齊藤なぎさ「明日カノ」“ゆあてゃ役”経て演技の道への挑戦決意「ボロボロ泣けた」撮影での苦労も<インタビュー前編>
女優の齊藤なぎさ(さいとう・なぎさ/19)が、5月2日より放送の新ドラマ「明日、私は誰かのカノジョ」(MBS:毎週火曜24:59~/TBS:毎週火曜25:28~)特別編にて再び地雷系女子“ゆあてゃ”ことゆあを演じる。2022年のシーズン1放送中からハマり役具合と振り切った演技、可愛らしいビジュアルで大きく注目を集めたが、今回描くのはゆあてゃの前日譚。モデルプレスでは、齊藤にインタビューを実施し、再び同作に出演する上での心境、=LOVE卒業から女優として本格的に歩み始めた現在の思いなどについて聞いた。<前編>
「明日、私は誰かのカノジョ」
原作は、2019年よりスマートフォン・PC向けマンガ配信サービス「サイコミ」にて連載中、『第68回小学館漫画賞』を受賞し、累計500万部を突破している人気漫画「明日、私は誰かのカノジョ」(をのひなお/サイコミ)。“登場人物たちのリアルすぎる心理描写”が話題となった同作の続編として、原作の「洗脳編」、「What a Wonderful World編」が実写化。 現代社会に生きる女性のリアルな生き様に、“つらくてもつい観てしまう…”「明日カノ」の沼が再び戻ってくる。
ゆあてゃは、新宿・歌舞伎町でホストクラブに通う地雷系女子。担当ホストに対して罵声を浴びせるなど感情を爆発させる演技も話題を呼んだが、今回はエピソード0として狂気を帯びる”ゆあてゃ”が形成されるまでの物語が実写化される。
齊藤なぎさ「明日カノ」出演で見出した演技の楽しさ
― 再びゆあ役のオファーを受けたときの気持ちを教えてください。齊藤:シーズン1のときの反響が本当に大きくて、町中でも「齊藤なぎさちゃん」より「ゆあちゃん」と呼んでいただくことの方が多いぐらいだったので、また演じさせていただくことができてすごく嬉しいです。前回の撮影でも勉強になることばかりだったので、今回も酒井麻衣監督とご一緒することができて、素敵な作品を作ることができるのが楽しみでした。
― 前作ではどのようなことが学びになりましたか?
齊藤:喜怒哀楽の使い分けは、アイドルとして歌やダンスをしているときの表情にも活かされていましたし、歌舞伎町という新しい世界を知ることで、自分の中の表現の幅が広くなりました。中学生からアイドルを始めたので、夜の世界はもちろん自分以外の職業をしている人についてほぼ知らない状態だったんです。だからこそゆあちゃんのことを勉強したいと思うようになってからいろいろな世界を知ることができて楽しかったです。
それと、まず演技がどういうものなのかを酒井監督たちから教えていただいて、萌役の箭内夢菜ちゃんに演技の相談に乗ってもらうことが多くなってから女優さんというお仕事に興味を持てました。
― 特別編・主人公を演じることについてはどう思いましたか?
