モデルプレスのインタビューに応じた中町綾(C)モデルプレス

中町綾が100万人目前の人気YouTuberになるまで 全てをさらけ出すスタイルで「人生が変わりました」<モデルプレスインタビュー>

2021.07.14 18:00

7月15日に1stスタイルブック『私の人生ノリで草。』を刊行する人気クリエイターの中町綾(なかまち・あや/20)。SNSを中心に人気を博し、2020年にYouTubeでの投稿を本格化させてから“バズりまくっている”中町は、現在YouTubeのチャンネル登録者数90万人超えの“いま、1番ノリにのるYouTuber第7世代”。人気YouTuberとしての地位を確立するまでに抱えていた不安や葛藤とは──動画にも表れているように“ポジティブに楽しむ”ことができる理由に迫った。

  


中町綾「中町兄妹」としても人気博す

中町綾(C)モデルプレス
中町は過去に「高一ミスコン」でグランプリを受賞し、「オオカミくんには騙されない」にも出演。その後、ティーンを中心にInstagramやTwitter、TikTokなどで人気を博した。

2020年に個人YouTube「中町綾チャンネル」を本格的にスタートさせ、全力の変顔、赤裸々なトークなど、すべてをさらけ出すスタイルが「可愛いのに親近感がある」と一気に登録者数を伸ばした。同年10月に、TikTokerとして人気の兄・中町JPとともに兄妹チャンネルをスタート。“超個性的”な兄妹の様子を映した動画が話題を集めている。

中町綾1stスタイルブック「私の人生ノリで草。」表紙(7月15日発売)(画像提供:KADOKAWA)
中町綾1stスタイルブック「私の人生ノリで草。」裏表紙(7月15日発売)(画像提供:KADOKAWA)
スタイルブックでは、そんな中町の生い立ちなどのほか、中町JP、コムドット・やまと、ウチら三姉妹・とうあ、愛犬・ベア、ぴぐもん、地元の心友など、愉快な仲間たちが集結した豪華な1冊となっている。

中町綾、初スタイルブック「夢が叶って嬉しい」

中町綾(画像提供:KADOKAWA)
― 初めてのスタイルブック発売への心境はいかがですか?

中町:高校1年生くらいの時からずっとスタイルブックを出すのが憧れだったので、夢が叶って嬉しいです!ストリート系の洋服とか、普段あんまり着ないような格好をたくさんしているので、メイクや服装の部分で新しい私が見られると思います。

― いつもの中町さんとは違った姿がたくさん載っていますよね。

中町:そうですね!私がいろんな服装やメイクをしてみたいっていう要望を出して、いろんなジャンルのものをやらせてもらったんですけど、自分でも普段とは違う自分を見られたので、すごい楽しく撮影ができました!

中町綾(画像提供:KADOKAWA)
中町綾(画像提供:KADOKAWA)
― 兄の中町JPさん、コムドットのやまとさん、ウチら3姉妹のとうあさんなども出演されていますが、中町さんからオファーされたのですか?

中町:はい!普段お世話になっている方にオファーしました。とうあとは本当にプライベートでも週3くらいで会うほど仲が良くて、やまとくんとも仲が良いし、YouTuberとして尊敬している方なんです。ファンの方もやまとくんと綾のセットを楽しみにしてくれている方も多いので、ファンの方も喜んでくれるんじゃないかなって思います。

― やまとさんとの“理想のキュンキュン再現”ページには「匂わせカップル」と書いてあるように、すごく仲が良さそうな写真がたくさんありますね。

中町:そうですね。「本当につきあっているんじゃないか」とめちゃめちゃ言われます(笑)。でもカップルっていうよりは、先輩・後輩や兄妹っぽい感じがするので、お互いに緊張せずに、兄妹と写真を撮るような感じで撮影できました!

中町綾(C)モデルプレス

中町綾の美ボディの秘訣は?

中町綾(C)モデルプレス
中町綾(C)モデルプレス
― 中町さんといえば、ファッションショーなどでも毎回スタイルの良さが話題となりますが、普段から心がけているスタイルキープ法はありますか?

