山口厚子(C)モデルプレス

山口厚子、フリー転身後の心境&今後の目指す目標とは?妹NiziU・MAKOと“両親へのサプライズ”話も<モデルプレスインタビュー>

2021.08.18 07:00

女優やタレントとしてマルチに活動する山口厚子(25)。2020年にまたたく間に日本のお茶の間で人気となったガールズグループNiziU(ニジュー)のリーダー・MAKOの姉でもある彼女は、今年6月に所属事務所を退所したことを報告した。フリーとなり、さらなる夢や目標に向かう山口だが、今後の目指す先とは――。<モデルプレスインタビュー>

  

山口厚子、マルチな才能を発揮

山口厚子(提供写真)
福岡県出身の山口は、小学6年生で当時小学1年生だった妹とダンスを始め、その後、地元のモデル事務所に所属し芸能活動をスタート。最近では日本テレビ系「踊る!さんま御殿!!」「今夜くらべてみました」など、バラエティ番組にも出演し、2021年4月からはABEMA「水溜りボンドの青春動画荘」で初のレギュラーを獲得。同番組では男女8人が共同生活をし、“次世代スター”になるべく動画作成のノウハウなどを人気YouTuberたちから学んだ。

山口厚子(提供写真)
現在は、業界初の睡眠法を取り入れた「睡眠と美容」の改善を30分の施術で行う“ウェットヘッドSPA”「アラジンの魔法」のアンバサダーも務め、美容家としても活動中。舞台出演やモデル業と共に、“次世代美容”の発信にも力を入れている。

山口厚子(提供写真)

山口厚子、フリーへの転身は「大きな決断だった」

山口厚子(C)モデルプレス
― 6月から所属事務所を退社してフリーになられましたが、フリーになった理由をお聞きしてもよろしいでしょうか。

山口:理由は、「自分の力でやっていきたい」っていうのが主な理由です。やはり事務所にいると仕事を取って来てもらえるので、この1年間、自分がすごく他人任せだなと思って。だからといって自分で仕事を取って来て良いものなのかっていうのも凄く難しいところだったので、そういうもどかしさを感じて、「待ってる時間があれば自分の力でやりたい仕事を取りにいきたいな」と思い、大きな決断だったんですけど今回退所することになりました。

― その後、大きな変化などはありましたか?

山口:大きい変化は今の所はあまりないのですが、辞めてからは色んな方から声をかけて頂いて。本当に様々なんですけど企業の方から、キャスティングの方など、退社してから1カ月は主に今後の自分のブランディングと、先方の要望をすり合わせていく打ち合わせみたいなのをずっとやっていたなという感じです。

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― 全て自分でやらないといけないのは、結構大変ではないですか?

山口:スケジュール管理が大変です(笑)。でも、今までスケジュールがガラ空きだったので「この時間のこの日だったら大丈夫です」というやりとりに幸せに感じていたりもします(笑)。スケジュールが、1日3、4件あったり、その中で自分の技術を磨いてレッスンに行ったりして、結構充実していますね。

― レッスンは主に何をやられていますか。

山口:ダンスを月に4回やったり、あとは今後新たなプロジェクトにも参加しているんですけどその実技を学んだりしています。今の所は、まだ詳しいことは言えないのですが、期待して待っていただければと思います。

山口厚子、妹・MAKOと両親にサプライズを企画

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― 妹のNiziU・MAKOさんとは、最近何かお話はされましたか?

山口:妹は今、韓国にいるんですけど、5月くらいにお休みを頂いていて実家に帰ってきていたみたいで。私は東京にいるので会えなかったのですが、妹が今年20歳になるので両親に親孝行したかったらしく、サプライズをするからとその相談を受けました。

私が20歳になった時にしていた事を、妹も「やりたい」と話していて、サプライズをするので「良いお店ない?」と聞かれたので、LINEで「福岡のここのお店だったら個室でいいと思う!」と10件くらい候補を送りました。その中で「ここがいい!」って言っていた所の予約を取ったりしましたね。妹が初めて両親にご馳走するというので、その企画を一緒に考えたりしました。

