乃木坂46賀喜遥香、白石麻衣・西野七瀬らから刺激「ここにいてもいいんだ」と思えた理由<1st写真集「まっさら」インタビュー後編>
2022.05.29 17:00
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1st写真集「まっさら」(新潮社)を6月7日に刊行する、乃木坂46・4期生の賀喜遥香(かき・はるか/20)。2021年には表題曲「君に叱られた」で初センターに抜擢され、今後グループを担う次世代エースとして注目されている彼女が、5月14日・15日に開催された「乃木坂46 10th YEAR BIRTHDAY LIVE」を通して感じたこととは?賀喜がグループのセンターに「堂々と立てるようになった」理由や5期生が加入してからの変化、今後の目標までたっぷりと語ってくれた。<インタビュー後編>
賀喜遥香、白石麻衣・西野七瀬らOG集結「10 thバスラ」で変化
― 5月14日・15日には、神奈川県・日産スタジアムにて「乃木坂46 10th YEAR BIRTHDAY LIVE」(以下:「10thバスラ」)が開催されました。2日間を終えた感想を教えてください。賀喜:ライブが始まる前までは「絶対に緊張するだろうな」「ステージを走り回ったら疲れるんだろうな」といったことばかり考えていたのですが、2日間を終えたときにはそんな気持ちは全て忘れていて、「本当に楽しかった!」と思うことができました。これまでは色々なことを考えてしまっていたので、純粋に楽しめるようになったのは一つの成長なのかなと思います。
― 今回のライブでは、1日目にOGの生駒里奈さん、伊藤万理華さん、2日目に西野七瀬さん、白石麻衣さん、生田絵梨花さん、松村沙友理さん、高山一実さんがサプライズで登場したことも大きな話題となりました。OGの皆さんと同じステージに立つと決まったときは、どのような心境でしたか?
賀喜:最初に聞いたときは「10周年を記念した節目のライブだから、そんなこともあるよな」と冷静ではあったのですが、本番で同じステージに立ったときは本当に幸せな気持ちになったし、「自分ももっと頑張らなきゃな」と強く思いました。
それに、私たち4期生と活動期間が被っていない先輩方もいるので、ご一緒にパフォーマンスできたことも嬉しくて…。卒業後もこうして繋がることができているというのも、本当にアットホームで素敵なグループだなと感じました。
― 2日間を終えて、賀喜さん自身の心境に変化はありましたか?
賀喜:そうですね。もう、OGの方々のパフォーマンスからは、伝わってくるものがありすぎて…。これまでは後輩として憧れていただけだったのですが、着いていくだけじゃダメだなと改めて感じました。
私は自分の意見を言うことが苦手で今まではずっと逃げてきたのですが、これからは先輩の姿をなぞるのではなく自分をしっかり固めていきたいし、私には何ができるのか、自分の力をどのように使っていきたいかを考えていきたいです。5期生も入ってきたので、後輩に「着いていきたいな」と思ってもらえる先輩になれたないいなと思います。
賀喜遥香、“同期”遠藤さくらとは「言葉にしなくても感情がわかる」
― 過去10年間を振り返るセットリストで構成された「10thバスラ」の終盤では、両日ともに賀喜さんがセンターを務める28作目シングル「君に叱られた」が披露されました。OGの皆さんとのステージや、歴代の楽曲を披露した後のパフォーマンスとなりましたが、これまでのライブとは違いましたか?賀喜:はい。これまでは「すみません、失礼します」というスタンスでセンターに立っていた部分があったのですが、歴代の表題曲が並んでいる中に自分がセンターを務める楽曲が組み込まれていたときに「ここに自分がいてもいいんだ」と思えて、ステージに堂々と立つことができました。「10thバスラ」のパフォーマンスを通して、曲への向き合い方やセンターとしての心構えも変わった気がしています。
― 大きな自信に繋がったんですね。同じく表題曲でセンターを務めた経験がある同期の遠藤さくらさんも、様々な思いを抱えて「10thバスラ」のステージに立たれていたと思いますが、本番の前後に話したことはありますか?
賀喜:さくちゃん(遠藤)はずっと隣にいる存在ではあるのですが、グループへの想いやライブについてはあまり話さないというか…。さくとは「これからどうする?今何が苦しい?」といった話し合いをしなくても、言葉にしなくても、不思議とわかり合えるんです。
実際に、ライブの本番で走り回って苦しいときもさくは絶対隣にいてくれたし、知らない間に助けられていたということが本当に多くて。お互いの気持ちがわかってしまうような関係性になれたというのは、なんだかすごいことだなと思います。
賀喜遥香、今後の目標は「自信を持つこと」
― 大きな節目となるライブを終え、グループは新たなスタートを切りました。2月に加入した5期生とともに、賀喜さんは乃木坂46をどのようなグループにしていきたいですか?賀喜:新たなメンバーが加入したことでグループは良い意味で変化していくと思うので、ファンの方が見ていてワクワクするような挑戦をたくさんしていきたいです。乃木坂46がますますたくさんの方に愛してもらえるグループになれるように、私自身もこれまでやらなかったことに挑戦していきたいし、グループの外で学んだことを乃木坂46に持って帰ってこられるように個人の活動もしていけたらいいなと思っています。
― 賀喜さん自身も、新たな挑戦をしたい思いが強くなったんですね。
賀喜:そうですね。私はずっと「自分に自信を持てるようになること」を目標にしているのですが、今回の写真集の撮影や、2日間の「10thバスラ」を通してちょっとずつ自分を肯定してあげられるようになってきた気がするので、「私はここにいてもいいんだ」と思えるようにもっと色々な挑戦をしていきたいんです。
私の個性や特技を活かした活動でグループに貢献できたら自信に繋がると思うので、大好きな乃木坂46をより一層大きくしていけるように、頑張っていきたいなと思います!
― これからも応援しています!ありがとうございました。
今回の取材は「10thバスラ」からわずか数日後に実施されたが、賀喜はスチール撮影からインタビュー中まで一度も疲れた表情を見せることなく、常に明るい笑顔で場を和ませてくれた。また、取材日の前後は雨模様が続いていたが、当日は雲ひとつない快晴に恵まれ、現場のスタッフが驚くほどの“晴れ女ぶり”も発揮した。賀喜の屈託のない笑顔と輝かしい功績は、11年目を迎えた乃木坂46の未来を明るく照らしてくれるだろう。
(modelpress編集部)
賀喜遥香1st写真集「まっさら」
17歳で乃木坂46に加入した賀喜も、2021年8月8日で20歳に。撮影の舞台は宮古島と東京。2つの異なる場所であどけない笑顔から大人の魅力溢れる表情まで、大きく振れ幅を見せた1冊となっている。賀喜遥香(かき・はるか)プロフィール
2001年8月8日生まれ、栃木県出身。2018年に乃木坂46・4期生として加入。身長は166cm、血液型はA型、星座はしし座。好き食べ物は海老。24thシングル「夜明けまで強がらなくてもいい」で、グループに加入したばかりで初の選抜・フロント入りを果たした。2021年「君に叱られた」でシングル表題曲のセンターに初めて抜擢。しっかりとした性格からライブなどではMCを行うことも多く、4期生のまとめ役としても存在感を発揮している。
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