成田凌、連ドラ主演の心境「色々なものと闘っていかなければ」 松岡昌宏への感謝も語る「毎日来て欲しいです(笑)」<「逃亡医F」インタビュー>
5日に第4話が放送される日本テレビ系土曜ドラマ「逃亡医F」(毎週土曜よる10時~)で主演を務める俳優の成田凌(なりた・りょう/28)がモデルプレスらのインタビューに応じた。プライムタイム連続ドラマ初主演という抜擢への心境とは。天才医師という役柄、大自然の中過酷に見える撮影も「大変だなと思うことはあんまりない」とひょうひょうと笑う成田が、唯一「大変」とあげた“ある存在”とは。
成田凌、プライムタイム連ドラ初主演への想い
本作は、天才的なオペ技術をもつ脳外科医の主人公・藤木圭介(成田)が、ある日、恋人を病院の屋上から突き落として殺したという濡れ衣を着せられ、指名手配犯となってしまう。恋人の死の真相を究明するために地位と名前を捨て「鳴海健介」としての逃亡の日々が始まる“サバイバル・ドクター・エンターテインメント”。数々の映画・ドラマでの演技が評価され、満を持しての主演となるが、オファーを受けたときの心境を聞くと、「やっぱり嬉しいですね」と笑顔に。
インタビューは初回放送直前の時期に行ったが、「やっぱりテレビドラマの主役をやらせていただくというのは色々なものと闘っていかなければいけないと思うのでそういう日々が始まるんだなと思うと楽しみだし、放送が始まってからどんな反応があるのか気になります」と視聴者の反応を楽しみにしていた。
成田凌、天才脳外科医役の役作りとは「自信を持ってやることが大事」
例え犯罪者でも目の前に患者がいれば治療するという“医手一律”の精神を持つ藤木はあらゆる追手から逃亡しながらも、次々と患者を救い、その場にあるもので工夫して見事な手術を披露する。「自分優先に考えて周りに頼っちゃうと思うんですけど、藤木は頼らず自分は自分で生きているし、他の人の人生も救うからすごいですよね。毎話毎話違う藤木が出てきたら良いなと思って演じているので毎日のように違う藤木を発見しています。『こういうセリフの言い方するんだ』とか意外と台本でサラッと読んでいたところが大事だったと気づいたりすることもあって、そういう風に徐々に作り上げています」
潜伏する海洋観測船「第一海風丸」で出会った駆け出しの海洋観測士・沢井美香子を演じる森七菜によると成田は撮影合間も手術シーンの手の動きを沢山練習しているそうだが、役作りは大変じゃないかという質問には「全然大変じゃないですよ」と首を振る。「医療監修の方に聞きながら、あとはもう“やっている感”なので、いかにフラットになれるか、のめりこんで自信を持ってやることが大事だと思うので勝手に手が動くようになっていますね」と語り、彼にとっては当たり前の努力なのだと感じた。
成田凌「やっぱり大変なのは…」“ある存在”明かす
逃亡していく藤木を取り巻く舞台は第1話・船上、第2話・雪山と変わっていくが、「船も山も川も本当に色々な場所に行ってひたすらに寒い思いもしているんですけど、その分画は良いものが撮れていると思います。天候に恵まれているのか分からないんですけど、すっごく雪が降ったり、雨が降ったりしているので恵まれているんじゃないかな(笑)」とロケを楽しげに振り返る。「大変だなと思うことはあんまりないんです。スタッフさんは大変だろうけど、雪山って実はそんなに寒くないし、冬の日本海はやっぱり冷たかったですけど」と話す成田が目を細めて名前をあげたのは、4話で登場する犬。
「自分たちというよりは、やっぱり大変なのは犬。4話で子犬が出てくるんですけど、どんどんでっかくなっているから大丈夫かなと思っています(笑)。昨日1週間ぶりくらいに会ったら生まれたての大きさだったのが1.5倍くらいになっていて成長が早いなと」
成田凌、松岡昌宏に「毎日来て欲しい」理由とは?
森とは再共演になるが、以前の共演は数日間だけの撮影だったといい、今回本格的な共演で仲を深めており、「森さんは可愛いのでいてくれたら良いんです。皆が癒やされています。普通に喋るんですけど、『明日休みだね、何するの?』とか聞くと『何もしません』と基本的に全然教えてくれないんです。良い距離をとってやっています(笑)」と笑いを誘う。また、藤木に妹を殺されたと知り、復讐に燃える元自衛官・八神拓郎を演じるTOKIO松岡昌宏へは「松岡さんがいると現場に良い緊張感が生まれて気が引き締まります。毎日来て欲しいです(笑)」と尊敬の眼差し。
「やっぱりすごいです。現場で沢山声を出してくれる方だし、お芝居でもこの作品を引っ張ってくれている存在だなというのを演じていても思うし、完成した1話を観てもすごく思いました。力強く作品の色を出してくれている存在だなと思います」
成田凌の“夢を叶える秘訣”
最後にモデルプレス定番の質問“夢を叶える秘訣”を聞くと、「知らない世界が自分にはいっぱいあるんだという気持ちを常に持つこと。小さいことや狭い世界で生きていることに満足しない」と答えてくれた。7年前、2015年に行ったインタビューの回答は「過信でもいいから自信を持つことが大事だと思っています」だった。
「人間変わっていくもんですね(笑)。2015年の自分に言って『まだ知らない世界がいっぱいあるよ』と伝えたいですね。でも当時は絶対そうあるべきだったと思うし、毎日変わっても良いと思います。明日聞いたらまた変わりますよ(笑)。」
(modelpress編集部)
「逃亡医F」第4話あらすじ(2月5日放送)
命からがら(松岡昌宏)の元から逃げ出した(成田凌)。しかし拓郎は、手に入れた藤木のスマホから、(森七菜)の元へと辿り着く。一方、教授(酒向芳)に会うため東京を目指す藤木は、業務用トラックの荷台に忍び込むが、そこにはたくさんの犬が乗せられていて大苦戦。さらに、車を運転していた(渡辺いっけい)と(森永悠希)にも隠れていたことがバレてしまう。そんな中、トラックが警察の検問に引っかかり、ピンチが襲う。しかし、間宮と昌明は藤木以上に検問に動揺。実は2人はある事情を抱えていた……!
成田凌(なりた・りょう)プロフィール
1993年11月22日生まれ。埼玉県出身。2013年より「MEN'S NON-NO」専属モデルとしてデビューし、2021年7月号まで同誌で活動。2014年、フジテレビNEXTsmartオリジナルドラマ「FLASHBACK」にて高梨臨とのW主演で俳優デビューを果たす。2018年映画「スマホを落としただけなのに」「ビブリア古書堂の事件手帖」の演技で第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。2019年、映画「チワワちゃん」「愛がなんだ」「さよならくちびる」などの演技で第93回キネマ旬報ベスト・テンをはじめとし数々の助演男優賞を受賞。主演を務めた「カツベン!」では、第74回毎日映画コンクールで男優主演賞を受賞する。2020年度後期NHK朝の連続テレビ小説「おちょやん」では、ヒロインの夫となる天海一平を演じた。待機作に、Huluオリジナル「あなたに聴かせたい歌があるんだ」5月配信予定、「ニワトリ☆フェニックス」春公開予定などがある。もっと詳しくみる
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