乃木坂46田村真佑、立ち位置に葛藤…支えになった先輩の存在「本音で話し合うことができなかった」同期との絆も<「君に叱られた」インタビュー>
乃木坂46の最新シングル「君に叱られた」(9月22日発売)で3作連続の選抜メンバー入りを果たした、4期生の田村真佑(たむら・まゆ/22)。4期生楽曲のセンターを経て大きな成長を遂げた彼女が、表題曲センターを務める同期に抱く特別な感情とは?田村の加入当時のエピソードや4期生16人で乗り越えた葛藤、5期生が加入することへの思いなどについても語ってくれた。
田村真佑、センター・賀喜遥香への思い語る
― 3作連続の選抜メンバー入りおめでとうございます!今作は4期生の賀喜遥香さんがセンターを務めますが、田村さんは同期としてどのような意識で活動されていますか?田村:これまで選抜入りした2作の活動は自分のことだけでいっぱいだったのですが、今作は選抜発表のときからセンターを務める賀喜遥香を支えたいという思いが強く芽生えました。自分がセンターを務める楽曲は特別だと思うし、大切にしているからこそより緊張してしまうと思うので、選抜メンバーにいる同期として、賀喜遥香の心に寄り添うことができたらいいなと思っています。
― 田村さんも、27枚目シングルの4期生楽曲「猫舌カモミールティー」でセンターを務めた経験がありますが、ご自身の経験からセンターを務めるメンバーの気持ちに共感できる部分もあるのですか?
田村:そうですね。これまではセンターを務めるメンバーの心情をわかりたくてもわかってあげられない部分があったのですが、自分がセンターを経験したことで、初めてその重圧やプレッシャーを実感することができました。
賀喜遥香や前作センターの遠藤さくらは私より色々な経験を積んでいると思うので、自らアドバイスをするようなことはしないのですが、不安そうな様子のときは声を掛けたり励まし合ったりすることは、常に意識しています。
田村真佑、乃木坂46加入当初の不安明かす
― 現在乃木坂46では新メンバーとして5期生オーディションが開催されていますが、田村さんはどのような思いから乃木坂46に応募されたのですか?田村:私の家庭は「10代のうちは好きなことをしていて良いけど、20歳になったら社会人として働きなさい」という方針だったので、19歳のときに何か最後の大きな挑戦がしたくて、乃木坂46のオーディションに応募したんです。
― 10代最後の挑戦で、合格を掴むことができたのですね。
田村:そうですね。でも、加入してすぐに「自分が想像していた以上に大変な世界なんだ」と実感して、不安でいっぱいになったことを覚えています。見えないとこで努力する先輩方の姿や、みんなで力を合わせて頑張っている姿を目の当たりにしたら、自分がこの世界でやっていけるのか心配になってしまったんです。
そんなとき、自分の立ち位置や魅せ方に悩んでいる私を支えてくださったのが先輩方でした。「あんまり深く考えすぎなくて良いよ」「キャラクターは自然とついてくるものだから、もっと自分らしく楽しくやりなよ」と多くの先輩に励ましていただいたことで、すごく気が楽になったし、当時の私が抱いていた“アイドルはこうでなくてはいけない”という像がなくなって、自分らしくお仕事を楽しめるようになったんです。
― 田村さんにとっても大きな転機になったのですね。頼れる先輩方の背中を見てきて、田村さん自身はどんな先輩になりたいと考えていますか?
田村:自分たちが未熟だからこそ、まだ先輩をしている姿は想像できないのですが、後輩が入ってきたらフレンドリーに喋ってもらえるような先輩になりたいなと思っています。乃木坂46はキャプテンの秋元真夏さんをはじめ、皆さんフレンドリーに話しかけてくれるのですが、そういった先輩と一緒だからこそ楽しくお仕事をすることができているんです。グループの良い伝統を引き継いでいけるように、4期生も頑張っていきたいと思います。
田村真佑、新4期生加入で「悩んだ時期もあった」16人の転機語る
― 4期生の皆さんは今年12月でデビューから丸3年を迎えますが、田村さんはこの3年間を振り返ってみていかがですか?田村:デビューからの3年間は怒涛だったし、数年前の自分では想像していなかったような経験をたくさんさせていただきました。4期生は私を含む11人が先に加入して、1年ちょっと経ってから新たに5人が加わるという異例の形だったこともあり、悩んだ時期もあったのですが、葛藤しながらみんなで少しずつ成長することができたのかなと思います。
― 2020年に4期生が16人体制になってから、色々な試練があったのですね。
田村:はい。当初は新しく加入してきた5人が先に加入していた11人に対して敬語を使ってしまうなど、同期の間に壁があるというか、本音で話し合うことができなかったんです。スタッフさんから「4期生として1つの期になるんだから、壁は作っちゃいけないよ」と言われても、なかなか話し合う機会が設けられなくて、どうすれば良いか迷っていた時期もありました。
でも、転機となったのが2020年12月に開催された16人で初の4期生ライブ。大きな目標に向かうということで、初めて同期全員で真剣な話し合いをしたのですが、本音で話したことでお互いの気持ちを知ることができたし、やっと言いたいことを言い合える仲になれたんです。本番も無事に成功できてより結束力も強まったので、16人体制の初ライブは特別な思い出になったし、大きな目標をみんなで目指すことができて本当に良かったなと思っています。
― 本音を言い合ったことで仲が深まったのですね。田村さんは4期生の中でも最年長ですが、同期の中ではお姉さん的な立ち位置なのですか?
