
Aぇ! group佐野晶哉、俳優業オファー絶えず小島健が嫉妬 GP帯連ドラ初出演で“キーマン”に「すごく怖い」【「Dr.アシュラ」インタビュー前編】
Aぇ! groupの佐野晶哉が、女優の松本若菜が主演を務める4月16日スタートのフジテレビ系新水10ドラマ「Dr.アシュラ」(毎週水曜よる10時~※初回15分拡大)に出演。インタビュー前編では、ゴールデン・プライム帯連続ドラマ初出演で研修医役を演じる心境や、撮影エピソードなどについて語ってくれた。
ドラマ「Dr.アシュラ」
原作は2015年から2016年にかけて「週刊漫画ゴラク」にて連載された、こしのりょう氏による同名コミック(日本文芸社/全3巻)。本作の舞台は、命と最前線で向き合う帝釈総合病院救急科。どんな急患も絶対に断らない、そしてどんな手を使ってでも絶対に助けるスゴ腕のスーパー救命医・杏野朱羅(あんの・しゅら)の活躍をノンストップで届ける救命医療ドラマである。佐野が演じる薬師寺保(やくしじ・たもつ/26歳)は、救急科に配属されたばかりの初期研修医。実家は皮膚科のクリニックで、幼い頃から自分も医師になって父親の後を継ぐことを漠然とイメージしていた。これといって高い志があるわけでもなく、ただなんとなく医学部へ進学し今に至る。
佐野晶哉、GP帯連続ドラマ初出演 小島健から「なんやねん、お前」
― 本作がゴールデン・プライム帯連続ドラマ初出演となりますが、オファーを受けた時の心境や、原作を読んでの感想などをお聞かせください。佐野:出演できると聞いた時は率直に嬉しかったです。確かグッズの撮影で、Aぇ! groupのメンバー全員が揃っている時に聞きました。まず僕1人がマネージャーに呼ばれて、ドラマが決まったというお話を聞いて、「これからメンバーにも伝えるね」と言われ、5人全員が揃った状態でもう1回聞いたのですが、メンバーにも喜んでもらいました。
同じ4月クールでリチャくん(草間リチャード敬太)と正門くん(正門良規)がドラマに出演するのを知っていたので、それに続いて僕も同じクールで出演できるうえに、メンバー5人中3人もドラマに出演させてもらえるということが嬉しかったです。デビューしてからもうすぐ1年が経ちますが、2年目に差し掛かるこのタイミングで、勢いに乗らせてもらえるのは本当にありがたいことだなと思いました。
オファーをいただいてからすぐに漫画を買って読ませていただいたのですが、素直に面白い作品だなと思いました。救急医療の現実を突きつけられたのと同時に、僕が演じる保の見え方次第では、この作品がすごく変わってきそうだなというプレッシャーも少し感じました。
― メンバーの皆さんがいるなかでの発表だったとのことですが、どんなお言葉がかけられましたか?
佐野:小島くん(小島健)からは「なんやねん、お前」と言われた記憶があります(笑)。去年、デビュー直後の頃に、たまたま小島くん以外の4人がいろんなお仕事をさせていただいていたなかで、僕がノリで「小島くんだけ何もしていない」とイジって、小島くんから「お前は定期的に仕事があるからええよな」と言われるというやりとりを2人でよくしていたんです(笑)。もちろん冗談で、その頃小島くんはバラエティーのお仕事を背負ってくれていたのですが、その延長線上のような感じで「なんやねん」と(笑)。でも、喜んでくれました!
― (笑)。「保の見え方で作品が変わってくる」とお話しされていましたが、佐野さんはどのような立ち位置や役割で演じようと考えていますか?
佐野:撮影自体はまだ2日間しかしてないのですが(※取材時)、原作にもある、患者さんが運ばれてくることを予感したアシュラが「来る!」と言うシーンで、「何が?」と言う僕のセリフがあって、その言い方1つで現場の緊張感が変わってくるし、アシュラが医療用語で患者さんに向かって「この患者は◯◯ですね」と言った後の、保の「えぇ~!?」の温度感でも変わってくると思いました。
医療用語がわからない僕と、視聴者の方はきっと同じ目線だと思うので、僕のセリフの言い方1つで患者さんの重さが変わってくるというか、保は1番視聴者の目線に近いリアクターだと思うので、保を通していろんな人がこの作品を楽しんでいくんだなと、原作を読んだ瞬間からすごく感じました。主人公はアシュラですが、そのアシュラの魅力を引き立てるのも、殺してしまうのも、保だというのがすごく怖いです。他に出演されるキャストの方々を知ってから原作を読むと、全部のキャラクターに対して「この俳優さんが演じたらこうなるんやろうな」みたいなイメージがすごく想像できたので、僕が演じる保はどうなるんやろう…と怖くなりました。リアクターだということを意識しながら演じようと思っています。
佐野晶哉、母の影響で医療ドラマ好きに 自身の研修医姿は「仕事が出来なさそう(笑)」
― 主演の松本さんとのコミュニケーションも大切になると思うのですが、いかがですか?佐野:今年舞台で共演させていただいた波岡一喜さんが松本さんと共演したことがあって、舞台中に「佐野ええやつやからよろしくな」と松本さんに連絡を入れてくださったので、松本さんとの最初の会話はそれでした。僕から積極的に行きたいですが、台本を読んでいる感じだとアシュラのセリフ量が膨大なので、きっと大変やろうなと…。保は何もできなくて戸惑っているだけなので申し訳ないなと思いつつ、現場では頑張って話しかけに行きます!
