初主演で女優デビューの注目若手・幸澤沙良、櫻井海音&藤原大祐とのほっこり撮影裏話・刺激も明かす<「差出人は、誰ですか?」インタビュー>
2022.09.30 12:00
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10月10日からスタートするTBS系よるおびドラマ『差出人は、誰ですか?』(毎週月曜~木曜深夜24時40分~)にて、幸澤沙良(こうざわ・さら)がドラマ初出演にして初主演で女優デビューを飾る。オーディション番組「TBSスター育成プロジェクト『私が女優になる日_』season2」(以下「私が女優になる日」)で見事グランプリに輝いた彼女の役作りや、次なる夢に迫った。
幸澤沙良主演「差出人は、誰ですか?」
『差出人は、誰ですか?』は、TBS史上初の“よるおびドラマ”として放送した『この初恋はフィクションです』に次ぐ第2弾。「SNS社会に生きる若者たち」をテーマに、若者たちに向けて、「本音で人と向き合うこと」「匿名を使わずに相手に気持ちを伝えること」の大切さを、「手紙」というアナログなツールを使って描いていく。物語の始まりは、夏休み明けの二学期を迎えた2年D組の新学期初日。幸澤演じる主人公・桑鶴美月の担任の国語教師・立花純太(柄本時生)が突然、「手紙ゲーム」の始まりを告げる。必ず1人1通、クラスの誰かに手紙を書くのだが、差出人は匿名でいいかわりに本音を書かなければいけないというもの。
その後、次々に明かされていく「手紙」の内容。匿名で書かれた手紙には愛の告白から暴露話まで衝撃的な内容が書かれており、「手紙ゲーム」は予想外の盛り上がりを見せていく。
最初は興味がなかった美月も、徐々に「差出人は誰なのか?」と犯人捜しを始めたり、問題解決に乗り出したりする。クラスメイトたちの表と裏の顔を知り、ケンカや助け合いを繰り返しながら友情を育んでいく生徒たち。そして、すべての手紙が明かされた時、ある重大な秘密を知ってしまうことになる―。
美月のクラスメイト役には櫻井海音、藤原大祐をはじめ、注目の若手俳優が多数出演する。
幸澤沙良、藤原大祐にからかわれる
― 数日前にクランクインされたということですが、現場の雰囲気やメインキャストの櫻井海音さんと藤原大祐さんの印象はいかがですか?幸澤:最初はとても緊張していましたが、スタッフさんや他のキャストの方々が本当に優しくて明るくてとても温かい現場なので、今は楽しみながらやれています。
櫻井さんは、私が緊張しているのをほぐすためにたくさん話しかけてくださったり、教室での撮影がとても暑かった時には扇風機を持ってきてくださったり、周りをとても見ているとても優しい方という印象です。
藤原さんは本当に面白くて毎回笑っています。この前は笑っちゃいそうなぐらいとても風が強くて、笑いをこらえながら演技していましたが、藤原さんは顔が写っていないカットの時にこっちを見て笑いながらお芝居をして、笑顔でからかわれました。藤原さんは現場にいるだけで明るい雰囲気を作ってくださります。
― お2人からお芝居についてアドバイスはもらいましたか?
幸澤:直接何かを言われたわけではないですが、私自身とても緊張していたので「緊張しないんですか?」と藤原さんに聞いたら、「クランクイン初日は緊張する」「その役を演じるのはその日が初めてで、どういうものを自分自身感じるのか分からないから」とおっしゃっていて。そういう真剣な気持ちで臨まれていることが入り込む演技に繋がっているのだと納得しました。
― 「私が女優になる日」の演技バトルでは、ライバルであり戦友だった方々とも一緒に撮影されていると思いますがいかがですか?
幸澤:全員初の連続ドラマ出演なので、一緒に台本読み合って練習したり、お互いにアドバイスし合ったりと、たくさん声掛け合って一緒に探り合いながらやっているという感じです。みんながいると安心しますし緊張も和らぐので、今は頼れる味方です。
幸澤沙良、主人公・美月は「自分と似ている」
― 本格的な役作りは今回が初めてだと思いますが、最初にご自身で考えた美月の人物像と現場で感じたことを教えてください。幸澤:美月ちゃんは何も起きないように平和に過ごしたいという「ことなかれ主義」で、人にも自分の本音をあまり伝えない子。自分と似ているところが多いので、普段の自分と重ね合わせて想像しながら役作りをしました。
でも私と違い、美月ちゃんはとても仲の良い親友に対しても自分の思っていることをはっきり言わない部分があるのですが、そういう自分と少し違うところを演じている時は自分ではなく美月ちゃんになっているんだと実感しました。
― オーディション時にはお母様と2人3脚で演技の練習をされているのが印象的でしたが、クランクインに向けてお母様からいただいた言葉はありますか?
