西野七瀬×千葉雄大、今につながる親の教えと家族の存在 「ホットママ」インタビュー
<女優・西野七瀬(26)×俳優・千葉雄大(32)Amazon Originalドラマ「ホットママ」モデルプレスインタビュー>それぞれママ役、パパ役に初挑戦した二人に、今につながる親の教えや家族の存在、さらには初共演で感じた相手の“魅力”について語ってもらった。
千葉雄大、“なっちゃん”って呼ぶのでも良かったかもね
同ドラマは、2013年に中国で放送され、仕事に子育てに奮闘する主人公の姿が大きな反響を呼んだ大ヒット作を日中共同プロジェクトとして日本版にリメイク。西野が主人公・夏希を、千葉が夏希に想いを寄せる大学時代の同級生・元哉を演じた。初共演にして夫婦を演じることになった西野と千葉。より夫婦に見えるように二人で決めたルールはなかったというが、その理由を聞くと千葉は「熟練夫婦だったら二人の距離感がもっと夫婦に見えるように、撮影外でも意識的に準備が必要だったのかもしれないですが、“なっちゃん”は僕に気持ちがないところから物語が進んでいくので、撮影の合間に世間話をするみたいなことはほとんどしなかったです。でもそれが逆に演じる上では初々しい距離感を出せていたのかなって思います」と答える。
ふと出た“なっちゃん”は役名からとすぐわかったが、現場では西野“七瀬”から“なっちゃん”と呼ぶこともあるかと思い、お互いの呼び方について話を振ってみると、千葉は「最初は西野さんって呼んでいたんですけど、最後は七瀬ちゃんって呼んでいました。でもあえて“なっちゃん”でも良かったかもね(笑)」と視線を送り、西野は「なんか自分じゃないみたい(笑)普段“なっちゃん”って呼ばれていないから(笑)。私は千葉さんから千葉くんって呼ぶようになりました。撮影の後半あたりで『千葉くんでいいですか?』って聞いて」と笑った。
西野七瀬の魅力とは?「これは可愛がられるな、って」
撮影は昨秋、約1ヶ月半にかけて行われた。夫婦役ということもあって同じシーンはもちろん多い。共にトップシーンで活躍する二人、“こういうところが人を惹きつけるんだな”と相手に思った瞬間はあったのか。千葉「ありました(笑)」
西野「え、ありました?(笑)」
千葉「七瀬ちゃんは女の子との距離が結構近いというか、(肩に頭を)コテンって乗せるのを自然にしたり、ツンツンツンってしたりとか、これは可愛がられるな、ってちょっと思っていました(笑)」
西野「グループにいたからかな、グループのときによくやっていて。誰かしら肩を貸してほしくなる。体重をかけてラクしたいだけなんですよ(笑)。今でもスタッフさんや共演者の女性の方に対してはすぐに腕を組んじゃう。さっきも北川監督に腕組みにいっちゃったし…(笑)」
(逆に西野さんが千葉さんに感じたことはある?)
千葉「僕はきっとなにもないですよ(笑)」
西野「ギャップかなって思います。意外とっていうとちょっと違うかもしれないんですけど、世の中的には可愛いっていうイメージもある中で、男!って感じのときがあります(笑)」
千葉「きっとはっきりしてるんだよね。例えば監督に言われたら必ず『わかりました』ではなくて、わからなければ『(ドスの利いた声で)え!どういうこと?』って聞き返すみたいな(笑)」
西野「そう、ですかね?(笑)言葉でいうのは難しいんですけど、普段から可愛くしているわけじゃない、でも可愛く見せることはすごく得意で、そのギャップ。すごく器用だなと思いました」
千葉「計算通り!(笑)というのは嘘で、でもどっちも本当の自分。使い分けるとかギャップを見せようとか、そういうことはあまり考えていない。わりと人見知りなので最初は『西野さん大丈夫ですか?』という感じなんですけど、慣れてくると『おいっ!』とか言えちゃうタイプ。七瀬ちゃんにはまだそんな風にいけないけど(笑)」
西野「いろんな面があって、それがみんなを惹きつけるのかなって思いました」
“千葉家家訓”に驚き「家で…すごい」
それぞれママ、パパを演じた二人。子育てもテーマの一つである同作にちなみ、“今の自分につながる両親の教え”を振り返ってもらった。千葉「うちあります!千葉家家訓というのがあって」
西野「家訓!聞きたいです!」
千葉「“働かざる者食うべからず”っていうのがあって、食べ終わった食器とかは自分でシンクまで持っていきなさいとか。たぶんそれがあって、やってもらって当たり前という考えは持たなくなった。自分でなんでもやる。あと勉強はけっこう厳しかったので、負けん気みたいなものはそれがベースにあると思います。漢字テストとか間違えたら100回書かされるんですけど、あえて300回書いて提出したりしていました。やってやったぜ!みたいな(笑)」
西野「家で…すごい」
千葉「そのときは嫌だったけど、今思えば良かったなって」
西野「うちは全然厳しくなかったですね、門限くらい(苦笑い)お父さんがなにをしても怒らず、なんでも肯定してくれる人で。お父さん嫌期があるってよく聞くんですけど、私はそういう時期が一切なくて、ずっと大好きなんです。なんでも肯定して育ててくれたのは良かったんだろうなって思います」