― 松本さんは医師役を演じるにあたって、救急の現場に行ったり、心臓マッサージを習ったりしたようですが、佐野さんは事前に準備したことはありますか?
佐野:心臓マッサージのやり方や、点滴の打ち方のリハーサルはありました。台本に書いてあるセリフではない部分で、別の動作があって、その動作に付随する流れがこんなにたくさんあるんだなとビックリして、医療ドラマの大変さを知りました。
― 医療用語を覚えるのも大変ですよね。
佐野:医療用語は本当に馴染みがなかったのですが、僕の母が医療ドラマがめっちゃ好きなんです(笑)。母が日本の医療ドラマも海外の医療ドラマもたくさん観ていた影響で、僕もすごく好きになって一緒に追っかけて観ていたので、その世界に入り込めるのがすごく楽しみです。とはいえ医療用語に対しての知識は全くないので、台本で出てくるたびにネットで調べて理解しています。
― ご自身の研修医姿を見てどう思いましたか?
佐野:衣装を着たタイミングから、仕事が出来なさそうやなと思いました(笑)。こんなメガネをかけているやつ信用できへんなと思うくらい、原作にもあるコミカルで可愛いキャラクターに仕上がっていると思います。何もできないけど憎めないキャラクターになるように頑張っています。
― ビジュアルでこだわったところはありますか?
佐野:衣装合わせはわりとすぐに決まったのですが、監督がメガネ選びで少し悩まれていました。5種類くらいかけて、「どれが一番冴えないように見えるかな」「かっこよくなっちゃうメガネはいらない」みたいなことをおっしゃっていて、黒縁でちょっとフレームが太めのメガネをかけると1番保っぽいとなって、それに決まりました。あとは監督に「肩幅が意外とあるね。ちゃんとして見えるから肩幅をもうちょっと狭めてほしい」と言われて、無理です…と思いながらも(笑)、あまり胸を張らないように意識しています。
― そのほかに監督から、「こういうキャラクターにしてほしい」というオーダーはありましたか?
佐野:顔合わせの時に最初に言われたのは、「この作品全体のリアクターで、視聴者が保を通してアシュラを見ていく」ということと、研修医でまだ何も知らないところからスタートするので、「この作品の全11話を通して1番成長を感じさせるのが保であり、変化を感じさせるのが保だから」ということでした。リアクターの部分は、僕も原作や台本を読んで感じた部分ではあったのですが、改めて監督から言われると、やっぱりそうだよなと思いましたし、アシュラの行動全てに振り回されるのが保なので、大事なキャラクターだなと改めて感じました。
― 佐野さんから客観的に見て、保はどんな男性だと感じますか?
佐野:僕の感じとった印象ですが、すごくポジティブな意味で、なんとなくで生きているんやろうなというのは感じます。「医者になって命を救いたいんだ!」というような子供の頃からの夢があるわけではなく、親が皮膚科を経営しているから、「将来は僕もお医者さんになるんだろうな。だから勉強しないとダメだな」と漠然と考えていて、たまたま救急科に配属されて、研修期間をこなそうとしているのが保です。とはいえ、なんとなくで生きていた保が、そこからいろんな人と出会ってどう変わっていくのか、その変化を受けてどう成長していくのか、しっかり表現できるようにしていきたいです。
★インタビュー後編では、俳優とアイドルの両立や、グループを結成してから感じるようになったというアイドルの魅力について語ってくれた。
(modelpress編集部)
佐野晶哉(さの・まさや)プロフィール
2002年3月13日生まれ、兵庫県出身。2016年8月に事務所に入所。2019年2月、Aぇ! groupのメンバーに選ばれ、2024年5月15日に「《A》BEGINNING」でCDデビュー。グループ内では、複数曲の作詞・作曲も担当している。近年の主な出演作は、ドラマ「あなたのブツが、ここに」(NHK総合、2022年)、映画『20歳のソウル』(2022年)、映画『明日を綴る写真館』(2024年)、ドラマ「離婚後夜」(ABC・テレビ朝日系、2024年)など。2025年4月16日スタートのドラマ「Dr.アシュラ」(フジテレビ系)でゴールデン・プライム帯の連続ドラマ初出演。5月30日には映画『か「」く「」し「」ご「」と 「 』の公開が控える。もっと詳しくみる
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