飯豊まりえ、“芸能界の幼馴染”横浜流星との仲良しエピソード明かす 理想のウェディングも<映画「トムとジェリー」インタビュー>
2021.03.19 19:00
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映画『トムとジェリー』(3月19日公開)でゲスト声優をつとめている女優の飯豊まりえ。“大嫌いだけど、好き―”いつもケンカばかりしているけど、実は仲良しのトムとジェリーだが、飯豊にとっては芸能界の幼馴染で俳優の横浜流星がそんな存在だと明かす。飯豊と横浜が映画で共演した時の仲良しエピソードや、映画のストーリーにちなんで理想のウェディングについてモデルプレスに語ってくれた。
飯豊まりえ、ゲスト声優で参加
ケンカばかりのネコのトムとネズミのジェリーがまさかのタッグを組む、ハートフルコメディである本作。幼少期から“トムジェリ”シリーズのファンだと語る飯豊は、ゲスト声優として世紀のウェディングの開幕を告げる「鳩DJ」と「公園に登場する女性」を担当している。― 過去にもアニメ作品で声優を担当されていましたが、今作ならではのこだわった点はありますか?
飯豊:今回担当させていただいた鳩DJの役は、アメリカだと監督のティム・ストーリーさんが担当されていたんです。ウェディングの開幕をラジオDJ風に盛り上げるようにされていて、「女性の私が担当するならどうすればいいかな」と考えて、一つ提案させていただいたんです。
― どんな提案をされたんですか?
飯豊:私のイメージしていた印象とセリフに少し違和感があったので「私はこんなイメージを持ってました」とお話したら、日本の監督さんやスタッフさんが「それ、いいね!」って言ってくれたんです。そこからガラッとセリフが変わりました。
― すごい!飯豊さんのイメージが反映されたキャラクターになっているんですね。
飯豊:はい。現場でそういった化学変化もあって楽しかったです!
― 以前からアフレコでは飯豊さんから提案することも?
飯豊:そうですね。プロの声優ではないので、「自由に演じてみてください」みたいに好きにやらせていただくことが多いです。今回も楽しくアフレコできました。
― 飯豊さんは幼い頃から「トムとジェリー」のファンだとお聞きしました。
飯豊:はい。小学校の時は学校から帰ってきたら毎日ご飯ができるまで「トムとジェリー」をずっと観ていました(笑)。母親もすごく好きなんです。
― 毎日ってすごいですね。
飯豊:放送される時間が決まってるんですけど、その時はちょうど家にいる時間帯だったので毎日観ていました。6年間くらいずっと観ていたので、100話以上観たと思います。
― 生粋のファンですね!そこまで夢中になった理由はなんでしたか?
飯豊:なんでですかね…。トムがバラバラになったりするシーンもあるのに、見た目は可愛い世界観が好きだったんだと思います。ジェリーはうるうるした表情をしたり、逆に悪そうな顔もして表情豊かなところも面白かったです。ストーリーもすごく好きで、ケンカばっかりしているのに、団結したら最強コンビみたいになるのが好きでした。
横浜流星との仲良しエピソード
― 飯豊さんご自身はトムとジェリー、どちらに似ていると感じますか?飯豊:サプライズにも引っかかりやすいし、追っかけられるより追っかけまわすタイプだと思うのでトムな気がします。サプライズを用意されても気づかず、トムのように思惑通りハマっちゃいますね(笑)。
― (笑)。飯豊さんがトムだとしたら、ジェリーのような人はいますか?
飯豊:ジェリーかー。うーん、誰だろうなぁ…。もしかしたら芸能界で幼馴染の横浜流星くんが近いかもしれないです。映画で共演したことがあるんですけど、撮影場所が古民家だったんです。連日撮影が夜遅くまで続いて、休憩の時に押入れの中にあった布団を見て「今布団で寝られたら最高だね」って私が言ったら流星くんが「じゃあ押入れに入って布団で寝ちゃいなよ」って言って。
― そんなことが。
飯豊:押入れの上の段に乗せるのを手伝ってくれたんです。布団に寝転がれて私が喜んでいたら、ふすまを閉められちゃって。ふすまに寄っかかって開かないようにしながら、少し開いた隙間から私を見てニヤニヤしてるんですよ(笑)。まさにジェリーみたいな感じで。
― 確かにトムとジェリーのような出来事ですね(笑)。
飯豊:私が開けてって騒いでも、知らぬふりして流星くんは他の人と喋ってましたね(笑)。幼馴染で仲が良いからこそのエピソードかもしれないです。イタズラされた思い出って結構印象に残ってますね。
― 飯豊さんは結構いたずらをされるタイプ?
