ONE N’ ONLY主演「BATTLE KING!!」熱き青春の裏側に潜入 2年経ての成長・苦戦したシーンとは【現場レポート＆インタビュー】

「BATTLE KING!! Map of The Mind -序奏・終奏-」

2023年3月に劇場公開された映画『バトルキング!!-Weʼll rise again-』。喧嘩ばかりしているだけのヤンキーだった主人公の源二郎らが、“仲間”と“ダンス”に出会い、仲間と共に夢に向かって駆け上がっていく青春物語。その続編となる本作の舞台は、前作から2年後。ダンスで世界一になるという夢に向かって走り出したJackpozに、新たな強敵が立ちはだかる。

「BATTLE KING!! Map of The Mind」撮影現場に潜入

初夏の訪れを感じる5月下旬に行われた神奈川県・某所での撮影。ONE N’ ONLYのほか、BUDDiiSから小川史記、高尾楓弥、森愁斗、俳優の小南光司、⻄山潤らが参加し、重要シーンの撮影へ。現場も張り詰めた空気かと思いきや…撮影の合間に筋トレする山下、関、森の姿を発見。寸暇を惜しんで、仲良く筋トレに励んでいた。この日は、屋上シーンの撮影なども行われ、体当たりの演技をするメンバーも。監督や共演者と試行錯誤して、熱いシーンを創り上げていた。

翌日は静岡県・沼津で撮影を敢行。この日は、ONE N’ ONLYの6人に加えて、前日に引き続きBUDDiiSから小川、高尾、そして原因は自分にある。から武藤潤も参加。少年院から出所した直江龍之介（演：高尾楓弥）を迎え入れ、新生Jackpozとしてダンス練習に励むシーンの撮影などが行われた。本番前は、互いにセリフや劇中の振り付けを確認したり、談笑したりと、和気あいあいのムード。いざ本番が始まると、それぞれが瞬時に役に没頭する姿が印象的だった。

「BATTLE KING!! Map of The Mind」役の注目ポイントは？

― 撮影お疲れ様です。それぞれの役柄について教えて下さい。

【早乙女以蔵／演：沢村玲】キャラが濃くなった感じがします。シーズン1の時より攻めたようなセリフが多いので、そういうところでキャラの面白さがわかると思います。あと、仲間意識に対する照れくささというか、ちょっと素直になれない部分がたまに見え隠れするところも面白さじゃないかなと思います。

【真田晋作／演：関哲汰】更生したんですけど、どこかヤンキー感が抜けきれてないのが真田で。2年越しで何が1番変わったかというと、圧倒的に見た目だと思うんです。2年前は細身だったんですけど、今回さらに進化して“スーパー真田”ということで（笑）。進化を遂げて、喧嘩してそうな雰囲気になっているのかなと。あと、大人になって自分の中で感情のコントロールができる真田になってきたと思います。1番注目してほしいのは…筋肉！

沢村：今回の映画の裏メインでもありますからね（笑）。

関：要です。

【直江愛之助／演・高尾颯斗】実の弟が弟役ということで、シーズン1の時から兄弟愛が1つの注目ポイントだったのかなと思うのですが、今回も引き続き兄弟のやり取りはもちろん、シーズン1では兄弟愛が故のバトルシーンだったので、2ではどうなるのかを注目してほしいです。また、登場人物全員の意識が2年を経て大人になっていて、Jackpozとしてプロを目指して本気でやっている中での心の変化を楽しんでいただけたらなと思います。

【高坂源二郎／演・山下永玖】シーズン1では更生に向かっていく姿を描いていて、プライドが高かったり、ちょっと素直になれないところがあったんですけど、でも本当は素直で真面目な部分も多くて。内藤可乃（演：櫻ありさ）との出会いでダンスが好きになって、仲間と踊って、プロとして世界に向けて頑張っていきたいっていう覚悟がシーズン2で決まったので、更生してからの源二郎だったり、山縣虎太郎（演：森愁斗）とか直江龍之介（演：高尾楓弥）と絡むシーンもかなり多くなったので、人間同士の対話だったりを楽しんでもらえたらなと思います。

【甲斐玄武／演・草川直弥】シーズン1では、みんなと別の道を過ごしていて、最後の方で仲間に加わりました。シーズン2はそこから2年経ての物語なので、みんなに溶け込んで、仲間意識を持って、世界を目指す、という真っ直ぐな役柄が描かれていると思います。あと今回は、“源愛甲斐”と言われている、源二郎・愛之助・甲斐の出会いのシーンとか、前回描かれなかった物語の深いところまでわかると思うので、楽しみにしていてほしいです。個人的にはシーズン1の時は1人でいることが多かったので、今回みんなで撮影できて楽しいです。

【鞍馬憲一郎／演：上村謙信】シーズン1では鞍馬発信で喧嘩が始まることもあって、短気な部分が多かったんですけど、シーズン2では1番喧嘩していた鞍馬が、世界に向けて真面目に取り組んでいるところが描かれているので、対比を楽しんでもらえたらなと思います。あとは、やっぱり青春だなって。夢に向かってみんなで頑張るところが描かれているので、ぜひ楽しみにしていてほしいです。

