Travis Japan松田元太、“潤滑油”的存在のメンバー明かす「一歩引いたところで回して、仲裁してくれる」【「人事の人見」インタビューVol.4】

松田元太主演「人事の人見」

本作は“人事部”に焦点を当てた、痛快オフィスエンターテイメント。古い熱血体質の残る大企業を舞台に、おバカでピュアすぎる主人公・人見廉（松田）と、会社を変えたいと願いながら日々奮闘する真野直己（前田敦子）が、個性豊かな人事部の面々と共に会社の中で巻き起こる社員のさまざまな問題と向き合いながら、「現代人の悩み」に立ち向かっていく。松田は、地上波ドラマ単独、およびゴールデン帯ドラマ初主演を務める。

松田元太、地上波＆ゴールデン帯初主演 メンバーからの反応は？

― メンバーの方からの反応はありましたか？

松田：メンバーは「火9すごいね」と言ってくれて、「頑張って」と応援してくれました。リーダー（宮近海斗）は「どういう内容なの？」「人事部ってどういう感じなの？」とすごく聞いてきます。説明できないとまずいと思ったので、たくさん台本を読んで「こんな感じで展開していくよ」と結構喋っていたら「観るね」と言ってくれました。

― 宮近さんはメンバーの作品をよくご覧になるんでしょうか？

松田：めちゃめちゃ観ます。嬉しいです。

松田元太、ロサンゼルス留学経験が役に重なる

― バックパッカーの経験が人見の視野を広げていると思いますが、松田さんから見ていかがですか？

松田：僕自身もアメリカ留学をさせてもらって、いろいろな経験を肌で感じたことが大きいので、人見と重なります。バックパッカーの信念、軸は強い人というのが第一にあって、その中でいろいろな旅先で、いろいろなカルチャーを持っている人と出会う。危険もあるけどワクワクもちゃんとある。そのユーモアや面白さ、“人生を楽しんでいますよ感”をより大事に演じたいと思っています。

― 人事部は人を見る目が求められる部分がありますが、松田さんご自身は人を見る目はありますか？

松田：自分で言うのはちょっと“おこがま”ですが、意外とある気がしちゃっています。結構気にしいな部分があるので、喋っていなくても、その人の雰囲気で今どんな感情なのか分かります。

松田元太がもし会社員だったら？

― 会社勤めについてはどのようなイメージを持っていますか？|b}

松田：楽しい部分もあると思いますが、大変そうです。でも、その方たちのおかげでいろいろなことが動いていたり、家族を持っている方だったら、それで笑顔になっている子供がいたり、奥さんがいたり、全部が繋がっていると思うと、ある意味スーパーヒーローだと思いますし、お仕事をされている人たちを見て、少し心が疲れてしまった人たちに寄り添える“人事部の人見廉”でいたいと思いました。

― もし会社員だとしたらやってみたいことはありますか？

松田：僕は先輩に誘われて行きたかったら行きますし、行きたくなかったら、「めんどい」とは言わないですが「ごめんなさい」と言っちゃうタイプなので、先輩に何かを言われた仲間に「僕が代わりに言ってあげようか」「ちょっと先輩めんどくさいですよ」みたいな、先輩も傷つかず、こっちもマイナスにならない良い感じの伝え方ができる自信があるので、人事部に行きたいです。だから人見に憧れています。

松田元太、宮近海斗のかっこいい部分明かす

― “人事部とは潤滑油である”とありましたが、先ほどのお話のように人間関係を潤滑にする自信はありますか？

松田：さっき言ったマイナスにならない伝え方はもしかしたらできるかもしれないですが、その他をできるかと言われたら分からないです。普段から誰かのおかげで潤滑に回っていると感じているので感謝していますし、自分ができるようになりたいです。

― 例えばどんな方に感じますか？

松田：メンバーであればリーダー。メンバーが言い合ったり、意見がぶつかり合っているとき、リーダーが一歩引いたところで回して、仲裁してくれるのでかっこいいなと。ちゃか（宮近）はすごいです。

（modelpress編集部）

★Vol.1、2、3も配信中。

松田元太（まつだ・げんた）プロフィール

1999年4月19日生まれ、埼玉県出身。2022年10月28日にTravis Japanのメンバーとして全世界配信デビュー。近年の主な出演作は、映画「君が落とした青空」（2022年）、「ライオン・キング：ムファサ」（2024）、「結婚予定日」（2023／MBS）、「ゼイチョー〜『払えない』にはワケがある〜」（2023／日本テレビ）、「東京タワー」（2024／テレビ朝日）、「ビリオン×スクール」（2024／フジテレビ）など。「ぽかぽか」（フジテレビ系）月曜レギュラーや、「芸能人が本気で考えた！ドッキリGP」（フジテレビ系）などバラエティーでも活躍している。

「人事の人見」第1話あらすじ

大手文房具メーカー『日の出鉛筆』は、体育会系気質が色濃く残り、営業部などの現場の声が最優先の社風だった。人事部のオフィスでは、労務担当の真野直己（前田
敦子）が、会社の現状を憂い、正しい労働環境に変えようと奮闘している。部長の平田美和（鈴木保奈美）は、部署間のパワーバランスなど無視して問題点を訴える真野にハラハラしていた。そんな人事部は、カラオケ好きの社長・小笠原治（小野武彦）の発案で始まった社内カラオケ大会の準備に追われていた。須永圭介（新納慎也）が堀愛美（松本まりか）、森谷詩織（桜井日奈子）、ミン・ウジン（ヘイテツ）らに発破を掛けるが、自分では何もしない。まとまりのない人事部だが、常務取締役の里井嘉久（小日向文世）が海外から抜てきした人事のスペシャリストが中途入社でやってくるといううわさがせめてもの希望だった。

するとそこに一人の男がやってくる。待ち望んでいた人材だと平田が迎え入れると、その男は退職代行サービスだった。マーケティング部2年目の将来有望な社員・瀬沼優（田中洸希）の退職届を届けにきたのだ。退職届は断れないが突然の事態に苦悩する一同。するとそこに「本日からお世話になります、『人を見る』と書いて人見、人見廉です！」と“何も知らない”人見廉（松田元太）がやってきた。この男、うわさと違い、会社勤めの経験がなく、ビジネスマナーも社会常識もないが、とにかく素直でピュアすぎる男で…。