モデルプレスのインタビューに応じたME:I RAN(C)モデルプレス

【ME:I RAN『MUSE』ロングインタビュー後編】怒涛のデビュー1年…グループの絆が深まった出来事と感じた試練「悔しい想いもした」

2025.04.15 19:00

ガールズグループ・ME:I(ミーアイ)が、3RD SINGLE『MUSE』(ミューズ)を16日にリリース。サブリーダーのRAN(ラン/20)がモデルプレスのインタビューに初めてソロで登場し、ロングインタビューに応じた。後編では2023年12月の結成から1年半、2024年4月のデビューから1年を経て感じるグループの成長や絆が深まったと感じた出来事などを振り返ってもらった。【モデルプレスインタビュー後編】

  

ME:I、3RD SINGLE『MUSE』

ME:I 3rdシングル「MUSE」初回限定盤A(C)LAPONE GIRLS
ME:I 3rdシングル「MUSE」初回限定盤B(C)LAPONE GIRLS
今作は全4曲を収録。キャッチコピーは「永遠なる私のMUSE」で、誰かに憧れて夢を叶えたME:Iが新たに誰かの夢となり憧れとなる姿を描いた楽曲「MUSE」と、レトロポップなサウンドが印象的な「Ready Go」のダブルタイトルシングルとなる。どこか懐かしさを感じさせるサウンドやME:Iメンバーの過去から未来へ繋がるストーリーを描いている。

「MUSE」はNTTドコモ TVCMタイアップソング、「Ready Go」はテレビアニメ「ポケットモンスター」(テレビ東京系)の「メガボルテージ」編エンディングテーマ、「Affogato」はUHA味覚糖「特濃ミルク8.2」のTVCMソングとなっている。

ME:I・RANが感じたグループの変化と成長

― 2024年8月リリースの2ND SINGLE『Hi-Five』から今に至るまで、様々な経験を積まれてきたと思いますが、グループ全体で成長したと感じる点は?

RAN:全員が誰かを思いやってグループを作り上げるようになったところがすごく成長したなと思います。年齢も今までの経験も環境も性格もバラバラなので、正直最初は難しいなと感じる場面も多かったです。でも悩みながらも経験を積むことによって気づいたらできていたという感じで、初心者だったメンバーも本当に努力を重ねて振り覚えもどんどん早くなってきて、スキル面だけじゃなく何かを作り上げていくときのみんなの視野も広くなって練習もスムーズに進むようになりました。これはグループとして成長していく上で一番必要な部分だと思っていたので、さっきもリーダーのMOMONA(モモナ)と「1年でここまでできるようになったのは本当にすごい」と話していました。

― 最初は大変だと感じることも多かったですか?

RAN:はい(笑)私も経験は積んできましたがリーダー的な立ち位置にいたことはなかったので、自分が全て正しいとは思わないですし、みんなの中にも考えやプライドがあるからこそ、それをすり合わせる時間も必要でした。でも、みんなが同じ目標に向かって進んでいく感覚が大きくなるにつれて、ときには自分の気持ちを抑えてでも周りを見て行動できるようになって、そんな姿を見ると感動します。

ME:I・RAN、未経験だったメンバーから受ける刺激

― 1年前の「Click」のインタビューでも「話し合うことでチームワークが良くなった」とおっしゃっていました。チームワークの面で変化した部分や、決め事などはありますか?

RAN:良い意味で決めていないことが多いんですが、それぞれが発言するタイミングを見極められるようになってきたので、視野が広くなったからこそ経験者・未経験者を問わず、必要なときに自分から発言できる環境が整ってきて、バランスが取れています。リーダーだけが進める・まとめるのではなく、その場に適した子がしっかり意見を言ってくれるようになったのでそこはすごく助かりますし、壁もなく、年齢の差も感じない、みんなが伸び伸びできる環境が作れていると思います。それはデビュー当時の課題でもあったので、大きな成長だと思います。

― その中で、特に成長が著しく見えるメンバーはいますか?

