Snow Man向井康二&マーチ、言葉を超えた深い絆――キュンシーンで心通じ合った瞬間・互いの芝居が支えに【「Dating Game」インタビュー】
7月14日よりタイの放送と同時に、日本でLeminoで配信がスタートするドラマ「Dating Game~口説いてもいいですか、ボス!?~」にて、タイドラマ史上初の日本人主演を務めるSnow Manの向井康二(むかい・こうじ/31)、共演のタイ俳優マーチ=チュターウット・パッタラガムポン(March=Chutavuth Pattarakampol/32)にモデルプレスがインタビュー。互いを尊重し、国や言語の壁を越えて通じ合う2人の間には、たしかな絆があった。<※取材は3月上旬に行われた祈祷式&記者会見後に実施>
マーチ&向井康二W主演「Dating Game~口説いてもいいですか、ボス!?~」
全編タイ撮影&タイ語での演技に挑んだ向井と、タイの実力派俳優マーチをはじめとする豪華キャストたちが共演した本作。脚本は胸キュン新世代BLドラマ「Cutie Pie」「Close Friend」など象徴的なタイBLドラマを手がけたクリエイティブチームが集結した。さらに、多くの名作を生み出してきた実力派脚本家・マヤ、All-Write Teamらとのコラボレーションが実現。日本とタイと異なる価値観を持つ2人が出会い、ぶつかり合いながらも絆を深めていく姿を描き、時にコミカルで、時に胸を打つラブストーリーが紡がれる。恋愛経験ゼロの元オタクだが、恋愛シミュレーションゲームの女性キャラクター・Yukaに愛と自信をもらい、見違えるほどのイケメンプログラマーになったヒルをマーチ、恋愛シミュレーションゲームを制作した会社のタイ支社の鬼社長・ジュンジを向井が演じる。
向井康二、史上初タイドラマ日本人主演オファーに迷いなし「挑戦したい」
― 改めて本作のオファーを受けた心境を教えてください。向井:僕はタイと日本のハーフなので、日本の方にもタイの方にも知ってほしいし、何よりSnow Manというグループの知名度をこの作品を通してさらに上げたいという思いがありました。すごく大きな挑戦になりますが、タイの皆さんは優しいので、この作品によってタイの良さが日本の皆さんにも伝わればいいなと思います。主演ということで緊張もしていますが、頑張りたいです。
― オファーがあった時に迷いはありませんでしたか?
向井:迷いはなかったです。ただタイ語が難しいので、もしかしたら周りに迷惑をかけてしまうんじゃないかという不安はありましたが、やっぱり挑戦したいという気持ちが強く「やります!」とオファーを受けさせていただきました。
マーチ:この話を聞いた時、とても運が良く、良いチャンスだと思いました。初めてのタイと日本の共同プロジェクトに参加できること、そして康二さんと一緒に共演できるということで、とても緊張しましたが楽しみでしたし、十分に準備をしようと思いました。
― 脚本を読んでみて率直にどんなことを感じられましたか?
マーチ:新しいタイプのドラマだと思いました。いろいろなインスパイアを受けましたし、それぞれの役柄のプラスの部分が合わさって大きなものになっていくのではないかと感じました。
ヒル(マーチ)をSnow Manで例えるなら?
― お二人が演じるヒル、ジュンジはそれぞれ癖のあるキャラクターで魅力的ですが、もし相手のキャラクターが目の前にいたらどう思いますか?向井:ヒルはもうメンバーの佐久間(大介)だよね!(タイ語でマーチに佐久間がアニメ好きであることなどを説明する)似ているところあるんですよ。実際こういう人はいないけど、もしいたら僕は可愛いなと思います。ヒルみたいなキャラクターは愛されると思います。
マーチ:実は役者の他にもプロダクションハウスを経営していて、自分が社長という立場もあって、ジュンジと似ているなと感じるところがあります。僕は結構気にせずにズケズケと物事を言ってしまうところがあるので、時々人を傷つけてしまうようなこともあるなと思います。でも俳優活動とは完全に分けて切り替えています。
― これまで演じられる役柄にはジュンジのようなキャラはいませんでしたか?
マーチ:学生も先生もあるし、水泳選手もムエタイ選手あるし…いろいろな役を演じてきました。
向井:真面目なキャラクターが多いのかな?
マーチ:真面目なのが70%くらいで、残り30%はコメディチックな役だね。
向井:コメディチックの役はどんなキャラクター?
マーチ:僕はコメディが好きなんだよね。ムエタイ選手役の時は半分何かが憑依するようなキャラクターでした(笑)。
マーチ&向井康二、お互いのリスペクトするところは?
