Mrs. GREEN APPLE、バンド結成10年で叶った夢&フェーズ2での変化語る<5thアルバム「ANTENNA」インタビュー>(C)モデルプレス

Mrs. GREEN APPLE、バンド結成10年で叶えた夢&フェーズ2での変化語る<5thアルバム「ANTENNA」インタビュー>

2023.07.05 17:15

約2年の活動休止を経て、2022年3月から新体制となりフェーズ2へ突入したバンド・Mrs. GREEN APPLE。「ダンスホール」が自身最速で楽曲総再生数3億回を突破し、レコ大で優秀作品賞を受賞。映画『ONE PIECE FILM RED』に楽曲提供するなど、更なる飛躍を遂げているミセスの原動力とは?ここまでのフェーズ2の活動を振り返ってもらい、アルバム「ANTENNA」に込めた想いを聞いた。

Mrs. GREEN APPLE、フェーズ2で更なる躍進

大森元貴(C)モデルプレス
― フェーズ2に入り、約1年と4ヶ月が経ちました。改めて振り返るとどのような1年でしたか?

大森:ファンの方には2年お待たせしてしまったので、「ただいま」という気持ちの強い1年でした。それに編成が変わり3人になったMrs. GREEN APPLEを、まず知っていただくところからスタートした1年でもありましたね。「ただいま」と伝えることと、Mrs. GREEN APPLEを改めて説明するような期間だったと感じます。

― 改めてミセスを知っていただくところから。

大森:そうですね。2年休んでいた意味を特段言及はしていませんが、みなまで言わずとも活動の中でしっかりと届けていければと思っています。

藤澤:ファンの方の愛情をすごく感じる1年でもありました。復帰したタイミングからSNSでたくさんの声をいただき、2年ぶりのライブの時は泣いている方もいれば、すごく笑顔で聴いてくれている方もいる。一人ひとりがミセスに対する想いを持って、2年間待っていてくれたんだなと感じました。

― フェーズ2として活動をされてきて、皆さんの中での変化は感じますか?

大森:純粋に3人編成に慣れてきたというのはありますね。

藤澤:そうだね、徐々に。

大森:あとはフェーズ1の時よりも表舞台に立たせていただくことが多いと感じます。昨年の日本レコード大賞では「ダンスホール」を優秀作品賞に選んでいただけたり、最近ではテレビ出演も増えてきて。その変化がミセスとしてなのか、バンドを10年やってきた気持ちの変化なのか。2つはかなりニア(近い)な部分ではあると思うんですが。

藤澤涼架(C)モデルプレス
若井:もちろんフェーズ1の時もテレビ出演させていただきましたが、この1年は新鮮な気持ちが強かったです。

大森:新しいスタートですからね。バントとしては10周年ですが、活動1年目という思いも強かった。ただ、僕たちが休んでいた間もたくさん曲を聴いてもらっていて、いつの間にか世界が変わっていたように感じました。浦島太郎じゃないですけど。

藤澤:世界が進んでる感じだったよね。

若井:そうだね。

大森:Mrs. GREEN APPLEという媒体が、休止する前よりも名が知れている。そんな不思議な感覚は今でもありますね。

― この1年で特に印象深い出来ことはありますか?

大森:やっぱりバラエティ番組「ミセススクールクエスト」が始まったのは大きな出来事ですね。実は結成当初から「バラエティ番組などマルチで活動していきたい」と話し合っていたんです。なのですごくありがたいタイミングでお話をいただけたなと。やっと自分たちがやりたいことが出来るようになってきたと実感した1年でもありました。それと復帰ライブはとても印象に残っています。ライブで初めて涙を流してしまって…。ファンのみんなの前に立てたことや、2人が楽しそうに演奏している姿を見たらグッとくるものがありました。