RAN:目に見えて成長を感じるのはやっぱり未経験のKOKONAやRINONですね。デビュー当時はついていくのが一苦労という感じでよく私のところにも弱音を吐きに来ていたんですが、今ではそういう心配もなく自主練をしたりどこをどう直せばいいかを自分から聞いてきたりと前のめりな姿勢になって、アーティストとしてのプロ意識が芽生えているのを間近で感じているので「私ももっと頑張らなきゃ」と思わされます。2人の純粋さを残しつつプロ意識が加わったバランスがとてもかっこよくて、私自身も昔を思い出してもっと謙虚な気持ちでパフォーマンスをしたいなと思いますし、2人が今後もっと伸びていくんだろうなと思うとワクワクするので、親みたいな気持ちになっていますね(笑)

ME:I・RAN、リーダーのMOMONAとの役割分担とは

― チームワークを築き上げる中で雰囲気を作るメンバーは?

RAN:自分で言うのもなんですが、雰囲気作りは私が引っ張っている部分もあるかな。言葉で伝えるのが得意ではないので、例えば練習中に気が緩んでいるときは、自分が人一倍全力で踊って「今はそういうタイミングじゃない」と姿勢で示す役割なので、どちらかというとパッションで「やるときはやるよ」ということを伝えたいと思っています。

― 逆にMOMONAさんはどういった役割ですか?

RAN:MOMONAは頭の回転が早くて判断も早いので、状況がまとまっていないときでも良いところは認めつつ、明確に直すべきところを的確に指摘してくれます。言葉でみんなを引っ張ってくれる本当にリーダーらしい存在で、堂々とした面構えでかっこよく引っ張ってくれます。

ME:I・RAN、パフォーマンスで頼りにしている存在

― それぞれ悩んでいるときはお互いに相談し合うこともありますか?

RAN:未経験の子たちはすごく質問しにきてくれます。私は自分の中でどうにかするタイプなので、良いところは見て学びつつ、自分でダメなところを考えて、自分で改善していきます。

― RANさんが頼りにしている存在は?

RAN:KEIKOがステージで出す雰囲気や表情管理がすごく好きで、自分に足りないところを持っている気がします。AYANEもそうで、2人のパフォーマンスをよく見てそこから学べることがたくさんあります。

ME:I、ロッキンジャパンで深まった絆「アプローチの仕方が変わりました」

― 1年間で一番グループの絆が深まった出来事は?

RAN:個人的には「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024 in HITACHINAKA」が本当に成長したきっかけにもなりましたし、みんなの中で“アーティストとは”を考える上で新しい扉を開いたタイミングだったと思います。ロックフェスというだけでアウェイな状況でのパフォーマンスだったのですが、当日は雨でした。ウィングといってステージに広がって煽ったりする場面があったんですが、屋根がないので急遽ステージングを変更しました。だけどME:Iは良い意味でエネルギーに引っ張られてパフォーマンスが良くなっていくグループで「雨の中踊っているのが楽しい!最高!」という純粋な気持ちから出るエネルギーをわかりやすく感じられた瞬間でした。ロックフェスなのでお客さんの雰囲気もいつものYOU:ME(ファンネーム)の方々とはちょっと違ってすごく声を出してジャンプして飛び回っていたので、私たち自身が吸収するものの方が多かったという経験で、その後から本当にみんなのステージ上のアプローチの仕方が変わりました。野外でやる楽しさをみんなで分かち合って絆も深まりましたし、アーティストとしてすごく良い経験になったので今後に活かしていけるんじゃないかなと思います。

― アプローチの仕方が変わったというのは、具体的には?

RAN:与えられたものを練習して綺麗に見せる、ということがオーディション中も多かったのですが、そうではなくてその場で感じるエネルギーを、自分から全力で発信することの素晴らしさや気持ち良さ、それが伝わったときのお客さんの歓声の湧き方は本当にこれまで経験したことのないもので、経験があった私ですらすごく刺激を受けたので、ステージに立って間もないメンバーたちからしたら本当に刺激になったと思いますし、鳥肌が立ったんだろうなと思います。

ME:I・RAN「悔しい想いもした」初ドームでの試練

― RANさん自身の一番成長を感じた出来事は?

