SHELLY(C)モデルプレス

SHELLYが“働く親”として伝えたいこと「離れることでプラスになることはいっぱいある」<「今夜くらべてみました」インタビュー>

2021.09.22 06:00

日本テレビ系バラエティー番組「今夜くらべてみました」(毎週水曜よる9時~)でMCを務めるタレントのSHELLY(37)。シングルマザーとして2人の娘の育児をこなしながら、番組内ではアクロバットパフォーマンス“エアリアルティシュー”に挑戦。インタビューでは、今回の企画を通して視聴者に伝えたい想いや“救われた”という徳井義実からの言葉を明かしてくれた。

  

SHELLY、“エアリアルティシュー”披露

22日放送の「今夜くらべてみました」は、豪華2本立て2時間スペシャル。まずは「各界の差し入れ達人参戦!タナバーイーツスペシャル秋の差し入れ大収穫祭30連発!」と題し、差し入れに何を選んだらいいか迷う4つのシチュエーションに、各界の差し入れの達人がベストだと思うスイーツを発表する。

そして番組後半は、SHELLYの一大パフォーマンス企画。家族・娘のため、長いシルクを使って舞う“エアリアルティシュー”に挑戦した全容を公開。映画「グレイテスト・ショーマン」の主題歌「This is Me」にあわせ、初めて演技を披露する。

パフォーマンスを披露するSHELLY (C)日本テレビ
時に10mもの高さで技を織りなすエアリアルティシューは、通常、初心者が基本を身につけるまで半年以上、パフォーマンスとして披露する技術を身につけるには1年以上かかるが、今回、SHELLYは3ヶ月という短期間で挑戦。

モデルプレスでは、過酷な挑戦を乗り越えた彼女が1人の“働く親”として視聴者に伝えたいメッセージのほか、恋人の存在やプライベートについて「今くら」で赤裸々に話した理由、徳井義実・後藤輝基・指原莉乃らMC陣への想いを聞いた。

SHELLY、挑戦を決意した理由

SHELLY(C)モデルプレス
― まずは、今回エアリアルティシューへの挑戦を決意されたきっかけを教えてください。

SHELLY:私はこの番組で産休を2回取らせていただいているのですが、番組側は「戻ってくる日をいつでも待っていますので、ゆっくり子育てされてください」と言ってくれたんです。2回目の産休ではさっしーも加入して形ができていたので、私はもう戻れないと思ったのですが「戻ってきてください」と言ってくれて、すごく愛情を感じました。復帰して、このタイミングでやっと余裕が出てきたので、「この企画で番組を盛り上げて恩返しできるならやってみたい」と思い、挑戦することにしました。

― もともと運動はよくされるんですか?

SHELLY:出産後に少しの間パーソナルトレーニングに通ったこともありましたが、ここ3年くらい本格的な運動は全然していなかったです。

パフォーマンスを披露するSHELLY (C)日本テレビ
― では、体力や体幹が重要となるエアリアルティシューでは、やはり苦戦する点もあったのでしょうか?

SHELLY:はい。体力、筋力、体幹、柔軟、全てが必要なので大変でした。特に体力が信じられないほど落ちていて、すぐ息が上がるし疲れてしまう。そして回復も遅い(笑)。筋力トレーニングも一切していなかったので、自分の体重を支えられないんです。シルクを扱うには自分の力で体を持ち上げなければならないので、そもそもスタート地点に立つことができなくて。どうしよう…と思いました。

― では、基礎トレーニングから始められたのでしょうか?

SHELLY:そうです。最初はとにかく練習の数を増やしたのですが、結局体づくりからやらないと進歩しないんですよね。それに気付いてからは、エアリアルティシューの練習を減らして、パーソナルトレーニングの時間を増やしました。トレーナーさんもすごく勉強してくださって「シルクはポールなどと違いすごく揺れるので、体幹が重要だと思う」と体幹トレーニングを取り入れることで、重点的に体幹を鍛えました。

― お仕事と育児をされながら練習もされて、すごく多忙な生活を送られていたんですね…!実際にどのようなスケジュールで練習されていたのでしょうか?

