渡邉美穂(C)モデルプレス

日向坂46渡邉美穂「お芝居の仕事が一番楽しい」憧れの二階堂ふみに感化…女優業への決意<「星になりたかった君と」インタビュー>

2021.01.03 12:00

俳優の眞栄田郷敦主演で2021年1月4日、5日に2夜連続放送されるドラマ「星になりたかった君と」(深夜24:59~25:29/日本テレビ)にて、ヒロイン役を務める日向坂46渡邉美穂(わたなべ・みほ/20)。モデルプレスのインタビューでは、グループを飛び出し初めて単独で役者の世界に挑んだ渡邉が、今後の女優業への決意などを語った。

  
第1回令和小説大賞受賞作「星になりたかった君と」を実写ドラマ化した同作は、人生につまずき迷い続ける秀星(しゅうせい)と、心臓病で入退院を繰り返し将来が見えない那沙(なさ)、星に魅せられた2人の運命的な出会いから始まる物語。2人の前に現れる謎の少年・ナユタ(板垣瑞生)の存在や秀星の祖父が研究するパラレルワールド理論などが交錯するSF的要素も盛り込まれた新しいラブストーリーとなっている。

渡邉美穂、ラブストーリーの役作りで意識したことは?

― 難解なラブストーリーだったと思いますが、役作りはどんなことを意識されましたか?

渡邉:心臓に病を抱えていることが大きなカギとなってくる役どころだったのですが、もちろんそんな経験はしたことがないので、正直最初はあまりわからなくて。でもしっかり台本を読んだり、病気のことを調べたりしながら、か弱い女の子のイメージだったり、雰囲気を掴んでいきました。ドラマの現場に入る前は、自分が本当に病を抱えているということをなんとなくイメージしながら生活を送っていました。

― 一番難しかったところはどんな場面ですか?

渡邉:病室でのシーンや、体に異常が出てしまう描写は、最初はやはり自分でも下手だなと思ってしまいました。何回かテイクを重ねていたら、「うまくならなきゃOKにならない」というプレッシャーで、本当に胸が苦しくなりました。

渡邉美穂/「星になりたかった君と」(提供写真)
― 女優として一皮むけたと思えた瞬間はありましたか?

渡邉:今回はラブストーリーなので、男の子に好意を抱いているという役なのですが、その気持ちをあまりセリフとしてはっきり言わないんです。だからこそ顔だったり、目だったり、雰囲気みたいなもので“この女の子はこの男の子を好き”ということをしっかり見せることが大変でした。なので、そこが「よくできていたよ」と言われたときはやっぱり嬉しかったです。

― ストレートなセリフがあまりない中で恋心を表現することは難しかったと思いますが、参考にしたことはありますか?

渡邉:普段、恋愛ものの作品をあまり見ないのですが、ラブストーリーの映画だったりドラマだったりをとにかくたくさん見て、参考にさせて頂きました。

共演・眞栄田郷敦は「本当にまじめな方」

渡邉美穂・眞栄田郷敦/「星になりたかった君と」(提供写真)
― 共演の眞栄田郷敦さんの印象はいかがでしたか?

渡邉:すごく誠実な方だと思います。本当にまじめな方なんだろうなという印象が強かったです。

― 現場で印象的なエピソードはありますか?

渡邉:正直初めて一緒に撮影をした日は、お互い人見知りであまり話せなかったのですが、撮影を重ねていくごとにしゃべれるようになりました。眞栄田さんは食べ物の話ばかり聞いてくるんです。「好きな食べ物なんですか?」とか「今日何食べました?」とか。なんでそんなに食べ物の話ばっかりするのかな、好きなのかな、と思っていました(笑)。

― 2人で食べ物の話をしていたんですね。

渡邉:「パンとご飯はどっちが好きですか?」とか「水とお茶はどっちが好きですか?」とか、質問攻めにされていました。眞栄田さんは私の食べ物情報はたくさん知っていると思います(笑)。

渡邉美穂(C)モデルプレス

渡邉美穂「お芝居の仕事が一番楽しい」女優業への決意

― ブログでは、この作品を通して「自分の進みたい道がより明確になった」と書かれていましたが、やはり女優として挑戦していきたいという思いが強くなったのでしょうか。

渡邉:はい、そうですね。ありがたいことにアイドルという仕事は、歌やダンスもできて、演技もやらせて頂けて、本当にいろんなことを経験した中で、自分はこのお芝居の仕事が一番楽しい、やりがいを感じるなと思いました。これからも機会があったら、どんどんチャレンジしていきたいという気持ちが、この作品を通してさらに強くなりました。

― 今後やってみたい役柄などはありますか?

