モデルプレスのインタビューに応じた板垣李光人、吉川愛/取材は2月に実施 (C)モデルプレス

吉川愛&板垣李光人は「後ろ姿も全てが可愛い」 “めぐわこ”との共通点・「カラフラブル」で一番伝えたいメッセージとは<インタビュー>

2021.04.23 11:46

読売テレビ・日本テレビ系で放送中のプラチナイト・モクドラF「カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~」(毎週木曜、よる11時59分~深夜0時54分)でダブル主演を務める吉川愛板垣李光人にモデルプレスがインタビュー。

  

「カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~」

板垣李光人、吉川愛(C)読売テレビ
美しいものが大好きだけど、仕事に夢中になるあまり自分自身のおしゃれは二の次になっている漫画誌の編集者・町田和子(わこ)と、メイクやファッションを自由に楽しむショップ店員・相馬周(めぐる)。

板垣李光人、吉川愛(C)読売テレビ
和子のことがずっと好きだったという周のアプローチで、2人はお試しで付き合うことに。正反対な2人が恋をして成長し、自分自身やとりまく世界はカラフルに変わっていく。

回を追うごとにピュアな“めぐわこ”カップルの恋模様に胸キュンする視聴者が続出。ラブストーリーでありながら、ジェンダーや生理など昨今議論されている社会問題へのメッセージもポジティブに描かれているが、主演の2人はどのように作品や役柄と向き合っているのか。

吉川愛、板垣李光人は「後ろ姿も全てが可愛い」

吉川愛、板垣李光人 (C)モデルプレス
― まずは改めて出演のオファーを受けた時の心境から教えて下さい。

吉川:和子ちゃんは、オタク気質で好きなことに夢中な女の子なのですが、今まであまり演じたことがないキャラクターだなと。クールな役柄を演じることが多かったので、すごくやってみたいと思いました。

板垣:周は僕とわりと似ているというか、すごく共通点の多いキャラクターです。僕も自由にファッションやメイクを楽しめる世の中になればいいなと思っていますし、このお仕事をしている中でそういう思いを発信していけたらと思っているので、この作品の持っているメッセージにすごく共感しました。

― お互いの印象についても伺いたいと思います。吉川さんは板垣さんと初めてお会いした時の印象はいかがでしたか?

吉川:本当に肌が透き通っていて、後ろ姿も全てが可愛い(笑)。

吉川愛、板垣李光人(C)読売テレビ
― 後ろ姿まで!とのことですが、板垣さんは?

板垣:ありがとうございます(照)。初めてご挨拶した時、僕は結構テンション高くいくタイプなのですが、吉川さんはすごく落ち着いていらっしゃったのでクールな方なのかなと思っていたんです。でも、和子ちゃんを演じられている時は本当に“オタク”という感じのエネルギッシュさがあって、僕も負けないようにグイグイ行きたい、と思いました。

― お二人の共通の話題はなんですか?

吉川:アニメとコスメが好きで、そこは一緒かなと思います。

板垣:顔合わせの時、「呪術廻戦」の話をして(笑)。

吉川:すごい似てるなと思いましたし、結構話が合う気がしています。

吉川愛&板垣李光人、実はオタク気質 “めぐわこ”に共感できる部分は?

吉川愛 (C)モデルプレス
― それぞれ演じている役柄に共感できるところや、逆に全く違うと思うところはありますか?

吉川:私もアニメが好きで、アクスタ(アクリルスタンド)やフィギュアを集めるのが好きなので、そういう部分は一緒だなと思います。

でも自分のことは二の次、というところはちょっと違うかなと思います(笑)。

― 無頓着な和子ちゃんを演じるにあたって、なにか特別意識していることはありますか?

吉川:特別なことはしていないです。家事ができなかったり、ちょっとした行動だったりから和子ちゃんのキャラクターが垣間見えたらいいなと思って演じています。

板垣李光人 (C)モデルプレス
― 板垣さんは先ほど共感することも多いとお話しされていましたが、逆に刺激を受けている部分もあったり?

板垣:そうですね。今の日本を含め世界に根付いている女性の役割、男性の役割、他人が決める自分らしさとか、そういう固定観念に対してごく自然に疑問を持っているところは僕もすごく共感できます。

周は褒められた時もすんなりと受け入れて肯定できる人なんです。それはやっぱり相当な努力があったからだと思うんですが、僕は謙遜してしまうタイプなので、そこは見習いたいなと思っています。

板垣李光人、吉川愛(C)読売テレビ
― “彼氏が推し”な和子ちゃんが彼氏の写真を撮りまくる、というシーンもありますね。吉川さんは、和子ちゃんのように“推し”と“好きな人”はイコールになりますか?

吉川:私はちょっと和子ちゃんとは違うかもしれないです。好きな人なら自然と写真を撮りたいと思うこともあると思うんですが、「ずっと見てられる!」という感覚とは違うかも(笑)。推しは推し、好きな人は好きな人で結構きっぱり分かれると思います。

― 周くんは和子ちゃんに対してはリードしていくようなしっかりした一面もありますが、板垣さんはそういった部分はどう捉えて演じていますか?

板垣:そもそも周と和子ちゃんの関係性自体はわりと特殊で、普通のいわゆる恋人同士の関係性ではないんですよね。

周にとって和子ちゃんは自分を変えてくれた、世界を広げてくれた人なので、“好き”という感情だけでは表しきれない気持ちがある。自分を変えてくれたことに感謝しているからこそ、自分も和子ちゃんに返せることはないかなと思って行動しているんだと思うんです。それが引っ張っていくような形で表れているのかなと。

吉川愛、板垣李光人(C)読売テレビ
― 板垣さんも周くんのように誰かの存在や言葉がきっかけとなって自分を認めることができた、またはその人への信頼が大きくなったという経験はありますか?

板垣:あります。事務所の先輩である森川葵さんから「僕の世界をすごい楽しみにしてる」と言っていただいたことがあったのですが、その言葉で「このままでいいんだ」と思うことができました。

「カラフラブル」が持つメッセージが意識を変えるきっかけに

吉川愛、板垣李光人 (C)モデルプレス
― では最後に視聴者の方へメッセージをお願いします。

吉川:無意識のうちにしみついた偏見や固定観念に気づかせてくれるような作品になっていると思います。私自身、それがこのドラマの一番好きなところでもあり、やりがいを感じているところでもあります。ドラマを見て自分を振り返ってみるのもいいと思いますし、異性に対しての考えを改めようとか、きっかけになってくれたら嬉しいです。

板垣:ラブストーリーとしての周と和子の関係性だけでなく、吉川さんの言葉にもあったように様々なジェンダーギャップも描かれています。

“問題提起”というほど大げさなものではなくて、このドラマを見たあとにちょっとでもそのことが頭の片隅に残ったり、少しでも考えるきっかけになったらすごくいいなと思います。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)
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