藤井サチ/撮影:前千菜美(光文社写真室)、スタイリング:乾千恵(提供写真)

藤井サチ「自然と肩の力が抜けた」夫婦での初撮影秘話 フォト&スタイルブックに込めた思い明かす【「雨のち、サチ。」インタビュー】

2026.01.28 08:00

モデルの藤井サチ(ふじい・さち/28)が1月28日に自身初のフォト&スタイルブック『雨のち、サチ。』(光文社)を発売。モデルプレスでは撮影に向けて準備したこと、夫婦での初撮影についてや今作に込めた思いを聞いた。

  

藤井サチ、1stフォト&スタイルブック「雨のち、サチ。」

藤井サチフォト&スタイルブック「雨のち、サチ。」(光文社)/撮影:花盛友里(提供写真)
2026年に20代ラストイヤーを迎える藤井が、これまで見せてこなかった等身大の姿を詰め込んだ今作。写真ページでは大人っぽい下着から手ぶらカットまで、ギリギリまで肌を魅せたランジェリー姿を披露。また、華やかなイメージがある一方「消えたい」とさえ思うような幼少期の経験や、鬱・摂食障害の病気に悩んできた藤井。苦難の連続の人生を丸ごと詰め込んだ約3万字ロングインタビューが綴られている。そして、夫婦での初取材で語った結婚観や結婚式当日レポートや、セルフメーク、愛用スキンケア、インナーケア、花嫁美容、美容好きな藤井によるビューティコンテンツも掲載されている。

藤井サチ、フォト&スタイルブックに込めた思い

藤井サチ/撮影:前千菜美(光文社写真室)、スタイリング:乾千恵、衣装:ジャケット、ベスト、パンツ(すべてテラ/ティースクエア プレスルーム)、レースキャミソール(ユナス/エストネーション)、ネックレス、ピアス、バングル(すべてピルグリム/ZUTTOHOLIC)、スニーカー(デイト/ティースクエア プレスルーム)(提供写真)
- フォト&スタイルブックの発売が決まった際の心境を教えてください。ご自身の中で「こんな1冊にしたい」と思い描いたイメージはありましたか?

藤井:30代を前に、「これまでの自分をただきれいに見せる」のではなく、迷いや弱さも含めて、ありのままの自分を肯定して残したいと思いました。楽しいことだけじゃなく、迷った時間や言葉にできなかった過去も含めて、全部が今の自分につながっているとやっと思えたタイミングでした。発売が決まったときはうれしい反面、すごくドキドキしました。どんなふうに受け取られるか怖さもありましたが、「誰かの背中をそっと押せる一冊になったら」という気持ちで向き合いました。

- 撮影に向けて準備したことがあれば教えてください。また、今作の中で特にこだわったポイントや大切にした部分などはありますか?

藤井:単なるフォト&スタイルブックではなく、これまで話してこなかったロングインタビューをはじめ、美容ページ、結婚を決めた理由、花嫁美容、結婚式の一日レポートまで含めて、人生を丸ごと詰め込んだ一冊にしたいと提案しました。構成も、最初から重たい話に入るのではなく、まずは写真を楽しんでいただきながら、少しずつ内面に入っていける流れにしています。読み終えたときに、前向きな余韻が残る本にしたかったので、その点は特に意識しました。

藤井サチ、夫婦で初撮影

藤井サチ/撮影:前千菜美(光文社写真室)、スタイリング:乾千恵(提供写真)
- 今作では初めて夫婦で撮影に挑まれたそうですが、1人での撮影と比べて違いを感じることはありましたか?夫婦での撮影で印象的だったエピソードなどあれば教えてください。

藤井:1人のときは「ちゃんと写らなきゃ」「期待に応えなきゃ」と無意識に力が入ることも多いのですが、夫婦での撮影は、隣にいるだけで自然と肩の力が抜けて、素の表情が出やすかった気がします。印象的だったのは、撮影中も彼がいつも通りのテンションで冗談を言ってきたりして、現場がすごく和やかだったことです。スタッフさんにも「いつもより表情が柔らかいね」と言ってもらえて、あ、これが今の自分なんだなと思いました。

- 今作ではご自身の過去についても深く言葉にされていますが、そこまで踏み込んで綴った背景にはどんな思いがあったのでしょうか?

藤井:正直に言うと、葛藤や怖さはありました。これまであえて言葉にしてこなかった過去だったので、「どこまで話していいのか」「どう受け取られるのか」と悩んだ部分もあります。でもここ数年で、過去を「隠したいもの」ではなく、「今の自分につながっているもの」として受け止められるようになったことが大きいです。以前は、話そうとするだけで気持ちが揺れてしまっていましたが、このタイミングなら向き合えると思えました。自分のためでもあり、もし同じような思いを抱えている人がいたら、孤独じゃないと感じてもらえたらという思いで、踏み込んで綴りました。

藤井サチが怒りを乗り越えた方法

藤井サチ/撮影:前千菜美(光文社写真室)、スタイリング:乾千恵(提供写真)
- これまでの人生の中で「悲しみを乗り越えたエピソード」もしくは「怒りを乗り越えたエピソード」を教えてください。

藤井:怒りを乗り越えたというより、「怒ってもいい」と知れたことが、私にとって大きな転機でした。私は怒りを飲み込んでしまって、「自分が我慢すればいいや」と諦めてしまうタイプで、怒りを感じること自体が悪いことだと思っていたんです。でも、怒りは自分を守るためのサインだと気づいてからは、感情に振り回されることが減りました。怒りは出さずにいると、いつまで経っても消えなくて、結果的に自分にとっても良くないんだということにも気づけました。悲しみも同じで、目を逸らすより、とことん落ちるところまで落ちてからの方が、その後の回復が早い気がしています。今は「今のは嫌だった」とシンプルに伝えたり、感情をノートに書き出して整理したり、信頼できる人に話を聞いてもらうようにしています。悲しいときは、あえて悲しい曲をたくさん聴いて、思いきり泣く。それでスッキリすることも多いです。

藤井サチの夢を叶える秘訣

藤井サチ/撮影:前千菜美(光文社写真室)、スタイリング:乾千恵(提供写真)
- 藤井さんが考える「夢を叶える秘訣」を教えてください。

藤井:毎日コツコツ、目の前の小さな目標を一つずつ叶えていくことだと思います。夢ってすごく大きく見えるけれど、実際は突然叶うものではなくて、「今日これができた」「昨日より少し前に進めた」という積み重ねの先にあるものだと思っています。私自身、遠くの理想ばかり見て苦しくなった時期もありました。でも、目の前のことに集中して、小さな達成を重ねるようになってから、気持ちが安定して、結果的に夢にも近づいていきました。一気に頑張らなくていい。周りと比べず、自分にできる一歩を、大切に積み重ねていくことが、いちばん確実な近道だと思います。

- ありがとうございました!

(modelpress編集部)

藤井サチプロフィール

藤井サチ/撮影:前千菜美(光文社写真室)、スタイリング:乾千恵(提供写真)
1997年3月6日生まれ、東京都出身。2012年『Seventeen』でデビュー後『ViVi』を経て、現在は『CLASSY.』を中心にモデル活動するほか、情報番組のコメンテーターなど幅広く活動。YouTubeチャンネル『サッチャンネル』では美容や日々のトレーニング、vlogなどを発信中。2025年には結婚を発表。
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