芳根京子、本田響矢「波うららかに、めおと日和」(C)フジテレビ

芳根京子&本田響矢、“ときめいたこと”が偶然の一致「びっくりしました」互いの印象語る【「波うららかに、めおと日和」インタビュー】

2025.04.20 07:00

24日にスタートするフジテレビ系木曜劇場「波うららかに、めおと日和」(毎週木曜よる10時~※初回は15分拡大)で主演を務める女優の芳根京子(よしね・きょうこ/28)と、共演する俳優の本田響矢(ほんだ・きょうや/25)にモデルプレスらがインタビュー。お互いの印象や原作との向き合い方、最近ときめいたことを教えてもらった。

  

芳根京子主演「波うららかに、めおと日和」

本田響矢、芳根京子「波うららかに、めおと日和」(C)フジテレビ
原作は、漫画アプリ「コミックDAYS」にて連載中の西香はち氏による同名コミック(講談社刊)。昭和11年を舞台に交際ゼロ日婚からスタートする、歯がゆくも愛らしい“新婚夫婦の甘酸っぱい時間”を丁寧に描いたハートフル・昭和新婚ラブコメである。

主人公・江端なつ美を芳根が、なつ美の夫・瀧昌を本田が演じる。

芳根京子&本田響矢「めおと日和」原作に魅了

芳根京子「波うららかに、めおと日和」(C)フジテレビ
― 今回のお話を聞いたときの心境をお聞かせください。

芳根:原作がとても素敵で心を奪われたのですが、その分魅力的な作品をドラマ化するにあたり、どのようにこの可愛い2人を形にしていこうかとドキドキしています。このようなピュアな女の子の役を演じる機会はなかなかないと思ったので、思い切って挑戦させていただきました。撮影は昨日から始まったばかりなのでまだ模索中ですが、原作にリスペクトを持ち、原作を好きな方が観ても「この2人でよかったな」と思っていただけるような作品にしたいです。

本田:このお話をいただいたときは素直に嬉しかったです。その後原作を読ませていただいたのですが、「なんて初心なんだ」と漫画を読みながら1人でドキドキしていました(笑)。ラブコメ作品では女性があたふたして男性は常にクールなことが多い印象なのですが、「めおと日和」では男性側もずっとあたふたしていてすごく初心で、そこがこの作品の魅力だと感じたので、その2人の掛け合いを大事に演じていきたいと思っています。また、昭和11年が舞台となり、携帯がないので、連絡が取りたくても返事が返ってくるのはいつになるかわからないですし、今みたいに電話してすぐに声を聞けるわけでもない。だからこそ、会えたときにきっと今よりも嬉しさや「やっと会えた」という思いが溢れると思うので、そういう瞬間を映像でも大切にしていきたいです。原作に対してリスペクトを持ちながら、楽しく撮影していきたいと思っています。

― 今作は衣装も素敵ですが、いかがですか?

芳根:衣装合わせのときにお着物やワンピースなどいろいろなものを着させていただいたのですがどれも素敵で、私の体に合わせて作っていただいたワンピースもあるので、昭和のファッションという面でもみなさんに楽しんでいただけると思います。連ドラで数ヶ月毎日お着物を着るのは初めてでドキドキしているのですが、1、2年に1回はお着物を着る作品に参加させていただいているので、今まで着させていただいたお着物の存在に少し自信をもらい、可愛らしい姿を見せて、「お着物っていいな」「着てみたいな」と思ってもらえたら嬉しいです。

― 普段着でも着たいと思われましたか?

芳根:私は着させてもらったことしかないので自分で着ることが未だにできないのですが、特別なときに和装でお出かけするのもすごく魅力的だと思います。

本田響矢「波うららかに、めおと日和」(C)フジテレビ
― 本田さんはいかがですか?

