生田絵梨花「1人で背負えるものではない」夢の“ディズニー・ヒロイン”声優抜擢への思い 不安解消した方法とは<「ウィッシュ」インタビュー>
女優として活躍する生田絵梨花(いくた・えりか/26)が、ディズニー100周年記念作品「ウィッシュ」(12月15日公開)のヒロイン・アーシャの日本版声優に抜擢。モデルプレスでは生田にインタビューを実施し、“夢”だったというディズニー声優を務めることへの思いや周囲からの反響、さらには夢を叶えた今思う“夢を叶える秘訣”について語ってもらった。
ディズニー100周年映画「ウィッシュ」
ディズニー100周年という節目に公開される「ウィッシュ」は、どんな願いも叶う魔法の王国が舞台。その国で隠された真実を知ってしまったヒロイン・アーシャが、みんなの願いを取り戻すため、ディズニー史上もっとも恐ろしいヴィランに立ち向かっていく姿を描く。生田のほか、ディズニー史上最恐のヴィラン・マグニフィコ王を福山雅治、相棒の子ヤギ・バレンティノを山寺宏一、国民思いなロサス王国の王妃・アマヤ王妃を檀れいが演じる。
生田絵梨花、夢の“ディズニー・ヒロイン”声優抜擢の心境
― 今回、かねてより“夢”と掲げていたディズニー・ヒロインの声優の座を、オーディションで見事掴んだ生田さん。まずは、決定したときの心境から教えてください。生田:本当に人生の大きな夢が叶ったので、「嬉しい」という言葉以上の言葉を探したくなるくらい嬉しかったです。
― 周りからの反響はいかがでしたか?
生田:すごく反響がありましたね。色々な人から「おめでとう」という連絡がきたりとか、現場に行く度に祝福していただいたりしたので、嬉しさが倍増していきました。
生田絵梨花、プレッシャーを解消した方法は
― ヒロイン解禁時のコメントでは、喜びとともに「100周年を背負うと思うとすごくプレッシャーはある」といった不安も明かしていました。そういった感情はどのように消化していきましたか。生田:「プレッシャーは1人で背負えるものではない」と感じたこともありますが、一緒に作ってくださるスタッフの皆さんが本当に温かくて私の緊張を解いてくれるようなコミュニケーションの取り方をしてくださったので、収録では伸び伸びと声を吹き込むことができました。今は色んな番組で劇中歌「ウィッシュ~この願い~」を披露させていただいていますが、私自身もこの楽曲に勇気をもらいながら歌っています。
― 収録を終えて、実際に完成した作品をご覧になった感想はいかがでしたか。
生田:最初は緊張したり、「自分の声大丈夫かな…」と心配したりしていましたが、途中からそれを忘れてしまうくらい作品を楽しんでいましたし、感動しました。そして、何度も見返したくなるような作品だなと思いました。
生田絵梨花が感じた声優ならではの難しさ
― これまでお芝居やミュージカルなど様々な経験を重ねてきた生田さんですが、声優ならではの“難しさ”を感じることはありましたか?生田:ミュージカルやお芝居をするときは、自分の表情や体で感情を表現することも多いのですが、アニメーションの場合は「アーシャが宿しているものを、どうやったら自分の声に乗せられるか」が重要になるので、難しさがありました。意図的にコントロールしようというよりは、モニターを確認しながら、アーシャの目の奥まで見るような気持ちで収録をしていました。
― 役作りから収録まで、アーシャというキャラクターとたくさんの時間向き合ってきたかと思います。アーシャは芯があってどこまでも真っ直ぐな女性ですが、生田さんご自身との共通点はありますか?
生田:自分の心を無視できないようなところは、アーシャと似ているなと思います。色々な状況や環境の中で「ここではこうした方が良いだろうな」と蓋をしてしまうことは誰しもあると思いますが、そうするとどこかで苦しくなったり、爆発してしまったりすることがあります。だから、私は「もしかしたら違うことを感じているかもしれないな」と思ったら信頼できる人に「私はこう思うんだけど、どうかな…?」と意見を聞いてみたりして、あまり蓋をしないように意識しています。
― アーシャのように、自分の本心に蓋をしないことはとても大切ですよね。
生田:私の場合は、予防のような意味もあります(笑)。何かを話したくて話すというよりは、「今ちょっと抜いておかないと危ないぞ」みたいなことが多いですね。
生田絵梨花の夢を叶える秘訣
― 今作は「願い」がテーマとなっています。これまで様々な願いを叶え、今回「ディズニー・ヒロインの日本版声優」という大きな夢を掴んだ生田さんが今思う「夢を叶える秘訣」を教えてください。昨年のインタビューでは「点をいっぱい作って、後から線を結ぶ」といったことを答えていただきました。生田:(昨年の答えを聞いて)そんなことも言っていましたね(笑)。今思うことは、「眺めないこと」ですかね。「そうなったら良いな」とか、夢はつい眺めてしまうものですが、「夢を叶える」ということは、「現実にする」ということだから。自分にとって何が必要なのかとか、自分はこれを叶えるためにどうするべきなのか、どうしたいのかを、日常として考えていくことが大事なんじゃないかなと思います。
― 大切なことですね。生田さんは普段から夢を書き出したりはしているのでしょうか。
生田:「こうなりたい」といったことは、小さなことも含めて全部書き出すようにしています。「自分に浸透すれば良いな」という思いで、現実的にすぐ叶いそうな夢から、「これができるようになりたい」「こういう人に憧れる」といったことまで書き出しています。
― 素敵なお話ありがとうございました!
(modelpress編集部)
生田絵梨花(いくた・えりか)プロフィール
生年月日:1997年1月22日/出身:東京都(ドイツ・デュッセルドルフ生まれ)/血液型:A型/星座:みずがめ座/身長:160cm/乃木坂46の1期生として活動し、2021年末に卒業。在籍時から「ロミオ&ジュリエット」(17年、19年)「レ・ミゼラブル」(17年、19年)、「モーツァルト!」(18年)などミュージカルでも活躍する。映像における主な出演作品は「残念な夫。」(15年/フジテレビ)、「賭ケグルイ双」(21年/Amazon Prime Video)、「コンフィデンスマンJP 英雄編」(22年)、「オールドルーキー」(22年/TBS)、「PICU 小児集中治療室」(22年/フジテレビ)、「こっち向いてよ向井くん」(23年/日本テレビ)など。もっと詳しくみる
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