鈴木愛理、連ドラ初主演への覚悟語る ℃-uteでの15年間経てソロ活動に飛び込んだ当時&役柄がリンク<「ANIMALS」インタビュー前編>
2022.06.17 12:00
views
ABEMA新作オリジナルドラマ「ANIMALS-アニマルズ-」(23日より21時45分~※初回のみ、第2話以降毎週木曜22時~)で連続ドラマ初主演を務める鈴木愛理(すずき・あいり/28)。現在はソロヴォーカリストとしてだけでなく女優やモデルとしても活躍。インタビュー前編では初主演を務める意気込みや役への思い、作品を通して伝えたいことを聞いた。約2ヶ月間、主演として作品を背負い向き合うことを決めた鈴木の覚悟とは?
鈴木愛理主演「ANIMALS-アニマルズ-」
同作は、恋も夢も忘れ、ブラック企業で懸命に働く“幸せ迷子のズタボロ女子”の主人公・鹿森海(しかもり・うみ/鈴木)が、最高の自分に生まれ変わろうとする、大逆転ラブストーリー。海は社会に出たものの日々の仕事に忙殺され、抱いていた夢はもちろん、恋をすることすら忘れてしまっていた。ひたむきに頑張りながらも日々に疲れ切っていた彼女の前に現れた、生意気でツンデレな年下カメラマン・長嶺風緒(ながみねかざお/本田響矢)と敏腕だけど恋愛下手な最新コスメベンチャー企業「ANIMAL BEAUTY(アニマルビューティー)」のイケメン年上社長・榊圭祐(さかきけいすけ/白洲迅)との三角関係が繰り広げられる。
鈴木愛理、初共演する白洲迅の印象は?
― まず「ANIMALS-アニマルズ-」への出演が決まった時の心境を教えて下さい。鈴木:自分がメインキャストとして1クールのドラマに出続けるということが初めての経験なので、まず出演が決まった時は、鈴木愛理チーム全員で盛大に喜びました。女優のお仕事を軸にやってこなかったので「緊張する」というよりは「頑張ろう」という思いが強かったです。
― 出演の決定はどのような状況で聞いたのですか?
鈴木:最後の顔合わせをして、その日中に答えが返ってきたので、スタッフさんたちと一緒にその顔合わせの帰り道で聞きました。
― 今作で白洲さんとは初共演になりますが、第一印象と共演してみての印象に変化はありましたか?
鈴木:白洲さんが出演していた「私たち結婚しました」(ABEMA/2021年)を観ていたのですが「すごく変わった方なのかな(笑)?」という勝手な先入観があったんです。でも、本読みで初めてお会いした時からフランクに接して下さいました。その後、クランクインが新潟での泊まり込みの撮影だったので、一気に仲良くなれた感じです。
シュッとされていて、人とあまり交わらない方なのかなという勝手な印象が、今ではガラッと変わりました!イメージと真逆すぎて、白洲さんに「私に合わせてくれていますか?」と聞いてしまったぐらいのギャップで、色々な楽しい話をしながらすごく素のままでいられました。共演者の中では、白洲さんとは2歳差で年齢が1番近いんです。色々な話をして、すごく自然体でいさせてくれる方だなというイメージに変わりました。
鈴木愛理、初主演として役と向き合う2ヶ月
― 演じる海に共感する部分と「自分とは違う」と思う部分を教えて下さい。鈴木:海ちゃんは鈴木愛理の2乗という感じで、鈴木愛理成分が多めです。自分の発言に嘘をつけないところや周りを優先して我慢してしまう節があるところなどが似ています。また「考えるより行動」という部分も自分と重なるなとすごく感じます。
唯一、違うところとして海ちゃんは2つのことをいっぺんにできないタイプで、目の前のことに邁進するタイプだと分析しています。私は割とたくさんのことを同時にやった方が頭の中で整理できるタイプなので、そこだけは違うかなと思いました。基本的には役が私を元気にしてくれる感覚で、少し忙しい日々でも海ちゃんのおかげで心がずっと元気なので、そんな海ちゃんを生きることができて幸せだなといつも現場で感じています。
― 共感できる部分が多い役は演じやすいですか?
鈴木:そうですね。環境は違えど抱えている気持ちの欠片が私と海ちゃんはすごく似ていると思います。私は15年間グループでアイドルをやっていて、そこからソロになる過程の中で色々と経験をしました。海ちゃんもテレビ局のADから「自分には無理だろう」というコスメ企業の世界に飛び込んで様々な経験をします。鈴木としても海ちゃんとしても色々な経験をして「あの時頑張ったよね」と思ってあげることができるので演じやすいです。
― この作品をどんな人に見てもらいたいですか?また作品や役を通して伝えたいことを教えて下さい。
鈴木:今、海ちゃんを演じて半月も経っていないのですが、すでに役を通してすごくパワーをもらっています。これまでに自分が一生懸命やってきたことは何1つ無駄ではなく、その頑張りを見ていてくれる人がいるということが感じられる温かいドラマです。世の中、幸せなことばかりではなく理不尽なことや自分の思い通りにいかないことの方が印象に残って、ストレスになってしまうこともたくさんあると思います。でもそういう方にこそ自分は自分のままでいることが1番幸せだと思わせてくれて、背中を押してくれるのではないかなと。ドラマを通して、どんな状況でも「ありのままの自分を愛してあげよう」と思えるはずです。何が自分にとっての幸せなのか。本当の幸せや自分にとっての1番の生きがいを探してもらえるきっかけになるんじゃないかなと思っています。
― 放送を楽しみにしています!
★インタビュー後編では、2022年で芸能20周年を迎える鈴木にこれまでの活動を振り返ってもらった。さらに、好きな異性のポイントや「夢を叶える秘訣」に迫る。(modelpress編集部)
鈴木愛理(すずき・あいり)プロフィール
1994年4月12日生まれ、千葉県出身。2002年「ハロー!プロジェクト・キッズ オーディション」に8歳で合格し、芸能界入り。雑誌「Ray」専属モデルに加えて、女優としても活躍。2017年、12年間活動していたハロー!プロジェクトの5人組ガールズユニット「℃-ute」の解散後は、ソロヴォーカリストとして活動を続けている。女優としてはドラマ「Piece」(日本テレビ系/2012年)、「近キョリ恋愛〜Season Zero〜」(日本テレビ系/2014年)、「Iターン」(テレビ東京系/2019年)、ドラマDELI「140字の恋」(読売テレビ系/2021年)などに出演。また、ラジオ「鈴木愛理のEasy To Smile」(JFN系)、「LAUGH & MUSIC RADIO〜鈴木愛理のあいりがたり。」(エフエム大阪系)にレギュラー出演するなど幅広く活動している。
【Not Sponsored 記事】