本田:軍服はスーツと形も違い、初めて着たときに脇が締まって背筋が通ることに驚いたのですが、当時の海軍の方々はこういう気持ちで服を着ていたのかな、と袖を通して思いました。また、瀧昌の私服は、今の自分が私服として着られそうなシャツやズボンがあり、時代は回っているのだと感じました。あと、下駄を履くようなのですが僕は履いたことがないので、下駄で歩き回れるように練習しなければいけないと思っています(笑)。

芳根京子、原作から得た“最大のヒント” 本田響矢が気付いた瀧昌のクセとは

芳根京子「波うららかに、めおと日和」(C)フジテレビ
― 撮影を楽しみにしているシーンを教えてください。

芳根:先ほどファッションも楽しんでいただけるとお話しましたが、昭和の生活という部分にもぜひ注目していただきたいです。ご飯を作るにしても火を起こすところから始まり、どのようにご飯を作っていくのかや、洗濯の仕方など日常の部分もたくさん描かれています。私自身、お料理がすごく好きなので、昭和の台所や料理器具などを楽しみにしています!

― 台本を読んで、昭和の日常で驚いたことはありますか?

芳根:私は朝ドラなどで昭和のお話をやらせていただいたこともあるので、経験はありませんが「懐かしい」と思ってしまいました(笑)。でも、朝ドラのときはお嬢様の役だったので、そのときに習わなかったことや経験しなかったことも散りばめられています。そういう部分は私自身も目一杯楽しんでいきたいです。

本田:台本を読ませていただき、一つひとつのセリフやシーンが原作に忠実だと感じました。ちょっとした動きや言葉の綾も再現して作っていこうとしていて、僕も全力で応えたいと思います。個人的な見どころは、出会いから全てです!出会いよりも結婚が先に来ることは現代では絶対になく、今でいうお付き合いする前のドキドキする時間を結婚してから育んでいく2人に僕はすごくときめいたので、ぜひ注目して観ていただきたいですね。

本田響矢「波うららかに、めおと日和」(C)フジテレビ
― 原作に忠実というお話もありましたが、ビジュアル面や表情など、原作から学んだことやヒントになった部分はありますか?

芳根:原作を持ち歩いていて、原作と台本が同じシーンを見比べながら、目線の落とし方一つでも「どうするのがなつ美さんらしくなるかな」と細かくチェックさせてもらっています。とはいえ、実写化する意味を考えると真似をするのは違うと思うので、原作が答えというより、最大のヒント、パスをもらうという気持ちで、原作のなつ美さんとともに生きていけたらいいなと思っています。

原作のファンの方もたくさんいらっしゃる作品なので、まだ模索している部分もあるのですが、とにかく私たちが原作を愛して、大切に思って、その気持ちを持って現場に行くことが大切だと思うので、そこは変な裏切りをしないように心がけています。

― ヒントが近くにあるというのは演じやすいですか?

芳根:今回は昭和11年が舞台で、現場にもその時代を経験している人がいないので、どうしても想像で埋めなければいけない部分の答えを提示してくださるのはすごくありがたいです。現場と原作と私たちとでコミュニケーションを取りながら作っていけたらと思っています。

本田:僕も同じように、その日撮るシーンの台本と原作を見比べています。わかりやすいところで言うと、瀧昌さんは困ったことがあったり動揺したりすると眉間に力が入りがちだと感じました。そういった原作の漫画で見える部分を僕たちが映像で演じるときに、どのように表現したら観ている方や原作のファンの方に瀧昌さんの感情が伝わるのかというのは大事にしていかなければいけないと思っています。あとは、心の内と表に出す表情にギャップがあるので、そこの塩梅も大切にしたいです。

初共演・芳根京子&本田響矢、お互いの印象明かす

芳根京子「波うららかに、めおと日和」(C)フジテレビ
― お2人は初共演ですが、お互いの印象をお聞かせください。

芳根:お会いするのは今日で4回目なのでこれからもっと本田さんの魅力を知っていきたいと思っているのですが、昨日一緒にお芝居をさせていただいたとき、目がすごく魅力的だと感じました。光が入ったときの目がキラキラしていて、吸い込まれる瞳をされていらっしゃるんです。

