乃木坂46、新メンバーオーディションでどう変わる?目指す未来・久保史緒里が参加者に伝えたいこと「誇りに思って欲しい」<モデルプレスインタビュー前編>
2021.08.08 09:00
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今年で10周年を迎える乃木坂46が、新たなメンバーを募集する「乃木坂46 新メンバーオーディション」を約3年ぶりに開催。「この世界の、未完成は美しい。」というテーマのもと、第2次審査までリモートでオーディションを開催。国内外どこからでも応募が可能となる。新メンバーを迎えるにあたり、3期生の久保史緒里(くぼ・しおり/20)がモデルプレスのインタビューに応じ、オーディションに参加する人たちに伝えたいことや、今後の乃木坂46に期待したいことなどを語った。<インタビュー前編>
久保史緒里、乃木坂46ファンからメンバーに
久保は、2016年に乃木坂46の3期生オーディションに合格して芸能界入り。20thシングル『シンクロニシティ』にて初めて選抜メンバーに。2017年8月より『Seventeen』の専属モデルを務めているほか、2021年4月には『クロシンリ 彼女が教える禁断の心理術』で連続ドラマ初主演に抜てきされるなど、乃木坂46の中心メンバーとしてグループを牽引している。「私がオーディションを受けた理由は、元々乃木坂46が好きで、私も乃木坂46になりたい!という気持ちからでした。その当時を振り返っても、私は秀でたものや特技がなかったので、その好きという気持ちだけで、気づいたら5年経っていたなという感覚です。
乃木坂46は、例えるならば学校みたいな場所で、普通だったら会うことのなかった人たちや、普通だったら仲良くなってない人たちとともに過ごす場所だなと思います。そこで価値観の違いを知ったり、一緒に何かに向かって走っていくということの難しさを知ったりする中で、すごく学ぶものが多いんです。それに乃木坂46は、価値観の違いを否定するのではなく、理解する環境が出来上がっているので、そこが、私がまだこの場所に居られる1番の理由だなと思います」
久保史緒里、オーディション時の不安…支えになったメンバーの存在
「私は秀でたものや特技がなかった」──そう話す久保だが、ぱっちりとした大きな目、透き通った白い肌と誰もが憧れる清楚なルックスに加え、抜群の歌唱力、しっかりとグループを見極める力などと、他人から見ると“完璧”に見える。しかし、グループ加入時には当時の中学3年生・15歳らしい不安も。親元を離れて上京する決断は大きなものとなるが、そんな時支えになったのがメンバーの存在だった。「習い事でチアダンスをやっていたので、人前に立つこと自体は楽しいものだなという感覚があって、不安はありませんでした。でも、親元を離れて上京して、1人になるということがすごく不安でした。地方出身の子はその不安が絶対にあると思うのですが、私はメンバーにすごく支えられて。寂しい時ももちろん多いけど、仕事をする中でメンバーがずっと側にいたので、乗り越えることができたんです。
高校と仕事との両立も大変でしたが、課題を楽屋でやっている時に、先輩・同期・後輩とか関係なくみんなが励ましてくれて、本当に助けられましたし、メンバーいなかったら大人になれていないなと思うくらいに、支えられていました。そこで乃木坂46は、努力している子や頑張っている子を見捨てないでいてくれる場所だなと実感したんです。
先輩方は『こんなことやっていたよね』と誰も気づかないこともちゃんと気づいてくれるし、その環境も当たり前じゃないなと思います。個人個人で色々な活動をしていることが多いので、同じメンバーでずっと喋っていたり、ずっと一緒にいたりするとかではないですが、全員で何かをする時に団体として強くなる、すごいグループだなと思います。家族でも友だちでもない、なんと表現したら良いのかわからないのですが『帰る場所がある』という安心やパワーをメンバーから感じられるのが、乃木坂46の色だなと思います」
久保史緒里、オーディション参加は“勇気ある行動”「誇りに思って欲しい」
今回のオーディションでは、通常の個人応募に加え、友達と複数人(1組3人まで)で応募する「みんなで応募(※みんなで応募制度は2人での応募も可能)」制度など、今までにない新たな形式で未来の乃木坂46メンバーを募集する。「ものすごく良いなと思います!私がオーディションを受けた時に、審査員の方に『もしここで落ちたとしても、あなたたちはここにいるということが本当に奇跡なんだから、何も諦めることもないし、何も悪いところはないよ』と言っていただいて、その言葉をもらえただけでこれからの人生の自信になるなと、すごく嬉しかったんです。
なので、例えば友だちと一緒にオーディションを受けたとして、友だちを誘った子は、自分から受けようと思っていることが勇気のある行動で何よりもすごいことだし、誘われた子も、もし芸能界に興味がなくても、乃木坂46にもグループ自体に元々興味がなくても続けているメンバーもいるので、深く考えすぎないで大丈夫です!それに、友だちと一緒に受けたけど1人で受けたと思うのも、一緒に受かろうという考え方も、どっちかが受かったら良いねというのも、どんな捉え方でも良いなと思います。まずは挑戦してみようと思うことがすごく素敵なことなので、1人でも多くの子が受けるきっかけになれば良いなと思います。
私も乃木坂46に入る前は、オーディションにいくつか落ちていて…。書類も通らなかったこともたくさんあるので、タイミングが良かったというか、運が良かったなと思います。オーディションは落ちたらもちろん悔しいけれど、挑戦した事実が素敵なことで、そんな勇気のある行動ができる人は実はそんなに多くないと思うので、誇りに思って欲しいなと思います。全員すごいことなんだよと伝えたいです!」
新メンバーオーディション経て乃木坂46はどうなる?
