モデルプレスのインタビューに応じたJuice=Juice植村あかり、稲場愛香 (C)モデルプレス

Juice=Juice植村あかり&稲場愛香が語るグループの今「第2章という段階」変化の1年経て見据える目標<「真夜中にハロー!」インタビュー>

2022.03.11 01:00

ハロー!プロジェクトのメンバーが出演する木ドラ24「真夜中にハロー!」(テレビ東京系:毎週木曜深夜0時30分~/dTV:各話放送終了直後全エピソード見逃し配信)。モデルプレスでは出演メンバーに対しインタビューを実施。第9話放送後である今回は、Juice=Juiceから植村あかり(うえむら・あかり/23)、稲場愛香(いなば・まなか/24)が登場し、ドラマの撮影エピソードや変化をし続けるJuice=Juiceの現在について語った。<モデルプレスインタビュー>

  

ハロプロメンバー出演「真夜中にハロー!」

ファンクラブの男女比は女性のほうが上回り、女性芸能人のファンも多く、雑誌で特集を組まれるなど女性人気が止まらないハロプロ。同作では毎週異なるメンバーが各回のストーリーに即した楽曲でパフォーマンスを披露し、観る人にエールを送る。

ハロプロの熱狂的ファン・マリコ(菊池桃子)とその娘・ミサキ(大原優乃)はゲストハウス「サンプラザ朝沼」を運営している。口コミサイトでの評判はイマイチだが、コメントの中に、「扉が、開く」という謎の言葉が。扉は、人生に悩む宿泊客の前に突然現れ、その先はハロプロの楽屋に繋がっていた。

第9話では、改めて自分の進路を見つめなおすミサキの前にJuice=Juiceが登場。「『ひとりで生きられそう』って それってねえ、褒めているの?」を歌い背中を押す姿が描かれた。

植村あかり、ドラマ撮影で「すごく刺激をもらいました」

植村あかり (C)モデルプレス
― 「扉の先がハロプロの楽屋に繋がっている」という設定の今作ですが、最初に聞いたときの印象はいかがでしたか?

植村:「真夜中」と聞いて「あ、放送時間が夜なんだな」とは思いました(笑)。1話を観させていただいたときに、きっと仕事などでいろんなことを抱えつつ観てくださるファンの方もいると思ったので、この作品を観て「明日頑張ろう!」と新しい1日をスタートしてもらえたら嬉しいです。

稲場:私は初めて内容を聞いたときにかなり驚きまして、中々こう想像しづらかったといいますか、「え、どういうこと?」みたいな。登場人物の方々と同じような気持ちで「扉に行くと楽屋があって…ってどういうことなんだろう?」と不思議な気持ちになったんですが、だからこそすごく引き込まれて、皆さんにも興味を示してもらえるんじゃないかとワクワクしました。

― 撮影していて印象的だったエピソードを教えてください。

稲場:あっという間の撮影ではあったんですけど、私はドラマの撮影自体が初めてだったので、皆さんが当たり前のように演じられているのを見るのがすごく新鮮で、ドラマができていく様子に感動していました。

植村:役者さんが涙するシーン、感情が高ぶるシーンは目を引くと思うんですが、そういった撮影でも毎回同じ熱量で涙を流している姿を見て、メンバーは驚愕していましたね。私たちJuice=Juiceは新メンバーが入って間もないときの撮影だったのですごく刺激をもらいました。

稲場愛香「いつも泣きそうになりながら」歌っている楽曲とは

稲場愛香 (C)モデルプレス
― もしお二人が扉に遭遇したらハロプロのどの楽曲に元気づけられたいですか?

