佐野勇斗「9割大変で、楽しいと感じる瞬間は1割」挑戦続ける理由と基盤となる言葉【「Here, Now!」インタビュー後編】
7月30日に写真集「Here, Now!」(SDP)を発売する俳優・佐野勇斗(さの・はやと/26)。数々のドラマや映画に出演し、確かな演技力で名を轟かせる傍ら、5人組ダンスボーカルグループ・M!LKとしても活躍している。「9割大変で、楽しいと感じる瞬間は1割」――。それでも挑戦し続ける彼の人生の糧となった留学経験や、活動の基盤となる言葉とは。<インタビュー後編>
佐野勇斗「Here, Now!」
俳優、そしてM!LKとして10周年に向けて走り続けている中で、かつての留学先であり、人生の起点となった地であるニュージーランドを訪問。初めて訪れる南島のクィーンズタウンを選ぶことで、改めて自分を見つめ、新たな自分を発見する旅に。自然体の姿や、大人な雰囲気を纏った“圧倒的最強ビジュアル”が堪能できる写真も多数収録される。他にも、旅の記憶とともに語るインタビューや、滞在中に毎日記していた手書きの日記を載せたページなど、佐野の魅力を存分に感じられる1冊となっている。佐野勇斗、ニュージーランド留学経験が人生の糧に
― 高校時代に短期留学をしたニュージーランドで撮影したとのことですが、印象は変わりましたか?佐野:高校生の時は長期海外が初めてだったので、緊張していました。一緒に行った親友との会話の記憶はあるんですけど、街の記憶が本当になくて。『Google Pixel presents ANOTHER SKY』(日本テレビ系/2023年6月出演)の時にクライストチャーチに行っても、あまり覚えてなかったんです。今回は全然違う街に行ったので、そういう意味では視野が広がったと思います。高校の時に見ていた景色とは違って見えました。「こんなに自然豊かだったっけ?」「こんなに道路広かったっけ?」とか、車の免許も取っていたので「こういう標識なんだ!」とか。目に入ってくるものは変わっていました。
― 当時は学校とホームステイ先の往復だった?
佐野:そうですね。高校生の時は、どうやってコミュニケーションを取って学ぼうかということばかり考えていたので、今回でニュージーランドの魅力を改めて知れた気がします。
― ニュージーランドには佐野さんにとってどのような場所なのでしょうか?今作に込めた思いも教えて下さい。
佐野:ニュージーランドにホームステイした時が高校1年生で、ちょうどデビューした年なんです。まだ右も左も分からない状態で行って、“1人でも意外とできるじゃん”って自信がついた場所でもあります。英語も喋れなかったので、コミュニケーションが取れなかったんですけど、大きな問題もなく帰ることができました。当時は初海外だし、ニュージーランドに行くのも迷ったんですけど、挑戦して1歩踏み出して良かったなと思えました。その経験があるので、今の僕はまずは挑戦してみたいと思っていますね。インスタライブとかもそうです。
― インスタライブは挑戦だったんですね。
佐野:今でこそ定着しているので良いんですけど、当初コロナ禍で「やりたいです」って言った時は、生配信ということもあり懸念点も多く反対されました。ですが、挑戦をまずはしたいと思い「やりたいです!僕はやります!」って言って。結果「面白い!」って喜んでいただけたりもするので、そういう挑戦する気持ちが生まれたのはこの場所からっていう意味でタイトルの“Here”です。“Now”は25歳の時に撮ったので、四半世紀を生きてきて、等身大の自分を映して“ここから頑張っていこう”、“今からが勝負だ”って意味でつけました。
佐野勇斗“忍耐・笑顔”で奮闘
― M!LKも10周年を節目を迎えます。佐野:M!LKも頑張っていこうと思っています!
― 節目の年ということで、新たな目標はありますか?
佐野:デビュー当時から変わっていなくて、M!LKでドームツアーをすることが1個の大きな目標です。あとは地上波でゴールデンタイムの主演を務めて、M!LKで主題歌をやりたいです。それを1人でも多くの人に見ていただいて、M!LKが元気を与えられたら良いなと思います。
― 活動する中で、意識している座右の銘などがあれば教えて下さい。
佐野:“みんな友達”!…嘘です(笑)。最近よく思い出すのは、音楽番組でご一緒させていただいた方が最後に「みんな、忍耐・笑顔だからな!」って去って行ったんです。この世界はいかに笑顔で耐えてやっていくかっていうのが大事だと思うので、“忍耐・笑顔”です!
― 辛いと感じる瞬間もある?
佐野:大変なことが多いです。9割大変で、楽しいと感じる瞬間は1割。ちょうど今、朝ドラ(2024年度後期NHK連続テレビ小説『おむすび』)で野球少年の役を演じていて、元プロ野球選手の山崎慎太郎さんが指導してくださっているんですけど「そんなに長い間、野球を続けていて楽しかったですか?」って聞いたら「しんどさしかないよ。楽しいのは勝った瞬間とかだよ」って言っていて。みんな同じなんだなと思いました。大変なことに耐えて、自分なりに努力して続けた人が、スターになってくるだろうなっていうのを感じたので、僕も“忍耐・笑顔”で頑張ります。
佐野勇斗の夢を叶える秘訣
― 俳優、M!LKとして着実に夢を叶えている佐野さんが今思う「夢を叶える秘訣」を教えてください。2016年のインタビューでは「努力」、2017年・2022年は「諦めず頑張る」と話していました。佐野:少し変化して “与える人間になる”ことです。僕らで言ったらファンの人に伝えるとか、笑顔を与えるとか。与える人間になることが夢を叶える秘訣かなと思っています。
― 変化したきっかけがあるのでしょうか?
