【内気な性格→グラビアクイーン】菊地姫奈が大嫌いな自分を変えた話「コンプレックスは見方を変えれば絶対に武器になるんです」
【菊地姫奈 3rd写真集「memory」(3月19日発売/講談社)インタビュー】15歳でグラビアデビューし、“令和の完売クイーン”として業界に旋風を巻き起こした菊地姫奈(20)には、向き合い続ける過去の自分がいる。内気な性格だった彼女が「グラビア」と出会い、どんな成長をしていったのか。そして支えになった母親の存在。20歳の節目のタイミングで、これまでを振り返った。
内気な自分を変えたい、大嫌いな自分を変えたい
― 芸能界入りは15歳。「ミス・ティーン・ジャパン2020」と「ミスiD2020」のオーディションを受けたことがきっかけだった。【菊地】芸能界っていうものを知ったのは、芦田愛菜ちゃんをテレビで観たとき。私と同い年の女の子が活躍している姿を見て、こういう世界があるんだと思いました。そのときは自分がということは考えなかったのですが、中学生のときにお兄ちゃんがアイドル活動をしているのを見て、その世界に憧れを持ち始めました。でも自分からなにかアクションをする勇気はない、そんなときにお母さんが背中を押してくれました。
― 中学1年生の頃、不登校になったことも。そんな我が子を見て、母親が学校の外でやりたいことを見つけられるようにと、応募を促したという。
【菊地】もともと内気な性格でした。やりたいこともずっとなかったですし。自分の人生なのに、自分を生きていない感じ。進路を聞かれても、なんとなくやりたいことを答えるけど、それは本気でやりたいのか、命をかけてやれるのか、と言われたらやっぱりそんなことはなくて。でもそんな自分のことを自分は大嫌いでした。どうしたら自分は変われるんだろう、そう考えたときに、もといた環境があまり好きではなかったので、外に居場所を作りたいと思いました。
― 高校1年生でグラビアを始めた経緯は「芸能界で自分のスタイルが武器になるんじゃないかと思ったから」と「内気な自分を変えたいと思ったから」。ただし自分に自信を持つまでには時間がかかった。
【菊地】コンプレックスはやっぱりありました。それまでに学校で馬鹿にされたこともありましたし。体型ってその人自身のありのままの姿。それを周りに否定されてしまったことで、すごく落ち込んで。だから体型を隠すような服を着たりもしていましたが、グラビアってそれが逆に武器になることを知って気持ちに変化が生まれました。コンプレックスは見方を変えれば絶対に武器になるんです。
菊地姫奈の「悲しみの乗り越え方」
― 芸能界に飛び込んで、グラビアを始めて、今日着て行く服すら自分では決められなかった女の子が少しずつ変わっていった。意見を言うことが必要な世界で、どんどん強くなっていった。この道を選んで良かった、と胸を張る。【菊地】グラビアは素の自分を好きなだけ出せる場所。自分を出せば出すほど、ありのままがいいと言ってもらえる場所。グラビアを経験したからこそ、素の自分を出せて、それをこんなにもたくさんの方に愛してもらえて、素でいていいんだって思えました。本当にやる決断をして良かったです。自分を好きになれました。
― これまでを振り返り、思いがこみ上げる。当時の自分に思いを馳せながら、身を持って体験した変化を赤裸々に明かす。
【菊地】外の世界、社会でこうして仕事をさせていただいて、あそこだけがすべてじゃない、ということを知って、いろんな人に出会って、いろんな経験をして。新たな自分の一面を知って、その自分を受け入れてくれる人がいて。逃げてもいいんだと思いました。逃げた先で私は、自分のやりたいことを素直に言えるようになって、前向きになりました。昔は周りに流されるタイプで、周りの理想でいたいと思うような子ども。でも今は自分が掲げた理想になりたい、近づきたい、と思える人。挑戦して良かったです、本当に。
― 今も挫折はある。悔しくて泣くこともある。でも乗り越え方を覚えた。
【菊地】この20年間いろんなことがありました。自分で言うのもなんですが、本当に困難が多い人生だなって。たくさん泣いたし、何度も心が折れそうになりました。でもそれらがあったからこそ、なにか嫌なことがあっても、あのときに比べたら全然ましかって思える自分がいます。あんなにも嫌なことがあったけど、今はこんなに楽しいから、きっと今回も大丈夫だって。私が学生時代に悩んでたことも今ではちっぽけに思えるから、私が今20歳で悩んでいることも、きっと25歳になった頃にはちっぽけに思えているんだって。そういうふうに思えるようになりました。