中町:兄の中町JPとのYouTube「中町兄妹」では大食い企画が多くて、めちゃめちゃ食べるんですけど、そういう企画をやった前後の日はちょっと控えたりとか、大食いをする日はその大食いだけで食事を我慢したり、プラスマイナスで考えています。

ダイエットはあまりしていないのですが、私は食べるのが好きなので、好きなものは食べたいし、我慢をするとストレスになっちゃうので、調整をしていますね。

中町綾(画像提供:KADOKAWA)
― 今回のスタイルブックでも中町さんのスタイルキープ法や美容面についても掲載されていますが、スタイルブックが決定してから準備したことはありますか?

中町:足のマッサージを頑張りました!体重にはそんなにこだわりはなくて、見た目が引き締まっていたら良いかなっていうのと、筋肉がつきやすいので、運動というよりかはマッサージや半身浴を毎日しています。あとは、撮影前に肌が荒れてしまったので、エステにも通いました!

― 今回のスタイルブックをきっかけに、中町さんに憧れる女性がさらに増えそうですね!

中町:私は動画でもずっとふざけているので、ちょっとしたことでもギャップになりますよね(笑)。「憧れ」と言ってもらえるのはすごく嬉しいので、こういうおしゃれにしてキメている姿を見て「綾ちゃんこんな一面もあるんだ」って良いギャップになったら良いです。

中町綾(画像提供:KADOKAWA)
中町綾(画像提供:KADOKAWA)

中町綾“すべてをさらけ出す”スタイルのきっかけ

中町綾(C)モデルプレス
― YouTubeでも経験人数や最高月収など本当にありのままをさらけ出していますし、そこが人気の1つの理由だと思うのですが、このように自分の姿を見せることに怖さはなかったですか?

中町:ミスコンに出ていた時は、言葉遣いに気をつけていたり、明るいけどふざけすぎないようにしたり、ファンの方に引かれると思って自分の素をあまり出せていなかったのですが、インスタライブをやっていくうちに結構ボロが出ちゃって…(苦笑い)。でも、ファンの方が「綾ちゃん絶対そっちの方が面白い」と言ってくれて、「あ、意外とみんな面白いと思ってくれるんだ」って思ってから、全部さらけ出すようになりました。

もう全部さらけ出して、私のすべてを知ってもらって、すべてを好きになってもらおうって思って。ファンの子たちのことも、友だちみたいに思っているので、隠し事とかなしでいきたいなっていう気持ちです。

― インスタライブでのファンの声がきっかけで、考えが変わったんですね。

中町:インスタライブで、抑えきれなくてゲップをしてしまった時に、「綾ちゃん面白いね」と言ってくれて、そこから隠すのも面倒くさいし、もう自分を全部出そうと思いました。「女の子は女の子らしくいなきゃダメでしょ」ともめちゃめちゃ言われるんですけど、好きな人の前とかだったら女の子らしくするけど、ずっと女の子らしくするのは疲れてしまうので、ファンの子には心を許しているよという意味も込めて、隠し事はしていないです。

中町綾(画像提供:KADOKAWA)

中町綾「YouTubeで人生が変わった」

中町綾(C)モデルプレス
― 2020年から一気に活躍が広がりましたが、中町さん自体もSNSで「インフルエンサーとして終わりかけていた」と投稿していたように、YouTubeを始めたことはターニングポイントとなりましたか?

中町:そうですね。元々YouTubeはやっていたんですけど、そんなに力を入れていなかったし、飾った自分を出して綺麗な感じでやっていたんですけど、それももう疲れちゃって。そのタイミングで、コロナの影響で自粛期間になって、自分の素を出してやり始めたら結構みんなが見てくれるようになったんです。自分はこのスタイルで良いんだって思い始めてから、YouTubeの再生数も伸びてきたので、今年は本当にYouTubeに助けられたと思います。

― YouTubeを本格的に始めてから、約1年で生活もガラッと変わったと思いますが、実感はしていますか?

中町:そうですね。YouTubeが伸びる前は実家暮らしだったのですが、動画を撮っている声が家族の迷惑になってしまうので、登録者数10万人を突破したら一人暮らししますっていう動画を出したことをきっかけに一人暮らしを始めました。地元が大好きで地元から出る気も一切なかったので、まず今一人暮らしをしていることが変化です。あと、今までは夕方の4時まで寝ていることもあったので、毎日お仕事があるっていうのもすごいありがたいこと。生活も一気に変わったので、家に帰ってぼーっとしていると「あぁ自分、去年の自分と全然違うな」とかはよく思います。

中町綾(C)モデルプレス
― “YouTuber・中町綾”として名前を広げる前にも、高1ミスコンや恋愛リアリティ番組への出演などで話題を集めていましたが、YouTubeを始める前はご自身の活動に悩みや葛藤があったのですか?