佐野:努力が少し進化して、与えるようになりたいと思い始めました。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
佐野勇斗(さの・はやと)プロフィール
1998年3月23日生まれ。愛知県出身・岡崎市出身。A型。2015年に映画「くちびるに歌を」で俳優デビュー。2021年にはドラマ「ドラゴン桜」、「TOKYO MER~走る緊急救命室~」、2クール連続放送された「真犯人フラグ」などに出演。2023年は、NHKドラマ「おとなりに銀河」で主演を務め、「TOKYO MER」のSPドラマと劇場版、ドラマ「トリリオンゲーム」など数々の話題作に出演。2024年度後期NHK連続テレビ小説「おむすび」、映画「六人の噓つきな大学生」(2024年11月22日)、劇場版「トリリオンゲーム」(2025年)を控える。5人組ダンスボーカルグループ・M!LKのメンバーとしても活動しており、俳優・アーティストとして多方面で活躍中。もっと詳しくみる
-
【写真】佐野勇斗と親戚の人気YouTuber
-
【写真】佐野勇斗、家族集合ショット&実家公開
-
佐野勇斗&飯豊まりえのインスタ投稿にファンざわつく
-
佐野勇斗、Snow Manのライブ参戦 目黒蓮のうちわ掲げ「ありゃ惚れる」
-
佐野勇斗「逃走中」での行動が「かっこよすぎ」「勇者」と話題
あわせて読みたい
-
佐野勇斗、自信を打ち砕かれた過去「後悔はない」 活動10周年をバズーカで祝砲【Here, Now!】
モデルプレス
-
佐野勇斗「M!LK全員の目標」今後挑戦したいこと 10年間の思い出も明かす【Here, Now!】
モデルプレス
-
佐野勇斗、お気に入りカットは「裸です」 6年ぶり写真集で自ら考案【Here, Now!】
モデルプレス
-
佐野勇斗、6年ぶり写真集で“ハッとした”新たな発見 「中止になるかも…」撮影裏話も明かす【「Here, Now!」インタビュー前編】
モデルプレス
-
視聴総合ランキング
2025年07月18日 03:45時点
※TVer内の画面表示と異なる場合があります。
-
01
水曜日のダウンタウン
無人島で太ることも可能説 後編 ほか
7月16日(水)放送分
TVerで見る -
02
大追跡~警視庁SSBC強行犯係~
Episode2「突入命令」
7月16日(水)放送分
TVerで見る -
03
最後の鑑定人
第2話 遺産目当ての殺人か承諾殺人か?銃声の謎
7月16日(水)放送分
TVerで見る -
04
上田と女が吠える夜
田舎育ちの女VS都会育ちの女が大激論
7月16日(水)放送分
TVerで見る -
05
ちはやふる-めぐり-
第二首「しらつゆに」青春は贅沢…居場所ない高校生たち
7月16日(水)放送分
TVerで見る
最新ランキングはこちらPowered by -
-
M!LK佐野勇斗「ドラマ2本と映画2本とコンサートを同時進行」多忙のあまり撮影で気絶
モデルプレス
-
佐野勇斗、運転免許センターでファンと遭遇も恥ずかしかった理由
モデルプレス
おすすめ特集
-
7月のカバーモデルはLE SSERAFIM
特集
-
“日本一かわいい中学一年生“を決める「中一ミスコン2025」開催中!
特集
-
“日本一のイケメン中学一年生”決める「中一ミスターコン2025」開催中!
特集
-
国民的推しランキング!各種エンタメにまつわる読者ランキング、読者アンケート実施中
特集
-
モデルプレス独自取材!著名人が語る「夢を叶える秘訣」
特集
-
インフルエンサー影響力トレンドランキングを発表!「モデルプレスカウントダウン」
特集
-
モデルプレス読者モデル 新メンバー加入!
特集
-
"史上最大級のファッションフェスタ"TGC情報をたっぷり紹介
特集
-
国内作品見放題数2位!アニメ・お笑い・ドラマ・映画が充実!オリジナル作品も!
特集
おすすめ記事
SPECIAL NEWS
記事ランキング
RANKING
-
01
長濱ねる“バブみボディ”の秘密 ジム・ピラティス・肌管理…「1st写真集より痩せすぎない」ボディメイク術【2nd写真集インタビュー】
モデルプレス
-
02
「誘拐の日」プロデューサー、多言語操る子役・永尾柚乃に感嘆 Snow Man深澤辰哉の起用理由も明かす「ご本人のお人柄と全く逆」
モデルプレス
-
03
朝ドラ「あんぱん」鳴海唯、涙のヒロインオーディション秘話「人生を変えたい」奇跡的な縁と覚悟から巡り合った琴子役への想いとは【インタビュー】
モデルプレス
-
04
【「ちはやふる」齋藤潤インタビュー】「最初はすごく悩んだ」現場での焦りと不安が安心感に変わった理由
モデルプレス
-
05
長濱ねる、日向坂46“ひな誕祭”サプライズ出演秘話 オファー時の不安と同期への思い「久美ちゃんが望んでくれているなら」【2nd写真集インタビュー】
モデルプレス