本読みやリハーサルで一緒にお芝居をさせていただいたときは、試行錯誤してお互いいっぱいいっぱいな部分もありましたが、真摯にお芝居に向き合う姿も拝見したので、一緒になつ美と瀧昌を作っていくのが楽しみです。

― 目がキラキラしているとのことですが。

本田:ほんとですか?!ありがとうございます。

― 本田さんから見て、芳根さんの印象は会う前と会った後で変化はありますか?

本田:物腰が柔らかくて元気でにこやかな方という印象を持っていたのですが、お会いした後もその印象は全く変わらず、本当に素敵な方です。昨日、撮影現場に初めて入ったのですが、スタッフさんや周りにいるみなさんを芳根さんが笑顔にされていて、太陽みたいな方だと感じました。

なつ美(芳根京子)は「何をしていても愛おしい」本田響矢が絶賛

芳根京子、本田響矢「波うららかに、めおと日和」(C)フジテレビ
― お互いのキャラクターの魅力的なところをお聞かせください。

芳根:とにかく「“ギャップが愛おしい”というのはこのことか」と、その代名詞になるのではないだろうかと思うほど、なつ美に見せている顔と思っていることのギャップに愛おしさを感じます。視聴者のみなさんには全部見えているので愛おしさの塊だと思います。曲がったことが嫌いで真っ直ぐな人柄だからこそすごく信用ができますし、第1話からきっと瀧昌さんの魅力が伝わるのではないかと思うほどに魅力の塊です。

本田:なつ美は本当に可愛いです。原作を読んだときからずっと愛おしい存在で、瀧昌のためにあたふたと行動している姿からは「本当に好きなんだな」と伝わってきますし、ドラマを観てくださる方にも愛おしさを理解していただけると思います。表情一つひとつが可愛くて、ご飯を作っていても可愛いですし、布団を出しているだけでも可愛い。何をしていても愛おしいです。

芳根:すごいプレッシャーですね(笑)。全部跳ね返ってきている感じが…。

本田:きっとドラマでも芳根さんが見せてくださると思うので、僕も楽しみですし、みなさんも楽しみにしていただけたらと思います。

― 台本を読んでいるときもキュンキュンしていたのですか?

本田:もうずっとキュンとしていましたね。「可愛い!」と思いながら見ていました!

芳根:今の時代にここまで純粋なラブストーリーというのは逆に新鮮なのではないかと思うので、夫婦まるっと愛してもらえるようなキャラクターにしたいなと思っています。

芳根京子&本田響矢がときめいたこと

本田響矢、芳根京子「波うららかに、めおと日和」(C)フジテレビ
― 原作を読んでキュンキュンしたというお話がありましたが、最近私生活でキュンキュンしたことやときめいたことがあれば教えてください。

芳根:1月期もドラマに出演させていただいていたので、それが終わったご褒美でスタイリストさんとお買い物に行ったときにときめいたリングがあり、スタイリストさんとお揃いで買いました。新しいアクセサリーというだけでもパワーをもらえるのですが、スタイリストさんとお揃いということで「もう1クール頑張ってきます!」と言って、今常につけています。

本田:びっくりしました。同じです(笑)。同じリングを買ったわけではありませんが、僕も最近メイクさんとスタイリストさんと買い物に行ったんです。そこでスタイリストさんと2人とも「うわ、これめっちゃ可愛いね」となった黒のデニムがあり、「お揃いでもいい?」「全然大丈夫ですよ」という話になって同じ物を買いました。その買い物で買った服たちは最近で一番ときめきました。

― 最後に、ドラマを楽しみにしている視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

芳根:4月期にぴったりな、爽やかで、可愛らしくて、観てくださる方がホッとできるような癒しの時間をみなさまにお届けしたいと思っているので、気張ることなく木曜日の夜を楽しみにしていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。

本田:昭和11年という舞台の中で繰り広げられるレトロなラブコメは、きっと新鮮な気持ちで観ていただけると思います。この春、このドラマを観ていただきほっこりとできる、みなさまの癒しになるようなドラマになれば嬉しいです。

― ありがとうございました!

