福本莉子、Travis Japan松田元太との胸キュンシーン「恥ずかしかった」 恋愛観明かす<「君が落とした青空」インタビュー>
2022.02.15 08:00
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映画『君が落とした青空』(2月18日公開)で、Travis Japan/ジャニーズJr.の松田元太とともにW主演を務める女優・福本莉子(ふくもと・りこ/21)。モデルプレスでは福本に、“タイムリープ・ラブストーリー”となる今作でヒロインを務めた心境や、松田との共演エピソード、自身の恋愛観などについて語ってもらった。
福本莉子&松田元太W主演「君が落とした青空」
今作は、全国女子中高生に人気の小説アプリ「野いちご」にて発表され、“切ない小説ランキング”第1位を獲得、現在発行部数23万部を記録している櫻いいよの同名小説を実写映画化。ヒロインの水野実結(福本)が、付き合い始めて2年が経つ篠原修弥(松田)を、タイムリープによって事故から救おうと試みる姿を描く。ほか板垣瑞生、横田真悠、莉子らが出演。福本莉子、タイムリープするヒロイン役「大変でした」
― 福本さんはこれまでも青春映画に出演されていますが、今作で主演かつヒロインを演じてみていかがでしたか?福本:『思い、思われ、ふり、ふられ』ではカルテット主演を経験して、『しあわせのマスカット』でも主演をさせていただいたのですが、ここまでメインでヒロインを演じさせていただいたのは初めてでした。とはいえ実結はキラキラしたヒロインではなくて、よくいる普通の、ちょっと冴えない女子高生です。見てくださる方はきっとティーンの方が多いと思うので、共感してもらえるように、自分の高校生活を思い出しながら、「もうちょっとこうしたらリアルなんじゃないかな」と考えて演じました。
― 普通のラブストーリーではなく、タイムリープするという話なので、同じ場所で同じようなシーンを何度も撮影するのは大変ではなかったですか?
福本:そうですね。順撮りではなく、同じ日に同じ場所で1回目、2回目のループ、3回目のループ…と撮影して、それが何シーンか続くと、だんだん今はいつのどのシーンを撮っているのかがよくわからなくなってきたりして本当に大変でした(笑)。ずっと台本と向き合って、しっかり読んで想像しながら、監督とも相談をして、シーンを逆算して演じる日々でした。
― 頭が混乱しそうですね…!
福本:同じ日に撮る時もあれば、学校でのループのシーンは別の日に撮る時もあったので、本当にこれは繋がっているのかな、と心配になりました。なので、試写で完成を観た時は、繋がっていて良かった~と安心しました(笑)。
― 福本さんは同じタイミングで撮影しているとはいえ、実結としては何回もループしているので、表情の変化などで説得力を持たせなければならないですよね。
福本:そうなんです。後半は修弥を助けるという一心で、ひたすら前を向いていて、髪の毛を結んだり、笑顔が増えたり、お母さんに対する態度にも変化が表れたり…心情の変化がしっかりと表現できるよう意識しました。
― 実結の普通っぽさを演じるために意識したことはありますか?
福本:最初にヘアメイクをしていただいた時は、すごく綺麗にブローしてくださって、本当に正統派ヒロインみたいな感じだったのですが、私の経験上、学生の朝は時間がないんです。私が通っていた学校の点呼は8時25分だったのですが、私は成長期で眠いというのもあって、8時20~23分くらいに着くか着かないか、という感じで生きていたので(笑)、髪の毛もほとんど何もせずに行っていたんです。
女子高というのもあったのですが、見た目に気を遣わずに過ごしていたので、そういう実体験をもとに、こんなに毎朝綺麗に出来ないなと思って、もうちょっと寝癖感がある髪型というか、ストレートすぎないちょっとふわっとしている髪型のほうが、後々の修弥との胸キュンシーンにも繋がるのでいいかなと思い、ヘアメイクさんと話し合って決めました。
福本莉子、松田元太との共演エピソード&胸キュンしたシーン明かす
― 今回は松田さんとW主演ですが、共演シーンで事前に相談したりはしましたか?福本:松田さんと直接相談することはなかったです。ループしているのは実結なので、そこに関しては監督と相談することが多かったと思います。私も現場では、「今は何回目のループだ」ということに気をとられて、結構いっぱいいっぱいだったので、共演者の方は同年代が多かったのですが、あまり話す余裕がありませんでした…。でも松田さんとは作品の中でしかほとんど絡まなかったので、実結と修弥としていられて、逆に良かったのかなと思っています。
― 確かに、共演者の方と仲良くなりすぎると、役としての接し方が変わってしまいそうですよね。
福本:そうなんです。変に話しすぎてしまうと、ああいう空気感は出せないなと思います。特に最初は、実結と修弥は2年付き合っているけど、修弥が何かを隠している様子を見て、少し冷めているとこから始まるので、その距離感も大事にしたかったんです。そうすると、後半にかけて修弥が何を思っていたのかを知った時にやっぱりすごくグッと来て、「そういうことを思っていたんだ」と自然に思えたので、良かったです。
― 松田さんとのシーンで、胸キュンしたシーンはありますか?
福本:頭ポンポンは、やっぱり全女子が好きで憧れるシーンだと思います。あと、2人で学校を抜け出して、自転車を2人乗りして公園に行くシーンも、映画ならではの青春を感じるシーンですよね。そのシーンを学校で撮影していたら、その時ちょうど試験期間か何かで、たくさんの生徒さんがいて、ちょっと恥ずかしかったです(笑)。まさかあんなに大勢のギャラリーに見られるとは思っていなかったので、ビックリしました。
福本莉子の恋愛観 修弥はアリ?ナシ?
