緑黄色社会「今日好き」メンバーと対談!青春の輝きと葛藤を描いた新曲に「すごく共感」(C)モデルプレス

緑黄色社会「今日好き」メンバーと対談!青春の輝きと葛藤を描いた新曲に「すごく共感」

2024.07.30 19:30

4人組バンド・緑黄色社会(長屋晴子、小林壱誓、peppe、穴見真吾)の新曲2作品が、ABEMAの高校生による恋愛番組「今日、好きになりました。夏休み編2024」の主題歌と挿入歌に起用された。これを受けて、緑黄色社会と今回の“今日好き”に参加するその(平松想乃)・りあ(米澤りあ)・みあ(藤田みあ)で対談を実施!楽曲に関する想いや、夏休み編2024に絡めて夏にやりたいことなどを語り合ってもらった。

高校生たちの本気の恋と青春にマッチした2曲

「今日、好きになりました。」は、現役高校生たちのリアルで等身大な本気の恋と青春模様を追いかけた恋愛番組。2024年7月22日(月)より「夏休み編2024」が放送中だ。


主題歌は「恥ずかしいか青春は」(7月9日配信リリース)。全力で駆け抜ける人の背中を押すアップテンポナンバーで、青春の裏にある苦悩と喜びのコントラストがパワフルかつ鮮やかなサウンドとエモーショナルなボーカルで描かれている。

「言えない」ジャケット(提供素材)
一方、挿入歌の「言えない」(7月30日配信リリース)は、切ない恋心を歌ったバラード調の楽曲となっている。

長屋晴子、主題歌に込めた思い「キラキラした部分だけじゃない」

ー まずは「恥ずかしいか青春は」についてお聞かせください。どのような思いで作られたのでしょうか。

長屋:夏休み編2024の主題歌なので、全体的に夏らしさや疾走感があって憧れを抱くような前向きな曲を作りたい、というところから始まりました。「今日好き」には、きっと参加者側にも視聴者側にも“青春してる!”というイメージがあると思うんです。でも青春とひとことで言っても、表に見えているキラキラした部分だけじゃないな、と実際自分も学生時代を経て感じて。そういった部分も含めて描きたいなと思い、曲のイメージを広げていきましたね。
長屋晴子(C)モデルプレス
穴見:最初は長屋のピアノ弾き語りの状態でワンコーラスだけ聴いたのですが、「めっちゃ良い曲やん!」と(笑)。

小林:良いよね。今回各々でも曲を作っていた中で、長屋の曲が選ばれたんです。アレンジ前のワンコーラスを聴いた時はまだ自分の曲は出してなかったのですが、本当に作るべきなのか悩みました。「長屋の曲が良いんじゃない?」って言葉を添えて提出したくらい(笑)。もう最強が出ているのに、戦いに行く必要ないな、って。

peppe:私も同じような状況でした。私が意見する前に、壱誓と真吾が「この曲、本当に良い」と話していて。
「恥ずかしいか青春は」ジャケット(提供素材)
長屋:みんなありがとう(笑)。メンバーが賛成してくれたおかげで決まりまして、真吾がアレンジで世界観をより色濃くしてくれました。私たちの曲は歌始まりか、ピアノの印象が強いイントロが多いんですよね。でも「恥ずかしいか青春は」はギターのイントロで荒々しい部分もあり、学生の未完成な心情の表現にもマッチしていると思います。

穴見:イントロは20通りくらい作って、今のものに決まりました。懐かしいロック感があって、すごくお気に入りです!

ー 「恥ずかしいか青春は」と、タイトルから問いかけになっているのも印象的ですよね。

長屋:そうですね。学生の時って馬鹿にされるようなこともあると思うんですよ。努力している人を見て「何であんなことしてるんだよ。恥ずかしくない?」と笑う人もいたり。でも自分が大人になって思うのは、どんな時代でもどんな年齢でも、結局は何かを全力で取り組んだ人こそがかっこいいし憧れの対象になる。問題提起として問いかけるかたちで伝えられたら良いなと思いました。

小林:まじで長屋、覚醒したなと思ったよ。今の洗練された長屋にバンドを始めた頃の初期衝動のような感覚も加わって、一皮むけた感じがすごくあった。

ー 今日好きの3人は、この曲を聴いてどういう印象でしたか?

