山田杏奈、King & Prince永瀬廉との印象的な出来事「素敵な方だな」紅一点演じる想いも明かす<「新・信長公記」インタビュー>
2022.07.22 07:00
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24日スタートの日本テレビ系日曜ドラマ『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』(毎週日曜よる10時30分~)に出演する女優・山田杏奈(やまだ・あんな/21)に、モデルプレスがインタビュー。前クールテレビ朝日系ドラマ『未来への10カウント』では主要生徒役を好演し、日本テレビ系情報番組『ZIP!』7月の金曜パーソナリティー挑戦や11月に初舞台を控えるなど抜擢が続く彼女に、初のコミカルな作品で感じた不安と乗り越え方や、初共演となったKing & Princeの永瀬廉との印象的なエピソードを語ってもらった。
永瀬廉主演「新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~」
本作の舞台は、誰もが知る戦国武将のクローン高校生たちが集結したとんでもない学校。強烈な個性をもった英雄たちが15歳の高校生となって「学園の天下統一」を目指していく、青春あり、戦ありの学園天下獲りエンターテインメント。主人公・織田信長役は永瀬が演じ、そのほか西畑大吾(なにわ男子)、三浦翔平、満島真之介、濱田岳、小澤征悦らが15歳の戦国武将のクローンを演じる。
山田は、クラスで唯一武将ではない女子高生で学級委員長も務める日下部みやび役。民放GP帯連ドラで初ヒロインを務める。
山田杏奈、原作に衝撃「なんだ、この話は!」作品の面白さ語る
― まず、作品の見どころを教えてください。山田:戦国武将のクローンが蘇り、ひとつの高校に集まって学園生活を送るという、今までにないような設定です。台本を読んだ時、どういったお芝居になるのだろうと思っていたのですが、思わず笑ってしまうようなお芝居をみなさんされているので、多くの人が楽しく見られるドラマになっていると思います。
― 初めて原作を読んだ時、作品の印象はいかがでしたか?
山田:原作の漫画を読ませていただいた時「なんだ、この話は!」と思ったのですが(笑)、キャラクターの強さ、面白さ、しっかりとした心理戦や策略、推理などいろいろな要素が入っていて面白い作品だと思いました。
山田杏奈、演じる役柄と似ている&似ていないところ
― 山田さん演じる日下部みやびはどのような役ですか?山田:戦国武将のクローンが集まっている特進クラスの中で、唯一クローンではない普通の女の子です。みやびは芯を強く持っていて、高校に入学したきっかけもお父さんに託されたものがあるというバックグラウンドがあります。そして武将のクローンたちと出会うことでみやび自身が変わっていきます。説明をしたり、見ている人と同じ感覚で驚いたりする役でもあります。
― みやびの性格・人柄はいかがですか?
山田:ドラマオリジナルなのですが、みやびの口調が「~ございます」「母(はは)さま」など時代劇のような口調で面白いです。それと、みやびはこれだと決めたことを曲げずに突き進んでいきつつも、優しい目でみんなを見守っているところがあります。ネガティブにならず、なにか怒る時は誰に対しても対等にものを言うところが素敵な役だと思っています。
― ご自身と似ているところと似てないところはどこですか?
山田:監督と初めて衣装合わせでお会いした時に、「そのしゃべり方いいじゃん!」と言っていただいて。普段自分で自覚していない部分だったので説明が難しいですが、ふわ~っとした印象がありながらも言う時はしっかり言うような、私の話し方にもそういう面はあるのかなと思っています。
似ていないところは、みやびは近所の子供たちに物申すところでも、理事長に物申すところでも同じ言い方をするのですが、私にはできないなと(笑)。私は相手によって伝え方を変えてしまいますが、みやびはすごく真っ直ぐにものを言うので、そこは違うと思います。
山田杏奈「高校生役というものに重きを置いていない」紅一点演じる想い
― また、クラスの中で唯一武将ではない、武将のクローン演じるキャストの方と年齢も離れているという紅一点を演じるお気持ちはいかがですか?山田:先輩が大勢いらっしゃるので、その中で敬意を持ちつつフレッシュに反応することで、みやびが“この武将ってこうだよね”とテンションが上がるお芝居につながっていると思います。
― 小澤さんをはじめ錚々たるキャストの方と同じ高校生というのは、特殊な環境ですよね。
山田:学園ものだとあまり思ってないです(笑)。高校生ではありますが、授業があるわけでもなく、武将のクローンが戦う話しかしていないので。それが逆に面白いところだと思っています。
― みやびは15歳という設定なのに、武将のクローンたちの相手をしているのはすごいです(笑)。
山田:15歳の役ではありますが、みんな同級生で15歳の設定ということもあり(笑)、年齢よりかは、みやび自身がどう感じているかを考えています。
― 山田さんは前クール「未来への10カウント」(テレビ朝日)、「17才の帝国」(NHK総合)でも高校生をベースにして振り幅の広い役を演じられていましたが、今回の高校生役・みやびをどのように演じますか?
