宮世琉弥、自身と真逆の役柄・ラップ挑戦…数々のプレッシャーの乗り越え方 原作との違いも分析<「パリピ孔明」インタビュー>
現在放送中のフジテレビ系水10ドラマ「パリピ孔明」(毎週水曜よる10時~)に出演する俳優の宮世琉弥(みやせ・りゅうび/19)が、モデルプレスのインタビューに応じ、共演者との裏話や自身が演じる役柄についてたっぷりと語った。
向井理主演「パリピ孔明」
本作は、中国三国時代の天才軍師・諸葛孔明(しょかつ・こうめい/向井理)が現代の渋谷に若かりし姿で転生し、歌手を目指す一人のアマチュアシンガー・月見英子(つきみ・えいこ/上白石萌歌)のために、魔法のような作戦を考えては、彼女の前に立ちはだかる壁を軍師のごとく切り崩し、成功に導いていくサクセスストーリーとなる。宮世は、MCバトル選手権3連覇で“無敵のフリースタイラー”と言う異名を持つ若き天才ラッパー・KABE太人を演じる。プレッシャーに弱く、MCバトルで急性胃潰瘍になり倒れてしまう。それ以来、ラップ界から身を引き、表舞台には立たなくなってしまう…という役どころだ。
宮世琉弥「パリピ孔明」に縁を感じたこと
― 元々原作を読まれていたそうですが、原作の魅力と実際に出演が決まったときの心境を教えてください。宮世:ずっと転生モノが大好きだったので同じ系統のアニメは観ていたのですが、「パリピ孔明」にも似たようなところを感じ、アニメを経て漫画を読み始めました。自分の名前が“琉弥”なので三国志の孔明と劉備(りゅうび)のような縁を感じ、引き寄せられるように観てみたら共感できる部分が沢山ありました。特に孔明の策略が炸裂しているところは爽快でテンポ感も良いので見入ってしまいますし、純粋に音楽も良いので観ているだけで楽しめるアニメ・漫画だなとどんどんハマっていきました。そんなときドラマ出演が決まったと聞いたので、すごいタイミングでびっくりしました。ただ、KABE太人は元々好きなキャラクターだったので、最初は自分が演じることにプレッシャーもありましたが、衣装合わせの段階から良い意味で崩していて、原作とは違った作品になっているなと思ったので「こういうのもあったらすごく面白いな」という形で観てもらえたら嬉しいです。
宮世琉弥、KABE太人は自分と真逆のタイプ
― 今回演じるKABE太人とご自身の共通点や違いを教えてください。宮世:KABE太人と僕は真逆のタイプだと思うのですが、真逆にいるからこそ分かる部分がありました。また、多分僕は“おとなしい”よりは“明るい”の部類に入ると思うのですが、やりたいことをやっているという精神は同じなのですごく共感できて、役作りをするときもすっと入ってきました。「実はKABE太人って内に秘めている明るさが少しはあるのかな?」と思うこともあります。
でも、役の影響を受けて日頃からネガティブな気持ちが出てしまうようになりました。母と話しているときに「え?なんでそこネガティブなの?」とツッコまれ、自分でも「あれ?なんでネガティブなんだろう?」といった会話をしていました(笑)。逆に久しぶりに現場に入ると、感覚が全然戻ってこなくて監督に「KABE戻ってこい!」と言われながら撮影していました(笑)。
― KABE太人を演じる中で楽しいと思う瞬間は?
宮世:振り切っているところです。ただお腹が痛いだけのところをオーバーにして分かりやすく伝えるところは自分で演じていて思わず笑ってしまいます(笑)。撮影で渋谷の道を爆走したとき、人もいっぱいいる中での撮影だったので恥ずかしい部分もありながら、思いっきり振り切って100%で演じることができたので、一つの見どころになっていると思います。
ラップ挑戦の苦労・向井理とのラップバトルシーン
― 無敵のフリースタイラー役として準備したことがあれば教えてください。宮世:フリースタイルラップというものをやったことがなかったのでプレッシャーはありました。その上、“無敵”のクオリティでなくてはいけないのでYouTubeでフリースタイルの大会の動画を観て勉強していました。今回は語り系のラップに挑戦したのですが、難しいところが沢山あって、いっぱい練習を重ねたので楽しみにしてほしいです。
― ラップに挑戦してみてどうでしたか?
宮世:ラップに触れることはありましたが、深く入り込んだことはなかったので韻の踏み方など細かい部分は初めて勉強しました。ラップを歌っていることによって、滑舌が良くなった気がします。孔明とのラップバトルはセリフ量も多くて、こんな量のセリフをワンシーンで言うのもほぼ初めてだったのでプレッシャーを感じました。まだ向井さんともお会いして3、4回目ぐらいでの撮影だったので緊張もしました。本当に初めてのことだらけでガチガチだったのですが、やっていくうちに緊張もほぐれてきて楽しくラップや音楽に乗りながら撮影することができたと思います。
ラップは、小節を与えられた中でどう歌うかは人によるらしくて、小節のどこで区切るのかというのは自分らしさが出るかなと思ったので、僕も「ここでちょっと止めてみてもいいですか?」「止めてもう1回歌い始めてみてもいいですか?」と話し合ったりしていました。
― ちなみに向井さんのお経ラップはいかがでしたか?