SHELLY:最初の1ヶ月は探りながらでしたが、2ヶ月目からは基礎トレーニングを週4、エアリアルティシューの練習を週2でこなしていました。家でも朝晩柔軟と腹筋、プランクという軸を作るトレーニングなどをやっていましたし、子どもたちがお父さんのところに行っている間には、ウォーキングやランニングもしていました。

SHELLY、“働く親”として伝えたいこと

SHELLY(C)モデルプレス
― では、今回の挑戦を通して視聴者に伝えたいことを教えてください。

SHELLY:自分で目標を決めて、それを達成する気持ちよさみたいなものが伝われば嬉しいです。

また友人とも話していて気付いたのですが、仕事をしている親って、“仕事に対する罪悪感”みたいなものを感じていることが多いと思うんです。でも、私は仕事をしている自分も好きだし、子どもたちに「仕事に行く間に寂しい思いをさせてごめんね」とは言いたくない。それが自分の子育て法なんです。

仕事をしている間に私が得るものもすごく多いし、子どもが保育園やおばあちゃんなど私以外の大人と関わっている時間に得るものもたくさんある。お互いに離れることでプラスになることはいっぱいあると思っています。

もし仕事をしていなかったら、逆に私は子どものことでいっぱいいっぱいになってしまうと思うので、ある意味、仕事が良い息抜きにもなっているんです。今まで仕事でキャリアを積み上げてきた私と、母親という全く新しい私、その2つのアイデンティティーを保っている方が、心の余裕を持つことができます。

だから、この企画を通して「仕事と育児の両立が大変」ということではなく、「働いているお母さん・お父さんが仕事にハングリーになってもいい、もっと仕事に誇りを持って楽しんでいい」ということを伝えられたらと思っています。

徳井義実の言葉に救われる

SHELLY(C)モデルプレス
― 長年この番組に出演されていて、後藤さん・徳井さん・指原さんからもらった言葉で印象に残っているものはありますか?

SHELLY:実は今回の企画で、徳井さんの言葉にめちゃくちゃ救われました。徳井さんは6年前にポールダンスの企画ですごく過酷な挑戦をされていて、私もそれを見ていたので、正直今回プレッシャーを感じていたんです。大先輩である徳井さんが真剣に取り組まれてすごい結果を残されているので、後輩の私が中途半端なものをやって「育児もしているからしょうがないよね」となるのは絶対に嫌だなと。

そんな中、終盤の練習に徳井さんが来てくださって、私にすごく共感してくださったんです。「これが大変なんだよな。これはやった人にしかわからへんねん」「とにかく本番楽しんだらいいよ」などと声をかけてくれて。最後には「練習は裏切らへんから。練習してきたことは身についてるから、それは自信持っていいよ」と言ってくださいました。そこから本番まで1週間ぐらいだったのですが、辛い時必ず思い浮かべたのが「練習は裏切らない」という言葉でした。徳井さんのおかげで、メンタルがすごく救われました。

“エンターテインメント”への熱意

― では、色々な挑戦をされてきたSHELLYさんが、今後「今くら」でやってみたいことはありますか?

SHELLY:エアリアルティシューを超えられるようなものをまたいつかできたらと思っています。今回の企画が終わった後に、徳井さんに「徳井さんの言葉にすごく救われました。本番も落ち着いてできたのは徳井さんのおかげです」とLINEで伝えたんです。そうしたら、徳井さんから「これぞ質の高いエンターテインメントだと思った」といった内容の長文メッセージが届いて、泣きそうになりました(笑)。同じ芸能人の方に褒めていただく機会はなかなかないですし、これまで先輩にいただいた言葉の中でも1番嬉しかったです。また、それを「今くら」で経験できて良かったと思いました。

ここ数年「テレビ離れ」などと言われることも多いですが、タレントやバラエティーが存在する意味って絶対にあると思うんです。なので、ずっとは難しいですが、時々このようにお金と時間をかけないとできない“エンターテインメント”に挑戦できたら嬉しいです。

SHELLY、徳井義実・後藤輝基・指原莉乃への厚い信頼

SHELLY(C)モデルプレス
― これまでには様々なゲストさんが出演されていますが、特に印象に残っている回はありますか?

SHELLY:藤崎奈々子さんや石橋穂乃香さんの結婚発表など、この番組ではタレントさんが大きな発表をしてくださることも多いのですが、それは「『今くら』なら安心して発表できる」と信頼してくださっている証なのかなと思っています。MCを担当している私からしても、とても嬉しいことです。

― SHELLYさんも「今くら」では、恋人やプライベートについて赤裸々にお話されている印象があります。それをテレビで話す怖さや葛藤はあったのでしょうか?