― 楽しそうですね。

山口:私は行けなかったのですが、最後にサプライズでケーキみたいなプレートを持ってきてもらったりしたみたいです。全部一緒に裏で考えて連絡を取り合ったり、お店の予約をしたりしたから私もすごく行きたかったですが…(泣)。

― 東京と福岡は遠いですから…残念ですね。

山口:そうなんですよ。しかも妹から「両親にサプライズのメッセージを送って」って言われてメッセージを送っていたのですが、実は両親からも妹のためにサプライズをしたいからとメッセージを頼まれていたので、お互いサプライズしあう形になっていたみたいで驚いていました(笑)。

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― 素敵な家族ですね。家族の中で厚子さんとMAKOさんは、どういう立ち位置ですか?

山口:私は長女だから、どこか「しっかりしなきゃ」って意識はあるんですけどよくよく考えてみると妹の方がしっかりしているなって思う部分があります(笑)。でもお互いに良い感じにバランスがとれていると思いますね。どちらかがしっかりしている時にもう1人は少し抜けてて、どちらかが抜けている時にもう1人はしっかりしていて。でも妹は人を笑わせるのが上手で、それは本当に天性の面白さがあると思います。私は周りの様子をうかがったり、八方美人のような所があるので…そういう部分ではしっかりしているようにも見えるのかなと。しっかりしなきゃと思って空回りする部分もありますが(笑)。

― 長女ゆえの悩みかもしれないですね。

山口:そうですね。妹とは5歳も離れているのですが、私は5歳の時から妹をあやしたりしていたので、小さい時から妹と接する時は“お母さん”の気持ちだったんです。だから妹の前では未だに「しっかりしなきゃ」っていう気持ちはある気がします。

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山口厚子、“炎上”騒動振り返り「自分も子供だったなと」

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― 『Nizi Project』の放送の時に、一生懸命に妹さんを応援されている姿が印象的でした。その中には心ない言葉を掛けられることもあったというのもお聞きしましたが、その時の心境や、乗り越えた方法を教えてください。

山口:改めて考えると、当時は自分の家族のことでいっぱいで、周りが見えていなかったなとすごく反省しています。『Nizi Project』は受かる人もいれば落ちる人もいる。近くで頑張っていることを見ていたからこそ「妹は絶対に受かるだろうな」ってどこかで過信していた自分もいて。ファンの人たちの立ち位置から見ると、そんな自分の姿は過剰に見えたのだろうなと。あの時はまだ自分も子供だったなと思います。

でも、最初は炎上するとは思っていなかったんです。しばらくして、誹謗中傷まではいかなかったんですけど、結構心が痛くなるようなお言葉なんかも頂いて…それを見ると外出が出来なくなっちゃったりもしました。そういうコメントを見たその日は、ずっとベッドの中で携帯も見ずに過ごしていたのを覚えています。外に出て誰も私のことを見ていないし、話していないし、知らないと思うんですけど、周りから影口を言われているような感覚に陥ったことはすごく覚えてます。

― 怖いですね。

山口:SNSは1つのことがどんどん発展している上での炎上だったりもするので、そういうことがあってからは、なるべく投稿する前に注意したり、「これを投稿したことによって誰かが傷つかないか」というのを一旦考えて、“誰が見てもポジティブにでいられるような内容”にすることを意識しています。なので、乗り越えたというか、またそういう出来事がいつ起こるか分からないのでそういう“予防”をしながら、投稿する際に気を付けて発信するようになりました。

「水溜りボンドの青春動画荘」出演で「友達以上の存在に出会えた」

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― 水溜りボンドさんのドキュメント『水溜りボンドの青春動画荘』で、男女9人で共同生活する企画にも参加されていましたが、大変だったことはありますか?

山口:制作時間が24時間とか48時間とかで決まっていて、その中の限られた予算や場所・時間で、“いかに面白い企画を生み出せるか”という感じだったのですが、1番大変だったのは24時間ほぼ寝れなかったことだと思います。

編集を夜から始めて、気づけば朝の9時とかになっていて、それでも「編集が終わらない」という状況でした(笑)。泣いている子もいましたし、それくらい寝られないってことが1番しんどかったです。もし寝たとしても絶対に間に合わないから結局寝られなくて(笑)。良いものを作るって考えた時に、1分1秒を大事に使わないと…という思いがあったからこそ寝る間を惜しんで作業を進めました。振り返ると、やっぱりそういう所がしんどかったかなと思います(笑)。毎日投稿しているYouTuberさんとかは、きっとあまり寝てないんだろうなって感じました。

― 男女で共同生活されることに関しては特に不便なことはありませんでしたか?

