FANTASTICS「The Usual Night」インタビュー連載
舞台は都内某所にある男子寮。メンバー同士のコミュニケーションを深めながら、さらなるエンタテインメントの高みを目指すための“共同生活”を、余すところなくカメラが捉えていく。あくまでも架空の共同生活…だが、仕事を終えて帰宅し、リビングでくつろぎ、寝食をともにする、そんな普通の夜を過ごすメンバーの様子は“普段の様子”そのもの。ただ、そこに“フィクション”が混じり合うことで、メンバーも予想だにしなかった、まさかのストーリーが巻き起こっていく。
モデルプレスは今回その男子寮に潜入し、リーダー兼パフォーマーの世界・佐藤大樹、パフォーマーの澤本夏輝・瀬口黎弥・堀夏喜・木村慧人、ボーカルの八木勇征・中島にインタビューを実施。彼等しか知らないメンバーの意外な一面や番組を通して新たに気付いたこと、一層活躍の場を広げた今思う“夢を叶える秘訣”まで、たっぷり語ってもらった。
中島颯太、たまたま生まれた“名シーン”明かす
― この番組を通して気付いたメンバーの新たな一面を教えてください。
中島：最初このお話をいただいた時は、相当な演技力がないと難しい番組だと思いました。でも見てくださった方から「リアルすぎる」というコメントをいただくということは、それだけ全員の演技力が上がっているんだなと気付くことができました。最初のホールツアー（
FANTASTICS SOUND DRAMA 2019 FANTASTIC NINE）で初めて演技に挑戦した時は、皆結構棒読みだったり「どうしたらいいんだろう」とわからなかったこともあったので、そこからの成長を感じましたね。
他のグループでは、メンバー同士で演技するというのは相当恥ずかしいことらしく、「メンバーの前で自分が演技しているのを見られたくない」というグループもあるみたいですが、ファンタはそれがなかったからこそ、今回は全員での演技が存分に出せた番組になったんじゃないかなと思います。
― 特に好きなシーンはありますか？
中島：「ジェンガ」です！（※ジェンガで負けた木村が、中島の弾き語りに合わせ即興で歌ったシーン）あの曲が最初に生まれたのは、まだ2～3回目くらいの撮影で、スタッフさんも僕らもどう進めたらいいか試行錯誤な状態の時だったんです。そこで「ジェンガ」が生まれて嬉しかったです。曲を作ると決まっていたわけでもなかったところで偶然できたので面白かったですし、とりあえずその日はもう慧人の“やってやった感”がすごくて（笑）。夜にわざわざ連絡が来て「今日やってやったな、俺」みたいな。僕も慧人も本当に面白くしたいという気持ちがあったので、とても嬉しかったですね。
― 曲を作る流れもアドリブで生まれたものだったんですね！
中島：黎弥くんがアドリブで「負けたらアカペラでジェンガの歌を歌おう」みたいなことを言い出して、本当に意味のわからないノリだったんです（笑）。アカペラじゃやばいだろうなと思って、「じゃあここでギター弾くから」という僕の案でああいうシーンになりました。もう全てが偶然に生まれた感じです。スタッフさんは収録中笑っちゃいけないので、皆さんが我慢してくださっているのを見るのが逆に嬉しくて（笑）。「もっといきたいな」みたいな気持ちがありました。
中島颯太が知る堀夏喜の“意外な一面”
― 部屋割りが同じ堀さんの意外な一面・自分しか知らないというエピソードはありますか？
中島：堀さんはめちゃくちゃ色々な一面がありますけど、何だろう…。最近はもうとりあえず甘いものが好きで。食事制限もしているみたいですが、水曜日は“甘いものデー”らしいんです。「今日水曜日なんだ」「水曜日だけ甘いもの食べられる」ってニコニコしながら僕に言ってきます（笑）。そういう可愛らしい一面もありますね（笑）。
― それは中島さんだからこそ知る一面ですね（笑）。もし今メンバーと2人で住むなら誰を選びますか？
中島：慧人です。一緒にいると面白いことが起きそうだし、同い年で気を遣わないのでラクかなと思います。あと、僕は掃除好きなので慧人の分の掃除くらいはできるなと（笑）。慧人に汚くされても自分で片付ければいいので大丈夫です。
中島颯太、堀夏喜と“偶然の一致”
― 部屋のこだわりポイントや置いている私物について教えてください。