藤澤:僕もライブがすごく印象的で。7月8日の復帰ライブもそうですし、ツアーをすることでちゃんと「ただいま」と伝えることができたなと。皆さんの「待っていたよ」という声も僕たちにしっかりと届きました。ライブはファンの方とコミュニケーションを取ることができる場でもありますし、すごく嬉しい瞬間でした。

若井:もちろん僕もライブは特別な思い出がいっぱいありました。ただ、最近だと新しいアルバム「ANTENNA」をメンバーみんなで作り上げたことがすごく印象に残っています。今までに味わったことのない達成感で、10周年というタイミングで「ANTENNA」を作ることができて本当に良かったなと感じます。このアルバムがどのように皆さんのもとに届くのかすごく楽しみです。

若井滉斗(C)モデルプレス
― 今作は今までとは違った作り方を?

藤澤:マインドの部分で違いましたね。僕と若井はアルバムごとに自分の課題や、高い壁を感じることがたくさんありました。その課題や壁に対して必死になっていましたが、今作は今のありのままの自分を楽曲へ落とし込めたような感じがして、1曲1曲への表現をより大切にできたのかなと思います。

大森:僕が作詞作曲した楽曲をメンバーに渡すんですが、「今の(2人の)技術じゃ弾けないよ」というような難題も多いんです。だから2人にとっては自分のキャパシティ以上のことをクリアしなきゃいけない。今回もレベルの高い課題を出しながら、自分の中での考えを楽曲に落とし込んでいるように感じます。

藤澤:楽曲に対しての向き合い方は、本当に変わったなと感じますね。

「ダンスホール」自身最速で3億回再生突破


― フェーズ2の2曲目としてリリースした「ダンスホール」は、バンド史上最速で楽曲総再生数3億回を突破しました。その勢いに驚かされますが、周りからの反響も大きかったのではないでしょうか?

大森:最近は特に運動会や体育祭でよく使われていると聞きますね。

若井:「ダンスホール」が起用されているらしいんです。

大森:スタッフの中にお子さんがいる方もいて、「学校で音楽が使われた」「ダンスを踊った」と直接聴いたり、友人から連絡がくることもありました。そこでみんなが知っているようなポピュラーな楽曲になっているのかなと、初めて実感したというか。

藤澤:そうだね。レギュラーでやっているラジオ番組『ミセスLOCKS!』(TOKYO FMをはじめとするJFN38局ネットで放送)にも「体育祭で音楽使いました」という声が届くこともありました。

大森:昨年、ワンピースの映画に提供した「私は最強」も、ありがたいことに体育祭で使われたりするらしいんです。自分たちが関わっている楽曲が街中で流れるというのは不思議な感覚ですね。

藤澤:「うちの子供がミセス大好きで」という声をかけてくれることも多くなり、すごく嬉しいですね。

― フェーズ2に入りファンの方の年齢層も幅広く?

大森:すごく感じます。フェーズ1は同世代の方が多い印象でしたが、今は僕たちより若い方もいれば、年齢層の上の方も聴いてくれている。それは映画やドラマの主題歌を担当したのもあると思いますが、書いている歌詞が変化しているのも影響しているのかなと思います。

大森元貴「やっと夢が叶った」

(左から)藤澤涼架、大森元貴、若井滉斗(C)モデルプレス
― そして4年ぶりとなる5thアルバム「ANTENNA」がついにリリースされました。まずは今作のコンセプトを聞かせていただけますか?

