<Ayumu Imazuインタビュー>ニューヨーク留学で培った圧倒的パフォーマンス力!ネクストブレイクとして世界からも注目を集める
2021.12.06 17:15
2021年8月にメジャーデビューを果たし、11月26日に新曲「ACCHI KOCCHI」をリリースしたグローバルアーティストのAyumu Imazu。約3年半に渡るアーティスト留学で身につけたパフォーマンススキルは、Z世代を中心に高い評価を得ている。今回モデルプレスでは楽曲制作のこだわりから、プライベートについても語ってもらった。
目次
海外からも注目を集めるAyumu Imazu
6歳からダンスをはじめ、14歳には世界で活躍するアーティストを⽬標に約3年半アメリカ・ニューヨークのアーティスト留学を経験。その後、活動の拠点をアメリカと日本に置いて活動している。2021年8月に配信シングル「Juice」でメジャーデビューを果たした。作詞・作曲・ダンスの振り付け・構成を全てAyumu自身が行い、高いパフォーマンススキルは世界からも注目を集めている。現在公開されているMVには海外からも多くのコメントが寄せられている。
楽曲制作に影響を与えたアメリカ留学
― 単身アメリカへ3年半アーティスト留学をしていたとのことですが、その時の経験は今どのように活きていますか?Ayumu:3年半留学したことで、英語は自然に身についたなと感じています。歌詞を考える時も英語の歌詞はスラスラと出てくる方だと思っていて、留学の経験はすごく活きていると感じています。それにニューヨークはオープンマイク(店のマイクを飛び入りの客に開放する)や、ストリートライブが頻繁に行われているので自然と音楽の感性は鍛えられていったのかなと思います。
― 留学中の楽曲制作はどのようにされていたんですか?
Ayumu:留学してまずはギターを買いました。やっぱり自分の曲をパフォーマンスしたいと思ったので、ギターで弾き語りの曲を書いていました。
― 留学をしていなかったら今のような楽曲制作はされてなかったと思いますか?
Ayumu:…そうですね。あまり考えたことはなかったのですが、そうかもしれないです。ニューヨークのおしゃれな音楽は当時、無理やり聴いていたような部分もあって、今になってやっと好きになりました。なので留学の経験がなければ今のような音楽は作っていなかったかもしれないです。
― そうなんですね。留学前はどのような音楽を聴いていたんですか?
Ayumu:J-POPはよく聴いていましたし、洋楽も聴いていました。ただかなりポップで有名な曲ばかりを聴いていました。留学してから聴く音楽がどんどん変わっていきましたね。
― 聴く音楽が変われば、作る音楽も必然的に変わっていきそうですね。
Ayumu:そうですね。ただ弾き語りで制作する時はJ-POPの曲調になります。やっぱり僕のルーツはJ-POPにあると思うので。
― Ayumuさんの歌詞は日本語と英語が織り交ぜられていますが、こだわりなどはありますか?
Ayumu:僕としてはリズムをすごく大事にしていて、英語だとリズムが出しやすいです。例えばサビにしっかり歌詞をはめたい時は、英語のほうがスラスラと出てきますね。ただ日本語だと意味が伝わりやすいと思うので、あえて日本語に変えることもあります。
― 意味を持たせる言葉は日本語に?
Ayumu:そうですね。自分の気持ちを綺麗な形で伝えるのは日本語のほうが得意です。やっぱり日本語と英語が自然と使えると、歌詞の幅はぐんと広がりますね。
― サウンドについてはいかがですか?
Ayumu:アメリカではR&Bやソウルにハマっていた時期があったので、そういった音楽に影響されているなと感じます。自分が作りたい理想の音楽はR&Bやソウルに近いと思います。
― その頃にAyumuさんのアイデンティティーは作られいった感覚ですか?
Ayumu:正直14歳だとアイデンティティーを作るにはまだ若い部分もあるのかなと感じますが、留学は色々なことを考えたり経験できた環境ではありました。「自分はこれだ!」という答えが見つかった感覚はまだありませんでした。
世界から注目を集めるパフォーマンス力
― 今年の9月に公開された「Stranger」のMVには海外からも多くのコメントが寄せられています。反響はいかがですか?
Ayumu:今回はアニメとのタイアップということもあり、新しく聴いてくれる方も増えたように感じています。日本のアニメは世界でも高く評価されているので、海外の方からコメントがいただけるのはすごく嬉しいです。「Stranger」は多くの方が僕のことを知ってもらえるきっかけになったと感じています。
― そして11月26日には新曲「ACCHI KOCCHI」がリリースされました。どのような楽曲か教えていただけますか?
Ayumu:ポップなサウンドで、聴いていて楽しくなるような楽曲を目指しました。歌詞自体はタイトルにあるように、“あっちこっちに振り回されている”という内容になっています。楽しくなるようなサウンドと、あっちこっちに振り回される歌詞の矛盾が、シュールで面白いと感じ制作しました。このミスマッチが自分の中で気に入っている部分です。
― 制作はトラックと歌詞のどちらを先に?
Ayumu:「ACCHI KOCCHI」に関してはトラックから作り始めて、後から歌詞をつけました。トラックが完成した時から歌詞のイメージはある程度ありました。ただサビにどんな言葉を当て込んでいくかは一番大事だったので、結構悩みましたね。すごくストレートな歌詞よりは、色々な解釈ができるようなひねった歌詞を書くのが好きです。ユニークな歌詞を考えるのは時間がかかりますが、その甲斐あっていい楽曲ができたと思います。
― 歌詞を考える時はAyumuさんの実体験が入ることも?
