたが、ある程度、監督に委ねさせてもらったところもありますね。
― 戸田さんにとっても細木数子という役柄はかなり理解するのにエネルギーがいる役だと感じたのですが、どのように理解していきましたか?
戸田:細木数子に限らず、どういう役を演じるにあたってもそのキャラクターのことを理解しようとはしないですね。共感しようとも思わないし、ただ、その人がそういう人だったという解釈でしかないです。
― そうなると、リサーチが重要になってくるんでしょうか?
戸田:そうですね。まずは台本をしっかり読み込みます。それと今回は、実際に細木さんの暴露本や資料もたくさん読みました。このドラマも事実を元にしたフィクションではあるので、どこがフィクションでどこがフィクションじゃないのかは理解しながら演じていました。いろいろ悩みましたが、楽しみながら演じることを一番に考えました。
― 仕草やしゃべり方も印象的でしたが、たとえば口の横を触る癖などはどうやって決めましたか?
戸田:その仕草は、私が過去の映像の中で細木さんが番組中に笑っているときや、話をしている最中にやっていたのを見て、現場で取り入れてみたんです。そうしたら監督が「待って待って、今の何?」と。「細木さんの癖だから、やってみようと思って」とお話ししたら、監督は「ちょっと待って、それ意味がつくから」と。私は重大なこととして捉えてなくて。喉が渇いたら水を飲むくらいの感覚で取り入れたら、監督がそれを数子が何かを思いついたときのタイミングのポイントにしたので、逆に「今のシーンはやめようか」と言われたり…途中からそれをいかに自然に取り入れるかが課題になっていました(笑)
― しゃべり方は意識されましたか?
戸田:意識しました。私たちが知っている細木さんは、テレビに出ている当時60代くらいの頃ですが、10代から演じるにあたって、子役時代の彼女も含めて、子供の時からあのしゃべり方をしているわけがないな、と。なので、10代・20代・30代・40代でしゃべり方を少しずつ変えていきました。なるべく順を追っての撮影でしたが、1日の内に10代➝40代➝20代➝30代の撮影順のときもあったので、結構混乱しました。60代を演じるときもどうしようかすごく考えて当日撮影に臨みましたが「ちょっとやりすぎ」ということだったので、その延長線上で無理のないふっと耳に入ってくる心地よいしゃべり方に落とし込みました。
伊藤沙莉、戸田恵梨香の細木数子は「説得力がすごかった」
― 伊藤さんから見て戸田さんの細木数子はいかがでしたか?伊藤:シンプルな感想で申し訳ないですが、本当にすごいなと。やっぱり私は細木さんをテレビで見たことがあり、存在として知ってはいましたが、たくさん番組を見ていたとかではなかったので、漠然としたものが目の前で色づいて埋まっていく感じは、「これが細木数子さんだったんだな」という説得力がすごかったですし、細木数子像だけじゃなくて、作品の中の数子としても、怖さとか勢いとかもあるけど、ふとした時の寂しそうな感じなど、そういうところも含めて、細木さんが3Dで目の前にいる感じがあって、感動しました。
戸田:実は、自分の中で密かに焦っていたのが、タイトルの「地獄に堕ちるわよ」というセリフがキーになっているのに、どれだけ動画を探してもそのセリフの場面が見つからなかったんです。実際どういう風に言っていたのかが分からなくて焦りました(笑)
※インタビュー後編に続く。
(modelpress編集部)
Netflixシリーズ「地獄に堕ちるわよ」
昭和から平成にかけて、メディアを自在に操り、国民を熱狂させた日本一有名な占い師 ─細木数子。「アンタ死ぬよ」「地獄に堕ちるわよ」といった強烈なキメ台詞と共に圧倒的な人気を誇り、著書は世界で最も売れた占い本としてギネス世界記録を樹立、2000年代に社会現象を巻き起こした。そんな時代を席巻した彼女だが、40代半ばで占い師になるまで、耳を疑うような手段で道を切り開いてきた。 誰も知らない、黒く塗りつぶされた半生が、今、明かされる。戸田恵梨香プロフィール
1988年、兵庫県生まれ。圧倒的な存在感と高い演技力でドラマ・映画の第一線で活躍。主な出演作に、ドラマ「ライアーゲーム」(07)、「コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-」シリーズ(08〜18)、「SPEC~警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係事件簿~」シリーズ(10〜13)、「大恋愛~僕を忘れる君と」(18)、NHK連続テレビ小説「スカーレット」(19)、「ハコヅメ~たたかう!交番女子」(21)、「リブート」(26)、映画『駆込み女と駆出し男』(15)、『母性』(22)など。伊藤沙莉プロフィール
1994年、千葉県生まれ。生まれ持った芝居のセンスと確かな演技力で、シリアスからコメディまで幅広い役柄を自在にこなし、ドラマ・映画・舞台で活躍。主な出演作にNetflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』(21)、映画『ちょっと思い出しただけ』(22)、『風のマジム』(25)、『爆弾』(25)。ドラマでは、Netflixシリーズ「全裸監督」(19〜21)、「ミステリと言う勿れ」(22)、「シッコウ!!~犬と私と執行官~」(23)、NHK連続テレビ小説「虎に翼」(24)など。劇場版『虎に翼』が27年公開予定。スタッフ・衣装クレジット
【戸田恵梨香】スタイリスト:影山蓉子
ヘアメイク:松井里加(A.K.A.)
ベージュブラウンシルクオーバーサイズストライプシャツ ¥108,900
ベージュブラウンウールタートルネック ¥100,650
ホワイトウールシルクスカート ¥179,850
ホワイトパンプス 参考商品 トーテム(トーテム クライアントサービス)
バイカラーリング ¥92,400 シャルロット シェネ(シャルロット シェネ 青山店)
<問い合わせ先>
グッチ クライアントサービス:0120-99-2177
トーテム クライアントサービス:clientservices@toteme-studio.com
シャルロット シェネ 青山店:03-6433-5955
【伊藤沙莉】
スタイリスト:吉田あかね
ヘアメイク:岡澤愛子
ニット ¥74,800
スカート ¥61,600(Mame Kurogouchi)
イヤリング ¥8,800(Jouete/ジュエッテ)
リング ¥78,100(PRMAL/プライマル)
ブーツ 参考商品(HENRI EN VARGO/ヘンリ エン ヴァーゴ)
<問い合わせ先>
マメ クロゴウチ オンラインストア:0120-927-320
Jouete/ジュエッテ:0120-10-6616
PRMAL/プライマル:support@prmal.com
HENRI EN VARGO/ヘンリ エン ヴァーゴ:03-3806-6571
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