その:爽快感があって、頭の中で青春がわーって走っている感じがしました!青春は有限だということに改めて気付かせてくれる曲なので、学校での何気ない時間も全部楽しもうって思えました。

りあ:私は「恥ずかしいか青春は」と「馬鹿らしいか真剣は」という歌詞にすごく共感できました。高校生らしくて、「今日好き」のイメージにも合っているところも推しポイントです!

みあ:私もりあちゃんと一緒で、歌詞が本当に「今日好き」だなって。素敵な曲で、聴く度に今回の「夏休み編2024」の思い出が一気に蘇ってきますね。

長屋:ありがとうございます!嬉しいですね。

「今日好き」メンバーが共感した「言えない」の歌詞とは

ー 挿入歌の「言えない」は、主題歌とは違う切ない曲に仕上がっていますが、どういったテーマで作られたのでしょう。小林さんが作詞、peppeさんが作曲ですが2人で話し合いもされましたか?

小林:曲と歌詞は全く別の工程になるので、そこに関してはpeppeが作ったものに何か口出ししたっていう覚えもなく、逆もまた…。いや、逆はあったわ(笑)。

穴見:よくあるね(笑)。
穴見真吾(C)モデルプレス
ー peppeさんは、挿入歌の作曲という点で意識されたことはありましたか?

peppe:完成した曲では少しだけ疾走感のあるアレンジになっているんですけど、元々メロディーを作っていた時はそれを全面に出していたんです。でも挿入歌で切なさも曲に入れ込みたかったので、テンポは変えずにリズムの取り方をゆっくりにアレンジしました。

長屋:緑黄色社会には、いわゆるミドルテンポやバラード調の曲は他にもありますが、それとはまた違っていて。この曲はミドルテンポでも逆に力を抜くタイプで、脱力した懐かしさがあるというか、そんな景色が見えるバラードですね。今までになかった曲なので、新しい色が来たな、と!

ー 歌詞はどのようなイメージで作られましたか?

小林:長屋と同じく、表には出ていない背景も想像しながら書きました。「今日好き」はみんなで海外へ行き、そこで恋をする。そして、作品の性質上触れられてはいないけれど、必ず帰りの飛行機があるわけじゃないですか。この曲の言葉は半分以上がフィクションではありつつ、帰りの空港のターミナルといった見えない部分までイメージしましたね。

りあ:だから歌詞にターミナルって言葉が入ってるんだ…。

その・みあ:そういうことか!すごいね。

長屋:前回「想い人」という曲で「今日好き」の挿入歌を担当した時は、元々あった曲を起用していただいたので、番組をイメージして作ったものではなかったんです。でも今回はお話が来てから歌詞が出来たので、「今日好き」に溶け込んでいくような歌詞だなと思いました。

ー 「今日好き」の3人は、気になる歌詞や共感できる部分はありましたか?
(左から)「今日、好きになりました。夏休み編2024」に参加するりあ・その・みあ(C)モデルプレス
その:「たった一つ違う道を選んでたら」という歌詞がすごく沁みました。「今日好き」は数日間の短い期間で恋愛をするので、気になる人をツーショットに誘うとかそういう些細なことで、その人と付き合うことになったりもして…。そういう部分で、ぴったりだなって思いました。

りあ:私は「君だけがいない モノクロに世界が染まる」という部分です。海外で男女で、となるとグループ行動もあるじゃないですか。その時に好きな人と離れちゃうと、本当にモノクロの世界になるし…。そして、最後のサビだけ「この気持ちは誰にも負けない」となっているんですよね。最初はマイナス思考だけど、最後は「絶対諦めない」という気持ちに変わるところが私の性格に当てはまっていて…沁みました(笑)。

みあ:私はタイトルにある「言えない」が、今回の旅でドンピシャで…。不器用だから、自分の思いを行動に移すのが難しいところもあったので、「言えない」に大共感しました。

小林:沁みた(笑)?

みあ:沁みた(笑)!