山田:「未来への10カウント」では部活に励む高校生、「17才の帝国」での総理補佐官はちょっと変な高校生で、今回も変な高校生です(笑)。高校生の役を演じる時はテンションを上げないといけないという気持ちになるのですが、今回は割とそういう意味では落ち着いている役だと思います。高校生を演じるというよりは、みやびとしていれば大丈夫という役なので、高校生役というものに重きを置いていないです。
だけど、こう見ると高校生の役ばかりやっているなと(笑)。どの役もなにか芯が強くあって、そのためにひたむきに頑張るということが共通していると思うので、みやびにもそういう部分を持たせつつ、彼女ならではの面白みを出していけたらいいなと思います。
山田杏奈が不安を乗り越えたエピソード
― 山田さんは本作が初めてのコミカル調な作品となりますが、演じる難しさや不安を感じることはありましたか?山田:コミカル調な作品への出演が初めてなので、お芝居の中で難しいなと感じるところはありました。今回の作品の中で私は物語や人物を説明する役を担っているので、その役割をしながら、どうやって作品を壊さずにいられるか、真面目になりすぎずに演じられるのかと、経験があまりなかったのですごく不安でした。
― 経験がないことで、演じられなくて悔しいと感じることはありましたか?
山田:どうやったら面白くなるのかと、いつも考えるのですがなかなか難しくて。思いつかないので、センスがないのかなと諦めています(笑)。面白い芝居をするために技術が必要だと思っていますが、まだ全然到達できていないです。出演されているみなさんはおそらく努力をされているからか、本当に技術力があります。私は今、監督が演出してくださっている通りにやらせてもらいながら、精一杯お芝居について考えています。
― 周りの役者さんから学ぶことも多そうですね。
山田:現場で芝居をする中で、こういう間を使ったら面白いとか、台本以外のアドリブなど、日々現場で勉強させてもらっています。
― 現場で相談される方はいますか?
山田:まだそこまではできていないです(笑)。どうやってコミカル調を演じているのか、ゆくゆくみなさんに聞いてみたいです。あと、監督が「真剣にやっているからこそ面白みが出るから、あまり面白くしようと思わない方がいい」とおっしゃっていたので、真面目にもがいて奮闘している姿が面白く見えたらいいのかなと思っています。
山田杏奈、初共演・永瀬廉との印象的なエピソード
― 今回初共演となった永瀬さんの印象はいかがですか?山田:永瀬さんと初めて今回ご一緒して、これまでグループで活動されている姿しか見たことがなかったので、少し変なところのある信長という役を永瀬さんがどういう風に演じるのだろうと思っていたのですが、力の抜けた演技が素晴らしかったです。まだそこまで一緒にお芝居をさせてもらったわけではないですが、信長の演じ方をすでに掴んでいらっしゃると思いました。
― 永瀬さんが山田さんとの初日エピソードとして、クランクインの日にものすごく嬉しそうに大きなダンゴムシを見つけたことを教えてくれて、無邪気な女性だったとお話しされていたのですが…?
山田:大きいダンゴムシがいたので、永瀬さんに「ダンゴムシ大きいですよ~」ってお話ししました(笑)。私が永瀬さんとの初日で印象に残っていることは、私が先に朝現場に入って、永瀬さんが後から入られた時に「おはようございます、よろしくお願いします」と挨拶してくださったのですが、それがすごく眠そうで(笑)。移動中寝ていたんだろうなと思っていたら、後から「寝てた~、改めてよろしくお願いします」とおっしゃっていて面白いなと(笑)。改めてわざわざ声をかけてくださって、素敵な方だなと思いました。
山田杏奈、武将のクローンたち共演者とのエピソード
― 永瀬さんをはじめ、共演者のみなさんとの仲は深まりましたか?山田:まだ撮影が始まって間もない(取材は6月中旬)のと、私はすごく人見知りなので、出演されているみなさんとまだじっくりお話できていないんです。ただ、空き時間に武将たちみんなで輪になって話しているので、そこに加わらせてもらいました。
― その時はみなさん武将の格好ですか?
山田:みんな武将をモチーフにした制服です、すごい絵面ですよ(笑)。たまにみやびだけのシーンがあると今日は静かだなと、部屋が広く感じます。
― みなさんとは普段どのようなお話をされていますか?
山田:小澤さんや駿河(太郎)さんなど40代の方がいらっしゃるのですが、「俺らオジサンだから!」といつも話されています(笑)。演技の話よりかは普段の他愛のない話をしています。
― では最後に、改めて視聴者にメッセージをお願いします。
山田:この物語は、今までにないような題材ですし、出来上がりがどうなっているのかすごく楽しみです。武将の衣装やアクションなど視覚的にも面白い作品になっていると思います。私もどんな作品になるのか想像つかないので、みなさんにもなにが飛び出すかわからないワクワク感を楽しんでいただきたいです!
― ありがとうございました!
(modelpress編集部)
山田杏奈プロフィール
2011年に開催された「ちゃおガール☆2011 オーディション」でグランプリを受賞し、デビュー。2016年に公開された宮藤官九郎監督の『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』で映画デビューを飾ると『ミスミソウ』(2018年)で映画初主演。『小さな恋のうた』(2019年)で第41回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞受賞。多数の映画やドラマで活躍し、2022年はテレビ朝日系連続ドラマ『未来への10カウント』、NHKドラマ『17才の帝国』、WOWOWオリジナルドラマ『早朝始発の殺風景』W主演、WOWOWオリジナルドラマ「鵜頭川村事件」出演。11月に初舞台『夏の砂の上』が控える。
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