― 撮影現場でもお二人の仲がとても良く、息ぴったりだなと感じましたが、お互いのリスペクトするところを教えてください。マーチ:康二さんとはものすごいスピードで仲良くなれました。きっといろいろ似た部分があるからだと思うのですが、康二さんはこうして日本とタイを行き来して仕事をされていますし、日本での仕事も抱えながら自分の母国語ではない言葉を覚えて、それで演技もしていて、ハードスケジュールの中いつも全力で尊敬しています。
― 逆に“これだけは負けない”と思うところはありますか?
マーチ:いつか向井さんよりもダンスが上手くなれるよう頑張ります(笑)。
向井:そしたら練習いっぱいしないといけないよ(笑)?
マーチ:……頑張ります(笑)!
― (笑)。向井さんはマーチさんのどんなところをリスペクトしていますか?
向井:僕もマーチさんとはお会いした時から似たところがあるなと感じていて、記者会見を通してより距離が近づいたなと思いました。でも似ている部分はあるけど、それぞれ違うのが人間やから、そういった人柄をドラマの中でも見せられたらいいなと。タイの方はもちろん全員良い人ですが、マーチさんは本当に良い人で、めちゃくちゃかっこいいしお芝居も上手やし完璧な人なので、いつも助けてもらっているのですが、僕も演技でマーチさんを引っ張れたらいいなと思います。まあ、1つだけ勝ちたいところはやっぱりお笑いかな(笑)。
― 記者会見でも「ゴイゴイスー」を教えられていましたもんね(笑)。
向井:そうですね(笑)。
マーチ:(向井の発言が気になる様子で隣に座る向井を見る)
向井:シークレット(笑)!
マーチ:OK(笑)。
― お互いに似ていると思うというお話がありましたが、具体的にどういった部分で感じられたのでしょうか?
マーチ:康二さんはタイ人に刺さるタイミングでギャグを発するので、僕がそこにちょっとサポートを入れると大きな笑いが起こるんです。そういった面白さやひょうきんなところ、お笑いのセンスが似ているなと感じます。
マーチ、向井康二との共演で気付かされたこと・通じ合った瞬間
― 今作ではドキドキするようなシーンもありますが、撮影前に相談したことや話し合われたことはありますか?マーチ:カメラアングルなど少しお話したこともありますが、基本は打ち合わせなしで、お互いのフィーリングで演技をしました。
向井:これはマジでそう(笑)!昨日初めてお芝居してみて、タイ語だけどマーチさんの芝居はすごく気持ちが伝わってくるので、それに僕は引っ張られていました。だからこそ良い芝居ができたと思うのですが、これから撮影が続いていくので頑張りたいです。
― 先程マーチさんに助けられているというお話もありましたが、演技面でも気持ちを引き上げてもらっているような感覚なのでしょうか?
向井:そうですね。本当に助けられています。
― マーチさんは向井さんに助けられたなと感じることはありますか?
向井:ないない(笑)。
マーチ:演技というのはパートナー次第なところもあるのですが、昨日すごく感動したのは、向井さんが役に奥深く入られていて、それが自分にも伝わってきたんです。だから、お互い相乗効果が生まれたと思います。
マーチ&向井:(お互い顔を見合わせて笑顔)
― 今作は国も文化も言語も全く価値観も異なる2人が絆を深めていく様を描く物語となりますが、お二人がこの作品に対して思うことや、相手とどのように向き合われているのかお聞かせください。
向井:国は違うけど人は人だから言語が分からなくても伝えたいことは伝わります。それはこのドラマを通してもそうですし、向き合わないと人は変われない。そういった勇気は僕らが与えられたらいいなと思いつつ、同じ“人”というのは変わらないので、ドラマでも自信満々に演じられたらいいです。やっぱりタイが好きやからこそ自分にとって頑張れる原動力にもなっています。
― 向井さんがコミュニケーションを取る上で意識されていることはありますか?
向井:たとえタイ語が間違っていても気にせず喋るということは常に意識しています。
― マーチさんはいかがですか?
マーチ:国も文化も違う人がお互いを愛し合うためにどうやって関係性を築いていけばいいのかというのは前にも想像したことがありましたが、昨日康二さんとキュンキュンするシーンを共にする中で、国や価値観が違っても、お互いに励まし合い、歩み寄ることで幸せになれるし同じ価値観を共有できるなと気付きました。
― 特にどのシーンで感じられましたか?