(modelpress編集部)

芳根京子(よしね・きょうこ)プロフィール

1997年2月28日生まれ、東京都出身。2013年にフジテレビ系「ラスト シンデレラ」で女優デビュー。2016年、NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」のヒロインを演じ、一躍話題に。近年の主な出演作は日本テレビ系「コントが始まる」(2021)、日本テレビ系「真犯人フラグ」(2021)、TBS系「オールドルーキー」(2021)、日本テレビ系「それってパクリじゃないですか?」(2023)、映画「ファーストラヴ」(2021)、「Arc アーク」(2021)、「カラオケ行こ!」(2024)など。2025年1月期にはTBS系「まどか26歳、研修医やってます」で主演を務め、今作で2クール連続のゴールデン帯主演となる。

本田響矢(ほんだ・きょうや)プロフィール

1999年6月20日生まれ、福井県出身。2017年、テレビ東京系「セトウツミ」で俳優デビュー。近年の主な出演作はABC・tvk「青春シンデレラ」(2022)、MBS「ジャックフロスト」(2023)、MBS/TBS「明日、私は誰かのカノジョSeason2」(2023)、テレビ東京系「私と夫と夫の彼氏」(2023)、MBS「彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる」(2024)、フジテレビ系「私は整形美人」(2025)、BS-TBS「すぱいす。」(2025)など。2024年度前期のNHK連続テレビ小説「虎に翼」では、梅子(平岩紙)の三男・大庭光三郎役を好演し、注目を集めた。

「波うららかに、めおと日和」第1話あらすじ

芳根京子「波うららかに、めおと日和」(C)フジテレビ
昭和11年春、関谷なつ美(芳根京子)は父・篤三(高橋努)から結婚話を言い渡される。しかも挙式は1週間後…突然のことにうろたえるなつ美。挙式当日、帝国海軍の中尉である新郎の江端瀧昌(本田響矢)は急な訓練のため式には出席できず、花嫁姿のなつ美の隣には瀧昌の「写真」が置かれていた。なつ美の母・さつき(紺野まひる)をはじめ、関谷家の面々はあきれるばかり。なつ美は仲人である瀧昌の上官の家に居候させてもらい、上官の妻・柴原郁子(和久井映見)とともに瀧昌の帰りを待っていた。

2週間後、瀧昌が帰宅し、いよいよ対面の時。これまで男性と話す機会が少なかったなつ美は、何を話せばいいのか分からない。あいさつが済むと、部屋には気まずい沈黙が流れる…。その時、瀧昌が突然立ち上がる。慌てて後を追うなつ美。瀧昌は柴原家の離れに入り、部屋の中を見て回る。最後に入った寝室で、なつ美が「鏡台がある」とつぶやくと、瀧昌は「ここにします」と言ってどこかへ行ってしまう。戻ってきた瀧昌の手にはお釜や調理道具が。さらに、玄関にはたくさんの食器が積まれていた。瀧昌が母屋から借りてきたのだ。炊事場の準備を瀧昌にさせてしまい、動揺するなつ美。慌てて食器を持とうとするが、ぐらついた食器が落ちそうになる。一瞬、食器を押さえる瀧昌となつ美の手が触れ合って…。ウブで不器用な新米夫婦の、初々しすぎる新婚生活が始まる―。
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  1. 波うららかに、めおと日和

    波うららかに、めおと日和

    2025年04月24日(木)スタート

    毎週木曜22:00 / フジテレビ系

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