SHELLY:それはすごくありました。以前はプライベートと仕事を明確に分けて、テレビでは安全なことしか話さないと決めていたのですが、子どもが産まれてから変わりました。隠し事を作ると、子どもにも「周りの人に言ったらダメよ」と言うのがすごく苦しくて。お母さんにパートナーがいることは恥ずかしいことでも悪いことでもないですし、自分の知らないところでじわじわ噂が広まる方が嫌だなと思ったんです。

「今くら」はファミリーですし、後藤さん・徳井さん・さっしーがいる場所で変なイジり方をされることはないという信頼があったので、「もし今後タイミングがあれば、この番組だったら話してもいいな」と考えていました。そうしたらさっしーが察して触れてくれて、後藤さんが「SHELLYが彼氏できたってよ」とただただ笑いに変えてくれて、それを徳井さんはすごくにこやかに見守ってくれていて。ライトに受け止めてくれることで言いやすかったですし、3人のそのような部分にはすごく愛情を感じています。

SHELLYの“夢を叶える秘訣”

SHELLY(C)モデルプレス
― 最後にSHELLYさんが思う“夢を叶える秘訣”を教えてください。

SHELLY:好奇心を持ち続けることです。つまんなくなってしまったら目標がどうでもよくなってしまいますし、辛いことがあった時に諦めてしまうと思うんです。何に対しても「面白い」と思うことはすごく役立ちますし、誰かに興味を持つこと、想像力を広げること、相手の気持ちになることはどんな時でも大切になってくると思います。なので、常に好奇心を持っていれば、目標がずれることがあったとしても、結果的に達成に繋がるのではないでしょうか。

― 貴重なお話をありがとうございました。番組も楽しみにしています!

(modelpress編集部)

SHELLYプロフィール

SHELLY(C)モデルプレス
1984年5月11日生まれ、神奈川県出身。14歳でモデルとしてデビューし、現在は「今夜くらべてみました」MCのほか「ヒルナンデス!」金曜日レギュラーも務めるなど、多彩な番組で活躍。2016年1月に第1子女児を、2018年1月には第2子となる次女を出産した。

【Not Sponsored 記事】

もっと詳しくみる

あわせて読みたい

  1. 河北麻友子「ヒルナンデス!」3月で卒業 久本雅美&SHELLYからの言葉に感激「こんなに褒めてもらえると思ってなかった」

    モデルプレス

  2. 「生理CAMP」再び開催決定 SHELLYら出演「オープンにストレートに話すことで…」

    モデルプレス

  3. SHELLY&ハリー杉山、結婚を約束していた過去「もし35歳の段階で…」

    モデルプレス

  4. EXIT兼近大樹、新型コロナ影響で心配する相手とは「真面目!どうした?」とSHELLYも驚き

    モデルプレス

  5. 離婚発表のSHELLY「とりあえず恋がしたい」“条件”に有田哲平ツッコミ

    モデルプレス

  6. SHELLY、離婚のきっかけは“突然” 元夫との現在の関係明かす

    モデルプレス

おすすめ特集

  1. 【エントリー受付中】モデルプレスの読者モデルを募集

    特集

  2. 11月カバーモデルはドラマ&映画『【推しの子】』齋藤飛鳥

    特集

  3. アパレル業界を覗いてみよう!おしゃれスタッフ&求人情報もチェック

    特集

  4. 「2024年ヒット予測」発表 エンタメ・ライフスタイルなどトレンド完全予測

    特集

  5. フジテレビ × モデルプレス Presents「"素"っぴんランキング」

    特集

  6. グルメや歴史、豊かな自然に包まれる癒しの旅「鳥取女子旅」をご紹介!

    特集

  7. インフルエンサー影響力ランキングを発表!「モデルプレスカウントダウン」

    特集

  8. モデルプレス読者モデル 新メンバー加入!

    特集

  9. 国民的推しランキング!各種エンタメにまつわる読者ランキング、読者アンケート実施中

    特集

  10. モデルプレス独自取材!著名人が語る「夢を叶える秘訣」

    特集

おすすめ記事

SPECIAL NEWS

記事ランキング

RANKING

  1. 01

    MADEINマシロ・ミユ・イェソ「顔が似ている」3人を直撃 日本で挑戦したいことはバラエティー出演【インタビュー】

    モデルプレス

  2. 02

    羽田美智子、大人の髪悩みはどう乗り越えた?ツヤ髪をキープする秘訣「髪を染めることが楽しみに」

    ホーユー株式会社

    PR
  3. 03

    櫻井海音&齊藤なぎさ【推しの子】実写化への“プレッシャーを上回った感情” 互いの呼び方&信頼も明かす【モデルプレスインタビュー】

    モデルプレス

  4. 04

    「今日好き」こおめいカップルインタビュー、交際後は毎日寝落ち電話 意外だったスキンシップ事情「もっとしようかなと」

    モデルプレス

  5. 05

    「海に眠るダイヤモンド」いづみの正体・今後の展開は?千景役・片岡凜が気になる伏線ポイント明かす【インタビューVol.2】

    モデルプレス