2020年に、これまで“乃木坂46の絶対的エース”であった白石麻衣が卒業。ほかにも乃木坂46の基盤を作ってきた1期生・2期生をはじめ、5年間12人誰1人欠けることがなかった3期生からも大園桃子がグループを旅立つことに。今回の新メンバーのオーディションを経て、久保自身、そして乃木坂46として目指す未来は──。「いわゆる“乃木坂46の顔”と呼ばれていた先輩たちが卒業されて、世間から見ても知らない顔が増えているタイミングだと思います。変化はすごく良いことだし、常に変わっていくのがグループの良いところだとも思っているのですが、私は変化のペースに大きな幅をつけたくないです。
私は本当に先輩が大好きなので、いろんな先輩の良さで繋いできたものを無くしたくなくて。先輩たちは『同じ道を辿る必要はない。自分たちのやりたいようにやってね』と皆さん言ってくださるのですが、ダンスの得意な先輩がいたり、歌の得意な先輩がいたり、お芝居で切り開いていってくださった先輩がいたり…そのどの道も途絶えさせたくないし、どの道も繋いでいきたい。でも、それを1人でやろうというのは難しいので、全員が得意な分野や自分のやりたい道に向かって走っていけるグループであったら良いなと思います」
「乃木坂46の核は絶対に変えちゃいけない」という強い思いから、乃木坂46の色を変えるのではなく、先輩たちが繋いできたものに“足していく”ことを目指しているという。そんな久保が思う、“乃木坂46の核”とは何なのかを聞くと、悩みながらも丁寧に考えてくれた。
「うーん、なんですかね…。活動している中で、必ず核となるものが見つかると信じているし、仲の良さや、努力・感謝・笑顔など、5年間の中で核となる要素というのはいくつも目の当たりにしているのですが、その真ん中にあるものが何かというのはずっと探しています。そこを見つけられていたら、そこだけを大事にして、その周りに新しい色をつけていこうとなると思うんです。でもその核が、正直これだ!という答えが見つけられていないので、だからこそそこだけを守るのではなくて、そこの周りも大切にしたいと思います」
(modelpress編集部)
「乃木坂46新メンバーオーディション」開催概要
応募期間:2021年7月19日(月)正午~2021年8月10日(火)17時応募方法:WEB応募 (通常応募/みんなで応募)
<審査の流れ>
・1次審査:随時審査 2021年8月10日(火)17時00分までエントリー可能
・2次審査(オンライン) 2021年8月20日(金)~8月24日(火)
・3次審査(面談審査1) 9月4日(土)東京・名古屋・仙台/9月5日(日)大阪・福岡・札幌
・4次審査(面談審査2) 2021年9月18日(土)※東京都内某所
・研修生(メンバー候補生) 最終審査2021年9月19日(日)※東京都内某所
・新メンバー合格発表 12月予定
久保史緒里(くぼ・しおり)プロフィール
2001年7月14日、宮城県出身。血液型はO型。星座はかに座。身長は161cm。『Seventeen』の専属モデル。2016年、「乃木坂46 3期生オーディション」に合格してデビュー。20thシングル『シンクロニシティ』にて初の選抜メンバーに。2021年4月には『クロシンリ 彼女が教える禁断の心理術』で連続ドラマ初主演に抜てきされるなど、あらゆるフィールドでの活躍を見せている。
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