「放課後カルテ」「ダメマネ!」注目集める子役・増田梨沙、悩んだ号泣シーンで救われた“先輩”松下洸平の一言 今後演じたいのは「恋は闇」のような殺人犯?【「おいしい離婚届けます」インタビュー】
10月1日スタートのドラマ「おいしい離婚届けます」(中京テレビ・日本テレビ系全国ネット/毎週水曜24時24分~)に出演する女優の増田梨沙(ますだ・りさ/11)にモデルプレスがインタビュー。日本テレビ系ドラマ「放課後カルテ」(2024年)をはじめ、数々の話題作に出演するたび、存在感溢れる卓越した演技力で視聴者を魅了してきた彼女。役作りに対する真摯な思いと、事務所の先輩でもある俳優の松下洸平に助けられた経験を語ってもらった。<モデルプレスインタビュー>
「SPY×FAMILY」アーニャ役・「放課後カルテ」など注目集める子役・増田梨沙って?
2018年に芸能界デビューした増田は、翌2019年にNHK Eテレ「みいつけた!」4代目スイちゃんに抜擢されると、2024年3月29日まで歴代最長の5年間、同番組にレギュラー出演。さらに、2023年には人気マンガ「SPY×FAMILY」(集英社)のミュージカルでアーニャ・フォージャー役、「放課後カルテ」では過眠症のひとつ「ナルコレプシー」を患い、思い悩む小学生・ゆき役を熱演。豊かな表現力が一躍話題を呼んだ。今回、増田が出演するのは俳優の前田公輝と水沢林太郎がW主演を務めるドラマ「おいしい離婚届けます」。パートナーの裏切りに苦しむ人々のため、曲者揃いの依頼人から離婚弁護を請け負う、切れ者で冷静沈着な弁護士・初(前田)と人懐っこい愛されキャラの探偵・海(水沢)。公私ともにパートナーでありながら、法では結ばれない2人が「おいしい離婚」とは何かに立ち向かうヒューマンリーガルドラマとなっている。増田は物語の鍵を握る謎の少女・杏奈として出演する。
増田梨沙、オーディションで勝ち取った杏奈役
― まず、このドラマに出演することが決まったときの感想から教えてください。増田:「オーディションで合格した」と連絡をいただいたときはとても驚いたし、とにかく嬉しかったです。また、いろいろな俳優さんと一緒にお仕事をできるのがすごく楽しみでした!
― ご自身と役を照らし合わせてみて、共感できた部分や重なるところはありましたか?また、反対に「ここは似ていない」と感じる部分があれば教えてください。
増田:私が演じる杏奈ちゃんは、とても優しくて元気で明るくて。誰かと一緒にいるのが好きな子で、そこが自分と似ているなと思いました。似ていないと思うところは少なかったんですけど、自分の本当の気持ちをあまり表に出さないで隠すところが自分とは1番違うなと思いました。
― 自分とは違う点を演じるにあたって、どんな工夫をしましたか?
増田:撮影の前に「杏奈ちゃんは、このときどう思っているのかな?」というのを必ず台本に書いていました。あと、普段からいろいろな人を観察して好奇心旺盛な杏奈ちゃんになれるように頑張りました。
― その役作りは、どなたかに教わったんでしょうか?
増田:演技レッスンのときに先生に「こういうことを書くといいよ」と教えていただいて、それを参考にして台本に書き込んでいました。
― ほかにも、役に入り込むための準備や日常の習慣を変えた部分はありましたか?
増田:先程も「いろいろな人を観察している」と言ったんですけど、今まではしたことがなくて。でも「観察してみよう」と思って駅で歩いている人などを観察して「この人は今何を思っているのかな」とずっと考えていました。
増田梨沙、前田公輝&水沢林太郎と相談したシーン
― ちなみに、役作りについて誰かに相談はされましたか?増田:相談したことはあまりないかなと思うんですけど…撮影のとき、結構アドリブが多いシーンがあったので主演の水沢さんと前田さんと「こうしよう」「ああしよう」と3人で話したことを覚えています。
― それでは、今回の撮影中に共演者の方から言われた言葉で特に印象に残っていることはありますか?
増田:泣くシーンがあったんですけど、そのときに前田さんが「ここまだ映っていないからそんなに泣かなくていいよ」と優しく声をかけてくださったことを1番覚えています。すごく助かったし、うまく撮影もできたんじゃないかなと思っています。
― その一言で距離感や関係性は変わりましたか?
増田:そうですね。初めての現場だと最初はちょっと緊張しちゃうのであまり喋れていなかったんですけど、コミュニケーションを取っていくうちにどんどん仲良くなって、話すことも増えてきて楽しかったです。
増田梨沙、女優を始めたきっかけは「保育園の先生」
― 11歳ながら多くの作品でご活躍されている増田さんですが、女優を始めたきっかけはどのようなものだったのでしょうか?増田:きっかけは、保育園の先生です。私が、食べたくないものがあったら寝たふりをしたり、泣いたふりをしていたのを見ていた先生が「(女優を)始めてみてはどうでしょうか?」と言ってくれたそうです(笑)。
― 泣いたふりがお上手だったんですね…!(笑)
増田:そうです(笑)!眠くなったら…(眠いポーズを再現)こうやっていたらしくて(笑)
― 最初に演技を始めてみたいと思ったのは、その言葉がきっかけですか?