マーチ:落ち込んでいる相手を励ましてあげるシーンです。そうやってお互い支え合う気持ちがあれば人と人は共存できると思いました。たとえ話さなくても、言葉が通じなくても、お互いに触れ合ったり、目と目で通じ合ったりといろいろなボディーランゲージで感じることができました。
マーチ&向井康二が救われた存在
― お二人がお互いに救われたと思うように、これまでの人生の中で誰かに救われたと思う存在はいらっしゃいますか?マーチ:母親です。僕のことをすごく大切に育ててくれて、疲れていても、自分の心が折れそうになっても、いつも救ってくれていました。残念ながら亡くなって5、6年経つのですが、今でもずっと心の中にいて、僕を前に進ませてくれる、励ましてくれる存在です。
向井:僕もやっぱり家族の存在は大きいです。もちろんメンバーもそういう存在ですし、自分に関わるすべての人を笑顔にしたいという目標がありますが、少しでも落ち込んでいると、メンバーが「大丈夫?」と心配してくれたり、母親が「大丈夫?」とメールをくれたりして、そういう優しさに僕の方が甘えてしまっているので、一つひとつ恩返しをしたいです。言葉というよりは仕事で返していきたいなと思っています。
― 周りの人を幸せにしたい、笑顔にしたいという思いが仕事の原動力にも繋がっているのでしょうか?
向井:そうですね。それが1番かもしれないです。
マーチ&向井康二の夢を叶える秘訣
― モデルプレス読者の中には、夢を追いかけている読者がたくさんいます。そんな読者に向けてお二人の“夢を叶える秘訣”を教えてください。向井:夢を叶えたい人はいっぱいいるけど、全員が夢を掴むことは難しくて…。でも、そのやりたいことを言い続けることは大事だと思います。夢を言うことが恥ずかしいと思う人もいるだろうけど、僕は恥ずかしくないと思うから堂々と夢を言っていった方が叶うんじゃないかなと。やりたいことはどんどんやっていった方がいいです。できなかったらまた違う夢を見つけたらいいし、とりあえずやりたいことを口にする。そしたら周りの人が挑戦する機会をくれることもあるので、言葉にすることは大事だと思います。
― 今作の出演以外に、言葉にしたことで叶えられた夢はありますか?
向井:やっぱりSnow Manでのスタジアムツアーが1番大きかったですね。
― マーチさんの“夢を叶える秘訣”もお聞かせください。
マーチ:僕は叶わない夢はないと思っています。だから絶対叶うと信じて、とりあえず行動すること。たとえ叶う可能性が1%しかなくても、それを100回やれば100%になると考え、ひたすらやることです。
― もし途中で挫けてしまった時はどうされますか?
マーチ:僕は挫けそうになった時、自分の成果や結果を待ってくれていたり、ずっと見てくれていたりする人がいることを考えて頑張ることができています。
― 素敵なお話をありがとうございました!
編集後記
取材中、何度も顔を見合わせては笑い合い、和やかな空気に包まれていた2人。その明るい人柄が場の雰囲気を一層温かくしてくれる一方で、互いの言葉に相槌を打ちながら耳を傾け、時には思いを馳せる真摯な姿も印象的だった。そこには、作品への熱い想いや、相手への思いやりが滲んでいた。また向井さんは、マーチさんのさりげない発言を日本語に訳して記者に伝えたり、動画撮影時にはタイ語で説明を交わしたりと、まさに“架け橋”のような存在として場を自然と繋いでくれた。「国や価値観が違っても、お互いに励まし合い、歩み寄ることで幸せになれるし同じ価値観を共有できる」――マーチさんが向井さんと共演したことで感じたというこの言葉が、2人の温かなやりとりの全てに映し出されていたように感じるインタビューだった。(modelpress編集部)マーチ=チュターウット・パッタラガムポン プロフィール
1993年3月21日生まれ、タイ・バンコク出身。2011年、タイで最も成功している映画スタジオGTHが主催した「Friend For Film」コンテストで最優秀賞を受賞し、デビューを果たす。2012年、アンソロジー映画「Home: Love,Happiness,Memories」で映画初出演。その後、ドラマ「Hormones」シリーズ(2013~2015)に出演しブレイクを果たし、数々の話題作で活躍する。向井康二(むかい・こうじ)プロフィール
1994年6月21日生まれ、奈良県出身。2006年に入所し、2019年まで関西ジュニアとして活動。同年Snow Manに加入し、2020年1月22日に「D.D.」でCDデビューを果たす。俳優としても多数の作品に出演しており、近年の主な出演作はドラマ「特捜9」シリーズ(テレビ朝日/2022~2025)、「リビングの松永さん」(関西テレビ/2024)、「マウンテンドクター」(関西テレビ/2024)、朗読劇「ハロルドとモード」(2023)、舞台「ムロムカイ(2025)など。今秋にはタイ合作映画「(LOVE SONG)」(10月31日)の公開も控えている。もっと詳しくみる
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