山口:そこで苦労したことはあまりないですね。もう…青春!という感じでした(笑)。家族のような。みんな本当に仲が良くて、友達以上の存在に出会えたので良かったです。

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― 参加してみて、楽しいと思う方が大きかったですか?

山口:はい!楽しかったし、楽しいだけじゃなくてやっぱり辛い状況に置かれるからこそみんなで助け合おうっていう気持ちになって、「1人じゃないんだ、仲間がいるんだ」と思えましたね。みんながいるから、「自分も頑張らなきゃ!」という原動力にもなるし、凄く良い機会だったと思います。

山口厚子、今後は「新しいものを作っていけたら」

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― 今後の目標や、挑戦したいことを教えて下さい。

山口:私が、元々芸能の道を目指そうと思ったきっかけが長谷川潤さんに憧れていていたからなんです。長谷川さんがモデルをしているから、「私もモデルをやりたい」ということで芸能界に入ったのが1番で、その中でタレント業やお芝居も今までで携わらせて頂いたんですけど、やっぱり自分が「楽しいな、幸せだな!」って思う瞬間がモデルをやっている時が1番多かったなって思います。

モデルといってもいろんなジャンルがあるんですけど、その中でも最近メイクとかを勉強していたりもするので、そんな所から広がって、ビューティー系のモデルだったりをやりたいなと思います。今回の「アラジンの魔法」のアンバサダーもそうですが、そういうモデルをメインにスポンサーの方々と協力して、新しいことを発信できたら良いなと思います。モデルだけをやるのではなくて、一緒に「こういう方針でここまで有名にさせたい」とかいう熱い思いも一緒に話し合って、色々新しいものを作っていけたら良いなと思っています。まだフワっとしているんですけどね(笑)。

― 制作の段階で関われるのも、フリーになった醍醐味かもしれないですね。

山口:自由にできるのは魅力的ですね。服とかも好きなのでいずれ自分がモデルとして自分のブランドを立ち上げられたら良いなという思いもありますし、この1年間はコロナもあって、ファンの方と何かをするという機会がなかなか出来なかったので、ファンクラブを開設したりして、ずっと応援してくださる方ともっとコミュニケーションを取れたら良いなと思っています。

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― 山口さんが思う“夢を叶える秘訣”を教えてください。

山口:わあ~(笑)!私は夢を叶えている途中なんですけど…でも最近思ったのが自分のやりたい事を口に出す事が、夢に繋がる秘訣なのかなって。夢じゃなくても目標達成とか、そういう面に対しても話すことが大事だなと思います。周りの人だったりSNSを通してだったりでもどちらでも良いと思います。

最近の出来事だと、私はSNSで「ダイエットします!」と発信しました。最近、急性虫垂炎で入院したのですが、入院中にご飯をほぼ食べられなくて…退院した後にその反動でめちゃくちゃ暴飲暴食をしちゃったんです。「そろそろやばいな…」と思ってダイエットを始めたのですが、それを発信しました。1人じゃ気が抜けたり、良いやって思っちゃうんですけど、これをSNSで発信することによって「皆から見られているから自分からやらなくちゃ!」って思えるし、その経験が「自分はこうしてこうなったよ」って話せるようになるなと思うんです。

そういう意味でも、自分の目標や夢だったり…例えば「こんなモデルをやりたい」って誰かに言うことによって「あ!そういえば」と繋がる事もあるし。そうやって自らで発信していく事が、やはり夢を叶える上でも大事なんじゃないかなって思っています。

山口厚子、一問一答で深掘り

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Q.1:デビューのきっかけを教えてください。

山口:デビューのきっかけは、長谷川潤さんが大好きで、自分もモデルになりたいって思ったことがきっかけです。

Q.2:好きな言葉、座右の銘はありますか?