大森:「アンテナ」という言葉はミセス結成当時からよく口にしていたんです。「アンテナを立てていこうぜ」はメンバーやスタッフの中での共通言語で、気張っていこう・集中しようという意味合いで使っていました。

― その共通言語をアルバムのタイトルに据えようと。

大森:そうですね。このアルバムには自分が感じたことや、今の情勢についてなど、色々なものを1枚に収めたいと思ったんです。ただ、そうなると支離滅裂になるんですよね。この楽曲では良いと言っていても、こっちの楽曲では悪いと言っている。ただ、考えが変わるのは自然なことだと思うし、全てを肯定できるタイトルは何かと考えていた時に「ANTENNA」が思いつきました。僕が使っていたアンテナと感受性は意味が近く、感じるもの全てが1枚に収まるのなら、それをアンテナと呼ぶのが美しいんじゃないかと。

― 「ANTENNA」というキーワードは後から生まれたんですね。

大森:アルバムに収録したい楽曲が揃ってくると、「支離滅裂でどうやって整えればいいんだろう」と(笑)。思ったことや感じたことを楽曲にしていくと、どうしても色んなジャンルの楽曲になるし、歌詞も変化してくる。これらの楽曲を1つの単語で表現したいというヴィジョンはあったので、「ANTENNA」という言葉が思いついた瞬間にアルバムの全体像が見えてきました。

若井:僕と藤澤もアルバムタイトルが「ANTENNA」と聞いたのは、つい最近なんです。

藤澤:レコーディングも残り数曲というタイミングだったよね。

若井:(大森)元貴も言っていたように、「アンテナ」は昔からの共通言語でした。新しい体制になりもう1度自分たちの根幹を見つめ直すという意味でも、スッと腑に落ちるタイトルでしたね。

藤澤:フェーズ2初のフルアルバムでもあるので、そういった意味でも僕たちにとって身近な言葉がタイトルだと聞いたときは鳥肌が立ちました。このアルバムを表す言葉は「ANTENNA」しかないなと。

― 大森さんが支離滅裂だと感じたのはフェーズ2に入ってからの変化でもありますか?

大森:そう感じますね。特に今回のアルバムは色んなことを言っているなと感じていて。その理由としては、楽曲がより等身大になったというのが正しいような気がします。フェーズ1ではあるコンセプトを用いて楽曲を作っていましたが、今は僕が思ったことを楽曲にしているイメージで。1日1日思うことは違うので、楽曲を作る時期によってテイストも変わっています。

― 実際に「ANTENNA」というタイトルを思いついたのはどれくらいのタイミングだったんですか?

若井:残り2~3曲ぐらい?

大森:そうだね。あと2~3曲でアルバムが完成するけど、まだタイトルが決まっていないような状態でした。


― 色とりどりな楽曲が収録されている「ANTENNA」ですが、コラ・コーラのタイアップ曲「Magic」も収録されています。CMにもご出演されていますが、いかがでしたか?

大森:僕はコカ・コーラが本当に大好きなんです。大好きというか、あって当たり前というか。「コカ・コーラ好きですか?」は「お箸好きですか?」と聞くのと同じくらい変な感じです。

若井:本当に好きだよね(笑)。いつも飲んでるもん。

大森:コカ・コーラはもう僕の一部になっています。

― (笑)。そんなコカ・コーラからお話が来た時はいかがでしたか?

大森:本当に嬉しかったです。「やっと夢が叶った!」と。楽曲のイメージが沸いてしょうがなかったですね。

― タイアップが決まった時からテーマみたいなものは決まっていたんですか?

藤澤:お任せといった感じでした。

大森:資料をいただいたんですけど、コカ・コーラのことは何でも知っているので、あえて目を通さず。

若井:そこにテーマ書いてあったかもね。

大森:あったかもしれない(笑)。とりあえず溢れる楽曲のイメージがあったので、一回作ってみようと。ノリを大切にして、聴いていて気分が上がる爽快な楽曲を目指しました。僕にとってコカ・コーラは“自分にマジックをかけてくれる存在”なのでタイトルは「Magic」にして。実は楽曲が完成した後にコカ・コーラのコンセプトも“Real Magic”だと知ったんです。何でも知っていると言っちゃいましたが、それは知らなくて(笑)。

― (笑)。楽曲をお渡しした後は?