植村:その扉の向こうにいるということであれば、私は結構欲張りなのでハロー!プロジェクト全体の楽曲がありまして「Say! Hello!」とか「憧れのStress-free」でも何でも(笑)。とりあえず沢山の人たちがいると強いので、曲は問わず沢山の人が待っている未来を楽しみにしたいと思います。

稲場:私はやっぱり沢山歌ってきたJuice=Juiceの楽曲。生配信でも紹介させていただいた「如雨露」もそうですし、あと私が個人的に好きなのは「Goal~明日はあっちだよ~」、「未来へ、さあ走り出せ!」。私自身も歌いながら絶対に泣けてきてしまうような、背中を押してくれる楽曲がJuice=Juiceには沢山あります。「Goal」はいつも泣きそうになりながら歌っていて、自分たちの楽屋に行くというのはすごく不思議なんですけど、第三者目線での私たちも気になるので、非現実的だからこそ、妄想で考えるなら所属のグループの楽屋に行ってみたいです。

― 「楽屋」も一つのキーワードとなる今作ですが、Juice=Juiceさんの普段の楽屋の様子を教えてください。

稲場:Juice=Juiceはものすごく雰囲気がいいんですよ。最近だと皆で球技大会のようなことをしました(笑)。自分で言うのも変ですが、ファンの皆さんが見たらきっと喜ぶだろうなというワチャワチャした空気感で、皆で楽しんでいる様子を動画に撮ることもあるんですが、私はそれをお休みの日に見て笑っていることもありますね。本当はファンの方にも見せたいです。

Juice=Juice、共感相次ぐ「ひといき」への印象語る

稲場愛香/「真夜中にハロー!」第9話より(C)「真夜中にハロー!」製作委員会
― 第9話で披露された「『ひとりで生きられそう』って それってねえ、褒めているの?」にはどのようなメッセージが込められているのでしょうか?

稲場:「『ひとりで生きられそう』って それってねえ、褒めているの?」は本当にタイトル通りの曲で、強いと思われがちだけど実は強がっているだけで「この気持ちを分かって欲しいよ」というちょっとこじらせているような雰囲気を持っています。本当に沢山の方からお褒めの言葉を頂いて、特に女性の方から「すごく共感する」とお言葉を頂くことが多かったです。ドラマのシーンとものすごくシンクロしていました。

植村:この楽曲はハロー!プロジェクトやJuice=Juiceを知らない方からも好きだと挙げてもらうことが多いです。私たちは、ここまで沢山の方に支持される曲になるとは思っておらず歌っていたので、今回のドラマを通してまたこの曲を好きになってくださる方が増えたらいいなと思いながら、カメラの向こう側に伝えるつもりでパフォーマンスさせていただきました。

植村あかり、驚きのリラックス方法告白

― お二人は気分が落ち込んだときに何に癒しを求めることが多いですか?

植村:落ち着かせるためだと、自分の部屋の香りを変えることですが、ストレスを発散したいときはシュレッダーがおすすめですね。

植村あかり (C)モデルプレス
― シュレッダー?

植村:シュレッダーです。紙を“ヴィーン”と(笑)。例えば、以前はパフォーマンスの位置を覚えるために紙に書いていたことがあったんですが、それをシュレッダーに入れて切り刻まれていく瞬間が、音としても視覚としても「最高だな」「頑張ったな」と思えるんです!達成感を感じてお仕事を終えても、見返す資料は中々残らないんですね。でも、たまにそういった資料があったときにシュレッダーにかけたら最高だな、と。マネージャーさんからシュレッダーをプレゼントしていただいてから癖になっていました(笑)。

稲場:私は朝の明るいときの方がポジティブになれるので、究極に落ち込みすぎると寝ることが多いです。無理やり元気になろうとしてもだめなときは、とりあえず美味しいものを沢山食べて沢山寝ることが一番効くんですけど、少しだけ余裕があるときは香りにこだわったお茶を淹れてみたり、最近ハマっているアロマキャンドルに火をつけてみたり、自分に対してご褒美をあげるようなことをするとリラックスできます。

Juice=Juice、変化の1年振り返る「『第2章』という段階」

― 2021年はメンバーの卒業などもあり、グループとして変化があったと思いますが、現在のJuice=Juiceさんはグループとしてどのようなステージにあると考えていますか?