中島：僕はもともと「私物のギターを持っていきたいです」と言っていたので、それが「ジェンガ」でまさかこんなに活きるとは…。今まで自分の家でやっていたことがどんどん身についてきたのかなと思いました。あとは、私物のカメラも部屋にたくさん置いています。ベッドの頭の方に置いているキャンドルは、実際に堀夏くんと2人で一緒に買いに行ったものです。
― それはここに置くために？
中島：いや、普通に私物として欲しくて（笑）。その時色々な匂いのものを試して、最終的に堀夏くんが「これだな」って言ったものが僕も欲しかった匂いのものだったんです。「僕もそれです」って言ったら「じゃあやめようかな。さすがに一緒の匂いは嫌でしょ」と言われてしまって変えられちゃいました（笑）。
中島颯太の“夢を叶える秘訣”・これまで続けてきたこと
― 今、勢いがますます加速しているFANTASTICSさんですが、今後の目標をグループとしてと個人として、それぞれ教えてください。
中島：グループとしてはこれからツアーも始まりますし、
FANTASTICSというエンタテインメントをどんどんたくさんの方に届けられるように頑張ります。1日2公演を行う会場もあるので、体力面でもクオリティを保つという面でも大変なことはあると思いますが、たくさんの方に来ていただける分、感謝と楽しさを伝えていきたいです。
個人としては、もちろん歌など音楽面を頑張っていきますが、金曜レギュラーをやらせていただいている「ポップUP！」（フジテレビ系／月～金曜ひる11時45分～）のようにトークをしているところもたくさんの方に見ていただきたいという気持ちがあります。演技も頑張りたいです。
― 最後に“夢を叶える秘訣”をお伺いしたいのですが、2021年8月のインタビューで中島さんは「叶えられないかもという気持ちを1％も持たないこと」とおっしゃっていました。
中島：そんなこと言ってました！？恥ずかしいな（笑）。
― はい（笑）。また「『確実になります』『叶えられます』と思うと何も怖くないし、気付いたら良い方向に傾いています！」ともお話されています。そこから約1年、その考えに変化や「これも大事だな」と思ったことはありましたか？
中島：でも、そうやって明言することは本当に強いと思います。叶っていないことでも、自分の中で「〇〇になりました」みたいに通過点にしちゃう。僕は今までノートに「〇〇になりました」と夢を過去形で書いて、それを全部叶えてきました。
― それはすごいですね…！
中島：例えば中学受験の前には、「中学受験に合格しました。サッカー部にも入れてすごい面白い日々を過ごしました」とノートに書いていました。「VBA5（EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 5 ～夢を持った若者達へ～）」の時も「オーディションでボーカルになったので、今東京に住んでいます」と書いていて、全部叶っています。
― それは今も続けていらっしゃるんですか？
中島：はい。「本当に叶えたい」と思ったものは今も書いています。
― 書くことでまた「頑張ろう」というモチベーションにも繋がりそうですね。
中島：そうですね。それから僕が他の人と多分違うんだろうなと思うのは、不安な気持ちを抱かないところです。「できないかもな…」という気持ちがないので、それも今まで叶ってきた理由かもしれないですね。
― そのポジティブさも秘訣になっているんですね。貴重なお話をありがとうございました！
（modelpress編集部）
中島颯太（なかじま・そうた）プロフィール
生年月日：1999年8月18日
血液型：B型
出身地：大阪府
FANTASTICS from EXILE TRIBEプロフィール
EXILE TRIBEの新グループとして、EXILEの世界・佐藤をリーダーに、パフォーマー集団として2016年12月29日に結成。2017年5月から12月にかけて「EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 5 ～夢を持った若者達へ～」を開催し、約3万名の応募者の中から勝ち上がった八木・中島が加入。2018年にシングル「OVER DRIVE」でメジャーデビューを果たした。6月29日にニューシングル「Escape」をリリース。現在ホールツアー「
FANTASTICS LIVE TOUR 2022 “FAN FAN HOP”」を開催中。
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