大森:直しも全然なかったですね。これまでコカ・コーラのCM楽曲を担当したアーティストはすごい方ばかりだし、国民のほとんどがCMを目にすると思います。そう考えると、とても感動しました。

若井:どんな反応があるのか楽しみだよね。

大森:そうだね。「Magic」は言葉遊びをしている楽曲なので、一度聴いただけでは何を言っているのか分からないように作っています。洋楽っぽいといったら語弊があるかもしれないんですが、ノリの良さをとにかく大事にしました。歌詞を読んでみて「こういう意味だったんだ」と知ってもらえるようなギミックも入れたので、いろんな楽しみ方をしていただけると嬉しいですね。

― CM撮影はいかがでしたか?

大森:すごい恥ずかしかったね。

若井:共演者の方との距離が結構近くて(笑)。

藤澤:お相手の方も緊張されていてね。

大森:そう。それもあって、あの距離で歌うのは恥ずかしかったですね…(笑)。

藤澤:でもコカ・コーラのCMでありながら、僕らのライブ感も大切にし作ってくださったので、すごく良い経験でした。

大森:そうだね。CMの撮影をしているというよりは、本当にライブをやっているような感じでした。

5thアルバム「ANTENNA」に込めた想い

大森元貴(C)モデルプレス
― 「ANTENNA」には思い入れの強い楽曲も多いと思いますが、特に気に入っている楽曲や、注目して欲しい楽曲を教えていただけますか?

若井:僕は9曲目の「norn」という楽曲ですね。歌詞が全てスウェーデン語になっている楽曲なんです。

大森:この楽曲自体は2015年から実はあって。

藤澤:僕たちとしては馴染みのある楽曲ですね。

若井:その馴染みのある楽曲を音源として届けられる嬉しさもあるし、今回は自分への挑戦でもありました。これまでアコースティックな楽曲は苦手としていて、表現しきれない部分があったと感じていました。でも今回は全編通してアコースティックギターを弾いていて、マンドリンという楽器にも挑戦しました。僕の中では、かなり印象に残ってる楽曲ですね。

― スウェーデン語というのは歌うのも大変そうですが…。

大森:どうやら僕が「スウェーデン語で歌う」と言い出したみたいで、人生で一番勉強することになりました(笑)。そもそもスウェーデン語を監修できる方が日本には少なくて、探してもらうところから始まって。母音のレッスンをしてもらったり、歌詞の意味を理解したり、正しい発音の仕方まで勉強してレコーディングに臨みました。

― スウェーデン語で歌うという発想がすごいですね!

大森:元々のデモがケルト音楽や北欧の民謡っぽいテイストで、当時はでたらめ英語で歌っていたんです。ただこのテイストは英語でもないし日本語でもない。せっかく北欧の雰囲気が漂っている楽曲なんだからノルウェーやスウェーデンの言葉で歌うのがいいんじゃないかというのが発端でしたね。

藤澤:移動中とかも勉強していたよね。

若井:すごく専門的な内容になってしまうんですが、楽器のチューニングも少し高くしているんです。それが独特な雰囲気を醸し出している理由の一つでもありますね。

藤澤涼架(C)モデルプレス
― 改めてメロディーに注目して聴いてみようと思います!藤澤さんはいかがですか?

藤澤:僕は11曲目の「Doodle」です。今回のアルバムは様々なテイストの楽曲が収録されていますが、その中でも「Doodle」はミセスの進化をより感じてもらえるのかなと。楽曲はポップでこれまでのミセスらしさもありながら、一歩踏み出す勇気をくれる深い歌詞が好きで。10年目になるミセスが歌うからこそ伝えられる想いもあるのかなと感じます。最近ミセスを知った方も聴きやすい楽曲だと思うので、おすすめですね。

大森:デモはフェーズ1の頃からあって、どのタイミングで世に出そうか計っていた楽曲なんです。そのデモにフェーズ2のミセスらしさを加えて。

藤澤:楽曲自体は3~4年前くらいからあったね。

大森:それもあってレコーディングはこの曲が一番早かったですね。昨年の9~10月ごろにはもう録っていました。メロディーなどの大枠は変えず、転調を挟んだりして。

― ありがとうございます。大森さんはいかがですか?

