「ボス恋」でモデルから女優デビュー・吉田沙世に迫る 上白石萌音に「救われた」アドバイスとは<モデルプレスインタビュー>
2021.03.09 21:00
TBS系火曜ドラマ「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」(毎週火曜よる10時~)で女優デビューを果たした、吉田沙世(よしだ・さよ/31)にインタビュー。初のドラマ出演の想い、共演の上白石萌音や菜々緒から受けた刺激などを聞いた。
雑誌『CLASSY.』『InRed』『BAILA』などにレギュラー出演し、モデルとして活躍する吉田。モデルとしては10年以上キャリアがある中、今回初めて演技の仕事に本格挑戦し、連ドラにレギュラー出演。上白石演じる主人公の奈未が働く『MIYAVI』の編集部員・松下由衣を演じている。
2021年は、モデルだけでなく女優としても活躍の場を広げていくという吉田。「真面目だとよく言われる」という誠実な人柄のなかにも、チャレンジ精神に溢れた熱意があった。
吉田:すごく楽しめています。お芝居の現場が初めてなので、最初は全然想像もつかなくて緊張していたのですが、現場に入ったらスタッフの方や共演者の方もすごく優しく声をかけてくださいました。今回のドラマはラブコメなので、みなさんお休み時間に恋愛話をしたりして、いつも楽しく撮影しています。
― これまでモデルとしてキャリアを積んできた中で、なぜこのタイミングで女優に挑戦してみようと思ったのでしょうか?
吉田:今までもモデルの仕事をする中で、コマーシャルやミュージックビデオなど動画のお仕事もさせていただきました。雑誌誌面での仕事とは全く違い、表現の幅もとても広がってすごく楽しいと思ったのがきっかけですね。
― 現場には経験を積んだ年下の役者陣も多いと思いますが、不安はありませんでしたか?
吉田:人それぞれ経験は違うので、割と前向きな気持ちでいました。主演の上白石萌音ちゃんも若くから経験を積まれていて、勉強になることがすごく多いです。モデルの仕事だけでは気づけなかったことがたくさんあるので、年齢問わずその人の経験によって出てくるものがあるのかなと思います。なので年齢を気にせず、今の自分にできることをやっていきたいなと思っています。
― 女優業をやってみて気づけたことはどのようなことがありましたか?
吉田:モデル業では、自身での表現を大切にどう伝えたいかを考えてやってきましたが、お芝居ではそれに加えて他の方との掛け合いの中で表情作りや立ち回りが変わってくるので、そこが面白いです。
― お芝居で難しいと感じる部分は?
吉田:一言だけのセリフでも現場で監督から指示があるときに、その場で求められるニュアンスを瞬時に理解して表現するのは本当に難しいですね。
― 現場を重ねていくにつれて成果は感じていますか?
吉田:どうでしょう。やっぱり毎回見るたびに改善点はあって、探り探りですね。「ここはもう少し演技した方がよかったのかな、ナチュラルにした方がよかったかな」と感じることが多いです。
吉田:そうですね、自分で発声をしていると、横からすっと「こういう風にしたら届くんじゃない?」とか「もうちょっと届けるように言ってみたらいいんじゃない?」とアドバイスしてくれて、すごくやりやすいです。
― 印象に残っているアドバイスはありましたか?
吉田:編集部から撮影機材をもって走って出ていくときに、ぶつかりそうになるシーンがあって、「カメラに向かって走ってください」と指示されたんです。でも機材を持ってカメラにぶつかっていくのはどうしても体が引けてしまって、なかなか上手くできませんでした。
その撮影の後、裏に行ったときに萌音ちゃんがいて、そのテイクを確認していたのですが、「色々考えることが多くて大変ですよね、表情とかも考えなきゃいけないし、勢いもつけなきゃいけないし、でもカメラにぶつかったら危ないし」と向こうから話しかけてくださったのですごく救われました。萌音ちゃんの方が慌ただしく走ったり、荷物をもって転んだりしていて、見ているよりも実際にやるのはすごく難しいと思うのですが、それを分かってくださったので、嬉しかったです。
― 共演者のみなさんとは、普段どんなお話をされているのですか?
吉田:なだぎ武さん演じる半田副編集長との絡みが多いので、編集部の皆が集まるシーンではなだぎさんにお話を聞いたり、見たテレビ番組の話をしたりしています。
撮影が始まったのが12月だったのですが、年末に撮影しているときは正月の話題になって、おすすめのパワ―スポットについて盛り上がりました。女の子が集まると美容の話をしたりもしていて、みんなすごく仲はいいですね。
― モデルと女優業を両立されているといえば、菜々緒さんもいらっしゃいますが、刺激をもらうことはありますか?