幸澤:美月ちゃんがどこにでもいるような普通の女の子なので「普通ってなんだろう」と性格を掴むのに苦労したのですが、お母さんが一緒に台本を読み合っている中で、私と似ている部分があるというのは感じていたらしく「そんなに深く考えずに、その場で自分が感じたものを大切にしたらできるんじゃない?」という助言をもらいました。
幸澤沙良、“手紙”で伝えたいこと
― 今作の登場人物は幸澤さんの年齢と近いですが、台本を読んでどのように感じましたか?幸澤:登場人物1人1人に表と裏の顔があってそれぞれ秘密を抱えているのですが、現実の学生たちも自分が思っていることを全部言わないちょっとした秘密を持っていると思うので、今の学生のリアルが再現されているようなクラスだなと思いました。
― もし幸澤さんが先生から「手紙ゲーム」を提案されたらどうしますか?
幸澤:手紙は匿名なので、普段言えないようなことを言えるチャンスだと思って、感謝や伝えられていないことを書くと思います。自分宛ての手紙は差出人が気になってしまうと思うので探します(笑)。
― 若い世代にとっては手紙というのはあまり馴染みがないのではないかと思ったのですが、書く機会はありますか?
幸澤:普段SNSでのやり取りが多いからこそ、誕生日など特別な日には手紙を書いて渡したり、もらったりしています。
幸澤沙良、初のドラマ現場で感じたこと
― ドラマの現場自体初めてだと思いますが、イメージしていたものと違ったという驚きや発見はありますか?幸澤:私は今までドラマの1話から順番通りに撮っていくものだと思っていたのですが、1日に何回も着替えて別の部分を撮るということがとても驚きでした。
― 撮影されている中で女優になってよかったと思ったことやエピソードはありますか?また、逆に難しいと思うことはありますか?
幸澤:現場では、携わっているスタッフさんを含めたくさんの方が支え合いながら1つのものを作っていると感じて素敵だと思いました。
また、自分なりに考えて演技をした時に監督さんから褒められたり、「すごく良かったよ」って周りの方達に言ってもらえたりする時がやっぱり嬉しいですし頑張って良かったなと思う瞬間です。
難しいのは、演技をしていてたくさんアドバイスをいただく中で、自分の中では頑張って改善しているつもりでも、画面越しで見ると全然変わってなかったということがあるので、そこは大変だと感じています。
幸澤沙良「私が女優になる日」で得たもの&次なる夢は?
― グランプリを受賞してちょうど約1か月経ちましたが、改めてオーディションを振り返ってみてどんな時間でしたか?幸澤:全部が初めてのことだったので、1つ1つが新鮮で自分にとって本当に貴重な時間だったなと思います。
― オーディションの期間を経て、ご自身が最も成長したと思う部分は?
幸澤:人前で話すことに慣れました。小学校の時、皆の前で教科書を読むだけでも顔を真っ赤にして読んでいたくらい、人前で話すのがあまり得意ではなくて…。でもオーディションを重ねるにつれて、どんどん人前で話すことに慣れていったと思います。
― 今作で女優としての第1歩を踏み出した幸澤さんですが、これからどんな女優になっていきたいですか?
幸澤:「私が女優になる日_」season1に出演されていた飯沼愛さんから勇気をもらって、私はオーディションに応募したので、私が勇気をもらって1歩踏み出せたように、観ている方に踏みとどまっていることをやって見る勇気をあげられるような女優さんになりたいです。
また、これからはシリアスな役からコミカルな役まで、様々な作品で幅広い演技に挑戦していきたいと思っています。今はまだ大きな夢ですが、いつかは朝ドラ(NHK連続テレビ小説)に出演できたら嬉しいです。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
幸澤沙良プロフィール
2005年9月27日生まれ、神奈川県出身の17歳。「私が女優になる日_」に出演しグランプリを受賞した飯沼愛の姿に刺激を受け、「私が女優になる日_」season2に応募。応募総数約5500人の中から見事グランプリに輝いた。
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