中町:当時は、Instagramもフォロワーは多いけど仕事があるわけでもないし、生きがいを感じていなくて「まぁこのまま別に辞めてもいっかー」くらいに思っていたんです。でもYouTubeは、登録者数や再生数など全部が数字で見えるので、目標ができました。YouTubeを始めてから、「この数字まで頑張ろう」「次はこれまで頑張ろう」って終わりのないゴールが目標としてあるので、そのおかげでまた「この業界で頑張っていこう」っていう気持ちになりました。本当にYouTubeで人生が変わりました。

中町綾(C)モデルプレス
中町綾(C)モデルプレス

中町綾「終わりを考えるのが怖かった」人気の裏にあった不安

中町綾(C)モデルプレス
― YouTubeを初めて、ここまでの人気を得るまでにもたくさんの苦労があったと思いますが、振り返っていかがですか?

中町:毎日メイクとか美容系の動画を上げても、再生数が伸びなくて「女の子で美容系伸びないとかってあるんだ」と思いました(苦笑い)。私は毎日メイクより普通にしゃべっている動画の方が伸びるので、私に求められてるのはしゃべることなんだってわかってから動画の方向性も決まっていきました。

最初からバズってしまったので、バズっている最中は気持ち良いんですけど、一気にバズりすぎて「これいつまで続くんだろう」と終わりを考えるのが怖くて、毎日「どうしよう」と不安でした。みんなに期待されている気がして、次の動画を上げる時も「面白くしなきゃ」とプレッシャーがありましたね。

― 最初の勢いが大きかったからこそ、維持するプレッシャーがあったのですね。

中町:はい。そのプレッシャーは今でもあります。

中町綾(C)モデルプレス
― そういう気持ちは活動を続ける中でずっとついてくる気持ちですもんね。

中町:でも、ほかのYouTuberさんって本当に楽しんでやっている感じがするんです。私も最初は「わー!次の動画も撮れた、楽しい!」って感じだったんですけど、どんどんプレッシャーや次のネタをどうしようとかいろいろと考えてしまって、楽しむというよりYouTubeをやらなきゃいけないって追われている感じになって、楽しめなくなってしまった時期があって…。その時に、ジュキヤに「楽しいことだけすれば良いんだよ、終わりなんてないし」と言われて納得したし、ジュキヤも自分が楽しいことをやっているのですごいなと思いました。コラボしたいろんなYouTuberさんもみんな「先の事は考えなくて良いんだよ。今が楽しければ良いんだよ」って言ってくれて、「自分が楽しいって思うことをやればいっか」って結構気が楽になったんです。

「中町兄妹」の強みは?

中町綾、中町JP(画像提供:KADOKAWA)
― 中町さん個人だけではなく、中町JPさんとの兄妹チャンネル「中町兄妹」でも絶大な人気ですが、お兄さんと本当に仲がいいですよね!

中町:私の個人チャンネルが伸びているタイミングで、兄から「兄妹チャンネルやろうよ」と誘われたんです。最初は、個人チャンネルで忙しかったし、全然乗り気じゃなかったので断り続けていたんですけど、兄に「本当にお願い!まじでお願い!」って感じで言われて「じゃあ良いよ」みたいな感じの始まりでした(笑)。

― 兄妹のやり取りが動画として「面白い」と思ってもらえることについて、どう思いますか?

中町:YouTubeを通して、私たちは普通の兄妹じゃないんだっていうのを知りました(笑)。例えば私がずっと兄に怒ったり、恋愛話を兄妹でできたり、動画を通して「本当に仲が良いね」と言われるようになってから、「確かに。意外と仲良いんだ」って気づきました。兄妹なので、喧嘩したとしても絶対に仲直りするし、もう離れられない縁って感じなので、気を使わないで何でも言えるし、そこはすごくやりやすいです!

中町綾(C)モデルプレス
中町綾(C)モデルプレス
― 兄妹チャンネルの先駆者的な存在になりましたが、次々とライバルチャンネルが増える中、どうやって強みを出していきたいですか?

