「ムチャブリ!」で注目のイケメン見習いシェフ・松岡広大、志尊淳と7年ぶり再会で刺激 俳優人生節目での挑戦…恐怖との向き合い方とは?
2.5次元舞台・ミュージカル、そしてCM・映画・ドラマと躍進が続き、俳優業10周年の節目を迎える松岡広大(まつおか・こうだい/24)。女優の高畑充希が主演を務める日本テレビ系水曜ドラマ「ムチャブリ! わたしが社長になるなんて」(毎週水曜よる10時~)にて見習いシェフ・萩尾慧役を演じ、注目を集めている。節目のタイミングで新たな道へ果敢に挑戦する中、内に秘めている思いも熱い。演技に対する思いや今後のビジョンを聞いた。
松岡広大「ムチャブリ!」での役は“普通”を意識
松岡が演じる見習いシェフ・萩尾の苦悩も見え、雛子(高畑充希)たちの店・プチボナールの危機を救う活躍ぶりを見せた第3話。「これまでの彼の苦悩や背景みたいなものを初めて吐露して、そこから物語が始まっていくので、非常に力を込めて演じました。より能動的に、ちゃんと自分の言葉を持って責任ある行動が見られた回になったと思います」と松岡にとっても印象的なシーンになったようだ。ドラマ「ボイスⅡ 110緊急指令室」(同局系/2021)でこれまでのイメージを覆す強烈なインパクトを残した演技が記憶に新しいが、今回の役では“普通”を貫く。
「その場にいて不自然じゃないようにというのは、役を演じる上で毎回心掛けているのですが、“普通”を演じるために、特に意識して『こうしよう』みたいなことは考えていないです。力を抜いてやらないと逆に成立しないなと思うので、“力を抜く”ということに重きを置いているかなと思います。緊張しながらも、力を抜けたらなという感覚です」。
松岡広大の強さ「一分の隙もないように」への思い
舞台やミュージカルでの活躍が著しかった松岡。ドラマでは、松岡が映っていないシーンでもその場に松岡が演じる“萩尾”の存在をしっかりと感じることができ、どこにいてもその表情や感情が読み取れる表現力からは、これまでの舞台経験が形となって活きていることがわかる。「ドラマ撮影の現場は、劇場でお客様と共有するという時間の過ごし方とはまた違って、発信するエネルギーの使い方も違うので、その違いを再発見して楽しいなという感情がすごく動いているんです。
映像では、画の中にいないからといって中途半端にはできないので、映っていない時にもその空間での居方みたいなものはすごく意識しています。ちょっと抜かれていたりしても、一分の隙もないようにといつも思っています。どこを見ても切り取ってもいいというのが演劇だったので、やっぱりそこは映像でも活きていると思います」。
松岡広大、志尊淳と7年ぶり再会で刺激
ミュージカル「テニスの王子様」で共演していた俳優の志尊淳とは、約7年ぶりに再会。松岡にとって“はじまりの場所”とも言える舞台で切磋琢磨した同志との再会は、俳優としても多くの刺激を受けたという。「志尊さんとは、ミュージカル『テニスの王子様』の『テニスの王子様コンサート Dream Live』以来7年ぶりくらいにお会いしました。当時は志尊さんが19歳で、僕が17歳で…現場でもその話で盛り上がりました!僕は15歳で初舞台に立って、そこから演劇に携わらせて頂いていますが、その間志尊さんは映像の一線で活躍されているので、現場で学んできたことの結実が表れていると思います。
例えばリハーサルの時間が短かったり、その場でセリフや演出が急遽変わったり、映像では適応力が非常に求められているので、高畑充希さんを含め、それが体に身につくまで非常に苦労されたんだなということもわかりますし、皆さん本当にすごいです。日々勉強させて頂いています」。
松岡広大“恐怖”との向き合い方
「演劇ではしっかりと稽古期間があって本番を迎えるので、映像では撮影スピードもすごく速いですし、自分ではどのシーンも全うしているつもりなのですが、正直『これで大丈夫だったかな』と自分に対して疑心暗鬼になることもあります」──そう葛藤をポツリとこぼした松岡だったが、映像のほかにもバラエティ番組や情報番組に出演するなど、最近では新たなフィールドへの挑戦が目立つ。新たな挑戦をする上での“恐怖”との向き合い方は?「起こりうる最低のことの大半は起こらない。マイナスなことを考えてしまう時は、頭の中の自分が暴走しているだけなんです。飛び込んでみなきゃわからないことばかりだし、それは全然論理的じゃないので、『何とかなる』というのは結構大事だと思います。その時にできる準備を毎回してきてここまで来ているので、これでミスをしたら何かが足りなかったんだなと反省しますが、大抵のことは起こらないと思って乗り越えています」。
松岡広大が伝えたい“夢を叶える秘訣”
どこまでも自分に厳しく、そして進化を止めない松岡の、夢を叶える秘訣とは──。「“夢”という言葉を“目標”に置き換えることです。“夢”というのはあまりにも具体的でもあるし、抽象的でもあるけど、“目標”として考えると、漢字や音が変わるだけで対象が近くなった気がして、遂行できそうだなと思うんです。近くした上で遠回りするのは全然良いと思うので、僕は『夢は~』と言わないで『目標は~』と言うようにしています。そういう風に置き換えるとポジティブになりますし、自分自身でその状況から逃げなくなりますね。
あと、SNSでも新成人の皆様に向けて『買える経験は買ってくださいね』とメッセージをおくったのですが、今は携帯でもいろんな経験ができますし、映画館に行くだけでも、演劇を見に行くだけでも良い。美術館に行くとか、美味しいご飯を食べに行ってみる、車で1時間くらいドライブしてみるとか、意味や意義を知るためにはお金を払う必要もあると思います。僕も20歳の時に結構高めなジャケットを買って、そこから物の良さや、安いものでもどんな利点があるのかとか目が肥えたと思うので、そういうところからも夢や目標を叶える道に繋がっていくのかなと思います。
常日頃思うのですが、芝居も基盤は生活なので、僕も新成人の皆様に向けて言ったように、今年も経験をたくさんお金で買おうと思います!散歩するだけでも景色が全然違いますし、美術館とかは誰も喋らないからコロナの面でも安全だなと思うので、少しSNSから離れるのも大事だなと。コロナ禍だからとがんじがらめになるのではなく、行ける時に行動するということを大事にして今年は生きていきたいです」。
天気が良かった撮影日当日。ぽかぽかとした日の温かさの中、撮影場所を探しながら散歩を楽しむ和やかな雰囲気も纏いながらも、芯の強さが言葉の端々に垣間見える。まだまだ新しい景色を見せてくれるに違いない俳優人生の10年目、松岡の進化から目が離せないだろう。(modelpress編集部)
松岡広大(まつおか・こうだい)プロフィール
1997年8月9日生まれ、東京都出身。2012年、俳優としてデビュー。2015年にはライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」で主人公のうずまきナルト役として初主演を果たすほか、身体能力の高さを活かし、ミュージカル・舞台・映像・CMなどで活躍。現在ドラマ「ムチャブリ! わたしが社長になるなんて」(日本テレビ系)に出演中。もっと詳しくみる
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