田村:私自身ではお姉さん的存在だと思っていたのですが、4期生の中でも「キャッキャしている方」と言われることが多いので、そうでもないのかな(笑)。乃木坂46は年の差の壁がなくて、最年少の筒井あやめちゃんとも2人で古着屋さんに行ったことがあるほど仲が良いんです。
あやめちゃんは普段クールだけど、私の前では面白いことを言ってくれたり、素でリアクションをしてくれたりすることが本当に嬉しくて…!実のお姉さんが私と同い年と聞いたので、これからも本当の姉妹のような関係でいられたらいいなと思います。
田村真佑の“夢を叶える秘訣”
― 乃木坂46加入から間もなく3年を迎え、活躍の幅を大きく広げている田村さんが今思う“夢を叶える秘訣”を教えてください。田村:何事にも常に笑っていることが大切だと思います。自分自身が笑顔でいると、体の内側からポジティブな気持ちが溢れてくるし、常に笑顔でいれば周りの人も幸せな気持ちになってくれると思うので、辛いことがあってもそれを次のステップへ繋げられるように、日々笑顔で楽観的に考えるようにしています。
特に、先に入った4期生にとって1番最初の乃木坂46バースデーライブ「乃木坂46 8th YEAR BIRTHDAY LIVE」は、大勢のお客さんを前みんな緊張して、公演前に泣いてしまうメンバーもいたんです。でも、不安なときでも笑顔で「大丈夫だよ」と声を掛けてもらえると安心すると思うし、周りが明るくなればなるほど自分も元気になると思ったので笑うことを意識していたら、何とかみんなで乗り切ることができました。その経験もあり、今でも笑顔でメンバーに「大丈夫」という言葉を積極的に言うことは大切にしているんです。
― 周りのことをよく見て行動されているのですね。田村さん自身は仕事の後に悩んだり、反省したりすることはないのですか?
田村:正直、私も毎日反省ばかりしています。最近はグループを離れてお仕事をする機会も増えて、「あのときダメだったな。ああしておけば良かった」と後から振り返ることが余計に増えました。
私は悩みすぎると夜も眠れなくなってしまう性格なのですが、迷ったときはメンバーに相談したり、両親に話したり、自分だけで抱えこまないようにしています。たとえ解決しなくても、口に出すことで自分の中で整理がついて消化されることもあるので、誰かに聞いてもらうことは大事なんだなと痛感しています。
― 自分なりの発散法を見つけることができたのですね。最後に、今後の夢や目標があれば教えてください。
田村:ドラマにも出てみたいし、モデルのお仕事ももっとやってみたいし…やりたいことはたくさんあるのですが、私は声を褒めていただけることが多いので、ラジオのお仕事を広げたり、新たに声優に挑戦したりすることができたら嬉しいなと思います。
アイドルは色んなお仕事ができる職業だと思うので、これからたくさんのことに挑戦して、自分自身で伸ばしていきたい部分を見つけていきたいです!
― 応援しています!ありがとうございました。
(modelpress編集部)
乃木坂46「君に叱られた」
乃木坂46にとって通算28枚目のシングル。4期生の賀喜遥香が表題曲初センターを務め、今作で卒業を発表している1期生の高山一実は全体の中央に位置する2列目のセンターに抜てき。4期生の掛橋沙耶香が初の選抜入りを果たしたほか、2期生の鈴木絢音は5作ぶり、北野日奈子は3作ぶりの選抜復帰となった。
田村真佑(たむら・まゆ)プロフィール
1999年1月12日生まれ、埼玉県出身。身長は158cm、星座はやぎ座。2019年「乃木坂46版ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』2019」にてセーラーヴィーナス役で出演。2020年4月から、ラジオ番組「レコメン!」(文化放送)の水曜レギュラーを担当。2021年6月発売の27枚目収録の4期生楽曲「猫舌カモミールティー」ではセンターを務めるなど、多方面で活躍を広げている。もっと詳しくみる
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