「最後の鑑定人」中沢元紀、バディ的存在の俳優仲間明かす「下剋上球児」メンバーとのプライベートエピソードも「グループLINEの電話が来て」【インタビュー後編】
俳優の藤木直人が主演を務めるフジテレビ系水10ドラマ「最後の鑑定人」(毎週水曜よる10時~)に出演する中沢元紀(なかざわ・もとき/25)にインタビュー。本作は奇人鑑定人ד変人”研究員というクセ強バディ作品。中沢にとってのバディとは?同世代俳優とのプライベートに迫る。【後編】
藤木直人主演「最後の鑑定人」
同作は、かつて科捜研のエースとして活躍し“最後の鑑定人”と呼ばれていた主人公・土門誠(藤木直人)が、科学的アプローチを駆使して難事件を解決に導いていくサイエンス×ミステリー作品。人のウソを見抜くのが得意な“変人”研究員・高倉柊子(白石麻衣)と共に難事件に挑む。中沢は、上司の三浦耕太郎(阿部亮平)に土門と捜査現場の橋渡し役を命じられた神奈川県警捜査一課巡査部長の都丸勇人を演じる。中沢元紀、藤木直人&白石麻衣らとの現場の雰囲気
― 現場でのチームワークはいかがですか?中沢:すごく良いです。藤木さんの台詞はとても長いこともあり、最初は話しかけて良いのかなという気持ちがありましたが、藤木さんから気さくに話しかけてくださって、白石さんも含め、3人で釣りの話などをさせていただいて、すごく良い雰囲気だと感じています。藤木さんは長台詞の前でも普通に会話されていて凄いなと思いました。、僕だったら長台詞の前は集中しないとできないので…。
― 藤木さんと交わされた会話の中で、印象的なものはありましたか?
中沢:番組で釣りをさせていただく機会があって、その前に藤木さんとお話をしました。僕は川釣りだったのですが、藤木さんは海釣りをよくされているらしく、迫田さん(迫田孝也※相田直樹役)もされるようなので「今度みんなで一緒に行こうよ」というような話もしました。お芝居の話も聞きたかったのですが、釣りがお好きなのは知っていたので、そこから入った方が受け入れてもらいやすいかなと(笑)。
― 藤木さんから現場で得たものはありますか?
中沢:盗めるものは全て盗んでいこうという気持ちはすごくあります。説明台詞も多く、土門先生と都丸は似ている部分があると思うので、観ている方が飽きないように、お芝居の仕方は変化しています。相手の顔を見るときは見る、説明するときに資料を見るときは見る、といった切り替えがすごいので、とても勉強になっています。
― 白石さんとの印象や現場でのやりとりはいかがですか?
中沢:白石さんとは、一緒にご飯を食べるシーンも多く、いろいろお話させていただいています。白石さんがいるだけで現場が明るくなるような、スタッフさんの表情も変わるような、そんな雰囲気もあります。誰に対しても丁寧で、とても素敵な方です。
― 演技面で刺激を受けたことはありますか?
中沢:高倉さんは相手の行動をよく観察して分析するので、目線が印象に残っています。モニターを見ていても、観察するところは特に鋭いので、何で切り替えていらっしゃるのかなと気になっています。高倉さんは、動き一つで相手を分析しているので、僕も勉強になりましたし、お芝居でも使えると思いました。動揺しているときの眉の動きが寄って少し上がるといった専門的なことも、都丸が動揺しているときや別の現場で使えると思ったり、そういったことも考えながら演じています。
― 今回、周りは年上の方が多い現場だと思いますが、現場に入るときに意識されたことはありますか?
中沢:若手が少ないので緊張しながら入ったのですが、みなさん柔らかい空気感で話してくださって、僕はやれるだけ都丸としての役割を果たそうと思えました。新しい現場に入るのは得意ではないですが、入りやすい空気を作ってくださったので、あまり緊張せずに入れました。
中沢元紀、白石麻衣とのアドリブ秘話
― SNSでは、白石麻衣さんとの食事シーンでのアドリブが公開されましたが、そのアドリブはどのように生まれたのでしょうか。中沢:高倉さんが大食いキャラなので、「食べます」くらいしか書かれていなかったのですが、食べている姿が魅力的で、白石さんが「そっちも美味しそう」と言っていたので「食べます?」と返してみた感じです。特に事前に決めたわけではなく、現場の空気で自然に生まれたアドリブでした。
― 他にもアドリブはありますか?
中沢:カメラの外だったのでおそらく映ってはいないと思いますが、3話で太陽ソーイングの社長室で言い合いになって、部屋を出た後に、高倉さんが「本当ムカつくわ」と言っていたので「ですよね。やっちゃいます?」といったちょっとしたおふざけ的なアドリブは結構やっています(笑)。
― 他の作品でもアドリブができる環境であれば、積極的に取り入れるタイプですか?
中沢:基本的には台本通りに演じますが、カットがかかるまでに時間があったら、そこでする会話がキャラクターにとって大事になってくるとも思うので、流れでの会話はしています。
中沢元紀、バディ的存在の俳優とは
― バディ作品ということで、中沢さんにとってバディ的存在の俳優仲間はいますか?中沢:菅生新樹とは、お互いに仕事が決まったときなど「それどうだったの?」と聞き合います。兵頭功海など「下剋上球児」(TBS系/2023)のメンバーとは仕事の話をするときもあれば、ただただ遊ぶときもあります。
― 「下剋上球児」メンバーとの最近のプライベートでのエピソードはありますか?
中沢:兵頭功海と伊藤あさひと3人で映画を観に行こうとして、予約せずに行けるだろうと思っていたら、席が空いてなくて。雨も降っていて、とりあえずかつ(兵頭)の家に集まって、ずっとゲームをしていました。
― 何の映画を観ようとしていたのですか?
中沢:「国宝」です。午前中にかつからグループLINEの電話が来て「どうする?埋まってるぞ」「とりあえず集まるか」となって、ダラダラゆっくり休みを過ごしました。
― 「下剋上球児」キャストの方たちの作品を観ることもありますか?
中沢:彼らが出演している作品は意識しています。仲間ですが、ライバルでもあるので。本当に良い関係性です。
― ありがとうございました!
取材こぼれ話
取材担当スタッフが「ひだまりが聴こえる」のインタビューも担当したことを知ると「ありがとうございます!よろしくお願いします!」と挨拶をしてくれ、温かな雰囲気で取材が開始。ロゴボードを持った撮影では、刑事役に合わせてロゴボードを拳銃に見立てたユニークなポージングを披露。決め顔チャレンジ動画のコメント撮りでは、少し悩みながらも周囲と「都丸っぽくないけど(笑)」と談笑しつつ、可愛らしいポーズで締めくくってくれた。(modelpress編集部)中沢元紀(なかざわ・もとき)プロフィール
2000年2月20日生まれ。茨城県出身。2022年配信のWEB CMドラマ「メゾンハーゲンダッツ 〜8つのしあわせストーリー〜」で俳優デビュー。主な出演作は、TBS系「下剋上球児」(2023)、フジテレビ系「366日」(2024)、テレビ東京系「ひだまりが聴こえる」(2024)、NHK連続テレビ小説「あんぱん」(毎週月~土あさ8時~ほか)など。もっと詳しくみる
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