【南部美人／演：小川史記】シーズン 1では、とにかくみんなに優しい南部さんでした。 そしてシーズン2では、もっとみんなに優しい南部さんになっています。これ以上優しくなってどうすんだっていうぐらい優しくて。その優しさの理由というのも、シーズン2ではより明確に見えて、Jackpozとの関係値も細かく見せられるので、南部にとっては嬉しいことだなと思います。目線的には観に来られる方たちと似ているのかなと。南部は見守っている感じの立ち位置なので、そういうところも一緒に楽しんでいただければなと思っております。人には優しくあれ！by.南部。

一同：（笑）。

撮影中にハプニング？苦戦したシーン明かす

― 続編が決まった時の心境を教えて下さい。

【山下】シーズン1に引き続き、またメンバー全員で演じられることが率直に嬉しかったです。序奏・終奏と分かれているので、かなり見ごたえのある映画になっていると思います。2年越しの成長や、それぞれのキャラクターが繊細に今回描かれているシーンも多いので、そういうところに注目してもらえたらなと思って、みんなで真剣に全力で取り組んでいます！

― 皆さん和気あいあいと撮影していますが、楽しかったことやハプニングなど、印象に残っていることはありますか？

一同：天候！

【小川】撮影の初日、2日目とか、天候が荒れていて。

【草川】外での撮影が多かったんですけど、ほぼ雨で。急遽、傘をさすシーンに変わりました。結構天候に左右されましたね。

【山下】天候が1番ハプニングだね。

【上村】あとはサウナシーンとか。

【関】サウナということで、普段見られない部分が見れたり。色んな部位に注目していただけたら嬉しいです。

【一同】（笑）。

【草川】サウナシーンは面白いと思います。なんでかは言えないんですけど、早乙女がたくさん牛乳瓶を飲むっていう（笑）。

【沢村】撮影中、合計6〜7本は牛乳を飲みました。

【関】その後見事にお腹下していました。

【高尾】でもあれがないと成り立たないシーンだった。

【山下】颯斗が牛乳大嫌いだけど、ちゃんと一気飲みしてた

【高尾】NG出せない！みんな頼むよ！って思いながら一気飲みしました（笑）。

前作から2年経ての成長語る

― それぞれ役の成長が描かれるということですが、この2年間で演じるみなさん自身が成長したと思う部分はありますか？

【小川】完全に奇跡が起きているなって。こんなに可愛い30歳がいるかって。

【沢村】だ〜から、カットだって（笑）！

【小川】ふざけるなよ（笑）！可愛さというところに努力を…。（※両手をグーにして顎下で合わせた“奇跡ポーズ”を披露）

【一同】（笑）。

【沢村】いつもしている自己紹介、何でしたっけ？

【小川】（※“奇跡ポーズ”で）奇跡だぞっ！キラーン！きゅるる〜ん！みたいなのをやっているんですけど…。僕、今大丈夫ですか？

【山下】可愛いです。

【小川】可愛いところが成長できたかなと。可愛いもかっこいいも。

【高尾】いつ見ても可愛いです。

【小川】（※“奇跡ポーズ”で）ありがとうね。

【高尾】それはやらない方が可愛いかも。

【一同】（笑）。

― 他にもいらっしゃいますか？

【草川】僕は前髪。シーズン1の時は金髪で、前髪がすごく傷んでちぎれていて、自分的には最悪なビジュアルだったんです（笑）。そこから成長して、メイクさんにもカッコよく決めてもらって、本来の甲斐が見られると思うので嬉しいです。

小川史記、座長・ONE N’ ONLYに感謝

― 小川さんから見て、現場の雰囲気はいかがでしたか？

【小川】めちゃめちゃ良い雰囲気です！やっぱりワンエンは人が良いので、誰に対しても優しい。疲れている姿も見たことないし、ちょっと合間に寝ていても、パッと起きたらすぐ元気に撮影に臨んでいます。周りからしたら、座長たちがそうやって引っ張ってくれるのはすごく安心できるし、助かっています。僕の方が年上ではあるんですけど、BUDDiiSのメンバーも出ているので、ワンエンが引っ張ってくれるのは嬉しく思っています。素敵だなって。

【ONE N’ ONLY一同】＜真面目！＜優しい！

【小川】（※奇跡ポーズ）

【一同】（笑）。

― ONE N’ ONLYのみなさんは、小川さんの存在はいかがでしたか？

【高尾】ふみくんと一緒になることが多いんですけど、同じメンバーかのように接してくれて、明るく盛り上げてくれます。最初の頃は、緊張もしていたんですけど、会話で和ませてくれて。前回よりもたくさん一緒に撮影できて、すごく嬉しいなと思います。

高尾颯斗＆沢村玲、地元・静岡県での撮影に感慨

― 高尾さんと沢村さんは、ここ静岡が地元ということで、地元ならではのエピソードを教えて下さい。

【高尾】僕はサッカーをしていたのですが、ここの高校の近くのスポーツストアにサッカー用品を買いに行っていました。ガチの地元なので、嬉しいです。静岡の撮影はどうですか？（※関に問いかける）