飯豊:そうだと思います。思い通りにハマるから、イタズラを仕掛けたくなるんですかね。
飯豊まりえの“理想のウェディング”
― 今作は最高のウェディングパーティーを開くためにトムとジェリーが奔走します。飯豊さんにとっての理想のウェディングパーティーはありますか?飯豊:たくさんの人を呼ぶよりは、家族や本当に仲の良いお友達を呼んだウェディングが理想ですね。あと海外では結婚式前夜に女子だけで集まってダンスパーティーをしたりするらしいんです。一生に一回のことだし、そんな非現実的なこともやってみたいなって思います。
― 確かに独身最後の夜に女子だけで集まるのも楽しそう。
飯豊:そうですよね!式は家族や仲の良いお友達を呼んで、披露宴はたくさん人を呼ぶのもいいかなとは思うんですけど、現実的に考えると今の時期は難しいですよね。
― そうですね。「呼ぶと迷惑かも」と考えてしまいそう。
飯豊:そう。きっとマスクはずっと付けてなくちゃいけないし、気軽におめでとうって伝えられなくなっていて。今すぐ結婚して、式を挙げたい方にとっては厳しい状況になってますよね…。
― コロナ禍になり人と会えないことがストレスに感じたりはしますか?
飯豊:それはありますね。今まで普通に会えていたのに、まさか会えなくなるなんて思わないじゃないですか。ただ、今はドラマの撮影で人と会うこともあるので、それがなかったらもっと寂しかっただろうなと感じます。
― 少しずつ人と会うことができるようにはなってきましたが、まだまだって感じですよね。
飯豊:そうですね。会えたとしてもご飯に行くことは全くできないのが残念ですね。お仕事によって定期的に今もPCR検査を受けているんです。
― お仕事で色んな方に会うからですか?
飯豊:はい。私がコロナに感染したら色んな方に迷惑がかかるので、まっすぐ家に帰るようにしています。コロナ禍が落ち着いたらみんなでゆっくりお外でご飯を食べたり、海外ロケのお仕事にもまた行きたいです。会えなくなると本当に人恋しくなります。今までそんな気持ちになったことないけど、会えないとなると逆に色んな人に会いたいなぁって。
― 意識することなんてなかったですよね。
飯豊:全然意識しませんでした。いつでも会えるものだと思っていたので。
飯豊まりえ「ワクワクさせてくれる」
― 飯豊さんはすでに「トムとジェリー」はご覧になりましたか?飯豊:ちょうど昨日、吹き替え版を観ました。
― では飯豊さんがアフレコしたシーンも?
飯豊:はい!声をちょっと変えていたので、自分の声じゃないみたいで面白かったです!アフレコの時は「気づかれるかなぁ」と思いながら演じました。声優のお仕事をさせていただく時は、気付かれないことを目標にしているんです。私がゲスト声優をしているのを知らずに、エンドロールを見て「鳩DJ役って飯豊まりえなんだ」って思ってもらえたら嬉しいですね。
― 声優にはどんどん挑戦してみたい?
飯豊:はい。声優のお仕事はたくさんやってみたいです。小さい頃からポケモンの鳴き真似をしていて、ポケモンの声優をやらせていただいた時は「最初からこんなに上手い人いない」ってすごく褒められました。
― それでは最後に「トムとジェリー」の見どころを教えて下さい。
飯豊:アニメと実写がコラボしているんですけど、全く違和感がないんです。「トムジェリが実写で大丈夫なの?」って思うかもしれませんが、トムとジェリーのアニメーションと実写のバランスがすごく良くてビックリするはずです。ころころと表情が変わるトムとジェリーの愛らしさや、動物の声が聞こえたらこんな感じなのかなとか、非現実的な面白さを味わえる作品になっています。トムとジェリーは期待を裏切らないほどのケンカをするし、タッグを組んだ時はすごく仲がいいんだなと思えてワクワクさせてくれます。大人から子どもまで楽しめる映画になっていると思います。
― 生粋のトムジェリファンとしても楽しめる映画に?
飯豊:はい!小さな頃に観ていたアニメーションと同じ流れが冒頭にあって嬉しくなりました。もちろん「トムとジェリー」を観たことが無い方も楽しめると思います。トムとジェリーのセリフは多くないし、お決まりの前フリがあって追いかけっこが始まるので分かりやすいと思います。ネコとネズミは昔から仲が悪いイメージがあるし、受け入れやすいんじゃないかなって思います。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
3月19日公開 映画『トムとジェリー』
ケンカばかりのトムジェリが<まさかの友情>で奇跡を起こす!?ドジでお調子者だが実は多彩なネコのトムと、外見は可愛いけどズル賢くて容赦ないネズミのジェリー。
会えばケンカばかりのふたりが誕生して80年。
7度のアカデミー賞に輝き、良質な物語と愛くるしいキャラクターで世界中を魅了し続ける「トムとジェリー」が、スケールアップしてついに<私たちの世界>へやってくる!
【Not Sponsored 記事】