「あんぱん」ミセス大森元貴、北村匠海から「俺泣いちゃうかも」2人の共通する気持ち・現場での会話明かす【インタビューVol.1】
Mrs. GREEN APPLEの大森元貴(おおもり・もとき/28)が、8月4日放送の連続テレビ小説「あんぱん」(NHK総合・毎週月~土あさ8時~ほか)第91回に初登場。アーティストでありながら俳優としても活躍するもう一人の存在・DISH//北村匠海と共通する“ネガティブな気持ち”。第一線で活躍する同世代の2人が抱える表現への探求心が見えてきた。【インタビューVol.1】
今田美桜主演朝ドラ「あんぱん」
朝ドラ第112作目となる本作は、国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかしと妻・暢がモデル。何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどり着くまでの人生を描いた愛と勇気の物語。主人公の柳井のぶを今田美桜、のぶの幼なじみで、夫の柳井嵩を北村匠海が演じる。大森は、作曲家のいずみたくさんをモデルにした、いせたくやを演じる。音楽を担当したミュージカル「見上げてごらん夜の星を」で嵩が舞台美術を担当することになり、嵩が作詞を担当した「手のひらを太陽に」の作曲を手がけることになっていく。
大森元貴、北村匠海との現場での会話
― 北村さんもアーティストであり俳優ですが、どのようなお話をされていますか?大森:匠海くんは7、8年前に彼はDISH//として、僕はミセスとして、一つのドラマのオープニングとエンディングをやらせてもらって(2017年放送フジテレビ系「僕たちがやりました」)、実はそこで連絡先を交換しました。当時からもっくんと呼んでくれて、親交はあったのですが、今回リハーサルのときに久々にお会いできました。同世代で役者さんとして第一線でやられている方なので、すごく刺激がありますし、恐れ多いですが、持っているネガティブな気持ちの出所みたいなものは非常に似ていると思っています。「お互い頑張っているよね」と称え合って、慰め合って匠海くんが「俺泣いちゃうかも」などと言いながら、現場では楽しく過ごさせてもらっています。
― ネガティブな気持ちというのは意外でした。
大森:僕個人としては、ポジティブを作るのはネガティブから来るもので、明るさがあるということは暗さがあって、自由があれば不自由さがあるみたいな表裏一体だと思っています。そこは歌詞を書くうえでもすごく大切にしていますし、繊細なところをキャッチして、アウトプットをどうにか消化させようという形で言うと、匠海くんとは、形は違えどやっていることは同じだと思います。彼もどうやって人の繊細さや、いろいろなものに対する憤りみたいなものを表現しようか、どうしたら自分の中で正しく腑に落とせて成仏させられるのかと考えていて、勝手ながら見ていてすごく似ていると思っています。
大森元貴、今田美桜のイメージ
― 今田さんとの共演はいかがでしたか?大森:僕もイチ視聴者なので「のぶだ!」「『たまるか』が聞けた!」みたいな感動からでした。現場で見ていても、匠海くんと今田さんのコンビネーションがすごく素敵で、お互いがお互いを立てながらも「嵩だったらどうだろう」「のぶだったらどうだろう」というところに真摯に向き合っていらっしゃるという印象で、同い年という部分から見ても勝手に刺激を受けています。
― 他の方との印象的なエピソードはありますか?
大森:健ちゃん(辛島健太郎※高橋文哉)と一緒のシーンがあったり、ミュージカルパートでは永ちゃん(六原永輔※藤堂日向)と一緒ですが、永ちゃんからは「何でそんな自由なの?」と言われて、僕は演技の現場に多くいるわけではないので、その言葉にハッとさせられて「これ大丈夫かな?」と不安になったのですが、良い意味で言ってくださったみたいです。
たくやと永ちゃんも良いタッグですし、バディとして嵩の今までのペースを良い意味で崩して巻き込んでいく。我々は突飛なキャラなようで、全然突飛ではなく、すごく芯があるキャラクターとして永ちゃんも含めて登場するので、その繊細さはすごく話していた気がします。
大森元貴、嵩(北村匠海)に共感する部分
― 大森さんから見た嵩の印象はいかがですか?大森:共感できます。匠海くんご自身も嵩に対して、「すごく分かる」と言っていて、自分としても通じる部分があります。嵩が自分に自信が持てないのは、もちろん幼少期のことや、いろいろなことがきっかけになっていますが、ずっと世間に認められることがなかなかないことは、本人としてもどうなんだろうと思うところはあったと思います。その中でものぶの支えや、周りの支えがあって、一番近くの人たちに評価してもらえている幸せが同時にあって。自分も多くの人に評価されたいと思って志したので、その承認欲求やものづくりにおいて自問自答をし続けるその辛さは、シンパシーを感じる部分です。
― 嫉妬心という部分でも共感されますか?
大森:僕は嫉妬心までいかないです。嵩も嫉妬よりも自分が情けなくなるタイプだと思うので、そういう意味で言うと、僕も似ています。「あの人すごいから…」と思うのも分かりますが、多くの人に評価されていることが素晴らしいということでもないと思っていて、自分も多くの人に音楽が届く身になっても、その自問はずっと変わらないです。
大森元貴から見たのぶ(今田美桜)&嵩(北村匠海)の関係性
― 嵩にとってののぶのように、ものづくりをする人にとって、のぶみたいな存在は大きいのでしょうか?大森:家族や友人でも良いと思います。自分をずっと見つめ続けることは正気の沙汰じゃないので、男女間問わず、関係性問わず、見てくれている人が近くにいることは、救われることだと思います。
― 嵩とのぶの夫婦の印象はいかがですか?
大森:羨ましい!僕としては、「いやいや嵩、一番近くの人が評価してくれているじゃないか」「嵩そこに気づけ」と教えてあげたくなります。のぶとしても、嵩が自信や強い意志を持って進み出して、正しく世の中に評価されてほしいと応援する気持ちがにじみ出ているのは素敵です。
大森元貴、挑戦し続ける原動力
― 音楽業、俳優業と多忙な中でも挑戦を続ける原動力はありますか?大森:自信がないので、せっかく生きているなら楽しい方が良いみたいな気持ちで生きています。新たなことに挑戦させていただける機会、きっかけをいただいたならば、精一杯の愛情でお返ししたいです。確かにスケジュールを可視化すると忙しいですが、心としては全然忙しくなくて、一つひとつが本当に楽しくて充実しています。でもどこか満たされない、自分の信念とずっと向き合っている部分もあって、それこそ嵩にシンパシーを抱くところです。いろいろな場がある中でも「あんぱん」は特別で、音楽の現場にいても「『あんぱん』の現場早くまた来ないかな」と思いますし、カフェでの撮影が多いのですが、非日常を生きることが仕事になってしまって、日常ではカフェに行けないので、圧倒的な日常を描く朝ドラの現場は、いるだけですごく癒されるんです。その一つひとつがモチベーションになっているような気がします。
(modelpress編集部)
大森元貴(おおもり・もとき)プロフィール
1996年生まれ。音楽家。作詞家・作曲家であり、バンドMrs. GREEN APPLEの全楽曲の作詞、作曲、編曲など、全てをプロデュースするフロントマン。2025年、「あんぱん」への出演、「#真相をお話しします」では映画初出演&初主演も務め、マルチな才能で活躍の場を広げている。もっと詳しくみる
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