宮世:お経を唱えながらのラップなので、どこまでリズムに乗っていいのかなど実際に向井さんが一番悩まれていましたがすごく良いシーンになっていると思います。
上白石萌歌との撮影裏話
― 現場の雰囲気はいかがですか?宮世:(上白石)萌歌ちゃんと共演するシーンが多いので音楽の話をしたり、お互い曲を流し合ったりしています。僕が萌歌ちゃんの曲を大きい音で流すと、そこの音楽に重ねて僕の音楽を流してくれたり、萌歌ちゃんの「ス・マ・イ・ル」を2人で一緒に踊ったりしていました。元々音楽が大好きなのですが、このドラマではずっと音楽がそばにあるので、1日中音楽が絶えない気がします。向井さんも音楽が好きで曲を沢山知っていていろいろ教えていただきました。森山(未來)さんも普段から音楽をはじめクリエイティブなことを沢山やっている方なので吸収させていただきました。他にもプロのアーティストの方々が周りにいる環境で撮影することが初めてだったので、ドラマ撮影をしながらも別の知識が増えていくのが面白かったです。
― 共演者との印象的なエピソードがあれば教えてください。
宮世:森山さんに一緒にご飯を食べに行く約束をして頂いてすごく嬉しかったです。関口(メンディー)さんは、今回2回目の共演なのですが、初共演のときはボコボコにされる役でした(笑)。今回どう絡んでいくのか楽しみにしていただけたら嬉しいです。皆さんパンチが強いので、毎回撮影がすごく楽しいですし、これをテレビで流したらどういう感じになるのかも楽しみです。ものすごい化学反応が起こりそうです!
― 現場で大変だったことはありますか?
宮世:向井さんの衣装が本当に大変だったと思います。ものすごい量の着物を着て大きな帽子を被って街でロケなさっていて(笑)。ライブシーンや普通のロケでも暑い中あの格好で常に何も支障なく撮影しているのがすごいと思いました。
― 本作の“音楽青春コメディー”にちなみ、最近青春を感じたことはありますか?
宮世:海の近くで撮影するときがあって、潮風を浴びながらかき氷を食べて猛暑の撮影を乗り切った時間が青春だと思いました。それこそ、炎天下で暑すぎたとき、冷たい飲み物を皆で飲むというのも僕の中ではすごく青春でした。
― 最後に視聴者にメッセージをお願いします。
宮世:ぶっ飛んでいますが(笑)、他のドラマとはまた違った新しいエンターテインメントを届けられると思います。そこに音楽やコメディーも加わって、水曜22時が音楽でいっぱいになると思うので、原作やアニメを観ている方も、また違った視点で「パリピ孔明」を楽しんでもらえたら嬉しいです。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
宮世琉弥(みやせ・りゅうびプロフィール)
生年月日:2004年1月22日出身地:宮城県
2019年、ドラマ「パーフェクトワールド」(カンテレ・フジテレビ系)で俳優デビュー。2020年、ドラマ「恋する母たち」(TBS系)で注目を集めた。その後もドラマ「青のSP(スクールポリス)―学校内警察・嶋田隆平―」(カンテレ・フジテレビ系)、「珈琲いかがでしょう」(テレビ東京系)、「ナイト・ドクター」(フジテレビ系)、「もしも、イケメンだけの高校があったら」(テレビ朝日系)、「村井の恋」(TBS系)、「闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん」(MBS系)、「君の花になる」(TBS系)ドラマ「ホスト相続しちゃいました」(カンテレ・フジテレビ系)など数々の作品で活躍している。
「パリピ孔明」第3話あらすじ
超大型音楽フェス『サマーソニア』への出演を宣言した月見英子(上白石萌歌)だったが、出演の条件であるSNSでの「10万イイネ」の獲得にまったく自信が持てない。諸葛孔明(向井理)は強力なラッパーを仲間にする計略を明かすが、それだけでは10万イイネ達成には足りないと言う。英子は何が必要なのか教えを乞うが、それは自分で見つけるしかないと突き放す孔明。その頃、アルバイトを終えて帰路につく一人の青年(宮世琉弥)がいた。フードをかぶってフリースタイルラップを呟く姿を見て、周囲の人が「ラッパーのKABE太人じゃね?」と気づき始める。その声が広がるにつれ胃が痛くなり、逃げるようにその場を立ち去るKABE太人。英子はアルバイトの休憩中にスーパーアーティスト・前園ケイジ(関口メンディー)のドキュメンタリーを見ていた。作詞・作曲・振り付けまで全てを一人でこなすケイジに憧れる英子に、オーナーの小林(森山未來)は「もっと手本になるアーティストがいる」と告げる。英子は助言を求めてミア西表(菅原小春)の元へ。ミアは英子を食事に誘い「本気で食べてく気あるなら、いつまでもカバー歌ってちゃダメなんじゃない?」とアドバイスを送る。
一方、自宅アパートで洗濯をしていたKABE太人は洗濯機が壊れていることに気づいてコインランドリーへ。そこにはジャージ姿の怪しい男・孔明がいて…。
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