ひどい言葉も言った、それでも向き合ってくれた母親
― 母親が勧めてくれた“外の世界”。「感謝してもしきれない」という一方で、家族だという甘えと、心が繊細だったゆえに何度も何度もぶつかった。【菊地】学生時代は反抗期というのもあって、学校でぶつけられないストレスをお母さんにぶつけてしまっていました。今すごく後悔しているのですが、本当にたくさんひどい言葉も言ってしまったし、泣かせてしまうこともありました。それでも粘り強く向き合ってくれて、感謝しかないです。こんなにも私のことを1番に考えてくれる人がいるなら、期待に応えないとっていう気持ちにもなれました。お母さんに言われた「すべて自分で決めていいけど、決めたものに対しての責任は自分が取りなさい、人のせいにしてはいけない」という言葉は、何年経った今でもずっと心に残っています。
― 数年前からグラビア以外の仕事も舞い込むようになった。女優業にモデル業、初めての経験に戸惑い、壁にぶつかり、落ち込むことは多々。今でも母親の存在はとてつもなく大きい。
【菊地】演技のお仕事は、挑戦してみたら全然できなくて。できない自分に、周りと比べてしまう自分に、悔しくて涙が出てしまうことも。根底には先が見えない不安というのもやっぱりずっとあります。学生生活と芸能活動の両立が難しくて、高校1年生のときに私は芸能界で頑張ることを選びました。だからこそ後に引けないというか、失敗したらどうしようという気持ちがどうしても拭えない。お母さんはすごく優しくて、私のことを1番に考えてくれる人。たくさん厳しい意見もくれて、落ち込んでるときには寄り添ってくれる。今ではご飯に行ったり、遊びに来てくれたり、良い距離感でとても安心できます。
菊地姫奈の「夢を叶える秘訣」
― 「雑誌の表紙を単独で飾りたい」という目標を叶えるだけではなく、1年で約50冊の表紙に起用されるまでに躍進した。「夢を叶えるために必要だと思うことは?」と聞くと、「小さい目標をたくさん作ること」と「口に出すこと」と返ってきた。【菊地】小さな目標はなんでもよくて、例えば明日の朝パンを食べたいでもいいんです。小さな些細なことを決めて実行していくと、次第に大きな夢も叶っていく。きっとステップアップしていく感覚が体に染みついていくからだと思います。あとは言霊ってあると思っていて。これがしたい、あれがしたい、叶いそうにないことでも言うようにしてきました。昔からTGC(=東京ガールズコレクション)に出たいという夢があって、それを現場などで「私、絶対に今年のTGCに出る!」と言っていたんです。そうしたらその年に本当に出ることができたので、口に出すって大事だなと思いました。
― 女優にモデル、そしてグラビアアイドル。中高年のとき“外の世界”に居場所を作ったことで変われた経験から、今後も「一つの世界に固執せず挑戦をしていきたい」と意気込む。
【菊地】演技のお仕事は正解がないからとても面白いです。でもすごく難しくて、これからたくさん勉強していかないといけない位置に立っています。昨年5月に専属モデルにさせていただいたノンノでは、グラビアとは違う魅せ方やポージングに苦戦はしているけど、もっともっと学びたいですし頑張りたいです。そしてグラビア。たくさんの方に愛してもらってはいますが、グラビアはもう長いことやっているので、飽きられないように…みなさん飽きずにこれからも愛してください(照れ笑い)。
(modelpress編集部)
菊地姫奈(きくち・ひな)プロフィール
2004年10月19日生まれの20歳。茨城県出身。「ミスマガジン2020」で「ミス週刊少年マガジン」を受賞しグラビア活動を本格化。2024年5月よりファッション誌「non-no」の専属モデルに就任。女優としてはドラマ「ウイングマン」や映画『遺書、公開。』など話題作への出演を重ねている。<3rd写真集「memory」(3月19日発売/講談社)>
20歳の記念作品ともなる本作は「王道グラビア」をテーマに南半球・オーストラリアと菊地の故郷・茨城で撮影。「王道グラビア」には欠かせない、美しいビーチや爽やかなプールでのビキニショットはもちろん、自身初となるベッドでのランジェリーショットも収録。またTバックショットやバスタブでのヌーディーショットにも初挑戦するなど、20歳らしい色気も表現した意欲作となる。
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