吉田:やっぱり菜々緒さんはスタイルが抜群で、それだけでもすごく存在感があります。お会いする前は緊張するのではないかと思ったのですが、優しく接してくださって、皆が集うシーンでは「ドSっぽいイメージや怖いイメージを持たれるんだけど…」と自分からお話してくださり、とても素敵な方ですね。お話しされているときの表情がすごく豊かで、すごく印象も良い方だなと思っています。
― これまでモデルとしてはファッション誌に長年携わってきたと思うのですが、編集者側を演じることで新たな気づきはありましたか?
吉田:モデルの仕事で雑誌にはたくさん関わってきましたが、実際に編集部が何をやっているのか、何が大変なのかということまでは気づけていなかったと思います。今回この役をやるにあたって、実際にファッション雑誌の編集者の方にお話も聞いたのですが、一つの雑誌を作っていくことがすごく力がいることで、みんなの力が合わさって作られているのだとわかりました。役としてドラマで演じさせていただくことで、より深く理解することができました。
― 今回演じられている役柄は、普段のご自身と近いですか?遠いですか?
吉田:仕事をボイコットする振りをして在宅ワークでしっかりこなしているというシーンがあったのですが、協調性を大事にして、大変だからこそ仲間の輪を見ださないよう仕事をしっかりこなすという面から、由衣はすごく一生懸命な人だという印象を受けました。目の前の仕事も、人との関係もうまくやっていこうとするようなところは私自身と共通点があるのかなと思います。
― 吉田さん自身も一生懸命な性格なのですね。
吉田:周りの方からは「真面目だね」とよく言われます。自分ではそんなことはないと思うんですが、ただ目の前のことを一生懸命にやるようにしようとは意識しています。
吉田:お芝居のお仕事は始めたばかりなので、いろいろな経験をこれからしていきたいなと思っています。
― やってみたい役柄などはありますか?
吉田:自分が見る自分と、人が見る自分はまた違うと思うので、「こういう風にもなれるし、こういう風にもなれる」という自分の役を探していきたいです。いろんなことに挑戦してみたいですね。
― 一人の女性としての目標はありますか?
吉田:課題が多すぎるのですが、丁寧に素敵な女性になりたいです。やっぱり萌音ちゃんや菜々緒さんをみていると、本当に思いやりがあって、他の共演者の方と気さくに話されていたり、会う度に気持ちが良いんです。会ったときの印象から素敵な女性だと思われるようになれたらいいなと思います。
吉田:2、3年前にパリでの仕事があって、英語を使わなければいけなかったんです。すごく頑張りたいと思っていたのですが、上手く言葉が伝えられなくて、もう少しコミュニケ―ションを取れたらと悔しかったです。動画で自分のメイクについて話すというもので、日本語だと出てくるのに英語になると上手くいかなくて、現地の方も「どうしたの?」みたいな感じで。もっと話せるようになりたいと思いましたね。
― その経験は今に活かされていますか?
吉田:そうですね、そのときも話せないことが悪いわけではなく、伝えることが大切なのだと感じました。委縮して何も話せなくなるより、間違っても話そうとするとわかってくれるし、伝わるものはあると思います。
― モデルプレス読者に「夢を叶える秘訣」のアドバイスを教えて下さい。
吉田:たくさん挑戦して、たくさん失敗することかなと思っています。新しいことに挑戦するときは何が起こるか分からないし、不安もすごくあると思いますが、変化を恐れず楽しんで、何でもトライすることが大事かなと思うんです。一番は自分で動くことだと思うので、割といつも「大丈夫、なんとかなる」という気持ちを忘れないようにしています。
― 悩むよりも自分からどんどん動くことが大切なのですね。
吉田:そうですね、悩むことももちろんあるのですが、悩みすぎると負の連鎖に入ってしまうと思います。とにかく動いてチャレンジすることで、客観的に自分のことが見えると思うんですよね。特に夢とかは漠然としているので、すごく遠く感じてしまうものですが、チャレンジすることで、そこからどうやって夢に近づいていけばいいのかが分かると思います。そうやって一歩一歩、丁寧に積み重ねていくのが大切だと思いますね。
(modelpress編集部)
出身:愛知県名古屋市
『CLASSY.』『InRed』『BAILA』などのファッション雑誌や美容誌などに出演中。美容モデルとして絶大な人気を誇り、有名ブランドのメイクイベントにも多数出演。2021年~モデルのみならず女優としても活躍の幅を広げている。
2021年は、モデルだけでなく女優としても活躍の場を広げていくという吉田。「真面目だとよく言われる」という誠実な人柄のなかにも、チャレンジ精神に溢れた熱意があった。
吉田沙世、女優デビューは「すごく楽しめている」
― ドラマデビューの感触はいかがですか?吉田:すごく楽しめています。お芝居の現場が初めてなので、最初は全然想像もつかなくて緊張していたのですが、現場に入ったらスタッフの方や共演者の方もすごく優しく声をかけてくださいました。今回のドラマはラブコメなので、みなさんお休み時間に恋愛話をしたりして、いつも楽しく撮影しています。
― これまでモデルとしてキャリアを積んできた中で、なぜこのタイミングで女優に挑戦してみようと思ったのでしょうか?
