モデルプレスのインタビューに応じた片寄涼太(C)モデルプレス

<GENERATIONS片寄涼太インタビュー>エゴサーチをやめたきっかけ明かす 初著書で見せる“鎧のない”自分

2021.11.12 17:00

初の著書「ラウンドトリップ 往復書簡」を発売した、GENERATIONS from EXILE TRIBEのボーカル・片寄涼太(27)。「長い文章はたまにブログで書くくらい」という片寄が臨んだ初挑戦の裏側を探るべく、モデルプレスはインタビューを行った。

  

片寄涼太「ラウンドトリップ 往復書簡」インタビュー

片寄涼太「ラウンドトリップ 往復書簡」書影/カメラマン:岩澤高雄(The VOICE MANAGEMENT)、スタイリスト:吉田宗平(SIGNO)、ヘアメイク:石上三四郎(画像提供:新潮社)
今作は、片寄とGENERATIONSら様々なアーティストの作詞を手がける作詞家・小竹正人が、二人の出会いや懐かしい出来事、それぞれの家族の話や恋愛観・結婚観まで互いに宛てた書簡集。

戦友のような関係の二人だからこそ明かされたエピソードから見えてくる、“鎧(よろい)のない片寄涼太”に迫る。

片寄涼太「運命的なものを感じた」初書籍にLDHメンバーの反応は?

片寄涼太「ラウンドトリップ 往復書簡」より/カメラマン:岩澤高雄(The VOICE MANAGEMENT)、スタイリスト:吉田宗平(SIGNO)、ヘアメイク:石上三四郎(画像提供:新潮社)
― 初の著書が発売となりましたが、「執筆は初めて」ということで改めて振り返ってみるといかがでしょうか?

片寄:2週間に1度、僕の番が回ってくる連載形式で公開していたものをまとめた1冊になっていて、連載当初は締切に追われることや難しさもありましたけど、それはそれで楽しい時間だったなと思います。スタートがコロナ渦に入ったタイミングだったので、それには運命的なものを感じつつ、実際にはじめてみてからは、小竹さんから学ぶことがたくさんありましたし、自分自身も書くことを楽しめるようになっていきました。また機会があればやってみたいという欲もあります。

― その“欲”は連載当時に生まれたものでしょうか?

片寄:途中では思ってなかったですね。終わったからこそ(笑)。実はまだまだ続ける説もあったんですよ。

― というと!?

片寄:期間をはっきりと決めずにスタートした連載だったので、続けることはできたんです。ただ、一度整理したい気持ちが僕の中にあり、終了ということになりました。区切りがくると寂しい気持ちも出てきて、本になったことで別れを迎えたような気持ちにもなって…ある意味ドラマチックな1冊になったなと思います。

片寄涼太(C)モデルプレス
― メンバーには発売日にグループLINEで報告したとか。数原(龍友)さんからは「まだモテる気かよ」と。

片寄:あと、「こういう日は数原が染みるね」というスタンプもきました(笑)。

― どういう意味でしょう(笑)?

片寄:意味は分からないです(笑)。

― 片寄さんは何とお返事を?

片寄:いや、何も返していないです(笑)。

― このあと返す?

片寄:返す予定もないです。グループのLINEなので、ほかのやりとりでもう流れていると思いますし、多分返さないです(笑)。

― (笑)。数原さんからの具体的な感想が楽しみですね。

片寄:読んでほしいけど、読んでくれるかな?一つひとつのやりとりが短いので、読みやすいとは思うんですけど…。

片寄涼太(C)モデルプレス
― ほかのLDHメンバーからの反応は?

片寄:まだ渡せてはいないですけど、(川村)壱馬(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)とか(中島)颯太(FANTASTICS from EXILE TRIBE)は連載当時に「読んでます」と言ってくれて。颯太からは「大変じゃないですか?」と聞かれたこともありました。

(スタッフからBALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBEの砂田将宏が「本を欲しがっている」という情報が入る)

片寄:嬉しい!「1500円です」って伝えておいてください。

一同:(笑)

― (笑)。そこは後輩価格になりませんか?

片寄:ハハハハ!うそうそ、もちろんプレゼントします(笑)。楽に仕上がった1冊ではないので、興味を持ってもらえて本当に嬉しいです。

片寄涼太、エゴサーチをやめたきっかけとは

片寄涼太(C)モデルプレス
片寄涼太(C)モデルプレス
― ここからは、書籍に登場したエピソードを深堀りしていきたいと思います。まずは、エゴサーチを2年前(連載当時は1年前)にやめたというお話が出てきていましたが、きっかけを教えていただけますか?

片寄:「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(2019年放送、日本テレビ系連続ドラマ※片寄は主演・菅田将暉の生徒役として出演)の存在が大きいです。作品自体がメッセージ性の高い内容(※SNSでの誹謗中傷について訴えかける内容)だったこともあり、その頃に「あーなんかもう別に気にしなくても良いのかも」と思うようになっていきました。誰かに何か言われることがしんどいって皆あることだし、自分は自分らしく生きていこうと。

― 自然に?

片寄:(エゴサーチする)癖が突然フッと完全に消えた感覚。それまではどう思われているのか気になっていましたし、良かったら褒めてもらえることもあるので、承認欲求に似た何かがあったのかなと思います。

― 書籍でも触れていましたが、「SNS世代」ということも関係しているのかもしれませんね。

片寄:僕はInstagramをやっているんですけど、昔はフォローしている人の投稿を全部見たいと思っていました。でも、それも無理になって「まぁいいや」と思うようになったんです。昔は情報を無理矢理にでも全部叩き込もうとしていたんですよね。

― それもエゴサーチをやめた頃と同時期ですか?

