「下剋上球児」壮磨役・小林虎之介、“野球経験12年”の実力者 参考にしたプロ野球選手とは<インタビュー>
俳優の鈴木亮平が主演を務めるTBS系日曜劇場『下剋上球児』(毎週日曜よる9時~)に出演している小林虎之介(こばやし・とらのすけ/25)。モデルプレスのインタビューでは、長期間のオーディションの心境、鈴木の参考にしている部分について語ってくれた。
鈴木亮平主演「下剋上球児」
同作は、高校野球を通して、現代社会の教育や地域、家族が抱える問題やさまざまな愛を描くドリームヒューマンエンターテインメント。鈴木演じる南雲脩司は、36歳で教員になり、越山高校に赴任し野球部監督に就任。しかし2話では、南雲が教員免許を持っていないということが発覚。夏までと期間を決め野球部を見守っていた南雲だったが、夏の大会が終わり、警察に出頭する場面で4話は終了した。小林は本作が初の連続ドラマレギュラー出演。野球を12年続けていた実力者で、自身も経験のあるキャッチャーとしてオーディションに合格し、3年生の日沖誠(菅生新樹)の弟で現在1年生の日沖壮磨を演じる。
小林虎之介、オーディション時の心境
― 長期間のオーディション時の心境や、受かった際の感想を教えてください。小林:オーディションを受けるときから「絶対役を取る」と周囲の人に言っていたので、合格できてホッとしました。野球をやっていたこともあり、実技で落ちるのだけは嫌だったので、家でも毎日素振りをしてとにかく一生懸命に臨みました。
― 野球はどのくらいやっていたのでしょうか?
小林:小学校1年生から高校3年生まで12年間やっていました。中学までは軟式で外野と内野をやっていましたが、高校から始めた硬式にはすごく痛いイメージがあったので、防具が付いていて痛くなさそうなポジションのキャッチャーをしていました。野球をやっていなかったらオーディションで役を掴めていなかった可能性が高かったと思うので、親に野球をやらせてもらえて本当に良かったと感謝しています。
小林虎之介、塚原あゆ子監督からの印象的な言葉
― 実際に撮影がスタートして、ここまで演じられてきていかがですか?小林:壮磨は心の中で思っていることはあるけれど、なかなか素直になれない部分があるので、そこを演じるのが難しいです。塚原あゆ子監督に演出していただいて、ちょうど良い塩梅で芝居ができていると感じています。
― 塚原監督からの印象的な言葉はありますか?
小林:「ドラマにおいてキャラクターの個性を失ってはいけない」。撮影外では仲良くやっていて、一つ言われたことにみんなが同意することもあるのですが、役としてはみんなの輪が丸くなりすぎないようにバランス見て尖らせています。
― これから3年生になるにつれて、説得力のあるプレーを見せていかなければいけないと思いますが、そのために意識していること、練習していることはありますか?
小林:小学校6年生から中学校2年生までは両打ちで、少し左打ちもやっていたのですが、高校生からは完全に右打ちでやっていたんです。今回、キャストに左打ちが少ないということで、久々に左打ちを練習し始めたのですが、本当の左打ちではないので、説得力を出すためにバッティングセンターにもたくさん通って、素振りの数を大切にしています。実は、オリックス・バファローズの森友哉選手を真似しているんです。
― 元プロ野球選手の鳥谷敬さんも第1話に出演されていましたよね。
小林:あのシーンに僕の撮影はなかったのですが、新井順子プロデューサーにお願いして見学させていただきました。鳥谷さんと会うことができて写真も撮っていただけて嬉しかったです。
小林虎之介、鈴木亮平&黒木華の印象
― 鈴木さんの印象を教えてください。小林:現場、シーンの入り方を背中で見せてくれて全てが参考になります。亮平さんはすぐ役に切り替わることが苦手みたいで、どうしたら良いシーンになるかを集中して考えて気持ちを作ったうえで、本番に入ると言っていました。ご本人は、以前までそれがかっこ悪いと思って「本番」と言われてから即座に切り替えるスタイルだったときもあったそうなのですが、あるときをきっかけに今のスタイルになったと聞いて、かっこいいと思ったので真似しています。
― 山住香南子役の黒木華さんの印象も教えてください。
小林:黒木さんはたくさん活躍されていて、いろいろな演技を観てきたので、どんな方なのか分からなくて最初は怖かったです。実際にはとても優しくて穏やかで全くの真逆でした。毎回違うアドリブを仰っているのですが、スタッフさんを笑わせるくらいギャグ線が高い(笑)。本当にフレンドリーでいつも仲良くさせていただいています。
― 黒木さんに最初の印象を伝えたときはどのような反応が返ってきたのですか?
小林:笑っていました(笑)。亮平さんにも「本当はどんな人か分からないです」と顔合わせのときに言ったら2人とも面白がってくれました。
小林虎之介、兄役・菅生新樹との関係性
― 兄・日沖誠役の菅生新樹さんと何かお話されたことはありますか?小林:他の人がいるところでベタベタしない兄弟なので実際に他の10人のキャストがいるときにも必要以上に話さないというお互いの共通の意識はあります。ただ、僕のことをイジってくれることもあるので、そういったところから徐々に関係性ができています。2人でいるときはお芝居のことだけでなく、他愛もないことを話して仲を深めるとともに壮磨と誠の距離感も掴んでいきました。
― 一番仲の良いキャストはいらっしゃいますか?
小林:楡伸次郎役の生田俊平くんとは、ドラマ「ドラフトキング」(WOWOW/2023)で一緒だったこともあり、そのときから食事に行く仲でもありましたし、オーディション中からよく話をしていました。
小林虎之介「下剋上球児」での成長
― 撮影を通して成長を感じる部分はありますか?小林:カメラや人前に出るのが昔から苦手で、最初の頃の撮影は硬くなっていることが本当に多かったのですが、常にカメラが回っていることもあり、最近は慣れてきました。
― この経験を経て、今後どんな俳優になっていきたいですか?
小林:この現場でたくさんのことを教えてもらっているので、それが無意味にならないように、他の作品でもしっかりお芝居をしてオファーをもらえるような俳優になっていきたいです。
― 最後に第5話の見どころをお願いします。
小林:南雲先生が先生になるまでにどのようなことがあったのかが描かれているので、そこに注目していただきたいです。あと、野球部が冬練習します!そのシーンは観ていて興奮しました。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
小林虎之介(こばやし・とらのすけ)プロフィール
1998年2月12日生まれ、岡山県出身。『遺留捜査スペシャル』(テレビ朝日/2023)、映画『18歳、つむぎます』(2023)などに出演した。野球を12年、水泳を6年やってきた運動家な一面もある。「下剋上球児」第5話あらすじ
南雲(鈴木亮平)が無免許で教師をしていたという衝撃の事実に驚き、複雑な思いを抱える野球部員たち。混乱の中、校長の丹羽(小泉孝太郎)や山住(黒木華)は保護者たちの対応に追われていた。そんな中、南雲の裏切りに激怒した犬塚(小日向文世)は強豪校から野球指導のできる新監督を山住に相談もなく決めてしまう。
一方、在宅で取り調べを受けることになった南雲の身にも、青空(番家天嵩)への心ない言葉や、容赦ない記者たちの追及が降りかかる。南雲は担当弁護士たちに、教師を志すきっかけとなった幼少期からの経験や、教師になってからの日々について語り始めて…。
さまざまな困難が降りかかる中、山住はあることを決意する。
(modelpress編集部)
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