ー 今回の2曲は、どちらも青春や恋愛している最中に励まされたり、寄り添ってくれたりする曲になりそうですよね。歌われている長屋さんは、いま実際に感想を聞いていかがですか?

長屋:本当に嬉しいです!実際に「今日好き」を経験しているみんなにもしっかり歌が届いているという実感が得られたので、良かったなとホッとしていますね。

緑黄色社会が学生に戻れたら夏休みにしたいこと

ー 「今日好き 夏休み編2024」にちなみ、この夏休みにしたいことを教えてください。緑黄色社会の皆さんは、もしいまの自分で学生時代に戻れたら何がしたいですか?

小林:もうちょっと家族に優しくするかなあ。ご飯作ってあげたりして。当時は友達と遊びに行ってばかりだったから…。

peppe:ああ、そうだ。確かにね。私は高校生の時にやっていたことでもう一度やりたいなと思うのが、大きなプールに行くこと!
peppe(C)モデルプレス
長屋:行ってたね~!三重県にある大きなプールに、愛知県民はみんな行くよね(笑)。

穴見:僕はラーメン合宿がやりたいです。

小林:なんで(笑)。高校生に戻らなくてもやってるだろ。

穴見:今の自分のままで戻れるなら、多分毎日豚骨を炊いてると思う。今もたまに作ってるけど、夏休みは時間があるから極めたいですね!

長屋:そんな高校生いるかな(笑)。私は当時斜に構えていてあまりイベント事をしなかったからこそ、浴衣を着てお祭りに行きたい。あと、今のマインドのままならせっかくだから留学するかも。語学を勉強するとかではなく、1人で行動することが本当に苦手なので誰の手も借りない場所に行って、心を強くしたいですね。
小林壱誓(C)モデルプレス
ー 「今日好き」の3人は今まさに高校生ですが、この夏休みしたいことはありますか?

その:高校3年生で最後の夏休みだから、夏祭りに行って花火して…。夏を感じることは全部やりたい!1人で出かけることも好きなので、1人で旅行したり日本を飛び回りたいです。

peppe:良いねえ。

みあ:私も夏っぽいことしたくて、花火大会も行きたいし手持ちの花火もしたい。友達と大人数でバーベキューして、水風船投げ合ったり…。

一同:投げ合う!?

みあ:投げ合います!それで、割れてびしょ濡れになりたい。

りあ:私はとりあえず夏だし、アイスをいっぱい食べたい(笑)。あと、ギターに憧れていて少し挑戦したんですけど、3日でやめてしまったのでもう一度やってみようかな。

穴見:3日は確かにやめ時だね(笑)。そこを乗り越えるとね。

りあ:本当に飽き性で。ドラムにも興味があって、深夜に通販サイトでドラムセットを見たりしてます(笑)。

小林:俺も飽き性だからすごく気持ちが分かるんですけど、ひとつアドバイスがあって。例えばギターだったら、自分の好きな曲を1曲だけ弾けるようにする。そうしたらもう、やめていい!

長屋:最初から上手な人は絶対いないからね。やりたいことがいくつもあるなら、全部に手を出してみるのが良いと思う!

穴見:ふと気になったんですけど、今の高校生は放課後は何をしているんですか?

りあ:カフェに行ってカラオケして、プリを撮ります。

穴見:僕たちのときとあんまり変わらないんだね。

長屋:今って携帯でも加工できるけど、プリクラも撮るんですね。そういえば私も友達と撮ったんですけど、加工がすごくて2人とも同じ顔になってびっくりしました(笑)。すごく進んでるなって。
緑黄色社会(C)モデルプレス

「10年以上やってきて...」緑黄色社会の夢を叶える秘訣

ー 最後に夢を追いかける読者に向けて、皆さんの「夢を叶える秘訣」をお聞きしたいです。

長屋:有言実行や言霊という言葉もあるように、バンドとしても個人としても、全て声に出すことかなと思います。実際に私たちも「○○に出たい」とか「やりたい」という思いを、色々なインタビューに残したりファンの方に伝えたりしてきました。外に向けて発信することで動く何かがあるな、と身をもって経験してきたので、小さなことでも恥ずかしがらずに口に出すことが大切かな、と。