片寄:少し後かな?動画配信サービスの沼に入っていって時間の使い方が変わったので、単純にSNSをチェックする時間自体が減ったということも関係していると思います。

― SNSとの向き合い方の変化に伴い、自身にも何か変化はありましたか?

片寄:矢印が自分に向くようになりました。誰かの意見を通すのではなく、“自分が思う自分”で考えられるようになったと思います。

― 書籍には、歳を重ねるにつれ周囲の様々な大人の事情を知っていくことに葛藤し、「これっていつまでも続くものなのでしょうか?」という問いかけをしている章もありました。「“自分が思う自分”で考えられるようになった」という変化は、この辺りの意識にも影響していきそうです。

片寄:自分自身が変われば、まだまだ楽しめる余地はあると思えるようになりました。なので、自分の感覚的にはその葛藤からはもう抜けたかな。大人になると色んな知識が増え、「何も気にせずやっていた方が楽しかったよな」みたいなことを思ってしまうことがあって、その結果、結局諦めてしまうとか割り切ってしまう。そんな風に思っていた時期に書いた文章で、当時と比べると、もう少し楽しみ方が分かってきました。そう思えるようになったのは、人との出会いが大きかったです。

― それは書籍にも登場した習い事の先生とか?

片寄:そうです。鼓舞してくれましたし、アドバイスをいただいたことでポジティブな考え方をできるようになりました。連載をしていた時期は、一番自分を見つめていた時期でもあったなと思います。

― コロナ渦での連載であったことも影響していそうですね。

片寄:自分自身、それまではすごく走っていた感覚があったんです。でも、コロナで世界が止まったことで、自分も立ち止まることができました。それはよかったなと思っています。

片寄涼太から見る“今のGENERATIONS”

片寄涼太(C)モデルプレス
― 片寄さんといえば一般的には、“キラキラの王子様”のイメージが強いと思います。連載初回、今回の企画に関し「『鎧のない自分』をお見せできるのではと思った」と綴っていましたが、キラキラのイメージとは違う自分ということでしょうか?

片寄:確かに「グループをやっていて、キラキラした映画にも出てて」みたいな印象を抱く方も多いと思うので、それだけではないもっと色んな一面を見せた方がいいのかなと感じていました。この本が、「こういう文章も書くんだ」とか新たな一面を知るきっかけになってくれると嬉しいです。

― グループ活動とソロ活動では、見せてきた“幅”に違いはありますか?

片寄:グループでいるときにはバランスをとっているんですよね。「自分ならこのグループのファンになるかな?」っていう目線に立ったとき、すごくバランスを考えてしまう。本気で7人全員ふざけてるグループなら、僕はファンにならないですもん(笑)。それがしんどいなって思ったこともあったかもしれないし、色んな感情の中でやってきたなとは思います。

― 「しんどい」?

片寄:バランスとるのも、それはそれでしんどいじゃないですか。適材適所ではあると思いますけど、サッカーとかと一緒で誰がキーパーで誰が点取り屋でってあって、場面によっても変わってくるだろうからバランスを考えないといけない。ドラマとか映画とか一人で仕事をするときには、自分が点をとりにいきつつキーパーもしなきゃいけないけど、グループだとそれを7等分できるんですよ。その分、グループというのはすごいパワーを持っているなとも感じています。

― 今のグループのバランスは片寄さんから見てどうでしょうか?

片寄:もっと僕も改めて点をとりにいかなきゃいけないなと思っています。

― そういう意味では、今回のチャレンジはこれまでとは違う層へのアプローチにもなりますね。

片寄:そうですね。それぞれがそれぞれのフィールドで点をとらなきゃいけないというのは間違いないので、僕自身ももっと可能性を広げてグループのためにできることをやっていきたいです。自分の世界でできることはたくさんあるはずなので、あまり遠慮せずやりたいことをやっていこうと思います。

片寄涼太(C)モデルプレス
― では、最後になりますが、まもなくデビュー9年目を迎える片寄さんが実感する“夢を叶える秘訣”を教えて下さい。

片寄:価値観を定めないこと。昨日の正解を明日の間違いにできるか。昨日まで好きだったけど、今日はあまり好きじゃないという感覚も間違いではないと思ってほしいです。そう考えられる方が、可能性は広がっていくと思います。

― ありがとうございます。インタビューは以上になります。

“鎧のない片寄涼太”

片寄涼太「ラウンドトリップ 往復書簡」より/カメラマン:岩澤高雄(The VOICE MANAGEMENT)、スタイリスト:吉田宗平(SIGNO)、ヘアメイク:石上三四郎(画像提供:新潮社)
書籍の中で、片寄本人が最も“鎧のない片寄涼太”が綴られているとオススメするエピソードは、「こんにゃくの話と“中途半端”の話」。

キラキラした姿だけではない、等身大の悩みを抱える20代の今、自身を形成する幼少期の思い出――「また一つ“鎧のない片寄涼太”をお見せできたと思います。僕の本質を見てくださる方が増えたらありがたいです」。

「ラウンドトリップ 往復書簡」は、“鎧のない片寄涼太”に触れることのできる一冊だ。(modelpress編集部)

片寄涼太(かたよせ・りょうた)プロフィール

片寄涼太(C)モデルプレス
1994年8月29日生まれ、大阪府出身。2010年に行われた「VOCAL BATTLE AUDITION 2 ~夢を持った若者達へ~」への参加をきっかけにGENERATIONS from EXILE TRIBEの候補生に選ばれ、2012年正式メンバーに決定。同年11月21日、シングル「BRAVE IT OUT」でメジャーデビューを果たす。

俳優デビューは2014年7月期連続ドラマ「GTO」(関西テレビ)。2017年、映画・ドラマ「兄に愛されすぎて困ってます」(=兄こま)への出演をきっかけに中国でもブレイク。
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