― 恋愛観のところでお聞きしたいのですが、2年付き合っているのに月1で映画を観に行くだけというのは、福本さん的にはいかがですか?福本:毎月1日には絶対映画を観に行くと決めて、約束を守ってちゃんと観に行ってくれる点はすごくありがたいなと思います。修弥の誠実さが表れているし、良いなと思う部分ではあるのですが、現実の世界で言うと…プラスアルファ、日常生活の中で何かほしいなとも思ってしまいます(笑)。たとえば、LINEの頻度が少なかったりしたら、「映画だけ?」と寂しくなってしまうと思うので、アフターケアみたいなものがしっかりしていたら、より誠実だなと思います。
― 実結と修弥は、友達から冷やかされてノリで付き合い始めますが、あの付き合い方に関してはいかがですか?
福本:実結は最初、ノリで付き合ったと思っていて、それもあって冷めた関係が続いていたのですが、実は……というところも描かれているので、そこを踏まえて考えればアリだと思います。修弥はちゃんと実結を好きでいてくれたから良いのですが、「告白しちゃいなよ~!」「付き合っちゃいなよ~!」みたいな感じのノリだけだと、本当に危ないなと思います(笑)。
― 福本さんは女子高に通っていたとのことですが、共学ならではのああいう青春に憧れはありましたか?
福本:憧れはもちろんあるのですが、このお仕事を始めてからは、役を通して青春を経験させていただいているので、とてもありがたいですし、楽しいです!
福本莉子、2022年の目標を語る
― 2021年もドラマに映画とたくさんご活躍されましたが、2022年の目標を教えてください。福本:昨年の 11月に写真集のお渡し会があったのですが、今まで自分のファンの方と直接お会いする機会がなかったので、本当に楽しみにしていたんです。当日、会場には若い女性の方からお父さんお母さん世代の方まで来てくださって、「○○の作品を観て好きになりました」「莉子ちゃんの声が好きだから声のお仕事をもっとやってください!」とか、皆さんの声が聞けて、すごく嬉しかったです。インスタで「#ふくもとのふく」というハッシュタグでたまに私服を載せているのですが、それも「もっと更新してください!」と言っていただいたりして、ファンの方が何を楽しみにして下さっているのかがすごく伝わってきました。
今までも声のお仕事はやっているのですが、ラジオもやりたいなと思いますし、コロナ禍で出来なかった舞台にも出演する予定です。これからは、いろいろなお仕事を通して見ていただける機会がたくさんあると思います。他にも、今年公開する映画の作品もありますし、新たに決まっているお仕事もすごくワクワクしているので、常に新しいことに挑戦して、新しい一面を見せていきたいです。
福本莉子の“夢を叶える秘訣”
― 最後にモデルプレスの読者へ向けて、福本さんの“夢を叶える秘訣”をお聞かせください。福本:目標があることはもちろん大事ですが、あまり決めすぎなくてもいいのかなと思います。人生なるようになる、それくらいの気持ちを持っていたら、嫌なことがあっても「まぁしょうがないな」と思えるし、私も実際に、オーディションを受けて落ちても、「今回はご縁がなかったんだな。次に行こう」と、次に自分が出来ることを見つけるようにシフトチェンジしていました。やっぱり自分が自分の一番の味方でいないと辛くなっちゃいますからね。あとは、美味しいご飯を食べて、ゆっくり休んでください!食事と睡眠は大事です。一緒に頑張りましょう!
― 素敵なお話をありがとうございました!
(modelpress編集部)
「君が落とした青空」ストーリー
付き合い始めて2年が経つ高校3年生の実結と修弥。“毎月1日は何があっても一緒に映画を観に行く”という約束通り、その日もデートへ向かった2人。しかし、修弥は突然「急用ができた」と言い、どこかへ行ってしまう。最近何かを隠しているような彼の態度に不安を感じていた実結。気まずい空気の中、「もう一度話したい」と戻ってきた修弥に会うため向かった待ち合わせ場所で、彼は実結をかばって交通事故に遭ってしまう――。
突然の出来事にパニックになるが、目が覚めると自分の部屋のベッドで朝を迎えていた実結。時間が経つにつれて自分がタイムリープをしていることに気がつき、何度も未来を変
えようと1人奔走する中で、彼が隠していたある秘密を知る…。果たして、実結は修弥を救うことができるのか?そして実結が知った真実とはー?
福本莉子(ふくもと・りこ)プロフィール
2000年11月25日生まれ、大阪府出身。身長156cm。2016年に開催された第8回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリを受賞。さらに、「Seventeen賞」も併せて受賞。2017年5月公開の映画『のみとり侍』でスクリーンデビュー。近年の主な出演作はドラマ『夢中さ、きみに。』(MBS)、ドラマ『消えた初恋』(テレビ朝日系)、映画『思い、思われ、ふり、ふられ』(2020)など。2022年は映画『君が落とした青空』(2月18日公開)のほか、映画『20歳のソウル』(5月公開予定)の公開、舞台『お勢、断行』(5月・6月予定)の上演、映画『今夜、世界からこの恋が消えても』(7月29日公開予定/道枝駿佑とW主演)の公開を控える。
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