齊藤:嬉しい気持ちもありますが、プレッシャーもあります。シーズン1の評判がすごく良くて、皆さんが好きだと言ってくださる分、今回も頑張らなきゃと思いましたし、ゆあちゃんという女の子がどうして“ゆあてゃ”になったのかという過程を自分でもしっかりと考えて演じなきゃいけないと思いました。
齊藤なぎさ、ゆあの過去に「大号泣した」
― 今回は“ゆあてゃ”が形成されるまでの物語を描きますが、台本を読んだときはいかがでしたか?齊藤:元々原作のファンだったんですが、最初に読んでいるときに泣いてしまって…大号泣したんです。田舎時代のゆあちゃんの壮絶な過去があったから、今のゆあてゃがいるわけですが、シーズン1だけを観た人にゆあちゃんがどうして今のようになったのかを知って欲しかったからこそ、シーズン2のお話が来て、すごく嬉しかったです。
1つ、ゆあちゃんが完成していく姿がわかるシーンがあるんです。酒井監督からはそこを大事にして欲しいと伝えられていて、目線の感じやそこまでのゆあちゃんのことなどを自分でイメージして臨んだので、ゆあちゃんが“ゆあてゃ”になっていくのを自分でも体感しました。 “ゆあてゃ”になったという瞬間がわかると思うので、そこにはすごく注目して欲しいと思います。
齊藤なぎさ、泣きの演技で苦労
― 感情が乱れるシーンもあるかと思いますが、難しさを感じた部分はありましたか?齊藤:ありました。ボロボロ怒りながら泣くシーンがあったんですが、泣けなくて…。撮影も押しているなか、酒井監督から頂いた言葉をきっかけに、ブチギレ演技ができてボロボロ泣けたんです!自分自身でもすごく良いシーンだと思っています。それと、今回も暴言を吐くシーンがいくつかあって、1つすごく褒めていただいた箇所があるので、そこは全員に観て欲しいです。
齊藤なぎさ、=LOVE卒業後で変化は?
― シーズン1では=LOVEに所属していましたが、今回は卒業後ということで心境に変化はありましたか?齊藤:シーズン1のときも=LOVEとしてというよりは、ゆあちゃんとして演じていたので、大きな変化はないです。ただ、今まではアイドルとして演技の道もやらせていただく形でしたが、今は演技の方に進みたいと言っている以上、もっと倍以上の気持ちで臨まなくてはいけないですし、向き合わなくてはいけないという気持ちが大きいです。
齊藤なぎさ「新しい自分の道を見つけた気がしました」
― この作品で女優として大きく注目を集めましたが、齊藤さんにとって作品、そしてゆあはどのような存在ですか?齊藤:人生のキーパーソンだと思います。やっぱりゆあちゃんを演じたことで演技の楽しさを感じて、演技を通して人生経験になるとも思えた作品ですし、酒井監督という素敵な監督さんに出会えたのも「明日カノ」のお陰です。知っていただくチャンスの1つになっていることもそうですし、憧れと思ってくださる方や「ゆあてゃみたいになりたい」と言ってくださる方が多いとよく聞くので、すごく嬉しいです。ゆあちゃんのお陰で、どこに行っても誰と話しても絶対絶対ゆあちゃんの話が出てくるんですよ!友達や周りの人に知らない人がいなくて、話題に出していただいてありがたいです。
あとは、やっぱり演じることの楽しさを教えてくださったので、この作品をきっかけに演技の仕事に挑戦していきたいと思いました。ゆあちゃんという、少しぶっ飛んだ役柄に挑戦したことで、新しい自分の道を見つけた気がしましたね。
― では、今回一番注目して欲しいポイントを教えてください。
齊藤:やっぱり私自身、ゆあちゃんに懸ける思いがすごく強いと思うんです。今作は原作に加えてもう1つオリジナルストーリーがあって、そこでえげつないことをされてしまうんですが、それがあってのゆあちゃんなんだと考えています。周囲の人から裏切られるというか、「自分が一番じゃなかった」というのを経験して今のゆあちゃんがあると思うので、全ての過程を観ていただきたいです。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
齊藤なぎさプロフィール
2003年7月6日生まれ、神奈川県出身。2017年に=LOVEのメンバーとして活動を開始し、同年9月に「=LOVE」でメジャーデビュー。ファンからは“なーたん”の愛称で親しまれ人気を誇り、SNS上ではファンのみならず「可愛すぎる」と度々バズるなど、ビジュアルで話題を集めた。2023年1月にグループを卒業し、現在は女優として活動。ABEMAオリジナル恋愛番組「オオカミには騙されない」シリーズの最新作「花束とオオカミちゃんには騙されない」にも出演し、話題を集めている。ドラマイズム「明日、私は誰かのカノジョ」特別編あらすじ
「一番嫌いなモノ、田舎」ゆあ 高校3年、春。
なぜ彼女は田舎を憎むのか。なぜ彼女は家を憎むのか。なぜ彼女は歌舞伎町に辿りついたのか。
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