千葉「芸能活動は反対されなかった?」
西野「うちは逆にお母さんが応募したくらいで。私パソコンでネットばかりしていて、パソコンの中に友だちがいるみたいな。外で遊びなさい!ってよく言われるようなタイプでした。たぶんそれを止めなきゃって思って応募したんだと思います(笑)。今となっては応募してくれて本当に感謝しています」
千葉家のパジャマパーティーとは
西野は父・母・兄の4人家族、千葉は父・母・弟の4人の家族、共に仲が良い家族だったようだが、千葉の家族団らんエピソードに西野が驚く一幕もあった。千葉「うちは自営業で日曜日が休みだったんですけど、日曜日は家族で過ごすというのがずっと続いていました。中学生とか高校生になると、友だちと遊びに行ったりして、そういうのってなくなりがちじゃないですか。でもうちの場合、日曜日は家族で過ごしていて、今思うと、とても素敵なことだったなって思います。あと自分たちでは当たり前だったけど周りに言うと驚かれるのは、定期的にパジャマパーティーをやっていたことですね」
西野「家族でですか!?」
千葉「そう!ご飯を食べてお風呂に入ったら全員パジャマになって。お菓子食べたり、人生ゲームしたり、そういう時間がわりと日常的にありました」
西野「素敵ですね」
千葉「イベント事は家族でいろいろやっていたかな。クリスマスとかはみんなでショッピングに行って、1000円以内で買ったものを交換したり」
西野「いくつくらいまでですか?」
千葉「高校を卒業するくらいまでは」
西野「仲良しー!うちも家族の仲は良かったんですけど、お兄ちゃんが中学生になって思春期に入ると、そういうのに参加しなくなっちゃって(笑)」
西野七瀬「ぶつかるときはぶつかりたい」
「もし夏希と元哉のように結婚して妊娠して出産して、となったらお二人は相手になにを求めますか?」と問うと、西野は「実際に子どもが生まれてみないと自分が相手になにを求めていくかはわからないんですけど、その都度ちゃんと話し合いたいし、ぶつかるときはぶつかりたい、そうやって前に進んでいける関係でいられたらいいなって思います」と理想を明かした。千葉は「相手に求める条件ってこれまでは多少あったと思うんですけど、元哉を演じて、好きな人に選んでもらえること、好きな人と結婚できること、好きな人と一緒に子育てができることは、とても嬉しいことで、好きな人が隣にいてくれるだけでありがたいんだなって思いました。だから今はなにも求めないかな」と語り、「ただ結婚したり、子どもができたりしたら、自分の性格上、早く家に帰りたくなりそうです(笑)」と父になった自分を想像し、優しい笑みを浮かべた。
(modelpress編集部)
PHOTO:赤英路
【西野七瀬】スタイリスト:鬼束 香奈子 ヘアメイク:森 柳伊知
【千葉雄大】スタイリスト:寒河江 健 ヘアメイク:堤 紗也香
「ホットママ」Amazon Originalドラマ
3月19日より、Prime Videoで独占配信。毎週金曜午後8時に3話ずつ配信、全12話。<ストーリー>
アパレル会社・アヴリールのレディース部門で働き、世界に通用するファッションディレクターを夢見る、松浦夏希(西野七瀬)。ある日突然、ファッション業界内でも大きな影響力を持つ木島塔子(板谷由夏)が率いる、新設のベビー部門への異動を言い渡されてしまう。同時期に、大学時代の同級生である三村元哉(千葉雄大)と再会。意気投合して一夜を共にしてしまい、その数ヶ月後に妊娠が発覚!仕事、恋、オシャレ、育児、夢。描いた人生設計が狂った夏希にはどんな未来が待ち受けるのか――!?
(C)「ホットママ」製作委員会
西野七瀬(にしの・ななせ)プロフィール
1994年5月25日生まれ、大阪府出身。O型。2011年、乃木坂46の第1期生オーディションに合格して芸能界入り。2018年末のグループ卒業後は主に女優として活動し、出演作はドラマ「あなたの番です」、ドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」など。現在、舞台「2021年劇団☆新感線41周年春興行 Yellow/新感線『月影花之丞大逆転』」に出演中。待機作に映画「孤狼の血 LEVEL2」(8月20日公開)、映画「鳩の撃退法」(8月27日公開)がある。千葉雄大(ちば・ゆうだい)プロフィール
1989年3月9日生まれ、宮城県出身。O型。2010年、ドラマ「天装戦隊ゴセイジャー」の主演に抜てきされ俳優デビュー。主な出演作はドラマ「家売るオンナ」、ドラマ「高嶺の花」、ドラマ「おっさんずラブ-in the sky-」、映画「黒崎くんの言いなりになんてならない」、映画「帝一の國」、映画「スマホを落としただけなのに」など。待機作に映画「子供はわかってあげない」(2021年公開)がある。もっと詳しくみる
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