モデルプレスのインタビューに応じた鈴木伸之(C)モデルプレス

鈴木伸之の30歳バースデー当日にインタビュー 4年前に語っていた“30歳になったら挑戦したいこと”を振り返る<後編>

2022.10.30 17:00

「フタリノリ」(配信中)で歌手デビューを果たした俳優・鈴木伸之(すずき・のぶゆき/30)のインタビュー後編。モデルプレスで26歳の時に語っていた“30歳になったら挑戦したいこと”とは?ついに30歳を迎えた鈴木自身が当時の言葉を振り返る。さらに活躍の幅を広げた彼が思う夢を叶える秘訣、芝居と音楽の共通点についても聞いた。

  

鈴木伸之が思う“芝居と音楽の共通点”

― 主演ドラマでご自身が歌った曲が流れるというのは俳優とアーティストを両立されている方にとっては大きな目標でもあると思います。鈴木さんは今回、それを歌手デビューとともに叶えられました。

鈴木:音楽がお芝居を、お芝居が音楽を支えてくれると思うので、その両方を担うことができてありがたいです。ドラマも出演してエンディングテーマを歌えるというのは自分の中で1番ベストな形なので、やりがいも感じましたし、その分すごく緊張しました。

― 俳優としての経験が歌に活きたと感じた部分はありますか?

鈴木:ちょっと違う感覚でしたね。例えば舞台では稽古が1ヶ月くらいあって、そこで一緒に舞台に立つ俳優さんたちと作り上げていくのでチーム感みたいなものがあるのですが、今回は1人で練習して作り上げなければいけないというか。「1人でも良いものを作れるよう頑張らなきゃ」と感じました。

鈴木伸之(C)モデルプレス
― 表現という点で、お芝居と音楽で共通点はありましたか?

鈴木:どちらも細部のちょっとした部分がすごく大切だなと思いました。お芝居では瞬き一つ、音楽だったらブレス一つで受け取る方の印象が変わったり、感情移入できたりする。そういう細かい部分を大切にするというところは共通していると思います。

― 歌を経験されたことで、今後のお芝居にも良い影響がありそうですね。

鈴木:確かに、これからは声のトーンまで意識するかもしれないです。あとは他のアーティストの方の曲を聴く時も、これまでとはちょっと聴き方が変わりました。「こういうところを意識して歌ってるんだな」とか「ここはこうやって歌ってるんだ」とか、今まで聴こえてこなかった部分にも耳を傾けるようになりました。

鈴木伸之、歌手活動で見据える未来

― 鈴木さんの音楽のルーツはどのようなところにあるのでしょうか?

鈴木:いや、僕はルーツを語れるほどの知識はないです(笑)。でも本当に色々なアーティストの曲を幅広く聴いています。エド・シーランさん、Mr. Childrenさん、ONE OK ROCKさん、Aimerさん、優里さんなど色々好きですね。なので僕自身の曲では恋愛や日常、曲調も明るいものからしっとり系まで、1曲1曲テーマを決めてその曲の世界観を作っていきたいです。

― ラップのようなジャンルにも興味はありますか?

鈴木:考えたことなかったです(笑)!でも機会があればやってみたいですね!色々な音楽に出会っていきたいと思っています。

― 次の楽曲では何をテーマに歌いたいですか?

鈴木:恋愛のバラードをやりたいですね。僕もこれまでカラオケで歌っていた身ですから、やっぱりバラードが好きなんですよ(笑)。なので王道なバラードを歌ってみたいです。

鈴木伸之(C)モデルプレス
― 鈴木さんが目指すアーティスト像を教えてください。

鈴木:聴いてくださる方々に寄り添える、「明日から頑張ろう」と思えるような曲をいっぱい提供できたらめっちゃ嬉しいなと思います。今日もちょうどHIROさんとお話したのですが、オリジナル曲が溜まったらアリーナツアーとかやってみたいです。でもまだこの曲しかないので…(笑)。今は全然足りないですが、いつかやりたいと思っています。

― たくさんリリースされたら、いずれアルバムも出来そうですね。

鈴木:アルバムも出したいですね!今回は作詞作曲ともに完全にTaniさんにプロデュースしていただいたのですが、自分でも曲作りに挑戦してみたいと思っているんです。今実際に書いたりとか、友達とギターで合わせてメロディーを作ったりもしています。同じJ-POPというジャンルの中でも、様々な色を出していけるようにやっていきたいです。

鈴木伸之の悲しみを乗り越えた方法

鈴木伸之(C)モデルプレス
― 「フタリノリ」には「辛いことがあっても一緒に前に進んでいこう」といったメッセージも込められていますが、鈴木さん自身は悲しい気持ちを抱えた時、誰かに頼るタイプですか?

