関口メンディーー、改名理由と“大切にしている言葉”の関係性 主演ドラマで主題歌担当…GENERATIONSへの想いも語る<「覆面D」インタビュー>
2022.10.08 08:00
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10月15日よる10時にスタートするABEMAオリジナル連続ドラマ「覆面D」(全8話)で主演を務めるEXILE/GENERATIONS from EXILE TRIBEの関口メンディーー(せきぐち・めんでぃーー/31)。モデルプレスのインタビューでは、一夏を捧げたドラマ初主演作への覚悟、その主題歌をGENERATIONSが担当する想いなどを語ってくれた。
さらに9月には改名を発表したことも大きな話題に。その裏には、彼自身がずっと大切にしている言葉が深く関係していた。
関口メンディーー主演「覆面D」
本作は、現代の高校生たちが直面している社会問題と、それに向き合い続ける教師を描く、完全オリジナルストーリーの社会派学園エンターテインメント。関口演じる主人公の大地大輔(だいち・だいすけ)は、熱血教師を夢見て高校の教鞭を執るも、クラスを受け持った生徒が自殺してしまい、以降自身の持つ“理想の教師像”に悩むようになる。悲しい出来事から3年後、大輔が新たに赴任した高校は、貧困に苦しむ家庭に身を置く生徒たちが通う“教育困難校”だった。現在の教師生活に疑問を感じながらも、為すすべもなく淡々と授業を行う日々を過ごしていた大輔だが、とある出来事から、プロレス団体・BBTにスカウトされ、“学校には絶対バレてはいけないこと”を条件に、覆面レスラー・覆面Dとしても活動することに。
真実を隠したまま、生徒を救うために奔走する大輔――。はたして、“覆面D”として戦うことで、真正面から生徒たちの問題に向き合い解決に導くことができるのか?
関口メンディーー、EXILE HIROから突然の電話
― まずは今作のオファーが来た時のお気持ちから教えてください。関口:1年半ぐらい前、夜急にHIROさんから電話が来て「メンディーでプロレスのドラマやるから」と言われたんです。絶対にやりたいと思い、すぐに「お願いします」とお返事させていただきました。急な連絡だったので、正直ちょっと「冗談かな?」とも思っていたんですけど(笑)、実際に鈴木おさむさんの脚本が完成して、読ませていただいて初めて実感しました。
「覆面D」というタイトルで、僕が主演のプロレスの話となった時に、コメディっぽい要素が多いのかなと思っていたのですが、脚本を読んでみたら全くそんなことなくて、社会派学園ドラマになっていました。初めて読んだ時は涙が出てきて、改めて「この作品を絶対にやりたい」「これは絶対世の中に届けなければいけない作品だな」と感じました。
― 教師であり覆面プロレスラーという斬新な設定ですが、役作りではどのようなことを意識されましたか?
関口:実は今回、役作りはあまりしていないんです。大地大輔という役は鈴木さんが当て書きしてくださっていて、僕が普段思っていることやブログで書いていること、発信していることを脚本の随所に入れてくださっていました。だから大地大輔になりきるというよりは、本当に自分自身というか、もう1人の自分みたいな感覚でお芝居していましたね。自然に自分の言葉としてセリフを発することができました。
― プロレスラー役ということで、体作りの面で特別にやっていたことはありますか?
関口:撮影期間はちょうどツアー中でもあったので、結構仕上がっていたんです。なのであまり意識せずにそのままキープするような感じでした。ただ高校教師でもあるので、こんなに仕上がっていていいのかなとも思ったんですけど(笑)、プロレスラーとしてかっこいい方がいいだろうということでそのままにしました。
GENERATIONSが主題歌担当「また一つ夢が叶った瞬間」
― 今回はGENERATIONSの最新曲「愛傷」が主題歌になっていて、これはアーティストと俳優の両方で活躍されている方にとっては一つの大きな夢だと思うのですが、主題歌のお話を聞いた時はどう感じられましたか?関口:今までもメンバーの誰かが主演をやった時に主題歌としてGENERATIONSの楽曲を起用していただいたことがあって、その度にそのメンバーにすごく感謝をしていました。自分もそうやってグループに還元したい、何かを持ち帰りたいなとずっと思い続けていたので、こうして「覆面D」の主題歌として「愛傷」を起用していただけてものすごく嬉しいです。また一つ夢が叶った瞬間でもありました。
― その主題歌のお話も含め、今作に対するメンバーの皆さんの反応はいかがでしたか?