渡邉:ちょっと怖い役をやってみたいです。性格が強めで、悪い役とか。ズカズカものを言ってしまうタイプとかはあまりやったことがないので、見ている人に「この人すごい腹立つなぁ」と思われるような役をやってみたいです。

渡邉美穂/「星になりたかった君と」(提供写真)
― 恋愛ものとか学園ものなどの王道よりも、ヒール役が気になりますか?

渡邉:そうですね。でも、あと2か月で21歳になるので、制服が着れるうちに学園ものを経験してみたいな。

― まだまだ着られると思いますよ…!

渡邉:無理です(笑)!最近も結構、顔に似合わなくなってきたのでは?と感じるので、ギリギリ着れるときまでにやりたいです。

― 二階堂ふみさんが憧れだそうですね。

渡邉:そうなんです!かっこよくないですか…!二階堂さんの作品もたくさん拝見させて頂き、参考にさせて頂いています。

― 二階堂さんのように、芯の強い役柄もできるような演技派の女優になりたいという思いもあるのでしょうか?

渡邉:やはりそういう演技もやってみたいです。個性的な役もしてみたいし、何にでも柔軟に対応できるような女優さんになれればと思っています。

渡邉美穂(C)モデルプレス
― 坂道グループの中では多岐にわたって活躍されている方がたくさんいらっしゃいますが、その中で尊敬されている方はいますか?

渡邉:本当にたくさんの先輩がいらっしゃいますが、乃木坂46の先輩方は、卒業してからも幅広く活躍されている方がたくさんいて、私もそういう背中を追いかけて、いろんな舞台で活躍できたらと思います。それこそ白石麻衣さんも、本当にオールジャンルで活躍されている方なので尊敬しています。

― 白石さんのようにモデルや女優でも活躍したい?

渡邉:でも私はモデルは向いてなくて。あまり自信はないんです。

― そう思うのはどうしてですか?

渡邉:昔から人前に出るのが得意でなくて、この世界に入って克服したのですが、やっぱりいまだに少し緊張してしまうんです。

― 写真よりも映像のほうがやりやすい?

渡邉:はい、映像の方が全然緊張しないですね。映像は動きがあって、繋がっているけど、写真は本当に一瞬のものじゃないですか。どうしても「決めなきゃ決めなきゃ」と思って、不自然になってしまうんです。

渡邉美穂/「星になりたかった君と」(提供写真)
― ではご自身でも女優のほうが向いているなと思う?

渡邉:やりやすいですね。お芝居は楽しいし、やりがいを感じます。

― 最後に、2021年の目標を教えて下さい。

渡邉:2021年はまずこのドラマが放送されるので、これを機にまたいろんなところでお芝居ができたらいいなと思います。このドラマが「本格的に演技をやってみたい」と思えるような作品だったので、これから機会があったら、ぜひ挑戦したいと思います。頑張ります。

(modelpress編集部)

「星になりたかった君と」STORY

関東一帯でたびたび起きる大規模な通信障害。それは偶然か必然か…。天文学者になる事を夢見ながら、人生に思い悩む大学休学中の鷲上秀星(眞栄田郷敦)と、心臓を患い余命いくばくもない琴坂那沙(渡邉美穂)。他人に心を開くことがない2人は、いつも星に魅せられていた。ある日、同じプラネタリウムを見にきていたところで偶然出会い、2人の運命は交錯していく。「私は星になりたい」そんな那沙に少しずつ惹かれていく秀星。徐々に心を通わせていく中で、秀星はある事実を知ることになる。そして、秀星の祖父・貴生(嶋田久作)が密かに研究しているパラレルワールドの理論の完成も間近に迫る頃、那沙の病状が悪化、姉の詩織(高月彩良)は手術をする決断を迫られ…。そんな中、謎の青年ナユタ(板垣瑞生)が那沙の前に現れる。

渡邉美穂(わたなべ・みほ)プロフィール

生年月日:2000年2月24日/星座:うお座/身長:158cm/出身地:埼玉県/血液型:A型

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