中町:やっぱりしゃべりの面白さですかね!私も兄もしゃべれるので、そこでツッコミ合うとかもできるし、そういう掛け合いで面白いと思われるような兄妹になりたいです。

中町綾、炎上で実感した影響力「ちょっとずつでも信頼を取り戻せるように」

中町綾(C)モデルプレス
― 今や人気YouTuberとしての地位を確立しましたが、最近の宴会報道など炎上を何度か経験してきたと思います。渦中は後悔の気持ちや苦しみはありましたか?

中町:そうですね。その報道が出た時はガチでやばいって焦りと不安があったし、本当にファンの子や周りの迷惑をかけた方に申し訳ないっていう気持ちでした。YouTubeの登録者数も1万人近く減って…。今は動画投稿を復帰しているんですけど、ファンの子に早く恩返しができるようっていうか、頑張っている姿を見て欲しいと思って、YouTubeのほかにもTikTokの投稿も増やして、ちょっとずつでも信頼を取り戻せるように頑張っています。

― 改めてご自身のYouTuberとしての影響力を実感しましたか?

中町:登録者数が90万人いても、コロナ禍でファンの方に会ったり、イベントをしたりする機会がなくて、自分がどれだけ人気なのか実感ができていなかったんです。でも、登録者数が20万人くらいの時にしていた発言なども、今同じことを言うと当時は何もなかったので炎上するので、自分は本当に多くの人に見られているんだって実感しました。

20万人の時と今の気持ちが一緒のままじゃダメだなって思って、自分自身は変わらないけど、発言やたくさんの人に見られているっていう実感をちゃんと持とうと思っています。外を歩く時とかも、どこかで誰かに見られていると思って、行動するようになりました。

中町綾(C)モデルプレス
― 動画でも「また一からスタート」とおっしゃっていましたが、今後具体的にどのように視聴者に向けて発信していきたいと考えていますか?

中町:自分自身のキャラクターを考えすぎてしまって、自分自身が出せなくなっちゃった時に「前まで自分はこんなんじゃなかったな」って感じることが最近あったので、過去の自分を見習って、初心を忘れずに動画を撮ろうと頑張っています。

中町綾の夢を叶える秘訣

中町綾(C)モデルプレス
― 最後に、中町さんの夢を叶える秘訣を教えてください。

中町:“思ったら行動”です。思うだけとか口で言うことは誰でもできると思うので、思ったらすぐに行動することが大事だと思います。YouTubeも、アンチは怖いし、嫌な事も大変な事もいっぱいあるけど、その大変なことを考えるより先に楽しい事やプラスの事を考えれば「あ!やりたい」っていう気持ちがどんどん強くなって、自分の夢も前向きに捉えられるのかなって思うんです。

あとはもうノリですね!スタイルブックにも書いたんですけど、人生一度きりなんで、自分がどんだけ楽しめるか。自分がやりたい事とか挑戦してみたい事とか、1回挑戦して失敗したらまたほかのことを頑張れば良いと思うので、まずは怖がらずに挑戦することだと思います。

― やっぱり批判的な声を受けると傷つきますよね…。

中町:そうですね。アンチは気にしない、気にしないって思って自分も行動しているのですが、自分がすごくポジティブでも、やっぱりマイナスな言葉は響いて、心のどこかで「あー」ってなる時があります。でもそういう意見もちゃんと受け入れながら、アンチもいるけど応援してくれている人もいるって思うと、その応援してくれている人に向けて頑張ろうっていう気持ちになるので、とりあえずプラスの気持ち!ポジティブに生きれば本当に明るい人生が送れると思います!

― これからも動画の投稿を楽しみにしています!ありがとうございました。

(modelpress編集部)

★なおモデルプレスYouTubeでは中町の恋愛、YouTuberとの交流、プライベートに迫る1問1答動画を公開中。

中町綾(なかまち・あや)プロフィール

中町綾(C)モデルプレス
2001年1月10日生まれ、東京都出身、B型。2016年、“日本一かわいい高校一年生”を決める「高一ミスコン」のグランプリを受賞。2017年、AbemaTVオリジナル恋愛リアリティショー「真夏のオオカミくんには騙されない」に出演し、注目を浴びた。現在はYouTubeやTikTokなど、SNSを中心に活躍を広げている。著書に『私の人生ノリで草。』(KADOKAWA)。

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