菊池日菜子に聞いた「誰かに喋りたくなる裏話」 映画『か「」く「」し「」ご「」と「』インタビュー

インタビューは主要キャスト5人が揃って出演した「Rakuten GirlsAward 2025 SPRING/SUMMER」（5月3日＠国立代々木競技場第一体育館）の舞台裏で実施。ステージではW主演の奥平大兼（役：京）、出口夏希（役：ミッキー）のほか、佐野晶哉（役：ヅカ）、早瀬憩（役：エル）と一緒にランウェイを歩いたり、同作タイトルの「」を仲良く両手で作ったりなどして、観客から大歓声を浴びた。

菊池日菜子「撮影を経て今の関係があるって最高だな」

― 5人で再会するのは撮影以来だとか。

【菊池】はい、昨年の夏に撮影して、それぞれと会うことはありましたが、5人揃うのは久しぶり。でも一瞬であのときの空気感に戻れました。撮影を経て今の関係があるって最高だな、と思いながらステージを楽しみました。

― ランウェイについて5人で会話はしましたか。

【菊池】緊張するねとか、ポーズどうしようとか。「『か「」く「」し「」ご「」と「』ポーズ」をランウェイトップでやることを、出演する0.5秒前に決めました（笑）。

― 5人の中では誰がムードメーカーですか。

【菊池】佐野晶哉くんだと思います。すごく人の気持ちがわかる方。雰囲気作りが本当にうまいんです。

菊池日菜子に聞いた「誰かに喋りたくなる裏話」

― パラが作品の出来を左右するといっても過言ではないほど重要な役だったと思います。

【菊池】完全にパラになれている、という絶対的な自信を持てないままクランクインしました。でも、それまで監督と話し合いを重ねながら、パラってなにを考えているんだろうと常に考えてはいたので、カメラの前にいざ立ったとき自然とパラとして言葉が出てくる感覚が何度かありました。いろんな方々からお褒めの言葉もいただけて、頑張って良かったなと思います。

― 菊池さんはパラっぽい性格？

【菊池】この質問、すごく難しくて。ときにパラであり、ときに正反対であり。私も私自身の性格が定まっている感じがしないので、そういう意味ではパラっぽいのかもしれないです（笑）。

― 映画鑑賞後「誰かに喋りたくなるような撮影の裏話」はありますか。

【菊池】とあるシーンで、私の手が映るシーンがあるのですが、そのシーンでは自分の手に見えないようにしたくて、10分くらい前から腕を圧迫しながらグーパーグーパーを繰り返していました。私なりの工夫なので、ちょっと誰かに言いたい気持ちがありました（笑）。

菊池日菜子の「夢を叶える秘訣」

― 最後にモデルプレス定番の質問になるのですが、菊池さんが夢を叶えるために必要だと思うこと、すなわち「夢を叶える秘訣」を教えてください。

【菊池】自分だけは信じること。他人にどう見られているとか、人にこんなことを言われたらとか、いろいろと考えることがあると思いますが、根拠がなくても自分の根底にある自信だけは揺らがずに持っていることです。それが揺らいでしまったら、きっとなにかが変わってしまうと思うので、そこだけは強く持つようにしています。

（modelpress編集部）

INTERVIEW PHOTO：加藤千雅

映画『か「」く「」し「」ご「」と「』（公開中）

“少しだけ人の気持ちが見えてしまう”男女5人の、純度100％の尊い日々を描く青春ラブストーリー。累計発行部数80万部を突破した住野よる氏の同名小説が原作で、2017年の発売から若者を中心に根強い人気を誇る。中川駿が脚本と監督を務めた。

菊池日菜子（きくちひなこ）プロフィール

2002年2月3日生まれ。21年に「第30回 全日本高等学校女子サッカー選手権大会」で初代応援マネージャーに就任。「月の満ち欠け」（22/監督：廣木隆一）で第46回「日本アカデミー賞新人賞」を受賞。近年の出演作に「私はいったい、何と闘っているのか」（21/監督：李闘士男）、「RoOT／ルート」（24/TX）など。主演映画「長崎ー-閃光の影でー-」（25/監督：松本准平）など公開待機作品多数。