吉田:今までもモデルの仕事をする中で、コマーシャルやミュージックビデオなど動画のお仕事もさせていただきました。雑誌誌面での仕事とは全く違い、表現の幅もとても広がってすごく楽しいと思ったのがきっかけですね。
― 現場には経験を積んだ年下の役者陣も多いと思いますが、不安はありませんでしたか?
吉田:人それぞれ経験は違うので、割と前向きな気持ちでいました。主演の上白石萌音ちゃんも若くから経験を積まれていて、勉強になることがすごく多いです。モデルの仕事だけでは気づけなかったことがたくさんあるので、年齢問わずその人の経験によって出てくるものがあるのかなと思います。なので年齢を気にせず、今の自分にできることをやっていきたいなと思っています。
― 女優業をやってみて気づけたことはどのようなことがありましたか?
吉田:モデル業では、自身での表現を大切にどう伝えたいかを考えてやってきましたが、お芝居ではそれに加えて他の方との掛け合いの中で表情作りや立ち回りが変わってくるので、そこが面白いです。
― お芝居で難しいと感じる部分は?
吉田:一言だけのセリフでも現場で監督から指示があるときに、その場で求められるニュアンスを瞬時に理解して表現するのは本当に難しいですね。
― 現場を重ねていくにつれて成果は感じていますか?
吉田:どうでしょう。やっぱり毎回見るたびに改善点はあって、探り探りですね。「ここはもう少し演技した方がよかったのかな、ナチュラルにした方がよかったかな」と感じることが多いです。
上白石萌音ら共演者から刺激
― そういった点を共演者の方に相談することは?吉田:そうですね、自分で発声をしていると、横からすっと「こういう風にしたら届くんじゃない?」とか「もうちょっと届けるように言ってみたらいいんじゃない?」とアドバイスしてくれて、すごくやりやすいです。
― 印象に残っているアドバイスはありましたか?
吉田:編集部から撮影機材をもって走って出ていくときに、ぶつかりそうになるシーンがあって、「カメラに向かって走ってください」と指示されたんです。でも機材を持ってカメラにぶつかっていくのはどうしても体が引けてしまって、なかなか上手くできませんでした。
その撮影の後、裏に行ったときに萌音ちゃんがいて、そのテイクを確認していたのですが、「色々考えることが多くて大変ですよね、表情とかも考えなきゃいけないし、勢いもつけなきゃいけないし、でもカメラにぶつかったら危ないし」と向こうから話しかけてくださったのですごく救われました。萌音ちゃんの方が慌ただしく走ったり、荷物をもって転んだりしていて、見ているよりも実際にやるのはすごく難しいと思うのですが、それを分かってくださったので、嬉しかったです。
― 共演者のみなさんとは、普段どんなお話をされているのですか?
吉田:なだぎ武さん演じる半田副編集長との絡みが多いので、編集部の皆が集まるシーンではなだぎさんにお話を聞いたり、見たテレビ番組の話をしたりしています。
撮影が始まったのが12月だったのですが、年末に撮影しているときは正月の話題になって、おすすめのパワ―スポットについて盛り上がりました。女の子が集まると美容の話をしたりもしていて、みんなすごく仲はいいですね。
― モデルと女優業を両立されているといえば、菜々緒さんもいらっしゃいますが、刺激をもらうことはありますか?