植村:今までのJuice=Juiceはいろんなものが固まってきていて「Juice=Juiceと言えばこれ!」というイメージが出来上がりつつあったと思うですが、今は新メンバーが入ってくれたおかげで、沢山の個性が集まってきて、新たなJuice=Juiceの個性が見つかりそうな気がしています。今は自信を持てることをどんどん探していくときなのかな?私はオリジナルメンバーなんですが、今のJuice=Juiceはいわゆる「第2章」という段階なのではないかと思いますね。

稲場愛香 (C)モデルプレス
稲場:今はさらに新メンバーのオーディションの最中で、グループがめまぐるしく変わっているので、さらに新しい子達が入ってくることを考えると、今のJuice=Juiceを「こういうものです」とはっきり表すことはできない状態ですね。すごく難しい…。個性をそれぞれに見つけていかなきゃいけない時期だとは思っていて、メンバーがそれぞれの課題をクリアしていくことで、Juice=Juiceとしての個性が見えてくるのかなと思います。今はグループ全体のために頑張るときです。

植村あかり&稲場愛香、2022年の目標は?「進化し続けたい」

― では、お二人の2022年の目標を教えてください。

植村:新年に今年の抱負を一文字で書かせていただいたんですけど、そのときは「化ける」という意味の「化」を書かせてもらったんですが、その言葉の通り良い意味で化けて、どんどんどんどんJuice=Juiceとして進化していきたいです。今沢山いろんなことが変わっていっているのは自分たちでも実感しているんですが、Juice=Juiceのメンバーは皆ギャップがあるので、それを活かして良い方向に化けていって欲しいと思いますし、メイクなども幅広く発信して化けていけたら、女の子やいろんな層の方にも新しく知っていただくことができると思うので、沢山の変化を身に着けたいと思います。

稲場:グループとして変化に置いて行かれないように進化し続けたいのはもちろんなのですが、私も常に成長していきたい気持ちは毎年あります。自分のモットーとしてここ数年言わせて頂いているのが「自分らしくいること」なんです。「自分らしいって何なんだろう?」と考え始めると、何が何だか分からなくなってしまうんですが、だからこそ考えすぎずに自分らしく目の前にあることをコツコツとやっていきたいです。

植村あかり&稲場愛香の夢を叶える秘訣

稲場愛香、植村あかり (C)モデルプレス
― 最後に、夢に向かって頑張るモデルプレス読者の皆さんに向けてお二人の夢を叶える秘訣のアドバイスをお願いします。

稲場:強く願うことだと思います。私自身、絶対に叶えたい夢は叶うと思っているんです。だから、とにかく強く願ったのに叶わなかったときは「あー、心から叶えたいと思えていなかったんだな」というふうに思うようにしています。なりたい自分像があるのであれば、それに向けてきっと努力もするだろうし、言葉にすることで協力してくれる人が現れて、いろんなチャンスが巡ってくることもあると思うので、自分を強く信じて頑張って欲しいです。

植村:とにかく目標を立てて、少し自分が無理する程度に目標の位置をちょっと上げること。少し聞こえが悪いかも知れないのですが、もしもそれが叶わなかったとしても成長したと思える位の目標を立てれば、素敵な自分になっていると思うので、そういったことを意識して、私自身も頑張っていきたいです。少し無理する位の方が頑張れると思っています。

― 実際に高く設定して叶えられた夢はありましたか?

植村:去年横浜アリーナ公演(「Juice=Juice Concert 2021 ~FAMILIA~」)を初めて開催させてもらったんですが、以前にワールドツアー(「Juice=Juice LIVE AROUND 2017~World Tour~」)を周ったことがあったんです。これまでハロー!プロジェクトの先輩グループでも海外公演を行うことはありましたが、海外でツアーを行うのはあまり聞いたことがなくて。悪く言えば“ビッグマウス”のような、後輩である私たちが大きなことを言い続けていたら叶うという経験をして、そのときの喜びはとても大きかったです。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

植村あかりプロフィール

1998年12月30日生まれ、大阪府出身。2013年2月よりJuice=Juiceの結成メンバーとしてハロー!プロジェクトに加入。リーダーを務める。

稲場愛香プロフィール

1997年12月27日生まれ、北海道出身。2014年11月よりカントリー・ガールズとしてハロー!プロジェクトに加入。2018年6月よりJuice=Juiceのメンバーとなり、サブリーダーを務める。
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