大森:僕は最後の「Feeling」という楽曲が好きですね。この曲を作り始めた頃はまだアルバムタイトルが決まっていなくて、「Feeling」がパッと出てきたことで全体が引き締まったような感じがしました。内容としては1曲目の「ANTENNA」とほぼ同じことを歌ってはいるんです。僕の中では「ANTENNA」=「Feeling」という感覚が強くて。良いことも悪いことも全て自分のアンテナによって突き動かされているという内容なので、すごくビターな感じもあり大人っぽい楽曲です。2分ちょっとしかないので、肩の力を抜いて聴いてもらえればと思います。

― すごく変わった構成の楽曲でもありますね。

大森:そうですね。Aメロの後にサビがきますし、2番がすぐラスサビで。ラスサビも間奏を入れれば4~5分の楽曲にはなりましたが、「さらっと聴ける感じがオシャレ」だなと思い。

藤澤:何から何まで、ミセスが鳴らしたことのない楽曲でした。細かい部分だと今まで使っていないコード進行が入っていたり。ハードルが高いと感じる演奏もありましたが、タイトルのようにフィーリングを大切に演奏しました。

若井:今だからこそ鳴らせる音だし、今だからこそ伝えられる歌詞だとすごく感じます。アルバムの核になっている楽曲だし、「特別な意味を持つ楽曲になっていくんだろうな」という思いを感じながらレコーディングしました。

若井滉斗(C)モデルプレス
― 「Feeling」が最後に収録されている理由も少しわかったような気がしました。

大森:今作は「ANTENNA」で始まり、「Feeling」で終わるというビジョンを持ちながら制作していました。リアリティはあるけど、前向きになれるような終わり方にしようと。今のご時世的に「愛されている」という自己肯定でアルバムを終えることにも、大きな意味があると僕は思っています。

― そしてイメージの異なる2種類のコンセプトフォトも印象的でした。前回のインタビューで「ビジュアル面の表現はフェーズ2ならでは」とお話されていましたが、今回のテーマは?

大森:7色のカラフルな「hope」と真っ黒な「Void」(※1)で、喜怒哀楽などの様々な感情を表現したいと思いました。ジャケットにも黒線で絵が描かれていますが、モヤモヤした黒い感情だったり、ネガティブな感情は誰しも持ち合わせている。「虹は7色だけど、そこに黒も共存できるはず」という感覚を表現したのが今回のテーマになります。

(※1)虚無・無気力などの意味

― 様々なテイストの楽曲が収録されている「ANTENNA」だからこそですね。

大森:そうですね。ネガティブだったり黒い感情も共存すべきだと思っています。黒が混ざって全てが黒になってしまう瞬間もありますが、その黒も自分の中での一色だと認知することが大切なのかなと感じます。

コンセプトフォト「hope」(提供素材)
コンセプトフォト「Void」(提供素材)

Mrs. GREEN APPLE初となるドームライブ

― 7月8日からは4年ぶりとなるアリーナツアーが始まります。待ち望んでいたファンの方も多いと思いますが、どのようなツアーにしていきたいですか?

大森:4年ぶりなので、まずは今のミセスをしっかりとお届けできたらと思っています。フェーズ1最後のアリーナツアーは「エデンの園」というタイトルで、今回のアリーナツアーのタイトルが「ノアの方舟」。旧約聖書という繋がりがあるので前回の続編を彷彿とさせながらも、全く新しい魅せ方ができればと考えています。

藤澤:バンドのライブを観に来たと思うとビックリするようなライブになるんじゃないかなと思います。

― 3人編成だからこそのパフォーマンスも?