増田:そのときはまだお仕事を始めるということをあまりわかっていなかったんですけど、スイちゃんのオーディションを受けて。そのときもどう思っていたかはあまり覚えていないんですけど、お仕事をしていくうちに楽しくなって「続けたいな」とは思っていました。
増田梨沙「転機」になったドラマとは?
― 女優になると決めたときの周りの反応はどうでしたか?増田:「いいんじゃない?」「楽しみにしているね!」という感じでした!
― 多くの話題作で圧倒的な存在感を残してきた増田さんですが、その中でも1番転機になったと感じる作品はありますか?
増田:アーニャやスイちゃんなど自分と似ている明るい役がすごく多かったんですけど、悩みを抱えた女の子を演じたときが1番の転機だったかなと思います。例えば「放課後カルテ」のゆきちゃん、「日本一の最低男※私の家族はニセモノだった」(フジテレビ系/2025年)のひまりちゃん(増田の役名)など自分と同じ年の女の子を演じたことも初めてだったし、複雑な悩みを持っている役だったので、どういう子なのかをより深く考えました。
ー 役を深く考える中で、どんな発見や成長があったと感じますか?
増田:自分と性格が真逆なので「このとき、この子はどう思っているんだろう」と考えるのが難しかったこともあったんですけど、何回も演じていくうちに今のドラマでもそれを活かせるようになったかなと思います。
増田梨沙、松下洸平に救われた“一言”
ー 先程も今回のドラマで前田さんにアドバイスいただいたことで救われたとおっしゃっていましたが、これまでも役と向き合う中で救われた言葉というのはありましたか?増田:どの現場でもいろいろな出演者の方が声をかけてくださるんですけど「放課後カルテ」のときは撮影初日で号泣するシーンがあって。でも、テストであまりうまく泣けなかったんです。そしたら、事務所の先輩の松下さんが「落ち着いたらできるよ」と何回もアドバイスをくれて、それがすごく助かったなと思います。
ー 松下さんが優しく声をかけてくださったんですね。そういった先輩方からのアドバイスも励みになると思いますが、増田さんがこれまでの7年間女優を続けてこられたのはなぜだと思いますか?
増田:応援してくださっているファンの皆さんや家族、学校の友達、マネージャーさんが褒めてくれるのがすごく嬉しくてこれまで続けてこられたかなと思います。
― 特にどんな瞬間にやりがいを感じますか?
増田:そのシーンの撮影が終わって監督さんやいろいろな人が私のところに来て「よかったよ」と言ってくれるときはすごく「あぁ、やっていてよかった」と思います。
― 増田さんが目指す次の夢や目標としている人物について教えてください。
増田:どの俳優さんもすごくお芝居がお上手で憧れているし尊敬していて、すごく迷います。皆を笑顔にできたり、元気にさせられる俳優さんになれたらなと思っています。
増田梨沙、次に演じてみたい役は「殺人犯」
― 今後、演じてみたい役柄やジャンルはありますか?増田:皆を元気にさせられるかどうかわからないんですけど、犯人役を演じてみたいです(笑)。今までは、明るい女の子や落ち着いた女の子の役が多かったんですけど、それとは違った犯人役を演じてみたいです。
― すごく意外です。そう思ったきっかけはありますか?
増田:ドラマを観ることがすごく好きで。事件やミステリーのドラマを観ていて「この人犯人かな」と考えることがすごく好きなので「犯人役を演じてみたい」とドラマを観て思いました(笑)!
― 「こういう犯人を演じてみたい」という希望はありますか?
増田:殺人系の犯人なんですけど(笑)。最近観たドラマだと「恋は闇」(日本テレビ系/2025年)とか。「優しそうな見た目で皆から好かれているけど、実は裏はすごく黒かった」という二面性がある犯人を演じてみたいです。
増田梨沙の夢を叶える秘訣
― モデルプレス読者には今、夢を追いかけている方もたくさんいます。そんな読者に向けて、最後に増田さんが思う“夢を叶える秘訣”をお聞かせください。増田:諦めないことかなと思っています。辛いことや「もう嫌だ」と思うことがあっても、諦めなければ夢は叶うと思います。あとは、自分を信じることです!
― そう思った出来事はありますか?
増田:最初、ずっとドラマに出てみたくてオーディションを沢山受けていたんですけど、どこも受からなくて落ち込んでいました。でも「いや、頑張る!」ともっと願っていたらドラマのオーディションが来て受けてみたら合格して、ということが続いて「あのとき諦めなくてよかったな」と思いました。
― ちなみに、何のドラマのオーディションだったんですか?
増田:「放課後カルテ」です。事務所を移籍して最初に受かったのがそのドラマだったのでやっぱり、諦めなくてよかったなと思いました。
― 貴重なお話をありがとうございました!
(modelpress編集部)
増田梨沙(ますだ・りさ)プロフィール
2013年10月22日生まれ、東京都出身。2018年に芸能界デビュー。ミュージカル「SPY×FAMILY」、「放課後カルテ」、「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」のほか、日本テレビ系ドラマ「ダメマネ! ―ダメなタレント、マネジメントします―」(2025年)では、伝説の天才子役だった主人公・神田川(川栄李奈)の幼少期役を熱演。病気を患う小学生から問題児の有名子役まで幅広い役に対応できる、卓越した表現力が光っている。2024年8月には松下や藤木直人、白洲迅ら実力派俳優が名を連ねる芸能事務所・キューブへの移籍を発表。今後の活躍が一層注目されている。もっと詳しくみる
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