RAN:難しいんですが、私は京セラドーム大阪で行われた「2024 MAMA AWARDS」ですね。先日「LAPOSTA 2025」でも東京ドームに立たせていただきましたが、「MAMA」がME:Iとしては初めてのドームのステージで、K-POPアイドルの先輩方や同世代のグループ、尊敬している方々がたくさん出られていたステージに挑むということで、練習の段階で今までのパフォーマンスじゃダメだなというすごく感じていましたしそれに対する心配もあったし、だからこそ今まで以上に魅せるパフォーマンスを磨きたいという気持ちが強くなりました。そのためにかなり表情管理の練習もして、ダンスと歌のバランスなど、先生たちに教えてもらいながら挑んだので良い意味で悔しい想いもしましたし、「なんでできないんだろう」という葛藤もたくさんありました。ですが本番を迎えることによって成長した自分に出会えて、やっぱり努力は裏切らないと再度確認できたし、今後はもっといろんな扉を開いていけるんじゃないかなという可能性も感じることができて、それが良い意味で『MUSE』にも繋がっていると思います。

― 特に苦戦して悔しい想いをしたのはどの部分ですか?

RAN:本当に表情管理が苦手で、練習のモニターを見ると、「なんか違うんだよな」と思ってしまう自分がいました。当日の「MAMA」のステージもかなり激しいパフォーマンスだったのですが、顔がアップで抜かれるので、バランスを取るのが難しく目線や表情の部分で思い通りに行かないことがたくさんあって、自分としては全然足りていないとすごく悔しかったです。

― 表情管理は、他のアーティストのパフォーマンスを見て勉強されますか?

RAN:K-POPの女性アーティストのパフォーマンスを見ます。その瞬間にピタッとハマるような表情ができるまで練習する必要があるし、当日に変わることもあるので、対応できるように練習しています。

ME:I、2年目の課題とは「ガツガツしていきたい」

― 大きなステージにたくさん立たれて経験を積まれましたが、今後グループとしての課題は何になってくると思いますか?

RAN:ME:Iとしての課題は、1年色々なステージに立たせてもらってインプットしてきたものを2年目でどうアウトプットしていけるかがすごく大事になってくると思っています。それぞれ自分の魅力を知っているからこそ、足りないところもわかっているはずなので、自分も含めてさらにステップアップしたパフォーマンスをお届けしたいと思っています。「MUSE」も曲としては成長を感じていますが、曲だけ変わっても意味がないので、そこに付随するメンバーのスキルや魅せ方をさらに進化させて、もっと多くの方に驚いてほしいし魅力を知ってほしいので、前進の姿勢でガツガツしていきたいです。

― 個人としての課題はありますか?

RAN:もっと自信を持ってパフォーマンスをしたいです(笑)完璧主義と言われることも多いのですが、この仕事に限界はないと思っていて、だからこそ突き詰めたいし、レベルアップしていきたい気持ちが強いので2年目は自分の良いところを見つけてもっと自分らしくパフォーマンスできるようにと思います。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

ME:I(ミーアイ)プロフィール

ME:I (C)LAPONE GIRLS
⽇本最⼤級のサバイバルオーディション番組 初のガールズ版「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」で新たに“国⺠プロデューサー”によって選ばれた11⼈組ガールズグループ。グループ名には新しい⽇本の世代を代表する‘未来のアイドル’という意味が込められている。デビューシングル『MIRAI』は主要⾳楽チャートで1位を獲得。またデビュー前に開催されたファンコンサートでは全9公演、計6.5万⼈を動員した。

RAN(ラン)プロフィール

2004年8月7日生まれ、埼玉県出身。身長162cm、血液型はO型。MBTIはISFJ。
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