Ayumu:そうですね。「ACCHI KOCCHI」に“見当たらないアンサー”という歌詞がありますが、自分も答えを見つけたいと思っている時がありました。「そもそも答えってなんだろう。本当に答えはあるのだろうか」と考えていた時の気持ちが歌詞になっています。なので歌詞に共感していただける方もいらっしゃるんじゃないかなと思います。
― その感情はアメリカに留学されていた頃に?
Ayumu:留学していた時はがむしゃらにやっていたので、日本に帰ってきてからの気持ちが近いですね。日本に帰ってきて考える時間が取れるようになって、答えを見つけようとしていたと思います。
― 「ACCHI KOCCHI」は色々な楽しみ方ができそうですね。
Ayumu:そうですね。まずは歌詞の意味を理解するより、楽曲としてサウンドを楽しんでもらいたいと思っています。
Ayumu Imazuのプライベートは?
― コロナ渦でお家時間も長くなっていると思いますが、どのように過ごしていましたか?Ayumu:ずっと家にいるのは結構苦痛でしたね(笑)。僕は何かをしていないと嫌な人間で、「今日家から出てないから少し出てみよう」ってことはよくありました。一日中家にいること自体あまり好きじゃなくて、公園に行って外の空気を吸うみたいなことをしていました。
― お家にいる時は基本的に音楽のことを?
Ayumu:そうですね。テレビやPCで動画を観たり、本当に暇つぶしで広告に出てきたゲームをちょっとすることもありました(笑)。
― そうなんですね(笑)。実家の大阪にも帰ることもできない時期は長かったんじゃないですか?
Ayumu:大阪には1年ちょっと帰れていないですね。今度久しぶりに帰る予定です。両親や兄はライブを観に来てくれることもあったので、家族とは会えていました。
― コロナ禍になって新しく始めたことなどもありますか?
Ayumu:楽曲制作のために新しく楽器を始めました。最近はベースを弾き始めましたが、ある程度は自分で弾ける方がディレクションをする時もイメージを伝えやすいと思っています。コロナ禍で家にいる時間も音楽のことを考えることが多かったですね。
― 最終的にAyumuさんひとりで楽曲が作れちゃいそうですね。
Ayumu:そうですかね(笑)。ただ、一人でやりたいというこだわりは正直なくて、色んな方を絡めていくからこそ生まれるアイディアもあるかなと思っています。セルフプロデュースをすることは大事だと思いますが、そこに縛られるのはよくないと思っています。
― 自分とは違う感性を取り入れながら?
Ayumu:そうですね。一番のゴールは良いチームを作ることだと感じます。色んなアイディアを生みながら、お互い高めあえていけるようなチームが目標です。
Ayumu Imazu「ファンの方と直接会いたい」
― コロナ禍はアーティストにとっても辛い時期かと思います。じれったい気持ちはありますか?Ayumu:そうですね。以前行ったライブも観客のキャパは半分で、声出しもNG。客席を見ていると声を出したいように見えますし、僕自身も出してほしいってすごく感じました。コロナが終息したら、みんなと一緒に歌って騒げるライブをしたいですね。それに東京だけじゃなくて、地元の大阪でもライブをしたいです。全国各地でライブをしてみんなと直接会いたいですね。
― 今だとファンの方と繋がる場はSNSしかありませんしね。
Ayumu:はい。ただSNSでコメントをくれるだけで、めっちゃ嬉しいです!インスタライブもたまに配信していますが、素の自分を見せることができるので、喜んでもらっているかと思います。SNSで繋がれているだけでも、もっと頑張ろうと思えます。
― ファンの方の声はモチベーションに繋がっているんですね。アーティストとしての夢や目標はありますか?
Ayumu:自分の音楽を多くの方に届けたいという想いはずっとありますが、正直あまり具体的なものはなくて。今は良い曲を作って多くの人に届けることが目標で、その中でどんどんレベルアップしていきたいと思っています。
― 将来的には海外でのライブも意識しつつ?
Ayumu:グローバルで活躍したいという気持ちはずっとあるので、いつかはアジアツアーやワールドツアーができたらいいなと思っています。
― それでは最後に、Ayumuさんの「夢を叶える秘訣」はありますか?
Ayumu:グローバルで活動していくのであれば、考え方や視野は広げていかないといけないなと感じています。アメリカと日本を行き来している中で、いかに頭を柔らかくして視野を広げるかというのは常に意識するようにしています。もちろん自分の芯を持つこともすごく大事だと思います。ただ自分だけの箱の中にいると、そこから抜け出せなくなりますし、何も変わらないと思っています。新しいものや時代の流れに敏感でいることがとても大切だと感じています。
― その時代で自分が何を表現するかが大切なんですね。
Ayumu:そうですね。「今世界は何を求めているのか」「リスナーは僕に何を求めているのか」ということを意識するのが大事だなと。特に今はSNSで情報を得ることが出来る時代なのでありがたいです。世界が求めている中で自分が何を表現していきたいかを考え、バランスをとっていくのが理想だと思います。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)[PR]提供元:株式会社ワーナーミュージック・ジャパン