【関】いい町ですよね。空気も美味しいですし、山がたくさんあって、緑もすごく豊富で。

一同：（笑）。

【沢村】僕も東海道線はずっと使っていたので、馴染み深いです。すぐコンビニに行ったんですけど、浜松餃子とか浜松のものも結構置いてあって、懐かしかったです。

― 地元で実の弟と一緒に映画の撮影をする気持ちはいかがですか？

【高尾】すごく変な感じです。親が来ないか心配ですね（笑）。すぐ来るんですよ。

【関】ワンエンのMV撮影にも来てくれたよね。

【高尾】すぐ来れちゃうので、それだけ（来ないように）言っておきます。

【関】リンクだけ貼っておいたら？ここだよって。

【沢村】スケジュール送っちゃったわ！

【高尾】ダメだよ！マジで来るから（笑）。

“本気になるとすごい”部分とは？

― 熱いシーンも多く描かれていますが、自薦他薦問わず“本気になるとすごいぞ！”という部分はありますか？

【草川】やっぱり奇跡の30歳はすごいですよね。（本人が）自分で言っているんですけど。

【小川】恥ずかしいな。

【草川】本当に見えないです。

【小川】（※奇跡ポーズ）

【草川】それはやらないで（笑）。

【一同】（笑）。

― ほかにもいらっしゃいますか？

【関】颯斗はワンエンでわんこそばを食べに行った時に、1番食べていました。これだけ細い体でも、本気を出したらたくさんご飯が入る。胃袋が大きい！

【山下】哲汰じゃないですかね。撮影の途中もずっと筋トレしているので（笑）。

【小川】あの人にオフの時間ないですよ。

【関】筋トレがオフなので（笑）。

【小川】この間、止めとかなきゃいけない扉の重りで勝手に筋トレしていて「それ戻してください」って怒られてました（笑）

【関】だいたい所定の位置に戻さなくて（笑）。

【一同】（笑）。

最後に一言！

― 最後にみなさんから一言ずつお願いします。

【小川】ワンエン最高！

【山下】そういう一言！？（笑）。

【一同】（笑）。

【小川】ごめんなさい（笑）。今回はシーズン1よりも、それぞれのキャラクターの人間らしさがすごく出ているので、人間ドラマみたいなところにも注目して観ていただければなと思います。よろしくお願いします！

【沢村】シーズン1の時よりも色濃く、ストーリー展開も面白くできているんじゃないかなと思いますし、ワンエンメンバー以外にもたくさんの方が出演されているので、そういうところでも物語を楽しんでほしいなと思います！

【上村】シーズン1からさらにパワーアップした映画になっていると思います。みんなで和気あいあいと撮影できていて、そういう良い雰囲気とかが作品に影響されているのかなと思うので、ぜひ楽しみにしてもらえればと思います！

【関】シーズン1で出せなかった大人の色気というものが、シーズン2ではたっぷり溢れているんじゃないかと思います。心の面、そして体の面、変わっていると思います。そういった部分も注目して観てくれたら嬉しいです。劇場でお待ちしております！

【草川】シーズン1よりも泥臭い部分とか、バトルキングの良さがより出ていると思うので、そこに注目していただいて、観ている方の背中を押せたら良いなと思うので、ぜひ何回でも観に来てください！

【高尾】シーズン1よりも1人1人のキャラクターへの愛着が湧くんじゃないかなと思います。深掘りもされていますし、アクションやパフォーマンスの面でもすごくパワーアップしています。注目ポイントはたくさんあるのですが、1つの目標を叶えようとしている人たちがもがいている姿を見て、みなさんのパワーになれたらなと思いますので、楽しみにしていてください！

【山下】青春映画ではあるんですけど、コメディー部分もあったり。それぞれの役が感情を爆発するシーンも多いので、そういうところにも注目してほしいです。夢に向かって走る姿だったりとか、覚悟だったりとか、そういう真剣な部分も盛りだくさんに詰め込まれているので、そういうところにも注目していただきたいのと、アクションもド派手になっているので、全部注目してください！

― ありがとうございました。

★なお、モデルプレスでは、後日実施した高尾颯斗＆高尾楓弥の兄弟インタビューも配信中。ONE N’ ONLYのグループインタビューも配信予定である。（modelpress編集部）

プロフィール

＜ONE N’ ONLY＞
関哲汰（せき・てった）／TETTA：1997年11月24日
沢村玲（さわむら・れい）／REI：1997年1月2日
山下永玖（やました・えいく）／EIKU：1999年12月19日
高尾颯斗（たかお・はやと）／HAYATO：1999年9月17日
上村謙信（かみむら・けんしん）／KENSHIN：1999年7月8日
草川直弥（くさかわ・なおや）／NAOYA：1998年4月6日

＜BUDDiiS＞
小川史記（おがわ・ふみのり）／FUMINORI：1994年11月21日