モデルプレスのインタビューに応じた白岩瑠姫(C)モデルプレス

JO1白岩瑠姫、金城碧海を見て感じた活動休止後の変化「周りになかなか届かないこともあった」メンバーは「戦友」【「アズワン/AS ONE」インタビュー後編】

2025.08.09 12:00

8月22日公開の長編アニメーション映画『アズワン/AS ONE』で初声優に挑戦するJO1白岩瑠姫(しろいわ・るき/27)にモデルプレスがインタビュー。悩んでいた時期やアイドル人生を救ってくれたJAM(JO1のファンネーム)の存在に迫った前編に続き、後編ではメンバーへの想いや、今だから話せる過去にぶつかった壁について語ってもらった。

  

長編アニメーション映画『アズワン/AS ONE』

「アズワン/AS ONE」(原作「星と翼のパラドクス」)(C)SQUARE ENIX, SUNRISE(C)ASONE製作委員会
本作は、アーケードゲーム『星と翼のパラドクス』が原作で、ミュージシャンを目指しながらも不確かな未来に悩む地球の高校生のヨウと、宇宙に浮かぶ巡星(めぐりぼし)のロボット整備士・ラコが出会う完全オリジナルストーリー。白岩は主人公・ヨウの声を演じ、ソロで初の主題歌となる「巡星」をRUKI名義で書き下ろしている。

登場人物は全て新たに設定し、原作同様に貞本義行氏がキャラクターデザインを担当。原作の設定と世界観を踏襲し、静野孔文監督のコンセプトを元に制作陣・脚本家と共に生み出した作品となっている。

白岩瑠姫、活動休止後の金城碧海を見て感じたこと

白岩瑠姫(C)モデルプレス(ヘアメイク:佐々木美香/MIKA SASAKI、スタイリスト:齋藤良介/RYOSUKE SAITO)
― コロナ禍の葛藤をお話してくれましたが、デビューして6年目の今だから話せるJO1になって1番最初にぶつかった壁は何ですか?

白岩:1番最初につまずいたのは「OPEN THE DOOR」(※「2021 JO1 LIVE “OPEN THE DOOR”」)ですね。あのときはデビューしたのに2年間人前に立つこともなかったし、メンバー(金城碧海)の活動休止もあって、自分的にも落ち込んでいた時期でした。ちょうどそんなときに『WANDERING』という作品でセンターをやることになったり、「OPEN THE DOOR」の初日が僕の誕生日だったり、いろいろ重なって勝手に責任感やプレッシャーを感じていました。嬉しいことも悲しいことも目まぐるしすぎて、頭で分かっていても心が全然追いついてこないみたいなことは「OPEN THE DOOR」や「KIZUNA」(※「2022 JO1 1ST ARENA LIVE TOUR ‘KIZUNA’」)などツアーの度に結構あったかもしれないです。

白岩瑠姫(C)モデルプレス
― 『アズワン/AS ONE』は日本語で「1つになって」という意味ですが、6年目を駆け抜けているJO1のみなさんが1つになったと感じた瞬間を教えてください。

白岩:直近で言えば東京ドーム(※「JO1DER SHOW 2025 ‘WHEREVER WE ARE’ IN TOKYO DOME」)ですが、同じ目標に向かってステージを作っていくという意味で言うと、毎ツアー毎公演ごとです。「殴り合ったらその分仲良くなる」というのに結構似ていて、ツアー中はより良くしようとして揉めることもありますし、相手のことを1番知れるのがツアー中やライブ中なので、今もう6年目になりますが数を重ねていく度に絆を感じますね。

― 普段からメンバー間で話し合いをすることは多いですか?

白岩:結構多い方だと思いますし、常に話し合っています。基本的に僕たちはフェスやライブのセトリをまずはほとんど自分たちで考えるんです。だからライブや公演をするとなったら、たかが2~3曲だろうと毎回最初に話し合いをするので、ほぼ毎日練習中にもミーティングみたいなものをしています。

白岩瑠姫(C)モデルプレス
― 白岩さんは話し合いの際、どのような立場なことが多いですか?

白岩:僕はあまり意見を言うタイプじゃないですね。11人いたら1人1人やりたい楽曲も違うだろうし、自分が得意な曲も見せたい曲も絶対違うから、11人全員が意見を出し合ったら絶対に合わない。だから僕はなるべくみんなが納得できればいいなと思っていますし、多数意見を尊重したいなという気持ちでやっています。

でももし自分がやりたいことや表現したいことがあったときは、今回みたいに自分で楽曲を作ってアピールして、JO1とソロとでの区別はちゃんとつけるようにしています。この考え方ができるようになってからは、悩んだり苦しんだりすることはなくなりました。

白岩瑠姫(C)モデルプレス
― 以前と話し合いの姿勢が変わったメンバーはいますか?

白岩:(金城)碧海は1回活動休止があって、以前は彼なりにいろいろ頑張っているつもりでもそれが周りになかなか届かないこともあったと思うのですが、活動休止以降は自分でちゃんと変わろうとしている姿勢がすごく感じられて、今だと1番意見を出すんじゃないかなっていうくらいです。それを僕はちゃんと感じているので、伝えることはないですが、この記事を見て感じてくれたら嬉しいです。

白岩瑠姫、初有観客ライブで感じたプレッシャー

白岩瑠姫(C)モデルプレス
― 5年以上一緒に活動していく中でメンバーとの関係も変わったと思うのですが、白岩さんにとってメンバーはどのような存在ですか?

白岩:一緒に苦楽、そしてライブなどを乗り越えてきた戦友です。「家族」と言う人も多いと思いますが、僕にとってはそれよりも一緒に戦っているライバルでもあり戦友です。

― 最後にJAM(JO1のファンネーム)の皆さんにメッセージをお願いします。

白岩:ファンの方々は今の僕の全てなので、毎回JAMの喜ぶことがあれば何でもやってあげたいと思いますし、『アズワン/AS ONE』でも主題歌が発表される前にいろいろワクワクするような仕掛けも考えています(※インタビューは主題歌発表前)。できるだけファンの方々が一緒になって盛り上がれるようなことを常に考えているので、僕が引退しない限り一緒に盛り上がって、最後まで笑っていられたらなと思います。これからも応援よろしくお願いします。そして『アズワン/AS ONE』をぜひ劇場に観に行ってください!

― 貴重なお話ありがとうございました!

(modelpress編集部)

白岩瑠姫(しろいわ・るき)プロフィール

白岩瑠姫(C)モデルプレス
1997年11月19日生まれ、東京都出身。2019年から開催されたサバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』において、投票によって選ばれた11人で結成されたグローバルボーイズグループ・JO1として2020年3月にデビュー。2022年には『NHK紅白歌合戦』に初出場を果たし、2024年まで3年連続出演している。年末恒例の音楽賞『輝く!日本レコード大賞』(TBS系)では2023年に「Trigger」で、2024年には「Love seeker」で優秀作品賞を受賞。2025年には全6都市8公演を巡る初のワールドツアーと初単独東京ドーム公演を成功させた。

個人では2022年にAmazon Prime Video配信ドラマ『ショート・プログラム』より『ショート・プログラム』で主演。2023年には映画『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』でメンバー初の映画主演を務めた。さらにラジオ番組『JO1のオールナイトニッポンX(クロス)』(ニッポン放送)では2022年からメインパーソナリティーを担当している。
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