関口:「愛傷」は「覆面D」のために作られた楽曲で、劇中のセリフと繋がっていたり「愛傷」という言葉がドラマ内に出てきたりするので、連動性というところでメンバーもすごくドラマのことを気にしてくれていました。予告映像を一足先にメンバーに観てもらったのですが、「絶対面白いじゃん!」とワクワクしてくれて。「愛傷」は本当にいい曲で、ボーカル2人が気持ちを込めて歌い上げてくれたので、楽曲もドラマも、1人でも多くの方々に届けたいなと思っています。
関口メンディーーが悲しみを乗り越えた方法
― 「覆面D」に登場するキャラクターはそれぞれ色々な悩みを抱えていますが、関口さんは悲しいことがあった時どのように乗り越えていますか?関口:昔は悲しいことがあったら悲しい曲を聴いて、とことん悲しくなる、悲しんでいる自分に酔うみたいなことをやっていたのですが(笑)、最近はやらなくなりました。あまり気にしなくなったというか、「起きちゃったことはしょうがない」と割り切って、とにかく笑うようにしています。なので自分で口角を上げてその場で笑いますね。自分が落ち込んでいることに気付いてしまうと大体パフォーマンスも落ちるので「あ、これじゃダメだ」と思って口角を上げます。
僕はすごく好きな言葉があって、それは「楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しい」というものです。実際に口角を上げると、脳が「コイツ笑ってるんだな」と判断して幸せホルモンを出してくれるという話も聞いたことがあるので、それを実行しています。
― ずっと心にある言葉なんですね。
関口:そうですね、大切にしている言葉です。
関口メンディーー、改名の理由は?
― 9月初旬には「メンディー」から「メンディーー」へと改名することを発表し大きな話題となっていましたが、関口さんにはどのような声が届きましたか?関口:確かにすごい反響があってびっくりしました。周りからは「本気?」みたいな連絡が多かったですね(笑)。やっぱり伸ばし棒が2本って見たことないから皆びっくりしますよね(笑)。でもさっきの話とも繋がりますが、「メンディーー」と口に出すと口角が上がるじゃないですか。言うだけで楽しくなる、笑顔を運ぶ名前だなと思ったんです。
あとは世の中に結構メンディーさんが増えてきているのも理由の一つとしてあります(笑)。スポーツ界などでほかのメンディーさんも活躍されているので、ほかのメンディーさんに負けちゃうなと思って「違いを出していこう」ということで変えてみました。
関口メンディーーの夢を叶える秘訣
― では、今の関口さんが思う“夢を叶える秘訣”を教えてください。ちなみに、2016年3月のインタビューでは「まずは好きになること」とおっしゃっていました。関口:好きになることは確実に大事だと思います。でも最近は、口に出すとか文字にするとか、その夢を見えるようにしてあげることがものすごく大事だなと思うようになりました。言った手前、後戻りできなくなるというか。僕は結構意思が弱い人間なので、そうやって退路を断たないと一生懸命になれなかったりするんですよね。
それに、伝えることで「応援するよ」と言ってくれる人が現れたり仲間が増えたりもするので、好きになることに加えて、言葉や文字で誰かに伝えるのはいいと思います。今回「覆面D」でクランクインする時にも「絶対にこのドラマを1番にする」と周りに言って、自分の気持ちを高めていくようにしていました。
― では、最後にドラマを楽しみにしている方へメッセージをお願いします。
関口:色々なエンターテインメントがある中で、「覆面D」は誰かの背中を押してくれる、世の中にとってすごくプラスになる作品だと思っています。この夏、出演者の方やスタッフの皆さんとチーム一丸となって「覆面D」に熱狂していたので、それを皆さんにも感じていただいて、この作品が何かを考えるきっかけになれば嬉しいです。ぜひたくさんの方々に触れていただきたいです!
― 貴重なお話をありがとうございました。
インタビューこぼれ話
<教師でありながら、覆面プロレスラーでもある大地大輔。関口が持つ2つの顔・周りに知られていない意外な一面は?>関口:え~なんだろう…(笑)。でもLDHアーティストには「強面」「男らしい」「いかつい」みたいなイメージを持つ方も多いと思いますが、実は僕、サングラスを全然かけないんです。こないだ「かけてそう」と言われて、「あ、そういうイメージだったんだ」と気付きました(笑)。
ATSUSHIさんなどキャラクターとしてそのイメージが定着している方はすごくかっこいいと思うのですが、私生活でずっとかけている人を見ると「なんでかけてるのかな?」と思ってしまって…。僕は相手の目を見て話したいし、目を見て話せないと不安になるので、普段からサングラスをかけたまま話せる人ってすごいなと思います(笑)。
(modelpress編集部)
関口メンディーー(せきぐち・めんでぃーー)プロフィール
1991年1月25日生まれ、アメリカ・ニュージャージー州出身。2012年11月、GENERATIONSのパフォーマーとしてメジャーデビュー。2014年4月にEXILEの新パフォーマーに決定し、EXILEに加入。俳優としても、ドラマ「モトカレマニア」(フジテレビ系/2019年)、「あのコの夢を見たんです。」(テレビ東京系/2020年)、映画「KAPPEI カッペイ」(2022年)など、多ジャンルの作品に出演している。
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