山口:『報恩感謝』です。四字熟語で詳しい意味は忘れてしまったのですが、人に感謝の気持ちを忘れずにという意味で座右の銘にしています。出会う人、1人1人に必ず感謝の心を持って接すればきっといい事が起きると信じています。

Q.3:「これだけは他の人には負けない!」と思うことを教えてください。

山口:『青春動画荘』で一緒にいる友達や、主催者の方に言われたのが「あっちゃんは周りをハッピーにする力があるね」って言われました。自分では分からないのですが、皆さんからそう言っていただけたので、あるんじゃないかなって思っています(笑)。

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Q.4:幼少期はどういう子供でしたか?

山口:男勝りって感じでした。絶対にスカートを履かない、外で駆け回る、川で魚釣りをしたり、カブトムシやセミを採る!みたいな。外でいっぱい遊んでいて、男の子みたいな女の子でした。逆に妹は正反対で、家の中でお医者さんごっこやお絵描きしたり、お人形遊びをしていたような子でしたね。

Q.5:恋愛での“好きなタイプ”を教えてください。

山口:こだわりがない人です。もし一緒に生活するとなった時に、「毎日同じ料理でもいい」って人がいいです(笑)。例えば「野菜炒め毎日でもいいよ、ただ味付けを醤油、塩とかそういうのに変えてもらえれば」みたいな。ご飯などで、「ごめん昨日と同じものだった〜」って言っても「別にいいよ」って言ってくれる人が理想です。

服とかも「自分はこの服じゃないとダメ」っていう人よりもあまりこだわりのない人がいいです。私が買い物に行った時に「あ、この服似合いそう!着て欲しいな」って勝手に買ってきて「これ着てみて」「似合ってる!」っていうのがすごく好きなので。自分色に染めたいです(笑)。

Q.6:自分にキャッチコピーをつけるとしたら?

山口:ラジオで言っているキャッチコピーが1つあって…それが『永遠のブレイク寸前』です(笑)。『永遠のブレイク寸前!福岡が生んだアジアンビューティーこと山口厚子です』っていつも言っているので、キャッチコピーだとしたらそれかな?売れそうで売れないみたいな所が面白いかなと思います(笑)。このキャッチコピーが使えなくなるのが目標なんですけど、使える時まではこれで笑いをとって頑張ろうと思います!

Q.7:スタイルキープ術や、健康のためにしている事を教えてください。

山口:最低でも週1はジムに通って、運動しています。自分でいろんな部位を鍛えたりして、主に筋トレを。ほかにも、ちゃんと7.5時間は寝るように心がけたり、我慢しないようにするとか。あと朝起きて毎日、自分の裸を鏡で見ます!基本的に毎日チェックして「最近この辺ヤバいな」って思ったら筋トレをして鍛えたりもします。

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Q.8:セルフメイクのポイントを教えてください。

山口:最近はいかに素肌に近づけれるかという所に重点を置いています!厚化粧みたいになるのがすごく嫌で、なるべくナチュラルかつスキンケアなどを入念にしていますね。基礎がよければそんなに化粧しなくてもいいのかなと思うので。メイクのポイントはリップです。最近は、服によってリップの色とかを変えたりしています。

Q.10:最近ハマっている事などはありますか?

山口:ショッピングにハマっています。今までは安い物をたくさん買っていたけれど、今は25歳になったのでちょっと大人で質の良い服を買うようになりました。

Q.11:最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。

山口:ファンの皆さんへ、いつも応援してくださりありがとうございます。急遽事務所を退所したという事で、きっと、驚いたり心配をかけてしまったのではないかなと思います。今はまだ「100%正解」だとは言えないけど、この選択が正しかったと思えるようにこれからは自分の力で頑張っていきたいと思っています。そして、今まで以上にファンの方と交流が出来ればいいなと思っているので、プラスに捉えて欲しいなと思います。今後も私の活動を応援していただきたいですし、色々新しい発表とかもあるので、是非楽しみにしていてください。

山口厚子(C)モデルプレス
(modelpress編集部)

山口厚子(やまぐち・あつこ)プロフィール

山口厚子(C)モデルプレス
生年月日:1996年4月16日生まれ
出身地:福岡県
趣味:海外旅行、作品撮り、囲碁、筋トレ
特技:ダンス、着物の着付け

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