小林:自分の中で踏ん切りがついてないけどやりたいことってあるじゃないですか。そういうものは、迷わず片足だけでも1歩踏み入れてみること。最初の初期衝動を大切に、というのはすごく大事かなと思いますね。

peppe:ここまで10年以上やってきて、思ったことが2つあります。ひとつは、ずっと続けてきたから叶えられたことがたくさんあるので、継続が大事だってこと。初めの2、3年だけじゃ絶対に叶えられなかったことばかりなので。もうひとつは、直感を大切にすること。私は元々音楽で夢を叶えようとは思っていなかったんですよ。高校生の時はダンス部とかに入ろうかと思っていたけど、長屋に出会って「ピアノ弾けるならやらない?」って声をかけてもらったんです。直感的に良いかもと思って「じゃあやる」と即答して…。その自分の直感にずっと従ってきたから今があるなと思っています。

小林:一応注釈を入れておくと、ダンス部には入ってないです。

長屋:ダンス部、吹奏楽部、チア部で迷ってたんだよね(笑)。

peppe:そうそう(笑)!元々ピアノはやっていたけど、高校に入学する時にはやめてたから。でも、今はその時の直感に感謝しています。

穴見:夢って色々なものがあるけど、大体は誰かがいないと叶えられないことが多いと思う。僕からしたらメンバーとかスタッフさんだし、新しく会社をやりたいって人はそういうパートナーが必要だろうし。大事なのは、その人と出会うための運みたいなものを、ちょっとずつ積むことというか。自分のちょっとした徳の積み重ねが大きいものになって、恋愛面でも仕事面でも運命の人みたいに出会えるのかなって思います。

ー ありがとうございます。「今日好き」の皆さんは今高校生ですが、緑黄色社会の「夢を叶える秘訣」を聞いて思ったことはありましたか?

その:話を聞いて、人は出会うべき人に出会うんだなと思ったので、人との縁を大切にしたいと感じました。あと「挨拶をしっかりする」とか、小さいことでも今の自分にできることをコツコツ積み上げていきたいです。

りあ:私は今までは結構ノリで生きてきて、「なんとかなるでしょ」というマインドだったんです。それも大事にしつつ、努力と継続が大事なのかなと思ったのでこれからめちゃくちゃ頑張ります!

みあ:私も一緒で、peppeさんの言っていた継続って本当に大事だなと思って。現状維持をしながらも、自分のできることやしたいことをどんどん増やしていって、頑張っていけたら良いなと思いました。

緑黄色社会(4人):頑張ってください!
緑黄色社会×「今日好き」メンバー(C)モデルプレス
緑黄色社会のあたたかく気さくな人柄に、最初は緊張した様子だった「今日好き」の3人は次第に笑顔に。楽し気な空気感の中で会話も弾んでいき、取材中に何度か大きな笑いが起きた場面もあった。聴いた人の背中を時に押し、時に寄り添ってくれる今回の主題歌と挿入歌は、「今日好き」をより鮮やかに彩ってくれるに違いない。(modelpress編集部)[PR]提供元:ソニー・ミュージックレーベルズ

撮影:TATSUYA ITO

緑黄色社会プロフィール

愛知県出身の4人組バンド。愛称は”リョクシャカ”。

高校の同級生(長屋晴子・小林壱誓・peppe)と、小林の幼馴染・穴見真吾によって2012年結成。
「Mela!」(2020)がストリーミング再生数4億回、「サマータイムシンデレラ」(2023)・「花になって」(2023)が同1億回を突破するなど話題曲をコンスタントに発表。2022年には初の日本武道館公演、2023年~2024年にかけてアリーナツアーを成功させるなど躍進を続けている。

「NHK紅白歌合戦」2年連続出場(2022・2023)、第65回日本レコード大賞優秀作品賞受賞(2023/サマータイムシンデレラ)。
長屋晴子の透明かつ力強い歌声と、個性・ルーツの異なるメンバー全員が作曲に携わることにより生まれる楽曲のカラーバリエーション、ポップセンスにより、同世代の支持を多く集める。

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