大森:絶賛模索中ではありますが、僕たちは自由な考え方を持っていて。自分の持ち場(楽器)を必ずやらなきゃいけないとも思っていません。YouTubeで「Studio Session Live」というライブ映像をアップしているんですが、そこで藤澤はピアノではなくフルートを吹いています。ピアニスト、ギタリスト、ボーカリストといった枠組みを超えて表現できればと考えています。

― そしてアリーナツアーが終わったらすぐにドームライブも控えています。すごくハードな期間になりそうですね。

大森:そうですね。もちろん(アリーナ)ツアーとは別の内容を考えてもいるので。ただ、まだ大変だという実感はないですね。

藤澤:そうだね。あと1ヶ月後ぐらいかな?ツアーが始まるころの僕らは多分テンパってる(笑)。

若井:あんまりドームだからとかを考えちゃうと、何か既存のものに縛られてしまう気もするしね。

大森:そう。ミセスとしてやりたいことが先にあって、そこにドームがついてくるという感じでライブをしていければと考えています。ただドームでなければ出来ない魅せ方もあるので、そこをうまく調整していければなと。

― ドームについてはまだセトリも決める前ですか?

大森:そうなんですよ。今話を進めている段階で、具体的なリハーサルも始まっていません。今はツアーのことに注力していますが、裏で少しずつ進めていければと思っています。

― ツアーもドームも楽しみにしています!最後に、今後フェーズ2のミセスとして挑戦したいことなどあれば教えてください。

大森:今年はバンド10周年という節目でもあるので、とにかくたくさんの方に「ありがとう」という想いを届けていきたいですね。それは音楽に限らず、例えばバラエティ番組でも。昨年の「ただいま」という気持ちから、今年は「ありがとう」という感謝の気持ちを伝えていければと思います。

藤澤:ただバラエティ番組の出演は結構大きな挑戦だったよね。

若井:そうだね。かなり大きかった。それに昔から言っていますが、海外でのライブはもっとやっていきたなと思っています。

― スウェーデン語の楽曲もあるので、ヨーロッパでのライブも?

大森:まずいなー(笑)。ちょっと早いですね。…いや、早い遅いという問題じゃない気もしてきました(笑)。

― これからの活動も注目させていただきます(笑)!ありがとうございました。

(左から)藤澤涼架、大森元貴、若井滉斗(C)モデルプレス
(modelpress編集部)[PR]提供元:ユニバーサルミュージック合同会社

5th Original Full Album「ANTENNA」

01. ANTENNA
02. Magic(コカ・コーラCoke STUDIOキャンペーンソング)
03. 私は最強(映画『ONE PIECE FILM RED』提供曲セルフカバー)
04. Blizzard
05. ケセラセラ(ABCテレビ・テレビ朝日系ドラマ『日曜の夜ぐらいは...』主題歌)
06. Soranji(映画『ラーゲリより愛を込めて』主題歌)
07. アンラブレス
08. Loneliness
09. norn
10. 橙
11. Doodle(花王『メリットシャンプー』CMソング)
12. BFF
13. Feeling

「ANTENNA」(提供素材)
【FC会員受注生産限定 “JAM'S BOX”】
CD + Blu-ray + GOODS 8種 ¥20,000+税
<GOODS>
オリジナルワイドTシャツ(フリーサイズ)
フィルム風クリアステッカー
【大森元貴監修】フロントポケットミニショルダーバッグ
【若井滉斗監修】シューレース(2ペア) & ソックス セット
【藤澤涼架監修】チェンジングマグカップ
万年カレンダー
スライドミラーキーホルダー
スマホショルダーストラップ

【完全生産限定BOX】
CD + Blu-ray + GOODS 2種 ¥8,000+税 
<GOODS>
オリジナルワイドTシャツ(フリーサイズ)★
フィルム風クリアステッカー◆

【初回限定盤】
CD + DVD ¥3,990+税 

【通常盤】
CD 3,000+税

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