鈴木:いや、頼らないです。

― ではこれまで、悲しくなった時はどのように乗り越えてこられましたか?

鈴木:いつもより多めにサウナに入ってととのう。これですね(笑)!

― (笑)。サウナで気持ちもととのう?

鈴木:気分転換にもなりますし、その1日のリセットにもなります。「うわぁ、今日もっとこうすれば良かったな」と思った時の方がセット数が多くなるかもしれないです。

鈴木伸之、26歳当時に語っていた「30歳になったら…」を振り返る

― 改めてとなりますが、30歳のお誕生日おめでとうございます!26歳でインタビューさせていただいた時には「30歳になったらハリウッドのオーディション受けたい」とおっしゃっていました。

鈴木:ありがとうございます!あはは、確かに言っていたかもしれないです(笑)。コロナ禍で難しくなってしまったのですが、僕はこれまで5~6回ロサンゼルスに渡って、休みさえあれば語学の勉強をしに行っていたんです。演技・pronunciation(発音)・conversation(会話)と3つのレッスンでそれぞれ先生を付けていて、朝から夕方まで1日中その3ヶ所を回るというのを3週間くらいやっていました。

― それはすごいですね…!ではハリウッド進出の夢はまだ心の中にある?

鈴木:まだ夢の続きということで(笑)。機会があったら、アジア映画やハリウッドでの日本人役などにぜひチャレンジしたいです。

鈴木伸之の夢を叶える秘訣

鈴木伸之(C)モデルプレス
― ちなみにその時のインタビューでは“夢を叶える秘訣”について、「大きいビジョンを持つことが大事」とお話されていましたが、そこから時間が経った今、「これも大事だな」と思ったことはありますか?

鈴木:続けていくことも大事なのかなと思います。やっぱりすぐには叶わないこともあるでしょうし、続けていく中で色々なことに気付いたり、気付いたら叶っている部分もあったりするので。僕も最初はそうだったんですけど、例えば「映画出てみたい」と思う方がいらっしゃったとして、実際に映画に出たら「今度はこういう役で出てみたいな」とか、年齢や経験を重ねるごとに夢も大きくなってくると思うんです。皆さんも自分の好きなことを続けていく中で叶ったり叶わなかったり色々あると思いますが、まずは続けることが大事なのではないでしょうか。

― 当時のインタビューの最後は「4年後、この“夢を叶える秘訣”を証明できるよう頑張ります!」と締めくくられていました。この4年間で叶った夢を教えてください。

鈴木:4年前は超えていなかったInstagramのフォロワー100万人を達成できたことや、今回音楽に挑戦させていただけたことなど、色々あります。お芝居では、「ケイ×ヤク―あぶない相棒―」(読売テレビ・日本テレビ系/2022年)や「自転車屋さんの高橋くん」など、自分が作品の顔として出演させていただくものも徐々に増えてきたので、さらに皆さんに良いものを観ていただけるように、楽しんでいただけるように頑張らないとなと思っています。

― 最後に読者の方へメッセージをお願いします。

鈴木:30歳になり新たな“歌”という表現の場もいただいたので、楽曲を聴いてくださる方にもお芝居で知ってくださった方にも、ちょっとでも励みになったり、勇気づけられたり、元気になってもらえるような楽曲をこれからたくさん作っていきたいです。またどこかのタイミングで皆さんと直接お会いして、そこで歌えたら本当に幸せだなと思っています。引き続きドラマ共々よろしくお願いします!

― 貴重なお話をありがとうございました。

(modelpress編集部)

鈴木伸之(すずき・のぶゆき)プロフィール

1992年10月14日生まれ、神奈川県出身。劇団EXILEのメンバーとして、2010年に舞台「ろくでなしBLUES」で俳優デビュー。近年の主な出演作は、ドラマ&映画「ラジエーションハウス ~放射線科の診断レポート~」シリーズ(フジテレビ系)、ドラマ「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」(日本テレビ系/2021年)「悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」(日本テレビ系/2022年)、映画「ブレイブ ―群青戦記―」(2021年)「東京リベンジャーズ」(2021年)など。ドラマ「お茶にごす。」(テレビ東京系/2021年)「ケイ×ヤク―あぶない相棒―」(読売テレビ・日本テレビ系/2022年)では主演を務めた。現在ドラマ「ファーストペンギン!」(日本テレビ系/2022年)に出演中。


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