新原泰佑、“激動の1年“経てマインド変化「意地やプライドをあまり持たない」柔軟な思考が飛躍のカギに【モデルプレスインタビュー】
俳優の新原泰佑(にいはら・たいすけ/24)にモデルプレスがインタビュー。後編では、舞台からドラマまで多岐に渡って活躍し、自身も「激動だった」と語る2024年を経て感じることや、飛躍を続ける新原が今思う「夢を叶える秘訣」について聞いた。
新原泰佑、2024年は多岐に渡る挑戦「激動の1年だった」
― 2024年は「インヘリタンス-継承-」「球体の球体」といった舞台から、「25時、赤坂で」(テレビ東京系)といったドラマまで幅広く活躍されていた新原さんですが、ご自身にとってはどのような1年になりましたか?新原:自分の中で“お芝居をするマインド”というか、“お芝居を作るとは”みたいなものを少しばかり感じることができた1年だったと思います。昨年の頭は6時間半に及ぶ舞台「インヘリタンス」から始まり、様々な表現を学ぶことができました。外から見た景色と中から見ている景色の差というか、ある種のギャップのようなものを俯瞰で感じながら、それをいかに折衷案としてお客さんに見せられるか、というのを学びましたし、その後の「25時、赤坂で」という作品では初めてのW主演をやらせていただきました。2作ほどBL作品に携わらせていただいた後のW主演作ということで、責任の重さもありましたし、“実写を望まれていた作品”であったからこそ、求められているクオリティにできるか、応えられる技量まで上げられるか、ということを考えて、特にこの作品中は撮影を通して自分の中でも成長できた期間になりました。
「25時、赤坂で」の次には、初めての単独主演舞台である「球体の球体」という作品をやらせていただいたのですが、本当にクリエイティビティにあふれている作品で、自分を含めたキャスト4人と演出家の池田亮さんの5人でずっと何かを模索し続けて。作っては壊して、作っては壊して…を繰り返し続ける作業を通して、お芝居の楽しさを学ぶことができました。作品ごとに学べるもの、感じることが全然違いましたし、すごく自分の中でも激動の1年だったなという風に感じています。
― 常に何かの作品に向き合っていた期間だったと思いますが、忙しい日々の中でも“これだけは忘れないようにしよう”と意識していたものはありますか?
新原:柔軟な思考です。自分の意地やプライドをあまり持たないようにするというか、もちろん人前に立つプライドは絶対に必要なんですけど、「自分の価値観とか固定概念だけじゃないものを取り入れたいな」とずっと思っている1年だったので、固定概念だけで話をしないで、「一旦言われたことをやってみて、感じたところから見えてくる景色を見よう」という努力をしていました。最初から突っぱねるのではなく一旦飲み込んで、そこから考えて、もし「違う」と思ったら相談する、というのは特に去年の1年は心掛けていました。
― 「理解しきれない部分があっても一旦取り入れてみる」というのは簡単なことではないかと思いますが、時には不安を感じることもあったのではないでしょうか?
新原:常に不安でした。僕、結構ビビりなんです(笑)。特に舞台「球体の球体」は毎公演ちょっとずつ台本のセリフが変わってくるんですよ。初日と千秋楽を比べると結末も違うんじゃないかと思うくらい変化がある作品だったので、最終的には土壇場というか、ぶっつけ本番のような形になるんですよね。今考えると“とんでもなく鬼畜な作品”だと思っています(笑)。でも、変化があるからこそ「失敗を恐れない」というマインドがつきましたし。お客さんに見せられるレベルまで持っていかなければいけないけど、「何より楽しむことが大切だ」と思えるようになりました。「1回やってみよう」という度胸はこの1年でついたなと思います。
新原泰佑の夢を叶える秘訣
― 最後に、夢を追うモデルプレス読者へ向けて新原さんが思う夢を叶える秘訣を教えてください。約1年前のインタビューでは「挑戦すること」と答えていました。新原:1年前に「挑戦すること」って答えてるの恥ずかしい、恥ずかしい(笑)。尖ってる…!!!
― (笑)。
新原:まだ夢を叶えられているわけではないので、そんな大きい口を叩いて言えることはではないんですけど…。今思うのは「やりたい」という気持ちは何にも変えられない強さがあるし、自信に繋がるなと。去年の「インヘリタンス」はオーディションを受けて選んでいただいたのですが、マネージャーさんから「6時間半の作品があって、内容的にも結構メンタルを削りながらお芝居をしなければいけないかもしれないんだけど、受けてみる?」と言われたことが始まりだったんです。不安はあったけど、脚本を読んで「やりたいです」と返事をして、「この舞台をやりたい」という一心でオーディションまでに台本を覚えて、練習して、役を勝ち取ることができました。やっぱり「やりたい」という気持ちは何にも代えがたいですし、自分が一歩踏み出す大きな力になるというか、後ろから押してもらえるパワーの1つになると思うので、夢を叶える上でも大切にした方が良いなと思います。
新原マネージャー:「インヘリタンス」のオーディションの話がきた時期は、ちょうど新原がドラマ「なれの果ての僕ら」に出演していたときで、感情的に大変そうなシーンを撮影していましたし、舞台の内容も上演時間も、覚悟を決めてもらわないと新原も辛いし先方に迷惑をかけられないのでちゃんと相談したんです。
新原:「なれの果ての僕ら」では、ちょうどブロック塀で殴るシーンを撮影していた時期だったと思います。感情的には大変だったけど、オーディションの話がきたときに「すごくやりたいな」と思ったんです。
新原マネージャー:本人に言ったら「やりたいです」と言うので、「すごい、言ったな!じゃあやってみよう!」となりました。
新原:本当に「言ったな!」って言われましたよ(笑)。「二言はないぞ」みたいなテンションで言われました(笑)。
― 難しい役を多忙な時期に「やる」と決めて、言葉通り最後まで走り抜けることができたんですね。
新原:やっぱり、自分から「やりたい」と思ったときのパワーって尋常じゃなく強いんだなと改めて感じました。当時、ドラマは結構ギリギリのメンタルのシーンを撮影していたので、よくやったなと自分でも思います…!春から新しい環境に飛び込む方がいたら、是非「やりたい」という気持ちを大切に、一旦挑戦してみてください!
― これからのご活躍も応援しています!ありがとうございました。
(modelpress編集部)
新原泰佑(にいはら・たいすけ)プロフィール
2000年10月7日生まれ。埼玉県出身。主な出演作は、ドラマ「なれの果ての僕ら」(テレビ東京系) 「アオハライド Season1」(WOWOW)「25時、赤坂で」(テレビ東京系) 、舞台「インヘリタンス-継承-」、「球体の球体」(2024年)など。放送中のTBS系日曜劇場「御上先生」(毎週日曜よる9時~)では主人公の兄役を演じ、話題を呼んでいる。もっと詳しくみる
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