吉田:やっぱり菜々緒さんはスタイルが抜群で、それだけでもすごく存在感があります。お会いする前は緊張するのではないかと思ったのですが、優しく接してくださって、皆が集うシーンでは「ドSっぽいイメージや怖いイメージを持たれるんだけど…」と自分からお話してくださり、とても素敵な方ですね。お話しされているときの表情がすごく豊かで、すごく印象も良い方だなと思っています。
― これまでモデルとしてはファッション誌に長年携わってきたと思うのですが、編集者側を演じることで新たな気づきはありましたか?
吉田:モデルの仕事で雑誌にはたくさん関わってきましたが、実際に編集部が何をやっているのか、何が大変なのかということまでは気づけていなかったと思います。今回この役をやるにあたって、実際にファッション雑誌の編集者の方にお話も聞いたのですが、一つの雑誌を作っていくことがすごく力がいることで、みんなの力が合わさって作られているのだとわかりました。役としてドラマで演じさせていただくことで、より深く理解することができました。
― 今回演じられている役柄は、普段のご自身と近いですか?遠いですか?
吉田:仕事をボイコットする振りをして在宅ワークでしっかりこなしているというシーンがあったのですが、協調性を大事にして、大変だからこそ仲間の輪を見ださないよう仕事をしっかりこなすという面から、由衣はすごく一生懸命な人だという印象を受けました。目の前の仕事も、人との関係もうまくやっていこうとするようなところは私自身と共通点があるのかなと思います。
― 吉田さん自身も一生懸命な性格なのですね。
吉田:周りの方からは「真面目だね」とよく言われます。自分ではそんなことはないと思うんですが、ただ目の前のことを一生懸命にやるようにしようとは意識しています。
吉田沙世、今後の目標は?
― 女優としての目標はありますか?吉田:お芝居のお仕事は始めたばかりなので、いろいろな経験をこれからしていきたいなと思っています。
― やってみたい役柄などはありますか?
吉田:自分が見る自分と、人が見る自分はまた違うと思うので、「こういう風にもなれるし、こういう風にもなれる」という自分の役を探していきたいです。いろんなことに挑戦してみたいですね。
― 一人の女性としての目標はありますか?
吉田:課題が多すぎるのですが、丁寧に素敵な女性になりたいです。やっぱり萌音ちゃんや菜々緒さんをみていると、本当に思いやりがあって、他の共演者の方と気さくに話されていたり、会う度に気持ちが良いんです。会ったときの印象から素敵な女性だと思われるようになれたらいいなと思います。
吉田沙世が語る「夢を叶える秘訣」
― 今までのキャリアで挫折を経験したことはありますか?吉田:2、3年前にパリでの仕事があって、英語を使わなければいけなかったんです。すごく頑張りたいと思っていたのですが、上手く言葉が伝えられなくて、もう少しコミュニケ―ションを取れたらと悔しかったです。動画で自分のメイクについて話すというもので、日本語だと出てくるのに英語になると上手くいかなくて、現地の方も「どうしたの?」みたいな感じで。もっと話せるようになりたいと思いましたね。
― その経験は今に活かされていますか?
吉田:そうですね、そのときも話せないことが悪いわけではなく、伝えることが大切なのだと感じました。委縮して何も話せなくなるより、間違っても話そうとするとわかってくれるし、伝わるものはあると思います。
― モデルプレス読者に「夢を叶える秘訣」のアドバイスを教えて下さい。
吉田:たくさん挑戦して、たくさん失敗することかなと思っています。新しいことに挑戦するときは何が起こるか分からないし、不安もすごくあると思いますが、変化を恐れず楽しんで、何でもトライすることが大事かなと思うんです。一番は自分で動くことだと思うので、割といつも「大丈夫、なんとかなる」という気持ちを忘れないようにしています。
― 悩むよりも自分からどんどん動くことが大切なのですね。
吉田:そうですね、悩むことももちろんあるのですが、悩みすぎると負の連鎖に入ってしまうと思います。とにかく動いてチャレンジすることで、客観的に自分のことが見えると思うんですよね。特に夢とかは漠然としているので、すごく遠く感じてしまうものですが、チャレンジすることで、そこからどうやって夢に近づいていけばいいのかが分かると思います。そうやって一歩一歩、丁寧に積み重ねていくのが大切だと思いますね。
(modelpress編集部)
吉田沙世(よしだ・さよ)プロフィール
生年月日: 1990年2月8日出身:愛知県名古屋市
『CLASSY.』『InRed』『BAILA』などのファッション雑誌や美容誌などに出演中。美容モデルとして絶大な人気を誇り、有名ブランドのメイクイベントにも多数出演。2021年~モデルのみならず女優としても活躍の幅を広げている。
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